律「私の番か」

澪「人には文句言うくらいだからさぞかし素晴らしい物なんだろうなー」ニヤニヤ

律「うっせー」



『けーおんず』

脚本・田井中律

桜ヶ丘高校に赴任してきた新任熱血教師、眞鍋和。
半ば押し付けられる形で軽音楽部の顧問にされてしまう彼女だったが、
持ち前の明るさで次第に生徒と打ち解けていく。
だがそこへ、停学処分の解けた五人の問題児が帰ってくる。
「早弁上等、極悪ドラムの田井中律」
「友達はぬいぐるみ、殺人ベースの秋山澪
「昼寝は欠かさぬ、強烈ボーカルの平沢唯
「教科書買占め、撃滅キーボードの琴吹紬
「先輩、パン買ってこいです、生意気ギターの中野梓
態度こそ最悪だがバンドとしては一流の彼女達の才能。
それを見抜いた和はなんとかして律達をバンド甲子園に出場させようとするが……。
反抗する若者、いびる先輩教師(さわちゃん)、迫り来るPTA。
様々な困難が和に襲い掛かる。果たして和と律達は夢にときめき、明日にきらめけるのか!?




紬「汗くせぇぇぇぇっ!!」ビリビリ



律「大ヒットドラマを参考にしたぞ!」

澪「ファンタジーが足りない」

梓「律先輩って私をこんな風に見てたんですね」

憂「梓『せんせぇ~、私の紅茶は砂糖二個って言いましたよね!?』こんな事してるの?」

梓「してないよ!」

梓(今度から絶対自分でお茶淹れよう。ムギ先輩に任せちゃだめだ)

唯「私寝てるシーンばっかだ……」

澪「しかもよく読んだら律が美味しいシーン多いな」

唯「和ちゃんと、もう一人の主役って感じだよね」

和「卒業……おめでとう! いやもっと溜めた方が良いかしら」ブツブツ

唯(き、気に入ったのかな)

律「のどかぁぁっ!! 一緒に甲子園行くって言ったじゃねぇか!!」

和「ごめんね……私のせいで、あなた達の夢を奪うわけにはいかないの」

律「ばっ……かやろぉぉぉぉっ!!」

澪「相当気に入ったんだな」

紬「……スポ根も悪くないかもしれないわね」

梓「先輩は着眼点違うような気がします」

唯「私の出番少ないよー」

憂「私に至ってはライバル高にいるし」

さわ子「はいはい、悪役悪役」



律「でもエンディングを皆で歌うっていうのは良いだろ? 事前に歌詞カード配ってさ」

澪「まぁ確かに」

律「音は演奏して入れとけば良いしさ」

さわ子「軽音部としての面子も立つ、か。結構考えてるわね」

律「へっへー!」

梓「でも子どもが喜びますか?」

和「不良がメインってむしろ親が眉をひそめそうね」

憂「あー、今は厳しいですもんね」

律「うぐっ」




梓「私ですか……寝る前に適当に考えただけですから期待しないで下さいね」

さわ子(予防線張ったわね)




『とある灼眼の梓の香辛料が憂鬱でデュラララの旅~撲殺天使編~』

脚本・中野梓

学園都市最強のレベル10、中野梓。
彼女の能力は天地創造(ビギニング・オブ・ザ・コスモス)と呼ばれ、その詳細は明らかになっていない。
それもそのはず、彼女の能力とは「この世の全て」なのだから。
マッチの火から漫画でしかありえないような能力まで、この世に存在するならば全て使いこなす。
言うなれば人間の想像力そのものが彼女の力だった。
そんな彼女を疎ましく思った天界の悪神、さわ子は四人の魔人を人間界に送り込む。
「カチューシャのともがら、律」「対有機生命体コンタクト用縞パン、澪」「撲殺天使、紬」「賢きメガネ、和」
さすがの梓も精鋭四人との対決に傷つき倒れる。
死を覚悟する梓だったが、目の前に『普通の』姉妹、平沢唯と平沢憂が現れる。
守りたい日常の為にこそ、立ち上がれ梓!




律「立ち上がるんじゃねぇぇぇぇっ!!」



律「突っ込みどころしかない!」

さわ子「澪ちゃんのとは違う方向で背中が痒いわ」

澪「どれだけ自分贔屓なんだ」

梓「そりゃ私が書いたら私が主役ですよ」

和「台詞もなかなかきてるわね」

憂「梓『あぁ確かに私は異常かもしれない。でもね、あんた達は私達の普通を、日常を犯しに来た』」

梓「そんな異常者を私は許さない。ねぇ、あんた達にも普通をあげるよ? 何にも無い、とびっきりの、普通の、普通を」

梓「虚空の彼方で平穏に過ごすと良いわ……自意識破壊(ライフブレイク)!!」

さわ子「梓ちゃん……悩みがあったらいつでも聞くわよ」

澪(先生が見たこと無いほどの慈愛に満ちた目を……)

紬「唯ちゃんはこういうの好きそうね?」

唯「え? 無理」

梓「嘘っ!?」

唯「だって難しい漢字多いし、わけわかんないよ」

唯「敵のボスはさわちゃんみたいだけど……」

唯「人類が神以上の存在になる事は許さんって言ってるけど、要は自分より強いのが嫌なだけだよね」

唯「台詞ももっと短く出来ないかなぁ? クライマックスだって『助けに来た!』だけでいいのに」

唯「台詞だけで3ページあるよ」

唯「あとさ、あずにゃんの技ってビギニングなんとかじゃなくて、てんちそうぞうって読むんじゃないの?」

澪「ゆ、唯。私もたまに読むから解るけどこういうのはそういう物であって……」

梓「…………能力者じゃない唯先輩には解りませんよ」ボソッ

憂(梓ちゃん……いつか正気に戻っても私は友達だよ)

唯「最後は私だね!」

和「心配だわ」

さわ子「どうせまた私が悪役でしょ」

唯「皆、一番大事な事を忘れてるよ! 子どもが見るんだから、子どもの好きなのにしなきゃ」

梓(確かに私のはガキには高尚過ぎた)

律「んで? 唯の事だからアンパンマンとかか?」

唯「惜しい! これだよ!」




『放課後戦隊  ケイオンジャー』
脚本・平沢唯  協力・井上敏樹

血祭ノドカが率いる悪の軍団、生徒会。
軽音部を潰し、お菓子を奪い、授業を強要する卑劣な生徒会。
そんな生徒会に立ち向かう五人の戦士、ケイオンジャー。
数百年の古来より桜ヶ丘高とハーゲンダッツを守る彼らを、人々は放課後戦隊と呼んだ。
だが血祭ノドカも黙ってはいない。力を蓄え、一気にティータイムを破壊する作戦に出たのだ。
今ここに、第十八代目部長、田井中律率いるケイオンジャーと、生徒会の決戦が始まった!!
戦いの中で現れる六人目のケイオンジャー。明かされる秘伝カチューシャの秘密。律を守って散っていく婆(さわちゃん)。
天下分け目の戦を勝ち残るのは、ケイオンジャーか、生徒会か!?




さわ子「とうとう死んだぁぁぁぁぁっ!!」ビリビリ



梓「私と大差無いっていうか幼稚臭いです」

唯「だから良いんだよ!」

律「男の子は喜ぶだろうな」

紬「アクションが大変そうだわ」

澪「刀とか使ったこと無いぞ」

和「唯、後でじっくりお話しましょう?」

唯「え? うん、良いよ」

憂「律さんがレッドなんだね」

唯「ぽいでしょ」

律「最近のレッドはバカレッドっていうのもいるから、それなら唯の方が」

憂「……」ニコニコ

律「レッドはやっぱり部長の私だな!」

唯「絶対楽しいよ!」

和「仕方ないわね……」

和「てめぇらぁ! まぁだ生きてやがったのか!?」

さわ子(凄いドス声)

律「お前を倒すまでは死ねない! 皆、行くぞ!」

律「一曲演奏!」

憂「一品調理!」

律「ケイオンレッド! 田井中律!」

澪「同じくブルー、秋山澪」

梓「同じくグリーン! 中野梓!」

紬「同じくピンク、琴吹紬」

唯「同じくイエロー! 平沢唯!」

憂「同じくゴールド、平沢憂」

唯「最後に控えしギー太~」

律「天下御免の放課後戦隊! ケイオンジャー! 参る!」




  • 放課後戦隊ケイオンジャー OPテーマ『放課後戦隊ケイオンジャー』
作詞作曲、平沢唯

チャルチャルメラ チャルメラ チャルメラメラ チャルメラ 

放課後戦隊ケイオンジャー ティータイム!

流れ流れ 授業は今 部活のスピリッツ 目覚めていく

魅せる軽音 ナメたら甘い スキを見せたら 単位は無いぜ

一曲演奏 天下御免! お菓子の嵐 真打ち登場

スカートヒラリ いざゆけJK そのお菓子を守るため

うんうん たんたん 最後に大好き 音魂のパワー 爆発する

レッツ女子高 お茶しよう!

放課後戦隊ケイオンジャー ティータイム!





ジャラ~ン

律「歌まで作ってんのかよ!」

唯「替え歌だけどね~」

澪「張り切ってるな」

和「衣装とかは先生に任せられるし」

紬「アクションは……まぁ練習すればなんとかなるかしら?」

唯「うんうん!」

憂(嬉しそうなお姉ちゃん可愛い)

梓(おいィ!? どう考えても私の方が良いだろ!? マジでかなぐり捨てんぞ!?)

律「見慣れてる物のが解りやすいかもな」

さわ子「でも女の子は? あんまり解らないんじゃないかしら」

唯「じゃあ全部混ぜたら良いよ」

さわ子「え?」


……

天界より教師として桜ヶ丘高校にやってきた血祭ノドカ。
彼女の任務。
それは豪華客船『タイナカニック』で行われるバンド甲子園にあった。
出場するレベル10、中野梓の始末こそがノドカの目的。
だが人間界の王、リツ・ザ・レオは伝説の戦士、ケイオンジャーを組織してこれに立ち向かう。
戦いの中で生まれるリツと澪、梓と憂、それぞれの愛。
そして暴かれる真実。あらゆる悪の組織の中軸には、さわ子の姿があったのだ。
チンピラ魔女と化したさわ子の前に倒れる唯達。
唯との友情によって改心したノドカが仲間に加わり、ケイオンジャー達は反撃に出る。
今、夢にときめく明日を取り戻す為! 氷山を舞台に最終決戦が始まる!


園長「いやー、子ども達も大満足でした! ありがとうございました!」

さわ子「マーケティングって全然わからない」




お察しの通り、替え歌がやりたかっただけだ
寝る



最終更新:2010年02月19日 01:22