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田井中家

律「これだよ。このビデオだ」

憂「早速見てみましょう」

梓「…」

律「梓、見たくなかったら…」

梓「いえ…私も見ます…。唯先輩達が死んだ原因を突き止めたいですし…」

憂「じゃあ再生しますね」

ポチ

…………
………

律「これで終わりだよ」

梓「うーん…ちんぷんかんぷんですね…」

律「憂ちゃん、何かわかった?」

憂「はい、大体わかりました」

梓「え!?」

憂「多分伊豆で昔あった噴火の時の場面です。髪の長い女性は、何十年か前に超能力かなにかで注目された山村シヅコだと思います」

憂「シヅコの横にいたのは多分娘ですね。貞…って文字がありましたから…うーん、多分貞子とかそんな感じの名前だと思います」

梓「さすが憂!頭良い!」

律「良すぎだろ…」

律「で、ビデオの内容はわかったけど、こりゃ一体なんなんだ?」

憂「…鏡に撮影した人が映ってなかったから、普通の方法で撮られたものじゃないと思います」

憂「シヅコの超能力が本物だとしたら…念写ってところでしょうか」

梓「念写…」

憂「それと、律さんが無事な理由もわかりました」

律「え!?」

憂「律さんがして、お姉ちゃん達がしなかった事…。このビデオをダビングして見せる事です。多分、それで死を回避できるんだと思います」

梓「なるほど」

律(つーか何者だこの子)

律「でも…だとしたら聡は私のせいで…」

梓「ていうか私達は…?ビデオが原因だとしたら、私達も死ぬんじゃ…」

憂「多分、死ぬ時に何かが起こるんだと思います。突然死ぬのか…何かが襲ってくるのか…」

律「襲ってくるって…」

憂「シヅコの亡霊か…貞子のどちらかでしょうね」

梓「そんな…オバケなんて…」


憂「フフ…望むところだよ。幽霊だか呪いだか知らないけど、お姉ちゃんのカタキを討ってやる…フフ…フフフフ…」

律(貞子より憂ちゃんのほうがこえーよ)


憂「律さん、みなさんが死んだ場所はどこでしたか?」

律「えと…澪はリビング…ムギは自分の部屋、聡も自分の部屋だな」

憂「お姉ちゃんもリビングでした」

律「場所に共通点はないなあ…」

憂「律さん、聡くんの部屋にテレビはありますか?」

律「ああ、あるよ。世界の亀山モデルだ」

憂「多分、みんなテレビのある部屋で死んでますね」

梓「なるほど。ムギ先輩なら自室にテレビくらいあるだろうし、リビングには大体テレビがあるもんね」

憂「それと、ビデオを見てからみんな一週間後に死んでます」

律「ビデオを見てから一週間後に、テレビのある部屋で死ぬって事か!」

梓「え?じゃあテレビのある部屋にいなければいいんじゃない?」

憂「梓ちゃん、それじゃダメだよ。お姉ちゃんのカタキが討てない」

律「でも、死んだら元も子もないよ?」

憂「私は刺し違えてでも、カタキを討ちますよ」

梓「でも相手は幽霊だよ!?」

憂「そんなの関係ないよ」

律「で、でもさあ…」


憂「そんなの関係ないですってば!!」

律梓「ヒィー」


憂「あと一週間あります。それまで私は作戦を練ります」

律「わ、わかったよ。私達はどうすればいい?」

憂「律さんと梓ちゃんは、もし私が討ち損じた時に、幽霊野郎にトドメを刺してください。それまでは別室待機という事で」

梓「う、うん…」

憂「フフフフ…楽しみだなあ…幽霊なら殺しても罪にならないもんね…。ギッタギタの…メッタメタにしてやる…」

律梓「ヒィー」



一週間後 平沢家

律「いよいよ今日か…。大丈夫かな…」

梓「なんか憂ならやってくれる気がします…」

憂「じゃ、二人はお姉ちゃんの部屋で待機しててください

律「わかった」

梓「憂、頑張ってね!」

憂「フフ…フフフフ…」

律「だめだ、無双モードになってる…」

憂「ふんづかまえて…まずは腕…いや、爪かなあ?…フフフフ…お姉ちゃんの苦しみを…味わってもらわないと…」

律梓「ヒィー」スタコラサッサ

憂「さて…」

テレビ「…」

憂「…」

テレビ「…」

憂「…」

テレビ「…」

憂「…早く…早く来い…!」
テレビ「ザザザ…」

憂「!!」

テレビ「ザザッ…ザザッ…」

憂「フフ…飛んで火に入る夏の虫…」


貞子「…」ズズッ…ズズッ…

憂「へえ…シヅコじゃなくて貞子のほうなんだ」

貞子「…」ズズッ…

憂「なるほど。こっちに向かってきてる。予想通りだね」

貞子「…」ズズズズッ!

憂「そりゃああああ!」ガターン←テレビの画面を下にしている

貞子「…!?」

憂「はははははは!あははははははは!」ドガッドガッ←テレビを蹴っている

貞子「!?」

憂「あっはははははは!出てこれないのお?テレビの中に閉じ込められちゃってかわいそう!!」ドガッドガッドッグアアアアアン

貞子「ちょ…痛い痛い!」

憂「アハハ!あはははははははははは!!」ドギャーーン

貞子「ぐはっ」

憂「はあ…はあ…まだだよ…さあ…出てきてよ…」スッ←テレビを元に戻している

貞子「…」ズズッ…ズズッ…

憂「ふふふ…」

貞子「…」ズルリ

憂「今だ!そりゅあああ!」バッ←画鋲をばらまいている

貞子「いたっ!痛い痛い痛い!」グサグサグサ

貞子「いたたたた!!」ズズッ

憂「あはははははは!這ってないで立ち上がらないと!画鋲が刺さるだけだよー!!」

貞子「…」スッ

憂「えいやっ!」ガッ←腕を掴んでいる

貞子「!?」

憂「あれ?爪はいでやろうと思ったのに、全部剥がれてるじゃん」

貞子「…」ジタバタ

憂「動くなっ!!」

貞子「ヒィー」

憂「爪がダメなら…フフフフ」ギリギリ

貞子「痛い!折れる!折れるー!」

憂「フフフフフフフフ」ギリギリ

貞子「おっ、おっ、折れるってーーー!!」

ベキィ

貞子「ぐ…お…」

憂「あはは、幽霊でも骨が折れると痛いんだね~?」

貞子「…」ギロリ

憂「…?」

貞子「…」

憂「なあに?何睨んでるの?あなたがお姉ちゃんを殺したんだから、自業自得だよ!!」

貞子「…」クワッ

憂「!!」

貞子「…」クワックワッ

憂「…フフ」

貞子「!?」

貞子「…!」クワックワックワッ

憂「…そうやって…お姉ちゃん達を殺したんだね…。許さない…!」

貞子「え?え?」

憂「人間はね、脳の大部分を使いこなせていないんだよ。超能力っていうのはそれをフル活動させた時に起こる現象なんだよ」

憂「つまり、超能力は誰でも使えるって事。この一週間の間、私は必死で脳トレをしたんだ~」

貞子「…!!」

憂「だからほら…こんな事も…できるんだよ!!」キッ

貞子「!?」ズギャーン

憂「あはははは!吹っ飛んだ吹っ飛んだ~!!」

貞子「…はあ…はあ…!」スタコラサッサ

憂「逃げるなっ!!」キッ

貞子「…!」ズギャーン

ドサッ

憂「お前はお姉ちゃんを殺した…私はお前を100回殺さないと気が済まない!!」キッ

貞子「!!」ズギャーン

ドサッ

貞子「はぁ…はぁ…!」

貞子「…はぁ…はぁ!」スタコラサッサ

憂「あっ!?テレビの中に!?」

貞子「はぁ…はぁ…!」イソイソ

憂「くっ…!待てええええ!!」タタッ


貞子「ふう…ここまで来れば…」

憂「待てって言ってるでしょおおおお!!」ズルリ


貞子「こっちに入ってくんなあああああ!!」

貞子「くっ…!」グワッ

憂「うっ…?」ズシン

憂「フフフフ…さすが…」

貞子「はぁ…はぁ…」

憂「お返しっ!!」キッ

貞子「…!!」ズギャーン

ドサッ

貞子「ぜえ…はぁ…ぜえ…はぁ…」ズズッ

憂「惨めだね?井戸の中に逃げるつもり?」

貞子「はぁ…はぁ…」ズズッ…ズズッ…

憂「フフフフ…あなた、生きていた時は今ほど力が無かったんでしょ?井戸からはい上がる事が出来ずに死んだんだから」

貞子「ひぃ…ひぃ…」ズズッ…

憂「その程度の力じゃ、私には勝てないもんね?逃げるしないよねー、弱虫さん」

貞子「ひっ…ひっ…」ズズッ

憂「弱虫のくせに…弱虫のくせによくもお姉ちゃんを!!」キッ

貞子「…!?」ズギャーンズギャーンズギャーン

ドサッ

貞子「ひぃ…ひぃ…」ズズッ…

憂「そんなに井戸に入りたいの?」

貞子「…!」コクコク

憂「じゃあ、私が突き落としてあげるよっ!」キッ

貞子「ぎえっ」ズギャーン

ドサッ

貞子「はぁ…はぁ…」

憂「ほら、立ってよ」グイ←貞子の襟を掴んでいる

貞子「…」

貞子「…!」ピーン

憂「…?なあに?」

貞子「…ニヤリ」

貞子「…がああああ!!」クワッ

憂「…!?」ズギャーン

憂「あっ…」

ヒューーー…ドサッ

憂「ちぃ!私を井戸に落とすとは…フフフフ…でもまだまだ甘いよ…」キッ

貞子「…!?」ふわふわ

憂「物を浮かせる能力…ふわふわ時間…」

貞子「!?」ヒューー…ドサッ←井戸に落ちた



未完



最終更新:2010年02月25日 17:45