唯「えーりっちゃんそれよくないよー」ブーブー

梓「そうですよ。フェアじゃないですよ」パンクブーブー

律「うっ…Mー1王者に批難されると…」

澪「そういうことだ、観念しな。…さて律ぅ?どうしてくれようかっ☆」

紬「あらあらあらあらあらあらあらあら」ツヤツヤ

律「ひ、ひぃい…」ガクガク


澪(遂にこのときが来た…)

澪(今まで皆りっつりっつだのムッギムギだのあっずあずだの好き勝手言いやがって…)

澪(私はといえば揉んだり揉まれたりしらけられたり泡吐いたりのギャグ要員…)

澪(もはや辛抱たまらんっ)

澪(…私も言わせてもらうからな!)

澪「…律」

律「は!はいィ?!」

澪「みっおみおにしてやんよ☆」キラッ


唯「…」

梓「…」

紬「…」

さわ子「…」

澪「…あれ」

律「」ニヤニヤ

澪「…///」カアァ

梓「…語呂わr

澪「うわあああああああああああああああああああん!!」バターン

唯「出ていっちゃった…」

紬「」ツヤツヤ

紬「どうしてこうなっちゃったのかしらねぇ」ツヤツヤ

律「困った口調のワリにやけにツヤツヤしてんなぁオマエ」

唯「ところでみっおみおってどうなることを言うんだろうね?」

梓「やっぱ律先輩とイチャコラしたかったんじゃないですが?」

律「やっぱ、ってなんだよ…。仕方ない、澪が帰ってきたら頭くらいなでてやるか」

さわ子「頭だけじゃ弱いわよ」

唯「そういえばさわちゃん居たね…」

さわ子「なでるならもっとこうおムネとかさわさわしなくっちゃ!」ドン

律「…この人は頭が弱いみたいだな」

紬「ソレダ!」ツヤッ

律「エッ?!」

梓「ムギ先輩はもう下ネタならなんでもいいんですかね」

紬「楽しみだわぁ」ツヤツヤ

律「まてムギ、あたしはやるなんて一言も言ってねーからナ」


梓「…で」

テクテク

さわ子「聞こえるわね。フットステップスオンザステアウェイ」

テクテク

唯「澪ちゃん帰ってきたんだね!」

紬「さぁりっちゃん!!今こそそのドアを開けた向こうにいる澪ちゃんにハグった後色々揉みしだいたりしてあげなさい!!」ツヤツヤ

律「うっ…そうツヤツヤされると断れないなぁ…。まぁ分かったよ…」


ドア「ガチャ」

憂「こんにちわーお姉ちゃんいますk

律「澪っほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉ!!」

だきっ

憂「ほわあああああああぁァぁああァ亞?!」

律「えェか?!ここか?!ここがえェのんかっ?!」ワサワサ

紬「あらあら、りっちゃん以外とノリノリじゃない」

梓「っていうか澪先輩じゃないってとこはスルーでいいんですか」

律「ここかっ?!このスジがえェんかっ?!」ワサワサ

憂「あやぁああああぁぁぁ ああああああああああああ!!お姉ちゃんにも触られたことないところををををっ!!」


唯「ういに何をするだァーッ!!許さんッ!!」ドボォ

律「グフー!!」

紬「りっちゃんがシマ氏みたいな叫び声をあげて吹っ飛んだわ!!」

律「痛ェな何すんだ唯!!……、ってあれ、澪じゃない…?」

憂「ううっ」グス

梓「憂、大丈夫?」

憂「梓ちゃん…私…汚されてもうた…」グス

梓「よしよし」ナデナデ

唯「憂に何をするだァーッ!!許さんッ!!」ドボォ

梓「グフー!!」


憂「梓ちゃんに何をするだァーッ!!許さんッ!!」ドボォ

唯「グフー!!」

紬「唯ちゃんに何をするだァーッ!!許さんッ!!」ドボォ

憂「グフー!!」

唯「ういに何をするだァーッ!!許さんッ!!」ドボォ



~~~~略~~~~

律「いてて」

唯「ごめんねりっちゃん、ういのことになるとついアツくなっちゃって」

梓「もう皆ボロボロですし、イーブンでいいじゃないですか」

憂「うん、そだね」

紬「拳で深まる仲ねぇ」ツヤツヤ

律「お前の変換機能にはGoogleの言語辞書も舌を巻くだろーね…」


唯「それでうい、今日は何しに来たの?」

憂「あぁそうそう。晩御飯のオカズ、唐揚げがいいかお刺身がいいかお姉ちゃんに聞きに来たの」

唯「今日はお刺身の気分だねぇ」

憂「はいはーい。じゃあ帰りにちょっと海行ってくるからね。いつもより30分くらいはごはん遅くなっちゃうかも」

唯「お刺身のためだよ!そこは我慢しますので!」

律「おいちょっと待て」

憂「じゃ上州屋にも行かなきゃだし、私もう行くね」ガチャバタン

律「自給自足…だと…?」

梓「サオもこれから買いにいくみたいですねぇ」

紬「オカズ…サオ…ブツブツ…」ツヤツヤ

律「お前は目覚めたての中学生か…」


澪「鼻毛は全部抜かせてもらったぞ!!」バターン

唯「あ、今度こそ澪ちゃん帰ってきたー」

梓「おかえりなさいです、澪先輩」

紬「おかえり澪ちゃん、さっき憂ちゃんが来てたのよ」

律「よう澪。さっきは悪かったな」ナデナデ

澪「あ、あうあう…///」

澪(訂正させてよ…)

さわ子「澪ちゃん…貴女誰の鼻毛を抜いたの」

澪「ちっきしょーお前らグルか確信犯かー!!人のボケ殺しやがってー!!」

唯「まずはそのふざけたボケをぶち殺す!!」キリッ

梓「わー唯先輩、右手に何かしらの力が宿ってるみたいですよー」

澪「そりゃボケはふざけてるからボケって言うんだろぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉおおおぉぉ?!」


律「澪ー、うるさいぞー」

澪「そもそもお前がなぁあああああああああああああ!!アメとムチをなぁぁぁあああああああああ!!」

唯「ほぇー」ボケー

梓「ちょっと澪先輩!こんなにかわいい唯先輩をつかまえて無知とはなんですか無知とは!!」プンスカ

澪「そのムチじゃねぇよぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉおおおおぉぉ!!どっちが無知だコラ鞭でバッシバシにしてやんぞ☆ぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉ?!」

紬「澪ちゃ…じゃなかったご主人様!このド汚ならしい腐れ沢庵めは既にムチで打たれる準備ができております!!早く私をぶってくださいっ!!」

澪「テメェそうしたら喜ぶんだろじゃあやんねぇに決まってんだろぉぉぉぉぉおおおおぉおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉ!!」

紬「ああっじらされているそれもまた一興ゥッ!!」

澪「どーすりゃいいんだぁぁぁあああああああああああ!!」

さわ子「まったく、ドMってのは扱いに困るわね」

澪「せ、先生!」

さわ子「構えばハァハァ、放っとけばそれもまたプレーだとか言ってハァハァ。ドMが一番嫌がるシチュエーションってのはなかなか難しいものよ」

澪「じゃ、じゃどうすれば…!」

さわ子「んー…」

澪「Gokuri」

さわ子「…混ざっちゃえばいいんじゃない?」エヘッ

澪「テメェをぐっちゃぐちゃのミンチに混ぜこいてやろぉかあああぁぁぁああああああああああ!!」

和「そこまでよ!!」バターン

澪「のどk…、ってそこはゾナーネタ言えよぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉおおおおぉぉ!!」

和「風紀委員“ヂャッヂメント”ですの。――スプラッタ発言は校則違反よ」

澪「なんだそりゃ真っ赤っ赤かこの学校はああああああああああぁぁぁあああ!!」

律「澪のやつめ、ちょっとヒネったツッコミしたせいで風紀委員“ヂッヂメント”へのツッコミ忘れてらァ」

唯「詰めが甘いねー」

澪「良い度胸してンじゃねぇかテメェ等ああああああああああああぁぁぁ!!」


和「ヂャッヂメントとして暴力行為は認めないわよ!秋    山澪!貴女を拘束します!!」

澪「オイテメェ今明らかに切るとこおかしかったよなぁあぁああぁああぁぁぁああぁぁああぁ?!」

紬「緊縛ッ!!早くこの麦角菌めを縛り付けてやってくださいませヂャッヂメント様ッ!!」

澪「オメェは黙ってろよぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉおおおおぉぉ!!」

梓「ほら唯先輩、あれが火病(ファビョ)っていうんですよ」

唯「にゃずあんは何でも知ってるねぇ」

澪「覚悟はいいかテメェ等あああぁぁぁああぁああぁああぁぁぁああああああ!!」

和「って言っても貴女はレベル0だったわね。拘束は簡単そうだわ」

澪「誰と勘違いしてんだあぁああぁああぁぁぁあああぁああぁ?!」

唯「佐天さーん、ちょっと静かにしてくださいよぅ」

澪「だからテメェは私を誰だと思ってんだあぁああぁああぁああぁああぁあぁぁぁ?!」

梓「もはや中のひとネタが通じなくなってますね澪先輩は」

律「っていうか澪はただ髪型が似てるっぽいってだけなんだけどな」

紬「」ビクンビクンッ


律「…っていうかこの沢庵給仕はなんで何もされてないのにイっちゃってるんだ?」

紬「」ビクッ

梓「なんか、自分で考えた麦角菌っていう煽り文句が変にツボったみたいですよ」

唯「今りっちゃんの沢庵給仕って言葉にも反応したよぉ」

律「コイツは毎日のティータイムであたし等に使役されて、下のお口を濡らしてたんだなぁ…。しみじみ」

紬(しみじみ→しじみ→貝→貝合わせ→……いとをかし!)

紬「」ビクンビクンッ

律「まるで穫れたての魚のようだナ」

唯「宝石箱やぁ~」

紬(宝石箱→宝石→真珠→貝→貝合わせ→……雅なる遊びッ!)

紬「」ビクンビクンッ

ガチャバタン

梓「そうこうしてる間に澪先輩が和先輩に連れていかれたわけですけども」

紬(してる間に→スペルマに→ナベアツ「ぶっかーけー」)

紬「」ビクンビクンッ

律「なんだお前、ちゃんとバイセクシャルだったのか」

紬「勝手に人の心の中を読まないで!」

唯「ダメだよムギちゃん、そのツッコミ文句は頭の中がマトモな人間だけに許されているんだよぉ」

梓「ちゃんとバイセクシャル、って前提もどうかしてると思うけど…」

さわ子「しかもナベアツってことはオッサン好きよね?」

律「(いたのかアンタ、とは言わないでおこう)じゃあさ、ムギって日本史の時間に安重根の肖像画でオナってそうだよなw」

唯「あははりっちゃん、まっさか~w!流石にナベアツ好きでも安重根をオカズにしたりはしないよぉ~」

律「だよなぁ~w」


紬「……した」ボソ

梓「?」

紬「……ました」ボソ

律「へ?」

紬「……しました!えぇしました!!しましたとも!!私は卑しくも政敵安重根で御オナニーをばなすった売国奴です!!」

律「うわぁ…」

梓「この変態さんはどちらかというと山澪先輩サイドの人間みたいですね」

紬「」ビクンビクンッ

さわ子「内線電話で生徒会室に繋ぐわ。また和ちゃんに来てもらわないと」ピッピッ

唯(……実は金日成をオカズにしたことがある……とは言えないよなぁ)


ガチャバタン

律「とうとうムギまでいなくなってしまった…」

梓「これでけいおん部にも少しは平穏が戻りますね」

唯「けいおんとへいおん……プークスクスw」

さわ子「で、もうとっくに下校時刻も過ぎてるし外も真っ暗だけど、貴女達帰らなくていいの?」

唯「あ゙ーっ!!ういのお刺身があああああぁあああぁああぁああぁああぁぁぁあ!!」

憂「人を活け作りみたいに言わないでよお姉ちゃんっ!」バターン

唯「う、うい?!なんでここに…」

憂「お姉ちゃんが遅いから心配して見にきたんだよ。お刺身冷めちゃうよ、まったくもう」

律「刺身が……冷める……?」

憂「っていうかお刺身と炊飯ジャー持ってきたからもうここで晩御飯にしようよ。皆さんも食べてってくださいな」

律「やっぱり憂ちゃんはできた子だ!」

憂「嫌だなあ律さん、おだてたら何も出ませんよ~」

律「(あ、言い回しちょっと間違えてる。そんなところもカワイイなぁ)いやホントホント!うちにも欲しいくらいだよ~!」

唯「うい~、今日は何が釣れたの?」

憂「今日はウマヅラカワハギがいっぱい釣れたよ~!『“口”のつく苗字ので“ぐち”と読むのは田口と野口だけ』って言ったらそりゃもうざっくざく」

さわ子(…何を…釣ったって…?)



澪&和&紬「鼻毛は全部抜かせてもらったゾナ!!」バターン

憂「あ、皆さんも晩御飯まだでしたらどうぞー?」

唯「みんなお帰り~」

紬「ウフフ。私、皆で怪人ゾナーのモノマネするの夢だったの」ツヤツヤ

律「どないやねん」

梓「で、もはや訂正すらないんですね」

和「カワハギのお刺身なんて、なんだか新鮮だわ」

憂「はい、穫れたてを捌いたのでそれはもぉ新鮮ですよ~」

澪(…ひょっとしてそれはギャグで言ってるのか?!)

憂「お姉ちゃ~ん、ご飯盛ったからテーブルに並べといて~」

唯「は~い」



唯「並べ終えたよ~!」

憂「ご苦労様、お姉ちゃん!」

律「え、あの」

和「うわあ、相変わらず美味しそうねぇ」

梓「お米がスタンディングオベーションしてやがんです」

紬「私、部室で晩御飯食べるの夢だったの~」ツヤツヤ

律「いやだから」

澪「今日はムギだけじゃなくお米と刺身もツヤツヤと輝いてるよ!」

律「…」

唯&憂&和&紬&澪&梓&さわ子「アハハハハハハ!」

律「…私の分は……?」

憂「あ、律さんには言いましたよね。“おだてたら何もでない”って」

律「あれマジなんですかあぁああぁああぁぁぁああぁああぁああぁぁぁあ?!」




唯「ごちそうさまー!」

憂「お粗末さま、お姉ちゃん」

澪「いやー美味しかったー!」

和「カワハギのお刺身も悪くないわね」

さわ子「天命っていう日本酒があってね……それはそれは今日のゴハンによく合ったでしょう」

律「…」グルル

紬「お茶は私が淹れるわね。えーと……7人分かしら」

梓「はい、7人で間違いありません」

律「…」グギュルル

紬「今日は紅茶じゃなくて緑茶のほうがいいわよねぇ」

憂「あ、手伝いますよー」パタパタ

律「…」グキュルルルゥ



唯「…なぁんてね、ごめんごめんりっちゃん」

憂「ちょっと冗談が過ぎました。ごめんなさい」

澪「ほら律、こっちきて一緒にお茶飲もう?刺身はもう無いけど」

紬「りっちゃんの分のお茶もはいったわよ~」

梓「ほら、私の隣あいてますよ」

和「ほら律、そんなとこにうずくまってないで、……?」

さわ子「どうしたの律ちゃん、早くいらっしゃ…」

バタ

律「」

澪「死んでる……」









おわり



最終更新:2010年03月14日 05:14