唯「うい~ご飯終わったらギター教えて」

憂「えー、嫌だよ面倒臭い」

唯「うい~お願い~」

憂「・・・もう!しつっこいなあ!分かったよ」

唯「ありがとうい~」

憂「語尾合体させないで」


…翌日

憂「あっ和さん待っててくれてたんですか?」

和「唯からメール来たけど直接色々話したかったのよ」

唯「なんか和ちゃんと一緒に遊ぶの久しぶりだよね~」

憂「昨日からはしゃいじゃってうるさいんですよ」

和「ふふ、喜んでくれて何よりね」

唯「和ちゃんとメリーゴーランドする~」

和「え?それはちょっと・・・」

憂「犠牲になっていただきますね和さん」

和「う・・・まあ私から言い出した事だしいいわよ」

唯「わ~い」

憂「さすが和さん寛大ですね。私には絶対無理ですよ」

和「ふぅ・・・(憂ちゃんとなら歓迎なんだけどね・・・)」


……

憂「梓ちゃんおはよう」

梓「あっ・・・ふ、ふんだ」

憂「ふんだ?何を踏んだの梓ちゃん?」

梓「憂には関係ないでしょ」

憂「ふうん・・・まあいいけど」

梓「え、え~・・・」

憂「でもそんなしかめっ面より、バカみたいに元気な梓ちゃんの方が好感持てるよ」

梓「!・・・余計なお世話だからっ」

憂「ん~(何か変だな梓ちゃん)」

梓「ていうかバカって言った!?」

憂「あれ?言ったかな?」

梓「言った言った言った!」

憂「ごめんごめん(ああやっぱりあんまりいつもと変わらないや)」


……

唯「~♪」

律「何か機嫌よさそうだな唯」

唯「ああ聞いてくれるりっちゃん?日曜に私、憂と遊園地行くんだ~
和ちゃんが誘ってくれたの」

梓「・・・」ピクッ

律「へ~いいな~私も・・・あだっ」

澪「律、厚かましい事いうなよ邪魔したら悪いだろ」

唯「え~別に~」

梓「私も行っていいですかね唯先輩!?」ガタッ

紬「ほう・・・」

唯「ん~?いいんじゃないかな?でもチケットはないかも」

梓「それくらい当然買ってやるです!」

律「何だ梓そんなに遊園地行きたかったのか~まだまだ子供だな~」

澪「お前が言うな」

紬(これは・・・ハンディカムの準備をしておかなきゃ!)

さわ子「ムギちゃんミルクチーは?」



…日曜日

唯「わ~いわ~い遊園地遊園地♪あずにゃんも一緒♪」

憂「ちょっと目立つから静かにしてお姉ちゃん」

梓「・・・唯先輩、外であずにゃんはちょっとやめて欲しいです」

和(梓ちゃんが来たのは好都合ね・・・唯の相手してもらえば私は憂と・・・ふふふ)


物陰|紬「・・・いたわあそこね・・・バッチリ撮らせていただくわ」ジュルリ


和「あの四人だし、ペアを決めておきましょうか?」

憂「ああ・・・それなら私と梓ちゃん、
お姉ちゃんと和さんでいいんじゃないんですか?」

唯「わ~い同級生同士だね~」

梓「えっ」

和「えっ」


物陰|紬「あっバッテリー切れた!?」


和「や、やっぱりペアは無し!個人によって乗りたい物とか変わってくるし」

梓「そ、そうですよ!」

憂「そう?(あれ?てっきり和さんはお姉ちゃんと遊びたかったと思ったんだけど)」

唯「あっでもあずにゃんとも乗りたいし~決めない方がいいかも」

梓「・・・唯先輩あずにゃんはやめて下さいって///」


物陰|紬「ああっ梓ちゃんが赤くなってる!斎藤ー!早く戻ってきて~!」


和「じゃあまずはジェットコースターね。定番だわ」

唯「おお~いきなりクライマックスだねえ~」

憂「ジェットコースターか・・・梓ちゃん身長制限大丈夫?」

梓「・・・喧嘩売ってるのかな憂?」

和「それじゃさっきグッパーで決めた通り私と梓ちゃん、唯と憂で組むわよ」

憂(さすが和さん仕切り上手ね)


物陰|紬「も、もうちょっと近づいても気付かれないかしらね?」


憂「お姉ちゃん、私達の番だよ」

唯「うんそうだね!和ちゃんあずにゃん行ってくるね~!」ブンブン

梓「こんな所であだ名はやめてって言ってるのに・・・」

和「あ~でも楽しそうでなによりだわ」

梓「和先輩も物好きですよね・・・憂なんかのどこがいいんだか」

和「なんかって・・・あれ?梓ちゃんに話した覚えは無いんだけど」

梓「見てれば分かりますよ。和先輩モテるのに」

和「見てれば分かる、ね・・・どうして憂ちゃんには気付かれないのかしら」

梓「鈍感なんですよ姉妹そろって」


物陰|紬「和梓・・・和梓・・・し、新鮮な組み合わせだわ」ハァハァ


カタンカタンカタン・・・

唯「ふええ・・・ちょっとずつ動いてるよお~」

憂「まだ本番はこれからだよ」

唯「こんな所で止まっちゃやだ~」

憂「ここから一気にいくからね」

ガタン!ズシャー!

唯「ひいいいいい!」

憂「あっ凄いよお姉ちゃん!」

唯「ふあっ・・・気持ちいいかも!」

和「次は唯のリクエストでメリーゴーランドね」

梓「・・・うぼあ」

憂「梓ちゃん大丈夫?顔色が変だけど」

唯「ねえねえもっかいジェットコースターでもいいよ~」

梓「・・・」ブンブンブン

和「じゃあ今度は約束通り私と唯、憂ちゃんと梓ちゃんで」

憂梓「「あ、私達は見てますから」」

和「・・・」

唯「あはははわ~い♪う~い!あずにゃ~ん!」

和「ふふふ・・・」

梓「楽しそうね先輩方」

憂「梓ちゃんもう具合はいいの?」

梓「よ、余計なお世話よ!これくらいへっちゃらだもん!」


物陰|紬「和さんと唯ちゃん!まさに王子様とお姫様だわ!
     貴重な資料として後世に伝えなければ!」●REC


和「そろそろお腹すいたわね。ご飯にしましょうか」

唯「わ~い!ごはん♪ごはん♪」

憂「はりきって作って来ました。どうぞ」

和「ありがとうね憂ちゃん」

憂「いえ任されて嬉しかったです」

梓(私も持ってくるって言えば良かった・・・
  そうすれば私の手作りを唯先輩に・・・キャー)


物陰|紬「猛烈に輪に入りたいわ・・・ティーセット持って・・・」


和「おいしいわ憂ちゃん!おいしい!」パクパクモグモグ

憂「そ、それは良かったです(凄い早食い)」

和「うっ」

憂「あっ和さん水水!」

和「ゴクゴク!ふぅ・・・ありがとう憂ちゃん(あっこれって間接・・・!?)」

唯「・・・」ジー

梓「美味い・・・凄くこってるし・・・負けた」

唯「はいあずにゃんあ~ん」

梓「あっちょ唯先輩///」


物陰|紬「何だか凄く惨めになってきたわ・・・」シクシク


憂「和さんも案外世話が焼けるんですね」

和「あっ、そ、そうよ!憂ちゃんもっと私の面倒見て欲しいわ!」

憂「えー・・・それはちょっと」

和「じょ、冗談よ冗談(憂ちゃんクール・・・だがそこがいい)」

憂「あははそうですよね」

唯「あずにゃんあ~んあ~ん」ヒョイヒョイ

梓「む、むごご(し、しあわしぇ・・・)」


物陰|紬「でも耐えるのよ紬。百合族のみんなの為にあくまで黒子に徹するの!」


和「さあて食事も済んだし腹ごなしに軽いの行きましょうか・・・
  お化け屋敷なんかどう?今度は憂ちゃんと私ね!」

唯「えっ私も憂とがいい」

憂「お姉ちゃんとはさっき組んだでしょ」

梓「そ、そうですよ唯先輩!私と行きましょうよ!」

唯「え~う~い~」

憂「こんな所まで来てわがまま言わないでよお姉ちゃん。恥ずかしいな」

唯「う・・・分かった・・・」


物陰|紬「どうやらお化け屋敷の様ね・・・これは何かあるかも分からんね」


憂「わあ思ったより暗いですね」

和「え、ええ・・・(憂ちゃんのうなじ綺麗・・・腕を組んで歩きたい」

憂「腕ですか?いいですよ?(結構怖がりなのかな)」

和「あ、あれ!?聞こえてた?じゃ遠慮なく・・・(やったー!)」ガシッ

憂(こんなにがっしり組んでくるなんて・・・よっぽど怖いんだな)

和(ああやわらかい・・・)


物陰|紬「GJよ!和さん憂ちゃん!」ハァハァ


幽霊役A「ちょっとそこ私の場所なんですけど・・・」

唯「ちょっとわくわくするねあずにゃ~ん」

梓(これはチャンスです!暗いし、も、もしかしたらキスできるかも)

ダダーン

唯「ぎゃあああああ!」

梓「ひっ・・・た、ただの人形です!(唯先輩の声の方が怖い)」

唯「ごめ~んでもちょっとびっくりするよね」

梓「・・・あの唯先輩手を・・・」

ダダーン

唯「ぎゃあああああ!」

梓「にゃあああああ!」


物陰|紬「ちっ・・・こっちは全く色気がないわね」


幽霊役A「もう好きにして・・・」シクシク

和「あ~結構遊んだわね。最後の締めはやっぱり観覧車かしらね」

唯「最後は憂と乗る!」

和「はいはい別にいいわよ(ホントに仲のいい姉妹ね・・・妬けるくらい)」

憂「でもあの観覧車ならみんなで乗れますよ」

梓「私が唯先輩の隣でいいですか!?」


物陰|紬「ああ・・・ほんっと良いものですね百合って」●REC



…翌日

唯「うい~もうちょっと待って~」

憂「やだ!お姉ちゃんに合わせてたら私まで遅刻しちゃうよ!
先行くからね!」

唯「ダメ~!一緒に行く~!」

憂「じゃあもうちょっと早く起きてよお姉ちゃんのバカ!」

唯「うい~・・・ごめん・・・」

憂「もう!落ち込んでる暇があったらとっとと仕度して!
本当に遅刻しちゃうじゃない!」

唯「う、うん!」


平沢姉妹は今日も仲良しです



おわり



最終更新:2010年01月02日 21:58