梓「どうされました?」

律「アイス買いに行こうぜ」

梓「この寒いのに馬鹿じゃないんですか?!」

律「アイスは寒いからこそうまいんじゃん!」

梓「理解できないですっ絶対行きません!」

律「じゃあ肉まんでも買いに行こう」

梓「行きます!」

律「行くんかい!」




梓「先輩って誕生日いつでしたっけ?」

律「8月だよ」

律「梓は?」

梓「私は11月です!」

律「なんだまだまだかあ」

梓「そうですねえ」

律「はらへった~」

梓「練習してからだったらおにぎりつくってあげます!」

律「じゃあがんばっちゃおう!」

ドコドコドーンシャンッ

律「終わったーつくってくれ!」


梓「はいどうぞ」

律「いただき~」


律「?!」

梓「たいやきとおにぎりのコラボレーションが実現しましたがどうでしょう?」

律「いいと思う…ぐふっ」ドサッ

梓「私けっこうこれ好きなんだけどなあ」モグモグ

梓「律先輩ってけっこう有名人ですよね」

律「えっ私が? 澪じゃなくて?」

梓「はい かっこいいって…」

律「かっこいいかあ…微妙だ」

梓「先輩はかっこいいしかわいいですよ!」クワッ

律「うわ?! えへへありがとうなー」ニコニコ

梓(律先輩は誰にも渡さない!)メラメラ

律「だーれだっ」ヒョイ

梓「わあっ …んー唯先輩ですか?」

律「えっ…全然ちげーし…」

梓「もしかして澪先輩? 意外性を狙ってムギ先輩だったりして?」

律「グスンッ」

梓「あっ冗談ですよ先輩」

律「ひどい…」メソメソ


梓「今度の休みにどこか出かけませんか?」

律「デート?」

梓「2人なんだからデートです///」

律「デートか~デート~///」エヘヘ

梓「どこか行きたいところはありますか?」

律「しまむら」

梓「キャンセルの方向で」

律「梓猫っぽいけどさ、『にゃん』とか言わないの」

梓「言いませんよ!」

律「つまんねーのっ」

梓「いまどき語尾で特徴を伝えるキャラクターなんてはやりませんよ」

律「インパクトがあればいいんだよ」

律「語尾に『語尾』ってつけるのどう?」

律「私の名前は中野梓だ語尾!」

梓「先輩の語尾でいいんじゃないですか語尾…あうつった」

律「なにいってんだ梓」


梓「焼きプリン買ってきました―」

律「焼きプリンの表面は絶対カリカリの方がいいよな!」

梓「コンビニにはなくないですか?」

律「そうなんだよなあ でも絶対カリカリの方がうまいよな」

梓「人それぞれですよ」

律「梓はどっちが好き?」

梓「私はクリームプリン派なのでどっちでもいいですね」

律「まだまだ冷えるなあ」

梓「手とか足とか寒いですよね」

律「手つなごっか」

梓「はい!」


梓「なんで私と律先輩は学年が違うんだろ…」

梓「同じ学年だったら同じクラスになれたかもしれないのに…」

梓「進路も一緒とかできたかもしれないのに」

梓「なんで?」



律「梓かわいいな」

律「同級生だったらよかったのに」

律「悩んでもしかたないよな」

律「よーし目いっぱいかわいがってやるぞ!」

律「私と梓は恋人だけど」

律「キス以上に進展するのかな?」

梓「先輩はどうしたいですか?」

律「梓こそどうしたい?」

梓「私は…先輩と一緒にいられればそれで満足です」

律「ならずーっと一緒にいてやる!」ギュー

梓「きゃ!」テレッ


紬「月が私を呼んでるの」

紬「私には行くべきところがある」

澪「…ムギ?」

紬「いざゆかん!」

唯「みおちゃーんあずにゃんのかわりにぎゅー」

澪「わっ…唯恥ずかしいよー」

紬「!」ピーン

紬「もう少しここにいるわ」

梓「律せんぱーい何読んでるんですか?」

律「マサルさん」

梓「なんですかこの微妙に昭和っぽい絵は」

律「読んでみる?」

梓「はい!」

つぎのひ!

梓「エリーゼの憂鬱の…」

律「あれは入門編だから…」

唯「あの2人は何の話をしてるんだろ?」


梓「あれ? それはマサルさんじゃないですね」

律「武士沢レシーブだ 作者は一緒だぞ」

梓「先輩そんなマンガばっかり…たまには恋愛ものでも読んだらどうですか?」

律「やだよー少女マンガは背中がかゆくなるっ」

梓「少女マンガでもこれは大丈夫でしょう」

つ「2本足の犬」

律「ああこれおもしろいよなー」

梓「これで女心の勉強でもしてくださいね」

梓「眠たくなってきました」

律「寝てもいいぞ?」

梓 モジモジチラッ

律「なんだ?」

梓「ひざまくらとか…」

律「してほしいなら言えよ~ほらこい!」ペシペシ

梓「おやすみなさい」エヘヘ


律「梓ースーパーついてこない?」

梓「特売か何かですか?」

律「母さんに買い物頼まれちゃって」

梓「付き添いですか いいですよ」

律「ついでに何頼まれたか思い出してくれないかな」

梓「いやいやいや」



律「あずさ~ぎゅーさせて~♪」

梓「先輩今日はいつになく甘えモードですね」

律「私だって甘えたくなるときくらいあるぞ!」

梓「ちょうどよかったです 今は私甘えてほしいモードでした」

律「やったー」

梓(たまにはこんなのもいいなあ)ナデナデ

律「♪」

梓「律先輩は犬っぽいですよね」

律「梓は猫っぽいな」

梓「私たちって実は合わないとかないですよね?」

律「そんな印象だけで決めつけるなよ」

梓「でも犬と猫って仲悪いとかよくいいません?」

律「それなら私たちが仲良し1号だ!」オー!


律「梓ーおなかすいたー」

梓「先輩も唯先輩ばりに食いしん坊ですよね」

律「唯ほどじゃないぞっ」

梓「冷蔵庫にケーキがあった気がします」

律「ほしい!」バタバタ

梓「暴れないでくださいよ 今持ってきますから」

律「やった!」

梓「なかったです勘違いでした」

律「ばかやろう」


梓「外に出ましょうよ」

律「そうだなー健全な女子高生ですしっ」

梓「なんですかそれw どこか行きたいところはありますか?」

律「ゲーセン行きたい!」

てことでゲーセン!

律「梓ーぬいぐるみとれたぞー!」

梓「…」

不良「デソイツガサーガハハ」ウロウロ

梓「…」

不良「コナイダアイツチョウシニノッテタカラヨー」タバコタバコ

梓「あのっやっぱり家にいませんか?!」ブルブル

律「別にいいけどどうしたんだよ?」

律「ゲームでもする?」

梓「うわっこれスーパーファミコンですよね?! 初めて見ました!」

律「やっぱ1歳違うのってでかいなあ」

梓「これがいいです!」

律「ヨッシーアイランド? これまたかわいいの選ぶな」

フーフーガチャッ

ヨッシー「でっていうでっていうwwww」

梓「うわ~ヨッシーかわいいですっ」

梓「えっこれマリオが赤ちゃんのときですか?! かわいい!」キャーキャー

律「梓かわいい!」フハーッ


最終更新:2010年02月24日 05:31