憂「お姉ちゃん、目渇いちゃったの?」

唯「ドライアイです!」シパシパ

憂「じゃあちょっと上向いて?」

唯「おぅけぃ!」

憂「じゃ、注すよー」ぐっ

唯「…んぐっ」グッ

憂「お姉ちゃん…目をつむったら注せないよ…」

唯「ご…ごめん…怖くって…」

唯「ちゃんと開けてるからパパーッと注しちゃって!」

憂「うん。じゃあまた上向いて?」

唯「こ、来いっ!」くわっ

憂「…」ポト

唯「ぐあ!」

憂「右目も…」ポト

唯「うぐ!」

憂「はい、出来たよ~」

唯「ああう…滲みるよ~…」パチクリ

憂「お姉ちゃん、大丈夫?」

唯「うう…」ゴシゴシ

唯「…うん、もう大丈夫!」

憂「よかった。じゃあ私は部屋に戻るからね」

唯「待って!耳かきもして~!」

憂「ええ?…もう、しょうがないなあ。お姉ちゃん、耳かきくらい自分で出来るようになったほうがいいよ?」

唯「う~…だって自分でやると、グサッていきそうで怖いんだもん」


憂「じゃ…はい、膝の上に頭のせて」ポンポン

唯「ほいほい」ゴロン

唯「…あー、憂のひざ枕気持ちいいなぁ…」

憂「もう…お姉ちゃんたら」

憂「じゃあ耳、お掃除するね?」

唯「よろしく~」

憂「…」カサカサ

唯「ん…」

憂「…」コショコショ

唯「気持ちいい~…」

憂「あ、とれた」カサッ

唯「見せて見せて!」ガバッ

憂「ちょっ…急に起き上がったら危ないよ!?」

唯「うえぇ…おっきいのが取れたなぁ…」

唯「玉の様な赤ちゃんです!」

憂「もう…続きするから早くゴロンってして?」

唯「えへへ…ゴメンゴメン。ちょっと興奮しちゃって…」ゴロン

憂「…」カサカサ

唯「お…おぉぅ…」フルフル

憂「…」カサカサカサカサ

唯「はぁ~…いい~…」

憂「…」カサカサ

唯「ん…そこそこ…」

憂「このへん?」カサカサ

唯「んー…」

憂「…」カサカサ

憂「…はい!終わり!次反対ね」

唯「はーい」ゴロン

憂「…」コショコショ

唯「はふぅ…」

憂「…」カサカサ

唯「極楽~…」

憂「…」カサカサ

グサッ

唯「いったぁーい!!」ガバッ

憂「ご、ごめん!大丈夫お姉ちゃん…?」

唯「うぅ…血出てない…?」

憂「う、うん。出てないよ…」

唯「そっか、よかった~。じゃ、続きお願い~」ゴロン

憂「ふふ…」コショコショ

憂「はい!終わったよー」

唯「おおー!良く聞こえる!きぬ擦れの音まで聞こえるよー!ありがとう憂~」

憂「えへへ…良かったねお姉ちゃん!」

憂「じゃ、私はそろそろ自分の部屋に…」

唯「待って!」

憂「も~ぅ…まだ何かしてほしいの?」

唯「ううん!今度は私が憂に耳かきしてあげるよ!」

憂「え…い、いいよ…私は自分で出来るから」

唯「人にしてもらう耳かきって気持ちいいんだよ?遠慮しないで~ささ、どうぞどうぞ」ポンポン

憂「でも…」

唯「大丈夫大丈夫!グサッてやらないから!」

憂「う、うん…。じゃあお願いしようかな…」

憂「よいしょ」ゴロン

唯「あは!髪の毛くすぐったい!」

憂(お姉ちゃんのひざ枕…あったかいなぁ…)

唯「じゃあ早速いくよ~」

憂「う…うん」

唯「…」カサカサ

憂「あ…///」

唯「…」カサカサ

憂「あっ…ん…///」

唯「…」カサカサ

憂「~…っ!///」フルフル

憂(す、すごく気持ちいい///)

唯「…お、とれたとれた…」カサカサ

憂「…ん~…///」トローン

唯「…」カサカサ

憂「はぁ…///」ウツラウツラ

唯「…」カサカサカサカサ

憂「……」

唯「…」カサカサコショコショ

憂「…」スー…スー

唯「…あれ?憂?」


憂「…」スヤスヤ

唯「憂!起きてっ!反対側もやるから!」

憂「…えっ?あ、あれ…私いつの間に寝ちゃったんだろう…」

唯「も~、子供じゃないんだから」

憂「う、うん」ゴロン

唯「さて、ではオペを開始します」

憂「お姉ちゃん…怖い事言わないでよ…」

唯「えへへ~ゴメンゴメン」カサカサ

憂「んっ…///」

唯「…」カサカサ

憂「…っ///」ヒクヒク

唯「…」コショコショ

憂「ん~…///」ウツラウツラ

憂「…」スヤスヤ

唯「…大物発見…」カサカサ

憂「…」スヤスヤ

唯「とれた!」

唯「ねえ憂見て!おっきいのがとれたよ~!」

憂「…」スウスウ


唯「しょうがないなぁ憂は…」

憂「…」スヤスヤ

唯「起こすのも可哀想だし、部屋まで運んであげよう。…よいしょっと!」

………………………

唯「ふぅ。これでよしっと」

憂「うーん…」ムニャムニャ

唯「それにしても…耳掻きって楽しいかも。明日みんなにもしてあげよう!」



音楽室

律「だからってわざわざ耳掻き持ってくんなよ…」

唯「え~?いいじゃん!耳掃除してあげるからさ!ホレ!」ポンポン

律「いや、いいって」

唯「何で~?りっちゃん耳垢溜まってるでしょ?」

律「溜まってねーよ!」

唯「澪ちゃんは?」

澪「わ…私も遠慮しておく…」

唯「むぅ…。ムギちゃんは?溜まってない?」

紬「わ、私も…別に…」

唯「ええ~?私すっごく上手いのに…」

ガチャ

梓「こんにちは~」

唯「あずにゃん!あずにゃんは溜まってない?」

梓「…はい?」

唯「溜まってるでしょ?私がほじってあげるよ!」

梓「な…」

唯「私すっごく上手いんだよ~。ささ、遠慮しないで!」ジリジリ

梓「ちょ…え?え?」

唯「大丈夫大丈夫~!痛くしないから~!」ジリジリ

梓「い、イヤ…」

唯「むしろ気持ちいいくらいだよ!憂なんて昨日終わった後ぐっすりだったんだから!」ジリジリ

梓「やだ…こ、来ないで下さい…」

唯「あーずにゃーん!!」グアッ

梓「いやああああ!!唯先輩のバカーーーー!!」バチン

唯「アイテェーーーーッ!」



終わり



最終更新:2010年02月11日 00:42