~律部屋~

ブーブー

律「電話…?澪からだ…」
ピッ

律「もしもし…?」

澪「あっ!律?」

律「どうしたの…」

澪「あの…さっきはごめんな…」

律「えっ?(澪わざわざ気にしててくれたんだ…)」
澪「あ、あのな…私が好きな人って実は律なんだ~……なんてな……」

律「へ///?」(ドキドキ)

澪「あ、あはは…なんちゃっ………」

律「澪ちゃん!」

澪「は、はいっ!」

律「それホント!?」

澪「え?は、はいっ…」

律「ホントにホントなの!?」


澪「えぇ…まぁ…」

律「いいいいゃったー!!」

澪「ええっ!?」

律「わたしも澪ちゃんが大好き!」

澪「えええぇ////!?」

律「よ~しもっともっと女に磨きをかけるぞー!じゃっ今日はひとまずここまでで」


ガチャ

プ-ップ-ッ

澪「……………………」

澪「あれ?」

澪「あれれ?」

澪「律のやつ喜んでたけど…なんだ?成功したのか…?」

澪「てことは喜んで良いわけで…」

澪「!!」

澪「まさか律と両思い!?」

澪「あわあわあわわわわ……」

澪「…」(ボンッ)

澪「恥ずかしいー///」

澪「律は女を磨くってこれ以上何する気だ?」



~律部屋~

律「やっほー!!澪が私のこと好きだったなんて!」

律「だから女の子らしくしたほうが可愛いなんて言ってくれたんだ!感激ぃ/////」

律「さて!喜んでばかりいられないや!可愛くなる努力しなきゃ澪に幻滅されちゃう!」


聡「いい加減淡泊に保守してないで姉ちゃんのポニテ画像はれよクズども」


律「とは言ったものの…」
律「何をすれば良いんだろう…?」

律「可愛いって何かな?服…とか?私ってショーパンとか動きやすい服しか持って無いんだよな…女の子らしいのって無いかも…」

律「休みの日に買いに行こう♪」



~休みの日~

律「澪ちゃ~んこっちこっちぃ!」

澪「もう!そんなに引っ張らないでりっちゃん///」

律「いやだもん♪」(ベタベタ)

澪「りっちゃん恥ずかしい…///」

律「私は恥ずかしくないもん♪」

澪「で、でも服買うんでしょ?はやく行かなきゃ」


~服屋~

律「どんなのが似合うんだろ?」

澪「今の律にでしょ?そうだな?清楚な感じでワンピースなんてどお?」

律「ワンピース…着たことあったっけ…?」

澪「試着してみたら?」

律「そうしよっかな…」

店員「試着なさいますか?」

律「お願いします」



~試着室~

律「着てみたけど…おかしいし…」

シャッ

律「やっぱりへんじゃない?」

澪「わぁぁ!」

店員「これは…!」

律「や、やっぱり変でしょ?すぐに着がえる!」

澪「良い…//」

律「へ?」

澪「すごく良い…//(華奢なからだ…小さめの胸…細くて白い脚…そしてこのポニーテール…可愛いすぎる…)」

店員「あの!!」

律「はいっ?」

店員「少しお時間いただけますかっ?」

律「へ?は、はいっ」

店員「こちらの部屋に来ていただけますか?お連れさまは店内で少々お待ち下さいませ」

律「一体何?ごめん澪!ちょっとまってて」

澪「あ、あぁ…」

バタン

澪「……」

澪「寂しい………」


~5分後~

ガチャリ

店員「それではご検討よろしくお願いいたします!こちらのワンピースはお近づきの印にお持ち帰り下さい」

律「は、はあ…」

澪「終わったの?なんだった?」

律「うん、とりあえず店出よっか?そしたら話すよ」

澪「うん…じゃあどっか喫茶店はいろうか」



~喫茶店~

律「はぁ…驚いた…」

澪「一体どうした?」

律「実はさっきの店員にファッション誌のモデルにならないか誘われたんだ」

澪「ファッション誌のモデル!?どこの?」

律「GINGINだって」

澪「GINGINってあの超有名ファッション誌の?」

律「うん…」

澪「りっちゃんがモデル…モデルになったらりっちゃんは…」




~澪の妄想~

澪「りっちゃん?今日遊びに行こう?」

律「ごめんね、今日撮影なんだ…明日も明後日も…」

澪「そ、そうなんだ…」

律「また…今度ね…」

澪「りっちゃん?部活終わったし一緒に帰ろう?」

律「うん!良……」

ファン「きゃー!!ギンギンのりっちゃんよ!すごーい!綺麗!」

モミクチャモミクチャ

澪「りっちゃん………」

澪「今日はついにりっちゃんがテレビに出るし録画しなきゃ」


~テレビ~

律「こんにちわ~」

客「キャーーー!」

タモリ「今日のゲストはRITSUさんです」

~会話は進み~

タモリ「お付き合いしてるひととかいるの?」


律「え?い、今はいないです…」


澪「え…?律?私は?」

律「澪ちゃん…いや…澪」
澪「な、何?」

律「あのさ…私達もう終りにしない?」

澪「え…?」

律「私新しく好きな人出来ちゃったんだ…モデル仲間が紹介してくれた人なんだけどカッコイイんだ。それに女同士なんて変じゃん?そういうわけだから」


澪「そ、そんなのいや!律!まってよ律ー!」

~妄想終了~
澪「(ということに成り兼ねない)」(ガクガクブルブル)




律「澪ちゃん!おーい澪ってば!」

澪「ひっ!?いま澪って呼び捨てでよんだ…やっぱり終なんだ…うぅぅ…」

律「なに言ってるの澪ちゃん?」

澪「りっちゃん!」

律「なに!?」

澪「も、モデルの世界って怖いよ!」

律「えっ?そうなの?なにが?」

澪「な、なにがってほら…!!イロイロだ!」

律「イロイロ…?でも怖いのは嫌だなぁ…」

澪「だろ?だろ?だからやめたほうが良いぞ~。な?な?」


律「う~ん…まぁ私は最初から断るつもりだけどね~」

澪「な~んだそっか~って、えぇ!?そうなの?」

律「うん!だって部活出来なくなっちゃうし」

澪「そっか、そうだよな?はははは!よかった!」

律「なんでみおちゃんがそんなに心配してるの~?」

澪「そんなのりっちゃんが私から離れてっちゃうかもしれないからだろ~」

澪「~♪」

澪「ん?」

澪「あぁっ…………!」

律「澪ちゃんそんなこと考えてたんだ~」(クスクス)

澪「い、今のは…その…あの…うぅぅぅ…恥ずかしい///」

律「私は澪ちゃんと一生一緒だよ!心配しないで♪」

澪「ホント?りっちゃん…///」

律「ホント!約束する!」

澪「一生一緒なんて…うれしい//」(ホンワカ)

律「えへへ♪さぁ今日は帰ろ?いつのまにかもう夕方だよ!」

澪「あれ?いつの間に?」

律「手つないで帰ろっか?」

澪「う、うん…//」



~翌日休日部活~

律・澪「こんにちは~・おーす」

梓「あ、二人ともこんにちは」

澪「唯とむぎは?」

梓「まだきてないみたいですね、ていうか律先輩…」

律「なぁに?」

梓「また可愛くなってません?」

律「そ、そう?」

梓「ていうか律先輩全てが変わりすぎです!」

律「そう?」

梓「そうです!ちょっと前までは…その…ガサツな感じだったのに、今は全然違うじゃないですか!」

律「やっぱり変かな?」

梓「変じゃないけど戸惑っちゃいますよ」


ガチャリ

唯「おいっすー」

紬「こんにちは」

律「二人ともこんにちは♪」

唯「りっちゃんまた綺麗になったね~」

紬「モデルさんみたい♪」

澪「モデルさん?そういえばりっちゃんモデルのスカウトされたんだよ!」

唯紬梓「えー!?そうなの!?」

律「いやぁ…服屋で試着したらスカウトされちゃった」

唯「すご~いりっちゃん!モデルさんだよモデルさん!」

紬「今のりっちゃんなら不思議じゃないわよね…」

唯「撮影とかあるの?」

律「いや、断ったんだ♪」

唯紬「ええ!?どうして?」

律「だって部活出れなくなっちゃうし澪ちゃんが浮気しないか見張れないもん♪」

澪「浮気なんかするか!馬鹿律!」

梓「なんか馬鹿律って久しぶりに聞きました」

紬「ホントね♪」

澪「まったく…律はどう変わっても本質は結局律だな♪まぁそこが良いんだけど」

律「えへへ~♪」

唯「二人とも仲良すぎ~!私もりっちゃんに甘えたい~!」


澪「だめ!りっちゃんは私のだ~!」


唯「ぶー」

梓「さぁいつまでもあそんでたらダメです!練習しましょう!」

唯「む~…あずにゃん真面目すぎるよ~」

澪「唯が不真面目すぎなんだよ」

律「あはは♪確かに♪」

唯「そんなこと無いもん!今日は頑張るもんね」

紬「ふふふ♪」

澪「じゃあ練習しよっか」

唯「おー!」

澪「あ、あとりっちゃん?」

律「なあに?」

澪「ドラミングまでおしとやかにしないでよいからな♪」

律「は//はいはいっ!」

律「さて…やろっか~って…」

律「私のスティックは?」
澪「しらないよ?持ち帰ったんじゃないの?」

律「あちゃ~そうだったよ…どうしよ~」

コンコン

?「すみませーん!誰かいますか?」



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最終更新:2010年01月02日 21:40