梓「ちょ、やめてくださいよ」
唯「少しだけ~」
梓「もう、ちょっとだけですよ///」
澪「おい、律! だらしないカッコをするなよ」
律「なんだよ~、女同士なんだし別にいいだろ~」
澪「だからってお前の下着なんか見たくないだろ」
律「だったら見るなよ~」
紬「……」
唯「あずにゃん可愛いんだもん」
梓「だからって抱きつかないでくださいよ///」
唯「もしかしてあずにゃん照れてる?」
梓「て、照れてなんていません///」プイ
律「全校生徒の前で披露した澪に言われる筋合いはないぞ」
澪「な、あ、あれは事故だろ」
律「どうかな~」
澪「それ以上は許さないぞ」
紬「……」イラ
バンッ!
唯梓澪律「ビクッ!」
澪「ど、どうしたんだムギ? 何か気に触ったか?」
唯「ムギちゃんどうしたの?」
律「ど、どうした?」
紬「いいから座れ、りなさい」
律「今、座れって言ったよな」ヒソッ
澪「ああ、そう聞こえたけど……」ヒソッ
梓「ひ、ひとまず従った方がいい気がします」
唯「そ、そうだね」
紬「ぐだぐだ言ってないでさっさと座って!」
唯梓澪律「はい!」
紬「みんないつまでそうやってるつもりなの!?」
律「やっぱり練習してないことに怒ってるんじゃないのか?」ヒソ
梓「でもムギ先輩もどちらかというとサボる方ですよ」ヒソ
唯「床に正座すると痛いよぉ~」
律「でもいつもの目じゃないぞ」ヒソ
梓「たしかに据わってます」ヒソ
澪「なんで私と梓まで……」ボソ
紬「なにヒソヒソ言ってるの!」
律「いや、練習しなくて申し訳ないと」
紬「練習? そんなのどうでもいいわ!」
澪梓(違うのか! でもどうでもよくはないだろ……)
唯「足痛い……」
紬「あなたたち、いつになったら付き合うのよ!」
梓「えっ?」
紬「りっちゃんと澪ちゃんは幼なじみだし、唯ちゃんとあずさちゃんももう出会ってから半年もたってるのよ!」
紬「軽音部が活動し始めて一年半、いつまで待てばいいのよ! もう限界!」
梓澪律(えぇ~!?)
唯「足痛い……」
紬「まずりっちゃんと澪ちゃん!」
澪律「は、はい」
紬「あなたたち幼なじみよね」
律「そうです」
紬「そうですじゃないわよ!」
澪「ビクッ!」
紬「幼なじみは付き合わなくてはいけないの」
律「いや、それはおかし」
紬「ちょっと黙ってろデコ」
律「……はい」
梓(デコwww)
唯「足が~」
澪「でも私たち女同士だし」
紬「澪ちゃん、何を言ってるの?」
デコ(それはこっちのセリフだろ……)
紬「ねえ、澪ちゃん。女同士だとなにがいけないの?」
澪「いや、だって、普通男の子と付き合うし」
紬「普通って何? 私が聞いてるのはなにか問題があるのかってことよ」
澪「え、いや、いろいろと///」
梓(澪先輩、耳まで真っ赤です)
デコ(うわ、澪のやついろいろ妄想してるよ)
唯(ちょっと足崩して座ってもいいかな……)
紬「ギロッ!」
紬「澪ちゃんが想像していることはわかるわ」
澪「なっ! 私は別に」
紬「要するにHできないってことでしょ?」
澪「そんなこと考えてないぞ///」
律(バレバレだよ、澪のやつ……)
梓(はやく練習したいです)
唯(ああ、しびれが……。右足がしびれてるよ……)
紬「でもね、何のためにりっちゃんがドラム担当だと思ってるの?」
律「!?」
澪「!!」
紬「イケメンのりっちゃんがスティックを持ってるのよ。これがどんな意味か、唯ちゃんだってわかるわ」
唯「えっ?」
紬「しかも二本よ! これが偶然な訳ないわ!」
澪(に、二本……///)
律「いやいやいや」
梓「ム、ムギ先輩。いい加減練習……」
紬「ゴキは黙ってろ」ギロ
梓(ひ、ひどい……)
紬「というわけで、二人は付き合うこと」
律「いやいやいや、こと、とか言われても」
澪(に、二本で同時攻め///)
紬「じゃありっちゃんは澪ちゃんが嫌いなの?」
律「いや、キライじゃないけど」
梓「もういいじゃないですか、付き合っちゃえば(めんどくさいし)」カサカサ
律「あ、梓! 裏切るつもりか?」
唯「そうだよ~。ふたりとも仲いいんだから別にいいよ~(足が……、限界……)」
紬「賛成多数で可決されました」
律「きょ、強行採決反対! み、澪! お前もなんとか言えよ」
澪(カチューシャを使えば三点攻めも///)
律「……」
梓「これで満足ですね? じゃあ練習を……」カサカサ
紬「まだ話は終わってないわ」
梓「……」カサカサ
唯(もう足首から先の感覚が……)
紬「なんで唯ちゃんと梓ちゃんも付き合わないの!」
律「そうだそうだ! 付き合っちゃえよ!」
梓「なっ? 律先輩裏切るなんて」カサコソ
律「当然の仕返しだろ」
澪(ギター責め/// セットして掻き鳴らしたら……///)
紬「唯ちゃんいつも梓ちゃんに抱きついてるけど、あれは好きだからでしょ?」
唯「あ、あずにゃんは好きだけど、別に付き合うとかは……」
紬「ふ~ん。じゃあ唯ちゃんは好きなら誰にでも抱きつくのね」
唯「そ、そういうわけじゃないけど」
梓(唯先輩! なんとかしてください)
紬「ねえ、唯ちゃん。百合って素晴らしいのよ。女の子しかいないの」
梓(それが素晴らしいかどうかはムギ先輩の気持ちだけですぅ)
紬「梓ちゃんが誰か男の人と付き合ってもいいの?」
唯「そ、それは……」
紬「きっと梓ちゃんは、唯ちゃんと付き合わなかったら変な男に引っかかるわ。そして下着姿で猫のコスプレをした写真をネットにばらまかれるの」
律「そうだぞ~! 社会的に抹殺されるぞ~」
紬「ダマレデコ!」
デコ「はい」
梓「ちょ、ちょっと待って下さいよ!」カサ
梓「私がそんな悪い男に引っかかるなんて勝手に……」
唯「わかったよムギちゃん! わたしが間違ってた!」
梓律「えっ!?」
唯「私があずにゃんを守る!」
梓(えぇぇぇぇぇぇ)
紬「よく言ったわ! それでこそ私が見込んだ唯ちゃんよ!」
梓「いや、ちょっと待ってくださいよ。私の意見はどうなってるんですか?」カサカサ
梓「だいたい唯先輩には幼なじみがいるじゃないですか!」
紬「あらあら、梓ちゃん妬いてるの?」
梓「ち、違います! ムギ先輩言ってることが矛盾してます!」
紬「梓ちゃん、唯ちゃん嫌いなの?」
梓「そ、そういうことじゃ……」
唯「あずにゃん……」うるうる
梓(ム、ムギ先輩はあれですけど、唯先輩は純粋に私のことを思ってくれてるです……)
紬「唯ちゃん、梓ちゃん付き合いたくないみたい。ごめんね」
唯「ショボーン……」
梓「そ、そんなことないです!」
唯「じゃあ私と付き合ってくれるの?」
律紬(ジーッ)
梓「わ、わかりました! しょうがないですね!」
唯「あずにゃ~ん!」だき
梓「ちょ、ちょっと唯先輩/// そんなにもたれかからないでくださいよ///」
唯「足がしびれちゃって上手く立てない~」
梓「もう!しょうがないですね、唯先輩は」
紬「ふふふ」
紬「じゃあカップルが二組成立したところでお茶にしましょうか」
唯「わ~い! 今日のお菓子はな~に?」
紬「クッキーとロールケーキを持ってきたわ」
唯「あずにゃん! あ~んしてあげるね」
梓「えぇ!?」
唯「嬉しくない?」
梓「そ、そんなことは……」
唯「ん~?」
梓「う、嬉しいです///」
唯「かわいい!」ぎゅ
梓「えへへ。あれ、そういば澪先輩は?」
澪「スティック、カチューシャ、ゴキブリ、虫姦……///」
唯梓紬律「あっ……」
一応おわりです
最終更新:2010年02月03日 23:46