梓「あと…さっきはすいませんでした…」

澪「…」

澪「(どうした…!秋山澪!私も謝るんだ!)」

梓「でも…!唯先p」

澪「…謝罪かと思ったら…まだ何か言うのか?中野」

梓「えっ…中…」

澪「じゃあ今度こそ帰るから」

バタン

澪「(今…私はなんて言った?中野?何してるんだ私は)」

澪「(それに…音楽室を出るときに梓の泣く声が聞こえた…)」

澪「(私は…本当に何をしてるんだ…)」
━━━━━━━━━━

澪「何で正直になれないんだ…馬鹿だな私は…」

澪「(何もしてない梓に…そして唯にも…)」

澪「明日…明日絶対謝ろう」

澪「(コンビニで…お菓子でも買って明日謝るとき皆に渡そう…)」
澪「あれ?」

ウィーン
ありがとうございましたー!

唯「(アイス二本も買っちゃった♪)」

唯「(家帰った後に一本食べてお風呂入った後にもう一本食べよう♪)」

唯「あ…」

澪「唯…」

唯「澪ちゃん…」

唯「…」

澪「…」

唯「(気まずいよぉ…)」

澪「…」

唯「…」

澪「あ…あの…」

唯「ご…ごめん澪ちゃん!私帰るね!」

澪「あ…」

澪「(そうだよな…)」

唯「(さすがにまだ気まずいよ…)」

澪「(さすがにこんなすぐに許して貰うなんて話が甘いよな…)」

澪「(やっぱり今日はもう帰ろう…って)」

澪「唯…信号…」

澪「唯!!!!!!!!」

唯「え?」

澪「信号赤だぞ!」

唯「え?」

プップー!

澪「唯!!!!!!!」ダダッ

唯「あ…」


――――――――――グチャ


━━━━━━━━━━━

紬「でも…何で澪ちゃんは急に…」

梓「わからないです…」グスッ

律「…」

梓「でも…きっと私が悪いんです…」

梓「私が…練習でふざけたから…」

紬「そんなこと無いわ」

梓「でも…」

紬「きっと何か澪ちゃんにも理由があるのよ」

紬「でも何があったのかはわからないけど…」

律「…多分」

紬「!?」

梓「律先輩!何かわかるんですか?」

律「あいつは唯の事が好きなんだよ」


紬「」

梓「え…?」


紬「…(駄目っ!こんな時に興奮しちゃ駄目!紬!めっ!)」

梓「澪先輩が唯先輩の事を好き…?」

律「多分な」

律「あいつ昔から好きな人が出来るといろいろ面倒な事するんだよなー」ケラケラ

梓「そう…なんですか?」

律「ああ」

律「だから最近唯が梓に近づいたりすると怒ってただろ?」

梓「…確かに」

梓「それに…最近澪先輩と唯先輩が二人でいることが多かった気が…」

律「だろ?面倒な奴だよなー好きなら好きって正直に言っちゃえばいいのに」ケラケラ

紬「」ハァハァ

梓「(正直に…)」

律「だろ?梓?」

梓「え?」

律「だからお前も素直になっちゃっていいんじゃないか?梓?」

梓「え…?//」

梓「(正直な気持ち…律先輩…////)」

律「どうした?」

梓「////何でわかるんですか…?」

律「そりゃわかるさ!天下の律様だしな」

梓「////」

梓「律先輩…」

律「ん?」

梓「私…律先輩の事が…」

━━━━━━━━━━━
キキー!!!!!!!

澪「唯!」

唯「…」

澪「唯!何やってんだ!」

唯「澪ちゃん…ありがとう…」

唯「あ…アイスが飛んでっちゃった…」

澪「唯が無事ならアイスなんてどうでもいいだろ!」

唯「澪ちゃん…」

運転手「大丈夫か!?怪我は無いか?」

唯「あっ大丈夫です」

━━━━━━━━━━━
公園

唯「澪ちゃん…さっきはありがとう…」

唯「澪ちゃんがいなかったら私…」グスッ

澪「泣くなって…可愛い顔が台無しだろ?」

唯「ふぇ?」

澪「あっ/////」

澪「ゆっ唯!私もさっきはごめんな!!!!!!!」

唯「さっき…?ああ…大丈夫だよ!」

澪「本当はあんなこと思ってないんだ…」

唯「よかった…私澪ちゃんに嫌われたかと思っちゃった…」

澪「嫌いになんかなるか!!!!!!!」

唯「澪ちゃん…」

澪「私は唯が好きなんだ!!!!!!!夜眠れなくなるくらい!!!!!!!」

唯「澪ちゃん…?」

澪「あ」

唯「えっと…これは告白と受け取っていいの…かな?」

澪「う…うん////////」

唯「…よ」

澪「え?」

唯「いいよ/////」

唯「私も…私も澪の事好きっ…」

澪「唯…いいのか?」

唯「うん/////」

澪「ありが…とう」グスッ

唯「何で泣くの…?」

澪「嬉しくて…」

唯「ふふっ!澪ちゃん!」

澪「ん?」

ちゅ

澪「/////」カァー

唯「///////」

唯「澪ちゃん好きっ!」

澪「私もだ!」



━━━━━━━━━

翌日の音楽室

澪「まだ誰も来てないのか…」

ガチャ

梓「あっ…」

澪「梓…」

梓「…」

澪「…」

澪「梓…昨日はごめんな…」

澪「昨日はいろいろ考えてて…」

梓「大丈夫ですよ」

梓「私も悪かったです…」

澪「梓…」

ガチャ

律「お!梓と澪か!」

律「どうだ?ちゃんと謝れたのか?」

澪「う…うん」

律「そっかそっか」ケラケラ

梓「あれ?」

律「どした?」

梓「来てるのは律だけですか?他の人たちは…」

澪「え?呼び捨て…?」

梓「あ」

律「馬鹿!///それは二人の時だけって言ったろ!」

梓「すいません…」

澪「え…?どういう事…?」

律「えっと…」

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澪「梓と律が付き合ってる…?」
律「うん/////」

澪「いつから?」

梓「昨日からだよねー律♪」

律「ばかっ!今は敬語で話せっ////」

梓「え…何でよぉ…」

律「いいからっ!」

梓「解りました…」

澪「昨日から?」

律「うん」

律「そういや澪と唯今日仲良かったね」ニヤニヤ

澪「なっ…」

律「まさか…?」ニヤニヤ

澪「何にも無い!」

ガチャ

唯「あっ!澪もう来てたんだ!」

梓「え?」

澪「」

唯「あ…澪ちゃんもう来てたんだ」

律「もしかして…」

澪「実は…」

━━━━━━━━━━

律「へぇやっぱり澪達も付き合ってたんだ」

唯「私達も?」

梓「私達も付き合ってるんだよね!律先輩♪」

唯「あ…あずにゃん!?」

律「またタメ口使いやがって…」
梓「あ…すいません律先輩…」

律「(完全な敬語もグッとくるな…)」

唯「へー凄いね!」

澪「そういやムギは?」

唯「ふぇ?」

唯「ムギちゃんは今日は自分が抑えきれそうに無いから帰るって言ってたよ!」

律澪梓「(ムギ(先輩)…)」

唯「?」

━━━━━━━━━━━
1週間後

律「そういやお前らは何処までいったんだ?」

澪「ぶっ!」

律「うわっ!お茶吹き出すなよ!汚いなっ」

澪「急にそんなこと聞くのが悪いんだろ!」

澪「何処までも何も…」

律「もうヤっちゃったのか?」ケラケラ

澪「なっ」

唯「そんなりっちゃん達はどうなの?」

紬「ワタシカエリマス」ハァハァ

紬「(カメラ仕掛けといてよかったわ!!!!!!!)」

唯「あずにゃん!りっちゃんと何処までいったの?」

梓「え…/////」

梓「何処までもいってませんよ!」

唯「本当に?」

梓「はい」

唯「そっかぁ…」

唯「あれ?あずにゃん…首に赤くなってるところがあるけど…虫にでも刺されたの?」

梓「にゃ!?」

律「やべっ」

唯「どうしたのりっちゃん?」

律「いや…何も…」



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後日
ゲームセンター

唯「澪ちゃん!取れるよ!頑張って!」

澪「あぁ!」

ウィーン

スカッ

唯「あらら…」

澪「取れなかった…」

唯「残念…」

澪「むー」

唯「(澪可愛い…)」

唯「でも初デート楽しいね!」

澪「うん/////」

澪「よし!もっかい挑戦だ!」

唯「澪ちゃん頑張れ!」

ウィーン

スカッ

唯「あらら…また失敗…」

澪「くそっ!」



END



最終更新:2010年02月22日 01:10