ガチャ

唯「ふ~お風呂気持ち良かった~」

唯「…ん?」スンスン

唯「憂の匂い…?」

唯「…」

パタパタ

唯「憂~?」

憂「(!)な、なに?」

唯「私の部屋入った?」

憂「入ってないよ?(ばれた…)」

唯「うーん…」

憂「お姉ちゃん?」

―スッ(顔を近付ける唯)

唯「くんくん」

憂「わっ//な、何?」カァァ

唯「やっぱり入ったでしょ」

憂「は、はいって…ない…よ」カァァ

唯「…」

唯「…そっか。ごめんね、変な事聞いて」

憂「ううん…あ、私お風呂入ってくるね」

唯「うん。私はもう寝るね、おやすみ、憂~」

憂「おやすみなさい、お姉ちゃん」


―唯の部屋

唯「…(なんで嘘付くのかなぁ…)」


―お風呂

憂(どうしよう…)チャポン

憂(やっぱり気付いてたよね…)

憂(でも、さっき顔近かったなぁ…//)

憂(お姉ちゃん…)

憂「…んっ…んんっ…」


―唯の部屋

唯「はー」ボフッ

唯(憂…私になにか隠してるのかな…)

唯(さっきはちょっと顔近付けすぎちゃったなぁ//)

唯(…)

唯(妹が好きな私って変なのかな…)


―琴吹家

紬「変じゃないわ、唯ちゃん」ジー


―翌日

唯「zzz…」スースー

憂「お姉ちゃん、朝だよ」ユサユサ

唯「んぁ~…後5時間~」ゴロン

憂「もう~、早く起きないと…」

唯「…起きないと~?」

憂「ち、ちゅーしちゃうよ//」

唯「(!)い、いいよ~別に//」

憂「え!?」

唯「…なぁに?」

憂「じゃ、じゃあするよ。…ん~」

唯「///」ドキドキ


―ジリリリリリリリリ!「私だよん☆唯~起きろ~!」


憂「!?」ビクッ

唯「あっ、律ちゃんから貰った目覚ましが…」

カチッ

唯「あれ!?もうこんな時間!?ごめんね憂、すぐ支度するから!」

憂「う、うん」

唯「顔洗わなきゃ~」


―タタタタ…トントントントン…

憂「…」プルプル

憂「田井中ァァァァ!!!」バキッ


目覚まし「私だ…よ…わた…私…wa…wawawawawawa…」

憂「あっ!壊しちゃった…」



―食卓

唯「ふ~…早く食べないと!」

唯「憂のご飯は美味しいなぁ」モグモグ


―トントントントン…

憂「お姉ちゃん、髪ぼさぼさだよ~」

唯「あひがほぉ~うい~」ムシャムシャ

憂「ふふっ(食べながら喋るお姉ちゃんかわいい)」

唯「ごちそうさま~!鞄っと~」

憂「あっ私鞄持って来たよ。はい、お姉ちゃん」スッ

唯「おぉ~気が利く~さすが私の妹!」

憂「えへへ…」


唯「じゃあいこっ!憂~」

憂「あっ私ちょっとだけやる事があるから、お姉ちゃん先に行ってて」

唯「そう?じゃあ早く来てね!」

憂「うん!」

唯「行ってきま~す」

憂「いってらっしゃ~い」


―バタン

憂「よしっ…」

憂「工具箱…工具箱…」ガチャガチャ

憂「急いで直さなきゃ!」

目覚まし「wawawa…wa…wa…」

憂「…」カチャカチャ

憂(単純な構造だな…安物だな)カチャカチャ

憂「出来た!後は…」


―カチッ

―ジリリリリリリリリ!「うゎぁたしだゆぉん★ゆぅい~ぅおきろぉ~」

憂「きもっ!」

憂「しょうがない…私の声を変わりに入れよう…」

憂「あ、あ~」コホン

―ポチッ

憂「お姉ちゃ~ん。朝だよ~起きて~。遅刻しちゃうよ♪」

憂「ふぅ//」

憂「行ってきま~す」

―バタン


―通学路

唯「~♪」テクテク

律「おーい、唯~!」タタタ

唯「あっ!律ちゃんおはよ~」

律「今日はちゃんと起きれたみたいだな!」

唯「うん!」

律「私の目覚まし役に立っただろ~」

唯「う~ん、役に立ったけど…」

律「けど?」

唯「KYだったよ~(もう少しでキス出来たのに~)」

律「なっ!私の美声がKYだというのか~?」グリグリ

唯「うわ~お助け~」


澪「おい律!」バキッ

律「ぐぇっ」

唯「おお…救世主(メシア)だ…」

澪「おはよう、唯」

唯「澪ちゃんおはよう~」

律「いててて…飯屋?」

澪「救世主だよ」

律「救世主…。喰らえ唯!北斗残悔拳!」ピタッ

唯「な、なにぃ!?」

―スポッ

律「ふふふ…お前は3秒後に死ぬ!」

唯「…ふっ」ニヤリ

唯「いーち!」

唯「にーい!」

唯「さーん!」

律「な、なぜだ!」

唯「私に北斗神拳は効かぬ!」フンス

澪「遅刻するぞー」

憂「お姉ちゃ~ん」ハァハァ

唯「あ、憂~」

律「おっ、憂ちゃんおはよう」

澪「おはよう憂ちゃん。憂ちゃんが遅いって珍しいな」

憂「あっ、澪さんおはようございます。ちょっと野暮用で遅くなって…」

律(今「皆さん」じゃなくて「澪さん」て言ったよな…?)

律「野暮用って?」

唯「憂~待ってたよ~」ダキッ

憂「ごめんね~お姉ちゃん//(…黙ってろ凸)」


澪「相変わらずなかいいなぁ」

律(何故無視!?)



―学校、二年教室

唯「ムギちゃんおはよう~」

律「おーっすムギー」

紬「二人ともおはよう♪」

唯「ムギちゃんご機嫌だね!何かあったの?」

紬「うふふ♪ちょっとね」

律「なぁ唯~私何か憂ちゃんに嫌われる用な事したかなぁ?」

唯「え~?なんで?」

律「いや、朝なんか私に冷たかったからさ」

紬「目覚ましが原因だと思うわ」キリッ

律「えっ、そなの?てかなんで目覚まし上げたの知ってんだ?」

唯「ムギちゃん凄~い!当たってるよ~」

律「当たってんのかい!」


―授業中

―1限目

唯「zzz…」

―2限目

唯「あいす~…」スースー

―3限目

唯「う~い~」スースー

―4限目

唯「うん…たん…」スースー

―昼休み

唯「あぁ疲れた~!ご飯だ!」ガバッ

律「いやいや、寝てただけじゃん!」

紬「律ちゃんも3、4時限目寝てたわよね」

律「ぐっ…」


唯「今日は憂とお昼食べるんだ~」

律「へぇ~そなの?」

紬「頑張ってね、唯ちゃん!」

唯「え?うん。じゃ行ってくるね~」タタタ

律「なにを頑張るんだ?」

紬「もう、律ちゃんたら…//」

律「なんだよ~教えろよ~」

紬「空気読みましょう?私の口からはとても…//」

律「うっ…」

律(私ってKYなのか…?)ガクッ


―1年教室

梓「憂、お昼食べよ」

憂「ごめんね梓ちゃん。今日はお姉ちゃんと食べる約束してるんだぁ」

梓「唯先輩と?」

憂「うん♪」ニコニコ

梓「そっかー」

憂「ごめんね。じゃあまた後でね」タタタ

梓「うん」

純「そして梓は一人寂しくお昼を食べるのであった」

梓「いやいや、純がいるでしょ」

純「一緒に食べて欲しい?」

梓「…あー、軽音部楽しいなぁ、早く放課後にならないかなぁ」

純「それは反則!」



―屋上

唯「憂まだかなぁー」

唯「いい天気だなぁ」

憂「お待たせ。お姉ちゃん!」

唯「わーい!早く食べよー」

憂「うん!」カチャカチャ

唯&憂「いただきまーす」

唯「おいひ~」モグモグ

憂「よかったぁ」ホッ

唯「憂の料理は世界一だね!」

憂「そ、それほどでもないよー//」

唯「毎日憂のご飯を食べられる私は幸せ者だなぁ」

憂「これからも毎日作ってあげるからね!お姉ちゃん♪」

唯「でも憂が結婚しちゃったら食べられないよ~」モグモグ

憂「そんなことないよ!」

唯「え?どうするの?結婚して私のご飯まで…憂大変だよ」モグモグ

憂「お、お姉ちゃんと結婚すればいいんだよ//」

唯「え!///」ドキッ

憂「あ…(つい…引かれたかな…)」ドキドキ

唯「そ、そっかぁ~。さすが憂、頭いいなぁ~(う、嬉しい…)」

憂「で、でしょ~?(受け入れた!?)」

唯(憂と結婚…//)モグモグ

憂「お姉ちゃん、ご飯粒ついてるよ」

唯「え?どこどこ?」

憂「左の頬っぺただよ」

唯「ほんとだ~。はい」スッ

憂「ど、どうしたの?顔近付けて…」

唯「早く取ってよぉ~」

憂「う、うん(お姉ちゃんかわいいお姉ちゃんかわいい)」ぺろり

唯「ありがとう憂~(もう今日は顔洗わない//)」

憂「いつでも食べるよ~(お姉ちゃんの味お姉ちゃんの味)」



―2年教室

紬「いい感じね」

律「ん?なにが?」モグモグ

紬「いい感じだわぁ」ツヤツヤ

律「いや、だから何が?」

紬「律ちゃんのKY!」プンプン

律「なんで!?」



澪「和のお弁当綺麗だなぁ」

和「そう?澪のお弁当の方が綺麗だと思うけど…」

澪「そ、そうか?ありがとう和」

和「ふふっ、どういたしまして」

和「唯うまくやってるかしら…」

澪「ん?唯がどうかしたのか?」

和「ああ、唯は今日憂ちゃんとご飯食べるのよ」

澪「へぇ~…え?それで?」

和「澪知らないの?唯は憂ちゃんが好きなのよ」

澪「へ、へぇ~」

和「恋愛対象として、よ?」

澪「へ!?」

澪「そうなの!?」

和「うん。私の見た限り憂ちゃんも唯の事好きみたいだから、うまく行くと思うわ」

澪「それは知らなかった…」

和「大丈夫よ。律は唯の親友だから」

澪「な、何の話しだ?」ドキッ

和「さぁ?何の話しかしらね」ニヤニヤ

澪「うぅ…」カァァァ


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最終更新:2010年02月06日 00:07