澪「おーよくきたな あがれよ」
律「おう おじゃましまーす」
澪「適当にくつろいでくれ」
律「いわれんでも」
澪「何飲む?お茶しかないけど」
律「じゃあそれでー」
澪「ちょっとまってな」
律「おー」
澪「はいお茶」
律「サンキュー」
澪「で突然何の用だ?」
律「いやさー澪の顔が急にみたくなってさ」
澪「そうか」
律「そう」
澪「嘘つくな どうせ宿題でも見せてもらおうと思ったんだろ」
律「ギクッ!」
澪「はぁ・・・わかりやすい」
律「たはは・・・」
澪「私は一切協力しないぞ 大体もう少しで高校生なんだからそれくらい自分でやれ」
律「そこをなんとか!お願いします!」
澪「いやだ」
律「どうしても?」ウルウル・・・
澪「・・・う!(かわいい・・・)」
澪「しょうがないな これっきりだぞ?」
律「澪しゃん・・・」
澪「ほらはやくうつせよ・・・」
律「さんきゅー!」
律「澪はさー・・・」カリカリ
澪「なんだ?」
律「あれからベースの練習毎日してる?」
澪「毎日じゃないが一応してるぞ」
律「ふーん・・・」カリカリ
澪「?」
律「私さー」カリカリ
澪「なんだ?」
律「バンドの話本気だからなー」カリカリ
澪「そうか」
律「うん」カリカリ
澪「・・・本気?ほんとにするの?」
律「当たり前だろ?そのためにわざわざ楽器まで買ったんだから 澪もその気があるから練習続けてるんだろ?」カリカリ
澪「いや・・・私は暇つぶしになんとなく・・・」
律「おし!国語終わり!次数学ね」
澪「勝手に見ろ」
律「でさー・・・」カリカリ
澪「ん?」
律「もし私たちがプロになったらギャラは七三な」カリカリ
澪「なんだ律気前がいいな 私が七か」
律「お前が三だよ」カリカリ
澪「はぁ・・・そうですか」
律「よし数学おしまい!次地理なー」
澪「勝手にみていいぞ」
律「さんきゅー!」
澪「律はちゃんとドラムの練習してるのか?」
律「当たり前だろー 目指すは武道館!なんだし」カリカリ
澪「そうか お前は幸せな奴だな」
律「澪は行く気ないの?せっかくベースの練習してるのに 目指すは武道館!って気にならないの?」カリカリ
澪「普通に考えて無理だろ・・・」
律「やってみなきゃわからないじゃん」カリカリ
澪「どうだかな・・・やる前から知れてるような気がするが」
律「よし!地理終わり!次理科みせてー」
澪「はいよ」
律「さんきゅぅ」
澪「・・・少しは自分の力でやろうって気にならないのか?」
律「なりません」
澪「なら武道館は夢のまた夢だな」
律「それとこれとは話が別」カリカリ
~~~~
律「やっと宿題おわったー」
澪「私の全部写しただけだけどな」
律「ありがとごぜぇます澪様!このご恩はいつか返しますゆえー」
澪「そのセリフ何回目だよ」
律「そうだ澪 ベースひいて見せてよ」
澪「えぇ!?そんな・・・私まだそんなうまくないし・・・それに」
律「ん?」
澪「・・・はずかしい///」
律「いーじゃん別に 私しかいないんだし」
澪「でも・・・///」
律「それくらいいだろ幼馴染だし 恥ずかしがる必要なんてないよ」
澪「・・・わかったよ でもあんまり期待するなよ!?」
律「はいはい」
~~~~♪
澪「・・・どうだった?」
律「・・・・・」
澪「律?」
律「・・・正直驚いたよ まさかここまで上手いなんて」
澪「お お世辞なんて言ってもお茶のお代わりはないぞ・・・!///」
律「いや お世辞じゃないよ 澪は才能あるのかもな!」
澪「そ そうかな・・・?」
律「そうだよ!幼馴染の私が言うんだから間違いないよ」
澪「あ ありがとう///」テレテレ
律「だからさぁ もっと自信持てよ 澪は自分を過小評価しすぎだよ」
澪「でも私・・・極度の人見知りだし・・・それに・・・」
律「それに?」
澪「・・・私律がいないとなんもできないし・・・」
律「なーにいってんだよ ベースのことに関しては私なんもしてないだろ」
律「それは澪ががんばったからできることだろ?私がいなくたって澪は強いよ」
澪「そうかな・・・?」
律「私が言うんだから間違えない!それに澪がいないと駄目なのは私のほうだしね」
澪「それってどういう・・・?」
律「澪がいなかったら誰が宿題を見せてくれるんだ!?」
澪「・・・呆れた この馬鹿律!」ゴツン
律「いたっ!」
律「しかし澪もいつの間にかベースうまくなったことだし 私ものんびりしてられないな」
澪「ふふふ・・・そうだな 早く私に追いつけるようにならなきゃな」
律「なにおぅ!今に見てろ 澪なんてすぐに追い越してやるさ!」
律「そして目指すは・・・武道館!!」
澪「やれやれ・・・」
おしまい
最終更新:2010年01月11日 02:07