唯「りっちゃん隊員退院おめでとー!」

澪「もう痛いところないのか?」

紬「これ回復祝いのお菓子よ」

律「おーっみんな心配かけたな この通り全快だぜ!」

梓「…」


律「梓は何か声かけてくれないのかよー」

梓「…」プルプル


唯「あーりっちゃんが泣かした!」

澪「ばか静かにしてなさい!」

紬「そうよ邪魔をしないで!」

唯「えーっ私総攻撃?!」

律「えと…ごめんな梓?」

梓「…なにに謝ってるんですか」スン

律「心配かけたこと…とか?」

梓「ちがいます」

律「ガーン」

梓「私はっムグッ」

律「みんな見てるからまた2人の時教えてくれ」ギュッ

梓「はい///」

唯「あずにゃんを手なずけてる!」

澪「いいなあ」

紬「あと4時間くらいそのままでいてくれないかしら」ポッ

律「よーし練習しようぜ!」パッ

梓「あう…」

唯「あずにゃんの寂しそうな顔!」

澪「私もあんな相手がほしい」

紬「欲求が満たされない…イイ」

律「しばらく練習してないせいでうまく叩けない…」ションボリ

唯「しょんぼりっちゃんかわいい!」

澪「こんな顔今まで見たことないぞ」

紬「新たな一面発見! 記録しておきましょう」パシャ

梓「先輩方も練習してくださいよー!」

澪「今日は個人練習だな」

律「ごめんなみんな…」

唯「まったく構いませんよりっちゃん退院!」ビッ

律「わざと?」

紬「新しい譜面もないし楽器のカンを取り戻すまではこのままの方がいいわね」

律「あーチューニングが…」ドコドコ

唯「なんだか音が変だよりっちゃん!」

澪「一応チューニングしてたんだ」

ギュイイイン オーユイウマクナッタナア

澪「もう下校時間だ」

律「よし帰るぞー」

唯「憂のご飯楽しみー!」

紬「夜道は危ないから気をつけて帰らないと」


律「夜道……」

梓「律先輩っ大丈夫ですよ! もうあんなことは起きません!」


律「…そうだよね」

澪「私たちがついてる」

律「今日は澪が頼もしく見えるや」ニヘッ

澪「いつもは頼りないって言うのか」ショック

澪「いつもの分かれ道だけど、まず梓を送ってから私たちもまとまって帰る」

律「おおっ考えたなあ」

紬「私も一緒よ」

唯「ムギちゃん家の人が心配するんじゃないの?」

紬「大丈夫♪」

紬(20m間隔で人を配置してるからね♪)

梓「いつもすみません」

律「こうやってわいわい帰るのもいいよなあ」

澪「そうだな」

梓「家に着きました」

澪「よしまた明日な!」

紬「朝も気をつけてね」


唯「あずにゃーんすりすりしたーい!」

梓「だめですっ」


律「…梓んちお邪魔していいかな?」

澪「律1人になったら危ないぞ?!」

律「親に迎え頼むから大丈夫!」

唯「りっちゃん隊員お達者で」


紬(がんばってね! ムギオーラビーム)


澪「ならいいか…じゃあな」

律「おうまた明日―」

梓「失礼しまーす!」

バタン

律「さあ続きをきかせてもらうぞー!」

梓「続き…?」

律「なんで泣いてたかだよっ」

梓「えっ恥ずかしいから言えません!」

律「そんなーせっかく2人っきりになったのに」

梓「2人っきり…///」

律「今なら合流できそうだし帰ろうかな…」

梓「いっいやです一緒にいてください」

律「なら教えてくれよー」

梓「うう…///」

梓「…かったから…」

律「えっ聞こえないぞ もう1回お願い!」


梓「先輩が元気になって嬉しかったから! うれし泣きです!」

律「なんか恥ずかしいなあ」テレテレ


律「でもめちゃくちゃ嬉しい」ニコッ

梓「///!」

梓「キュー」パタリ

律「ええええっどうしたらいいの?!」


「…ずさ…あずさ!」

梓「…はっ」

律「よかった起きた」

梓「あれここは…私の部屋…」

律「そうだぞーがんばって探して運んだんだから!」

梓「すみませんっ」

梓(私の部屋に先輩が…きゃー///)

律「大丈夫そうだし私そろそろ帰るな?」

梓「あっもう帰られちゃうんですか…」


律「梓の寝顔かわいかったよん」ウシシ

梓「あーっなんで写メってるんですかーっ!」


律「誰にも見せないから安心しろっ」

梓「できませんっ」

律「そういえば親は今日どうした?」

梓「今演奏旅行にいってて…明後日に帰ってきます」

律「ってことは梓しばらく1人でこの家にいんの?!」

梓「そうですね」

律「夜とか寂しくないか?」

梓「慣れてます」

律「んんーそっかあ…」ピッピッ

律「もしもし? 今日後輩んち泊まるから! えーいいじゃんっお願い!」

律「明日はもちろん帰ってくるよ! うんありがとおやすみー」ピッ

律「てことで私今日泊まっていくわ!」

梓「ええっそんな急に言われても…///」

梓「服はどうするんですか?」

律「私いつでも泊まれるように持ち歩いてるよ」

梓「変なところで努力する人なんですね…」

律「風呂まだー?」パタパタ

梓「いきなり馴染み過ぎですよ」

梓「ちょっと沸かしてきますね」

バタン

梓(先輩が泊まってってくれる…)

梓「イヤッフゥゥゥゥゥ!」

律「?!」

梓「ただいま戻りました―」

律「おかえりー待ってたよ」

梓「ベッドとられてる…」

律「ごはんはー?」

梓「もうっ注文が多いですねー下に肉じゃががありますよ」

律「ここで食べたい」

梓「えええっ」

律「だめ?」ウルウル

梓「ううっ…だめですー! あっためてくるから待っててください!」

律「はあーい…」

梓(かわいかったなあ今の…)


梓「弱火でだいたい10分くらいっと…」

梓「よし部屋に帰ろう」

バタン

梓「10分くらいで温まります」

律「…」スゥスゥ

梓「寝てる…」

梓「寝顔はいけーん…」チラッ

律「…」スウスウ

梓「///」

梓「そうだ写メろう」

パシャ

梓「これ待ち受けにしちゃおうかな…」

梓「いや憂や純に見られたら…」

律「んんー…」モゾモゾ

梓 ビクッ

律「キャベツ…」スウ…

梓(よっぽど疲れてるんだろうな…)

梓(律先輩を見てたら私も眠くなってきた)

梓(ちょっとだけ…)モソ

律 スウスウ

梓 スースー

ヴーヴー

梓 ビクッ

梓「…あ寝てたんだ私」

梓「メール?」



From 澪先輩
題 どうせ律のことだから梓の家に泊まるとかい
本文
ってるだろうな
世話してやってくれ
また明日




律「グー…」

梓「…ふふっ」

梓「…何か忘れてる気がする」

梓「あっお風呂沸かしっぱなし!」

梓「ごはん温めっぱなし!」

梓「あわわわわ先輩っ起きてくださいー」ユサユサ

律「なぁにー…」

梓「お風呂のお湯止めてきてくださいっ」

律「うんわかったぁ…」フラフラ

梓「コンロの火止めなくちゃ…」タタタ

---

カチッ

梓「もう食べられないよねこれ…」

梓「とりあえず部屋に帰ろう」

梓「…」

梓「律先輩が帰ってこない」


梓(まさか…溺死?!)

梓(冗談にならないっ)ガタッ

梓「せんぱーいっ?!」タタタッ

ヨクシツノドアガチャ

梓「先輩っ」

律「おおーう梓いい湯加減だよ~」チャプチャプ

梓「…///」

律「梓も一緒にはいろ―ぜー」

梓「恥ずかしいからいやですっ」プイ

律「まあ気にすんなって」ザバ

梓「ちょっ先輩?!/// って脱がしにこないでください!」


梓「もうお嫁にいけない…」プカプカ


最終更新:2010年02月24日 05:25