梓「あは、あははは」

和「……」

梓(うっ…絶対和先輩にはばれてるな)

唯「みんなそろったことだし、始めようか!」

憂「うん!」

律「ふう、腹いっぱいだあ…」

澪「死ぬなよ」

紬「おいしかったわ!」

和「ありがとね、憂」

憂「えへへ~」

唯「それじゃあお待ちかねのプレゼント交換しますか!」

律「よっしゃああ!」

梓(買ってきたの、バトンだけど喜ばれるかなあ)

梓(あれ舐めるとすっごい気持ちいいんだよね)



律「それじゃあ始めっぞ!ミュージックスタート!」

律「やっちゃった!8時起床ヤバい誰も起こしてくれな~い♪」

…………

律「とにかくーレッツゴー!」

律「ストーップ!」

梓「長すぎです…」

律「それじゃあ私から開けるな!」バリバリ

律「なんだこりゃ?万華鏡?」

澪「あ、それ私が買ったやつ」

和「いかにも澪っぽいわね」

律「うーん…きれいだな!サンキュ!澪」

澪「う、うん///」


澪「じゃあ次は私」バリバリ

澪「これは…チュロス!?」

紬「あっ。それ私!」

梓「ム、ムギ先輩、チュロスはまったんですか?」

紬「うん!おいしかったから私も作ってみちゃった!」

澪「ありがとな、ムギ」

唯「いいなあ…」



紬「じゃあ次は私」バリバリ

紬「これは…唯ちゃんの人形!!?」

憂「あっそれ私です」

律「おいおい、これはありなのか?」

憂「寝る間も惜しんで作りました。ぜひかわいがってください」

紬「う、うん」

唯「もう、ういったら」

澪(もらってもうれしくねー)

梓(いいなあ…)


和「じゃあ次は私」バリバリ

和「これは…バトン?」

梓「あっ…私です…」

梓(よりによって和先輩かよ)

和「な、何に使うのかしら?」

梓「えっと…振り回したり…ですかね」

和「そ、そう。ありがたく受け取るわ」

梓(うわあ!絶対疑われたよ!)

律「梓、受け狙いかあ?」

梓「ち、ちがいます!」



憂「じゃあ、次は私です」ビリビリ

憂「これは…ただの箱?」パカ

澪「あっだめだ憂ちゃん!それは…」

ヒュン

憂「がぶりっ!」

律「なっ…!くわえただと!」

憂「甘いですよ、律先輩」

唯「さすがうい~!」

唯「次はわったっし~」バリバリ

唯「あれ?これは…参考書?」


和「よかった。唯にあたったのね。これで勉強しなさいよ?」

唯「のーーー!!」


律「こりゃあ唯にとって地獄だな」

澪「恐ろしいな、和は」


紬「残るは…梓ちゃんね」

梓「あ、はい」バリバリ

梓「これは…ぬいぐるみ?」

唯「おっ!私のはあずにゃんが取ったかあ」

梓「こ、これは唯先輩のですか?」

唯「そうだよ。いつもこれを抱いて寝てたんだけど、新しいの買ったから、他の人にあげたかったんだ」

梓「そうなんですか…ありがとうございます、大事にします!」

唯「えへへ、よかった!元気に暮らせよ『クマ太郎』!」


律「プレゼント交換はこれでおしまいかあ」

澪「律…それ大事にしろよ?」

律「もちろんだぜ!一生大事にするよ!」

澪「……///」

紬「唯ちゃん、きをつけ!」ビシッ

紬「唯ちゃん、ブリッジ!」グバッ

紬「唯ちゃん、スタープラチナ!」オラァ


和「……バトンか…どうやって使うのかしら?」

和「……」ブンブン

和「つまんない…」


梓(『クマ太郎』…かわいい)ギュー

梓(唯先輩が毎晩抱いてたぬいぐるみなんて…うれしすぎる!!)

梓(……舐めたい)

梓「ぺろぺろ」

梓(はああ…唯先輩…)ポー

憂「…梓ちゃん?」

梓「はいいいっ!?」

憂「どうしたの?そんなにぬいぐるみがうれしかったの?」

梓「も、もちろん!うれしすぎて舐めちゃった!」

憂「えっ」

梓「あっ」

梓(ついポロっと本音が…)

憂「…まあそれぐらいするよね!お姉ちゃんのだもん!」

梓「う、うん。そうだよね!」

梓(憂がこちら側でよかった…)


唯「ねえ、次何する~?」

律「う~ん、何がいいかな…」

紬「はいはいはーい!」

律「どうしたムギ?」

紬「この日のために用意したゲームがあるの!」

澪「なんだ?」

紬「庶民の名物宴会ゲーム!王様ゲームよ!」バン

律「はあ?」

和「クリスマスに王様ゲーム?」

唯「楽しそうだねえ!やろうやろう!」

律「お、おい唯!何するかわかって言ってんのか!?」

唯「わかんない!」

澪「おいおい…」

憂「お姉ちゃんがやりたいなら私もやりたいです!」

律「じゃあ多数決な、私はイヤだ!」

澪「私も…」

和「私も」

紬「提案者だしやりたい!」

唯「やる!」

憂「私もです!」


律「残るは梓だぞ」

梓「えっ…私は…」

梓(澪先輩が嫌がってるし…ここはノーで…)

唯「……」ジー

梓(はうっ!唯先輩がこっちを小動物のような目で見ている…)

梓(唯先輩は裏切れない…!)

梓「じゃあ…やります」

律「なんと梓が!」

澪「あ、あずさ~」

和「……」ジー

梓(うぅ…和先輩の視線が痛い…)

紬「じゃあやりましょう!」

紬「みんな引いた~?」

唯「はーい!」

紬「じゃあ…え~と……」

律「王様だ~れだって言うんだよ」ヒソヒソ

紬「王様だ~れだ!」

唯「は~い!」

紬「唯ちゃんね!じゃあ命令をどうぞ!」

唯「えーとね……5番の人が王様の肩を揉む!」

律「普通だな」

澪「5番は誰だ?」

梓「わたしです」


唯「はい、あずにゃん!お願いね!」

梓「あ、はい」

梓(これが唯先輩の肩…やわらかい…)モミモミ

唯「おー気持ちいい…」

梓(唯先輩の肩……とてもきれい…)モミモミ

唯「ほへ~」

梓(舐めたい……舐めたいよぅ……)モミモミ

律「梓はテクニシャンだな」

憂「いいなあ…梓ちゃん…」

唯「あずにゃん、もういいよ」

梓(舐めたい……舐めたい……)モミモミ

唯「あ、あずにゃん!?いいってば」

梓「ハアハアハアハア…」モミモミ

唯「あ、あうんっ!…あずにゃ…ん…っ!」

律「お、おい止めろ!」

澪「梓!」ガバッ

梓「…はっ!」

唯「もう…あずにゃんってば…」ハアハア

梓「あわわわ、すみません!」

律「我を忘れるほど揉みたかったのか…」

唯「でも…気持ちよかったよ、ありがとね!」

梓「は、はい…」

梓(どうしよう…この王様ゲームヤバいよ…)

梓(なんとか抑えなきゃ……)

紬「2回戦だよ!みんな引いたわね!」

紬「じゃあ…王様だ~れだ!」

澪「私…」

紬「澪ちゃん、命令をどうぞ!」


澪「じゃ、じゃあ…1番の人が4番の人にチョークスリーパー」

和「プロレス好きね」

律「げっ…私、4番だ」

梓「わ、私が1番です」

律「また梓か…ほれ、いつもの仕返しにどうぞ」

梓「じゃ、じゃあ行きます!」グリッ

律「ほげえぇぇ!」

梓(すごい…律先輩、いいにおいがする…)グリリ

律「があぁぁぁ!」

梓(くんくん…ヤバい……舐めたい…)グリグリ

律「ちょ…あずさ…タンマ……」

梓(舐めたい舐めたい……舐めたいっ…)グリー

律「お、おち……る…」


憂「梓ちゃん!もうやめて!」ガバッ

梓「はっ!」

律「げほおお!梓、そんなに私が憎いかあ!」

梓「すみません!つい、夢中に…」

澪「日ごろの行いが悪いからだぞ!」

律「えー……」

紬「じゃあ3回戦ね!王様だ~れだ!」

律「私だ」

紬「命令をどうぞ!」

律「みんな、もうちょっと王様ゲームっぽい命令を出そうぜ!」

律「ということで、2番と3番がポッキーゲーム!」

唯「ポッキーゲームってなに?」

憂「二人で両端からポッキーを食べていくんだよ」

唯「じゃあ最後はチューするの?」

憂「ギリギリで止めるのもありだよ!」

澪「私が2番か…」

梓「私が3番です」

律「また梓かよ!」


憂「はい!梓ちゃんと澪さん、ポッキーです!」

澪「い、いいか?梓」

梓「い、いつでもいいです!」

澪「よし、行くぞ!」ポリ

梓(ああ、澪先輩の顔がこんなに近くに…)ポリ

梓(このまま最後までいったらキスしちゃうんだよね)ポリ

梓(澪先輩とキス…澪先輩とキス…)ポリ

律「おお!いっちゃうのかあ!?」

梓(澪先輩の唇…舐めたい……)ポリ

澪「~~~ストップ!!」

梓「あっ……」

和「1センチも無いわね」

律「澪~、おしかったなあ」

澪「梓、食べるスピードが早過ぎだぞ!」

梓「つ、つい…」

梓(もうちょっと…あとちょっとだったのに…)

梓(ヤバい…モヤモヤするよ……!)

紬「じゃあ4回戦!王様だ~れだ!」

和「わたしね」

紬「じゃあ和ちゃん、命令をどうぞ!」

和「……」チラ

梓(な、なんで私を見たの!?)

和「…1番の人が4番の人の指を舐める」

梓「!」ビクン

梓(これって、私のために…?いや、そんなはずは…)

律「和は案外過激だねえ」

唯「ありゃ、私が4番だ」

憂「ああっ!1番じゃない!!」

紬「1番はだ~れ?」

梓「私です…」

澪「また梓か…」

憂「梓ちゃんめ…うらやましい!」

唯「な、なんだか恥ずかしいな…」

梓(唯先輩を舐めるの!?これは夢なんじゃ…)

梓(ああどうしよう!…心臓がヤバい!!)ドキドキ

唯「はい…あずにゃん……」

梓「そ、それじゃ…いただきます」

梓「ぺろぺろ」

唯「ひゃんっ!?」

梓「!?!?!?!?!?!?」

梓(なに…これ…すごい…すごすぎる…!)


梓「ぺろぺろぺろぺろ」

唯「はうっ…あ、あずにゃ…ん…くすぐったいよ…」ビクン

律「エロい…」

澪「///」

憂「お姉ちゃんが梓ちゃんに……お姉ちゃんが梓ちゃんに……」

紬(梓ちゃん、恐ろしいわ……)ハアハア

和(梓の番号が見えたから言ってみたけど…こんなにやるとは…)

唯「はあ……はあ……あず…にゃあん!」

梓(もう…ダメ……気持ちよすぎて……!)

梓「はうん!」バタン

唯「へっ!?あずにゃん!?」

憂「梓ちゃん!?」


4
最終更新:2010年02月08日 00:36