律「ん?」
唯「私、みくしーやりたい!」
律「あぁ、ミクシィか…。やめとけやめとけ。あんなのすーぐ飽きるって」
紬「なあに?ミクシィって」
唯「ふふん!みくしーはね、そーしゃる…えっと…えーっと…」
澪「ソーシャルネットワークサービスな。ネット上で書いた日記を、会員同士で閲覧してコメントつけたりできるんだよ」
唯「そういう事!」ふんす
紬「まあ!楽しそう!」
唯「…ってあれ?もしかして澪ちゃん、みくしーやってるの?」
澪「まあね。高校生たるもの、それくらいやっておかないとな」
唯「すごい!さすが澪ちゃんだね!ねえねえ、私の事招待してよー!」
紬「招待?」
梓「招待制らしいんですよ。知り合い同士しか登録できないから、安全って事らしいんですけど…」
紬「なるほど」
律「絶対飽きるっての。つーかいまさらミクシィなんて始めてどーすんだよ」
唯「いいじゃん!楽しそうだし!飽きないよ!ね~澪ちゃーん、お願いっ!」
澪「ふふっ。しょうがないなぁ」
唯「やったー!」
澪「じゃあ今から唯の携帯に招待メール送るよ」ポチポチ
唯「あっ!画面見せて見せて!」バッ
澪「やれやれ。特別だぞ?ほら」
唯「ありがたやありがたや~。…んー…「みお☆みお」…?」
澪「あ、それ私の名前だよ」
梓(うわぁ…)
唯「えーと…プロフィールは…」
軽音楽部でベースとメインボーカルやってます
唯「あれ?これだけ?」
梓(そこはドライなんだ…。って…あれ?澪先輩ってメインだったっけ…?)
澪「うん。これだけだよ。他に書く事なんてないだろ」
唯「もっと可愛くしたらいいのにー」
澪「そういうのは恥ずかしいからイヤだよ…」
唯「むう…。えーと…マイミクは…あれ?一人だけ?」
梓(うわ…)
澪「うん。それ、律だよ」
唯「え…?」
紬「りっちゃんもやってたのね?」
律「…まあ。一応」
唯「ずるいよりっちゃん!さっきはケチョンケチョンに言ってたくせに!」
律「だからさぁ、すぐ飽きちゃったんだよ。日記なんて書かないし。結局ログインしたのも初日だけだよ」
唯「ふーん…」
梓(あれ…?って事は澪先輩の日記、誰も見てないんじゃ…)
唯「あ、澪ちゃん、日記見ていい?」
澪「へっ?ダ、ダメ!絶対ダメ!!」
唯「え~?なんで?」
澪「だって…は、恥ずかしいだろ…」
唯「その割には全体公開にしてるみたいだけど…」
梓(意外と見られたがりなのかな…)
澪「登録してから自分の家で見ればいいだろ!?ここで見られるのは恥ずかしいんだよ!」
唯「ぶー。わかったよー」
澪「ほら、さっさと招待するからケータイ返して」
唯「ほいほい」
澪「よし…。えーっと…」ポチポチ
澪「はい、送ったよ」
ブブブブブブ
唯「きたっ!よーし、早速登録するぞー!」ポチポチ
唯「ニックネーム…うーん…ゆいでいいやぁ」
律「あれ?あんなに言ってた割にはテキトーなんだな」
唯「だって私、あだ名とかないし」
澪「ちょっと待って。本名をそのまま入れるのは危ないよ。ローマ字とか平仮名にしたほうがいい」
唯「なるほど。…えっと…自己紹介かぁ…。何書けばいいんだろう…」
梓「完全にノープランだったんですね…」
唯「これでいいや」ポチポチ
名前 ひらさわゆい
性別 女性
年齢 18歳
誕生日 11月27日
血液型 O型
趣味 カラオケ・バンド, ファッション, グルメ
職業 学生
自己紹介 うんたん
唯「登録完了っと」
律「うわ、テキトーだなぁ。こりゃすぐ飽きるな」
唯「大丈夫だよ!これから日記書いたりコメントしたりするもん」
紬「ねえ唯ちゃん、私も招待してくれる?」
唯「ふふん、まっかせてよ!あーいそがし、いそがし♪」ポチポチ
名前 ムギ
性別 女性
年齢 18歳
誕生日 7月02日
血液型 O型
趣味 カラオケ・バンド, ファッション, グルメ,美容・ダイエット
職業 学生
自己紹介 よろしくお願いいたします
紬「こんな感じかしら?」
澪「ああ、バッチリだな!」
律「味気ないなぁ」
唯「りっちゃん、文句ばっかり。マイミクにしてあげないよっ?」
律「それはちょっとさみしーです…。どうせログインしないんだけどな」
唯「じゃあ、りっちゃんにマイミク申請しておくね。…あずにゃんもやるよね?」
梓「えっ?いえ、私は遠慮しておきます…」
唯「なんで~?やろうよ~。楽しいよ?」
梓「いや、楽しいって先輩、今始めたばっかりじゃないですか」
唯「これから楽しくなるの!あずにゃん、やろう?ね?」
梓「…はぁ。わかりました…」
唯「わぁい!じゃあ早速招待しておくね!」
梓「…」
梓(うう…言えない…。実はミクシィのノリが気持ち悪くて一度退会してるなんて言えない…)
澪「なんだ、結局みんなやるんじゃないか。まあわかんない事があったら私が教えてあげるから!」フフン
澪(マイミクが4人も…ふふふ)
その夜
平沢家
唯「うい~!パソコンやりたいからお願い~」
憂「しょうがないなぁ。起動のやり方くらい覚えてね?」
唯「めんぼくない…」
ういーん
憂「はい、オッケーだよー」
唯「ありがとう!えーと…ゴーグルで…み、く、し、い…っと」カタカタ
憂「あれ?もしかしてお姉ちゃん、ミクシィ始めたの?」
唯「そうだよ~」
憂「わぁ…!じゃあ、私もマイミクに入れて♪」
唯「いいよ~…って、あり?もしかして憂もやってたの?」
憂「うん!たまにしか開かないんだけどね」
唯「そうだったんだ~」
唯「よーし…早速ログインしよう!」カタカタ
唯「メアドを入力して…」カタカタ
唯「…あっ!」
憂「どうしたのお姉ちゃん?」
唯「パスワード忘れた」
憂「…」
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秋山家
澪「おかしいな…。唯から足跡が来ないぞ…」
澪「誰もコメントしてくれないし…」イライラ
…………………………
……………
…
憂「もう!ちゃんと覚えやすいパスワードにしなきゃダメだよ…」
唯「ゴメンゴメン…。いやあ、でもこういう時に再発行ってできるんだね~」
憂「新しいパスワードは私が決めてあげるね」
唯「お願いしま~す」
憂「えっと…ウイ オネエチャン ラブ チュッチュ」カタカタ
唯「…」
憂「えへへ…これなら覚えやすいよね~」
唯「う、うん…ありがと…」
憂「あ、お姉ちゃん、マイミク申請来てるよ」
唯「あれ?誰だろう?…しかもいっぱい来てる…」
ニックネーム どいなかさとし
自己紹介 はじめまして!スポーツジム経営してるさとしです!
良かったらマイミクになってください
唯「うーん、よくわかんないけど承認しておこう!」
憂「待ってお姉ちゃん!これきっと出会い目的の人だよ」
唯「出会い目的?」
憂「うん。危ないからこういう知らない人の申請は全部断ったほうがいいよ」
唯「そっかぁ。じゃあ拒否…っと。さとしさんごめんね~」カチ
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田井中家
聡「うーん…中々釣れないなぁ…」カタカタ
聡「他探してみるか」カタカタ
…
唯「結局全部知らない人からの申請ばっかりだったね~」
憂「ミクシィはこういう危ない人も多いから、気をつけてね?」
唯「はーい。よし、早速日記を読んでみよう!」
憂「あ、澪さんの日記が更新されてるね」
唯「うん。…あれ…?」
憂(うっ…澪さん…1日に5件も…)
唯「澪ちゃん張り切ってるねー。どれどれ~」カタカタ
唯「…うーん…これは…ポエムかなぁ?」
憂「うわぁ…」
唯「これも…これも…こっちもポエムだね」カタカタ
憂「…」
唯「うーん、これはコメントのしようがないよ。他の人のを読もう」カチカチ
唯「…ありゃ…ムギちゃんもりっちゃんもあずにゃんも書いてないや…」
唯「まぁいーや。じゃあとりあえず憂にマイミク申請するよ」
憂「うい、で検索してみて」
唯「えっと…」カタカタ
唯「あ、これだね~。では早速」カチ
唯「よーし!憂がマイミクになったね~。これでマイミクは5人だ!」
唯「お!すごい!憂のマイミク、60人もいる!」
憂「中学校の友達も合わせたらそれくらいになるよ」
唯「なるほど~。憂、日記読んでいい?」
憂「うん!」
唯「えへへ~。どんな事書いてるんだろ」カチカチ
お姉ちゃんと一緒 Part48 (全体に公開)
今日はお姉ちゃんがちょっと早めに帰ってきました!
ギターの重さで玄関で転んじゃってたけど…
かわいいなぁお姉ちゃん!
でもケガしたらどうしよう…
明日、ホームセンターに行って玄関用のマットを買ってこなきゃ
今、お姉ちゃんは部屋でギターの練習をしてます
頑張るお姉ちゃんもかわいい!
そうそう、昨日、お姉ちゃんの洗濯物の中に
~以下省略~
唯「…」
憂「えへへ///」
唯「憂…パート48って事は…」
憂「うん!更新するときはずっとこういう内容だよ~」
唯「そ、そうなんだ~…」
唯(私の写真まで貼ってある…。いつ撮ってるんだろう?)
唯「よーし、次は私が日記書くぞ~」
憂「どんな事書くの?」
唯「むーん…」
最終更新:2010年02月08日 01:23