律「おい!!さっき渡り廊下でレズ見た!マジで!!」

澪「え?レズ?」

律「ああ!すげぇんだよ!女の子キスしてた!!女の子に!!」

紬「りっちゃん落ち着いて」

律「あ、ああごめん。いやぁいきなりだったからさぁ、びっくりしちゃったよ」

唯「え?りっちゃん、ビアンじゃないの?」


律「え?いや?違うけど・・・」

梓「先輩…じゃあどうしてこの高校入学したんですか?」

律「は?え?いや普通に受験しましたよ」

澪「律、おまえもしかして桜高が国内唯一のレズビアン専門の高校だって知らなかったのか?」

紬「そうよりっちゃん。ちなみに姉妹校の薔薇学園はホモ専門の高校らしいわ」

律「え?ごめん整理させて」


律「つまりにこの学校の生徒は全員レズで、私が見た光景はこの学校ではごく普通の光景と・・・」

梓「さすがに人目につくところでキスはやりすぎですけどね」

律「待てよ…ということはお前らも?」

唯澪紬梓「「「「そうです」」」」

律「・・・・・・」

唯「で、でも私はりっちゃんひとすじだよっ!」

澪「唯!抜け駆けするなといっただろ!!律!私はずっとお前のことが好きだったんだ!!」

紬「りっちゃん、わたしの恋人になれば毎日遊んで暮らせるわよ」


梓「はぁ・・・馬鹿な先輩方はほっといて練習しましょう律先輩。二人の愛の歌を」

律「・・・・・わたしおうちかえる」


廊下
律(なんだこれは?なにがおこった?なんかのいたずらか?あ!そうか!いたずらか!ドッキリだ)

律「ちくしょー!はめられたー!ハハハハハ」

憂「あ!律先輩、こんにちは」

律「オィース憂ちゃん!聞いてくれよー、ひでぇんだよお前の姉ちゃん」

憂「おねえちゃんなにかしたんですか?」


律「いきなり、私はりっちゃんひとすじだよっ!とか言い出してさぁ」

憂「おねえちゃん…ついに告白したんだ・・・・・・そっか・・・」

律「え?あの・・・憂ちゃん?」

憂「よし!おねぇちゃんに負けてられませんよね!!」

律「あ、ああうん。なにが?」

憂「私も律先輩のことが好きです!!」

律「・・・・・・・まじかよ」


夜~律の部屋
律「いったん整理するとだ・・・私の通ってた高校には女性同性愛者しかおらず
  さらに軽音部のメンバー+憂ちゃんは私のことを狙ってると・・・」

律「どう考えてもまともじゃないとさきほど高校のパンフレットを引っ張り出してみたら、そこにもしっかりまともじゃないことが書かれていた・・・」

律「そして今なぜか梓から5分置きに「愛」としか書かれてないメールが来ている」

律「・・・・・・澪から貰ったぬいぐるみから盗聴器も出てきた・・・・」

律「・・・・・校則の「異性間恋愛は退学処分」ってなんだよこれ」

律「さわちゃんに聞こう。なにか知ってるはずだ、逃げ道を」


翌日
さわ「つまりノーマルなのにここに入学した場合ってこと?」

律「そうそう!いやわたしは違うぞ!そういう子ってどうするのかなぁって気になってさ」

さわ「あなた、ノンケ喰い好きそうだもんねぇ」

律「ハハハ(私がノンケだよ)」

さわ「実際毎年2,3人いるのよそういう子。」

律「で、その子はどうするんだ?」

さわ「たべるわ」


律「は?」

さわ「同学年とか部活仲間とかに食べられて卒業時にはバッチリレズになってるから大丈夫よ。」

律「・・・たべ?え?」

さわ「ちなみに一番多いのは先輩から後輩みたいだから来年狙ってみたら?」

律「ハハハ・・・そうね、うん。そうしてみる・・・」

律「サバンナの群れからはぐれたシマウマってこういう心境なんだろうか・・・周りが全員ライオンに見える」

さわこの話により男性教諭は全員ホモであることもわかった


?「律・・・」

律「ん?ああ、おはよう和」

和「顔色悪いわよ・・・どうしたの?」

律「え?あ、いや・・・(和もやっぱりそうなんだろうか?)」

律「あ、あ~和はカノジョ・・・とかいるのか?」

和「え?!あ、ななに言ってるのよ!そんなのいるわけないじゃない!!」

律「そ、そうか!!(和はこっち側だ!わたしは一人じゃない!!)」

和「で、でも・・・好きな人は・・・いる・・・かな・・・」チラッチラッ


律「用事があるので退席させていただきます」

和「え?律!?ちょっと!!」

律「わたしは一人だ・・・」

律「教室行きたくないな・・・部室でさぼろう・・・」


部室
律「よしだれもいない!はぁ・・・なんでこんなことになっちまったんだよ・・・」

律「考えよう・・・この事態を回避できる策を!!」

律「まず、全員の告白を断る。・・・だめだ、あのメンバー全員あきらめ悪そうだ」

律「むしろ誰かの告白を受け入れる。・・・わたしなにされるんだろう・・・」

律「すでに恋人がいることにする!・・・っていないことバレバレだし通じても最悪退学になる・・・」

律「考えろ、律!なにかあるはずだ!!なにか!!・・・・・・・・・・・・・・Zzz」


律「はっ!!いつのまにか眠って・・・たぁおうわ!!」

澪「あっ!こら律!お姫様はちゃんと王子様のキスで起きなきゃダメじゃないか!」

律「起きた瞬間目の前に顔が迫ってたらどんなお姫様もびっくりするわ・・・」

澪「じゃあ改めて」

律「しないしないしない!!」

澪「律、なんで私を拒むんだ!?」

律「澪、昨日言ったように私はノーマルで・・・」

澪「ひどいぞ律!私が律とこの高校に通えることがどんなにうれしかったと思ってるんだ!!?」


澪「昔から律のことが大好きで!この学校に一緒に通えるってなったとき嬉しすぎて盗聴器とかも買ったのに!!」

律「おい!・・・はぁ・・・まぁそうだよな・・・元はといえばよく調べもしないでこの学校選んだ私にも責任はあるのか・・・」

律「・・・・・・澪、聞いてくれ。正直今受け入れてくれと言われても私にはできない。」

澪「律・・・」

律「でも責任は・・・多分・・・私にもある・・・ような気がする・・・多分」

律「だから私も受け入れられるよう努力してみる。私自身納得して受け入れられるようになってその時に澪のことが好きだったら・・・」

律「私から告白する。だから今はまだ待っててくれ。」

澪「・・・・・・わかったよ(やばい濡れる)」


澪「じゃ、じゃあ私は教室に戻るからな!!あんまりさぼるんじゃないぞ!!」

律「はいよ~!・・・・・・今、1限目の休みか・・・・・・よし!!今と同じことをみんなに言おう!澪が分かってくれたんだ。みんなも分かってくれるはず!!」

律「もう一眠りしてからいくか・・・」

2限目の休み
律「オィース!唯ーいるかー?」

唯「りっちゃん!こないのかと思っちゃった!寂しかったんだよ!!」

律「あ~それでな唯、話があるんだ」

唯「いいよ~りっちゃんのいうことなら何だって聞くよ~」


律「まぁ昨日言ったようにわたしはレズじゃあない」

唯「うん・・・」

律「でもこの学校に入った責任もある。」

唯「うんうん!!」

律「だから・・・まぁ・・・今はまだ無理だがレズになれるようがんばってみるよ!」

唯「新婚旅行は熱海でいいよね!」

律「話を聞け!!」

和「律・・・今の話、本当なの?」


律「ちょうどよかった。ああ本当だ。だからわたしはまだお前たちの気持ちには応えられないんだ」

和「そう・・・でもまだチャンスはあるんでしょ?」

律「一応な」

唯「う~ん、まぁりっちゃんがそう決めたなら仕方ないね!私もりっちゃんがガチになれるように協力するよ!!」

律「ハ、ハハハ(恐くなってきた)」

律「ムギ~いる~?」

紬「あらりっちゃん?どうしたの?私のハニーになりにきてくれたの?」

律「ハニーって・・・」


律は似たような事を紬にも説明した

紬「クスクス」

律「一応真剣に考えた結果なんだから笑わないで欲しいんだけど・・・」

紬「ごめんなさい、でもそんなまじめなことばっかり言うりっちゃんがなんからしくないなぁと思って」

律「幻滅したか?」

紬「まさか・・・今すぐ持ち帰りたいぐらいよ」ニコォ

律は走った。そして振り返ることはしなかった

律「後は1年だけか・・・憂ちゃんはともかく梓は・・・」


律「あ!携帯家に忘れてら!!・・・まいいか(どうせやばいメールだらけだろうから)」

律「一年の教室でなんでこんな緊張するんだ・・・すみませ~ん平沢さんいますか~?」

憂「律先輩!私に会いに来てくれたんですか?!」

律「まぁそうっちゃそうね」

律説明中・・・

律「ってことなんだ、だからごめん!」

憂「やっぱり律先輩って優しいんですね。」

律「うん?そんな要素あった?」


憂「私律先輩が立派なレズビアンになれるよう応援します」

律「はは、ありがとう・・・(姉妹だ)」

律「ところで・・・梓知らないか?見かけないんだが」

憂「梓ちゃんは今日欠席なんですよ。」

律「そう・・・なんだ・・・(いやな予感しかしない)」


放課後
澪「さぁ!練習するぞ!梓がいないからってサボるなよ!」

律「はいはいっと!(これだ!わたしの求めていたものはこれだ!!)」


さわ「あなた自分がとんでもないことしたって気づいてる?」

律「へ?」

部活の後律はなぜかさわこに呼び止められた

さわ「あなたがノンケって話は唯ちゃんから聞いたから安心して」

律「唯の奴・・・簡単に話しすぎだろ。でとんでもないことって?」

さわ「レズになれるように努力するって言ったって事はドンドンアタック打って来いって言ってるようなものよ」

律「・・・・・・!!!?」

さわ「さらに全員に可能性まで持たせたりしたら・・・段階式にレベルが上がるアタックが降るわよ」


律「・・・・・・マジで?」

さわ「ひとつだけ解決する方法があるわ」

律「さわちゃん教えてくれそれは一体!!」

さわ「ここでレズになってしまうことよ」シュルッ

律「さようなら!!」

さわ「ああっ!!?」

律「・・・・・・・確かに、さわちゃんの言うとおりかもしれない。私は一番やっちゃいけないことをやっちゃった・・・のか?」



律の家
律「ただいまー・・・こんな靴、家にあったか?」

聡「おかえりー、ねぇちゃんの友達が来てるよ」

律「なん・・・だと・・・!?」

ここは戦場だ


律の部屋
梓「おかえりなさい律先輩!」

律「予想どうりすぎる・・・なにしてんだ梓?学校も休んでたろ」

梓「だってメール打っても律先輩返事くれないから私心配になっちゃって・・・」

律「・・・(あんなメール送るほうが心配だ)」

梓「だから直接来ちゃいました」

律「そうか・・・まぁ私も梓に用があったからちょうどいいや」

梓「電気は消して欲しいです・・・」

律「消さねぇよ?!なにするつもりなんだよ!」

梓「律先輩がそういうなら付けたままでも・・・恥ずかしいよぉ」

律「わたしはボケなんだツッコミのレパートリーはそんなに多くないんだ勘弁してくれ」

律「まぁ用っていうのは昨日のことなんだが・・・かくかくしかじかでごめんなさい」

梓「じゃあこれからは律先輩にダイレクトアタックしていいってことですね!!」

律「さわちゃんビンゴだよ・・・この子鋭角スパイクガンガン打つつもりだよ」

律「そのことなんだが・・・今まで通りの接し方をしてもらえるとうれしい」


梓「ストーキングだけってことですか」

律「そうそ・・・え?」

梓「わかりました。多少不満もありますし自信もありませんが努力するふりはしてみます」

律「あれ?梓ってこんな子だったっけ?」

梓「じゃあとりあえず今日は泊めてもらうんで」

律「泊めねぇよ?!」

梓「じゃあパンツくれたら帰ります」

律「やっべ、鋭角スパイクじゃねぇ魔球使いだこれ」

梓「それじゃあ律先輩!明日また学校で!!」

律「ああ・・・うん」

聡「ねぇちゃんの友達ってかわいい人多いよね」

律「そのかわいい友達がパンツを拝んだとしたらどうする?」

聡「意味が分からない」

律「ああ、わたしもわからない・・・弟よ高校はしっかり選ぶんだよ・・・」

聡「は?」                                  


                            第1話 了  



最終更新:2010年03月20日 00:23