梓「どうかしたんですか?」

律「聡が見つかったらしい。ちょっと行ってくるわ」

梓「だったら私たちも・・・!」

律「いや、いいんだ。私の弟の不始末は私がなんとかしないと。
  ・・・こんなことになってもうポジション交代は中止だな。
  2人とも自分の家に帰ってくれ」

紬「・・・わかったわ。がんばってね」

梓「待ってください。私もムギ先輩の家に行っていいですか?」

紬「え?」

梓「心当たりがないとは言わせませんよ?さっき唯先輩に電話したら様子が変だったんです」

紬「な、なな、な、ななななんのことかしら?」

梓「ムギ先輩意外と嘘下手ですね」



えきまえ!

聡「いぇい!ひゃっほう!俺は自由だ!」

キャー ヘンタイダー ワー

警官「だめだ・・・完全に我を失ってやけくそになってる!」

警官「こういうやつは近づいたら何をしでかすかわからんからな・・・くそう一体どうすれば」

律「うちの弟が迷惑かけてます」

警官「君は!?あの変質者の家族かい?」

律「はい。今から責任持ってあいつの動きを止めます。動きが止まったら捕まえてください」

警官「待ちなさい。動きを止めるっていったいどうやって・・・!?」

律「おい聡!」

聡「だれだあ?俺の下半身を邪魔するやつはよぉ~?」

律「聡・・・こんな風になるまで放っておいてごめんな」シクシク

聡「俺に近寄るな!」

律「・・・よし、このタイミングだ!」バッ

警官「あ、危ない!トラックが!」

聡「なっ!?」

キキィィー!! ドン! キャー ワー イー

聡「ぐはっ・・・」

律「安心しろ。軽い怪我で済むように衝突角度は計算してある」

警官「い、いまだ!取り押さえろ!それとトラックの運転手も確保!」

警官「はい!」ダダダダダ

律「ふう、道に出たらトラックに轢かれるという特性を役立てることができた」

むぎのいえのもんのまえ!

斎藤「おかえりなさいませ紬お嬢様」

紬「御苦労様」

梓「す、すごい」

斎藤「部屋には誰も入れるなと唯お嬢様の命令ですが・・・」

紬「私の命令とどっちが上かしら?」

澪「ムギ!と、梓!?」

梓「澪先輩!」

紬「澪ちゃんどうしてここに?」

澪「実は・・・」

紬「なるほど・・・それで着替えもわざわざ持ってきてくれたのね。一緒に行きましょ?」

梓「その服私のじゃないけどどっかで見たような・・・」

澪「ところで律は?」

梓「ええと、説明が難しいのでまた今度」

澪「そうか」

斎藤「こちらです」

紬「ありがとう。下がってて」

斎藤「かしこまりました」

紬「唯ちゃん、開けるよ?」

ガチャ・・・

唯「ほえ~」ボー

紬「ゆ、唯ちゃん///」

梓「すごい格好です//」

澪「とにかく着替え持ってきたから!2人とも着せるの手伝って!」


澪「ふう、これでよしっと」

唯「あじゅにゃああん」ダキッ

梓「ちょ・・・ムギ先輩なんとかして下さい!」

紬「そんなこと言われても・・・あ!」

澪「どうした!?」

紬「私の同人誌コレクションが散らばってるわ・・・きっと唯ちゃんはこれを読んで・・・」

澪「なるほど、唯は影響されやすいからな」

梓「されやすいにもほどがありますよ!」

唯「あずにゃんペロペロ」

紬「まあ、寝て起きれば治ってるわよ♪」

唯「あずにゃ~ん一緒に寝ようよ~」

紬「せっかくだからみんな家に泊って行かない?」

唯「おおぉーいいねー!」

梓「それはありがたいですけど・・・この状態の唯先輩と寝るのは危険すぎるような」

紬「まあまあ。澪ちゃんは?」

澪「うーん・・・ちょっと律に連絡してみるね」

ピッポ プルルル カチャ

律『もしもし』



こうばんからのかえりみち!

律「ああ、澪か。うん、そう。唯は無事だったんだな」

聡「(え・・・澪さんから電話・・・俺が下半身露出して捕まったことが知られちゃう・・・)」

律「私か?今帰るとこだよ、うん。え、なにしてたかって?」

聡「(終わった・・・)」

律「(・・・)」

律「ううん。駅前に買い物に行っただけだよ」

聡「えっ?」

律「うん。そうか。澪も泊ればいいんじゃない?私は帰るよ、うん。大丈夫」

聡「姉ちゃん・・・」グスッ




むぎのいえ!

澪「わかった。じゃあまた明日。え?うん、うん伝えておくね。じゃ」

紬「りっちゃんはどうだった?」

澪「大丈夫だって。律は家に帰るけど私たちは泊るといいよって言ってた」

紬「澪ちゃん、りっちゃんはね・・・」

澪「わかってる」

紬「え?」

澪「電話の声を聞いてすぐわかったよ。律は何かを隠してるし、とても辛そうだった」

紬「だったら・・・」

澪「律にだって触れられたくない問題はあるんだよ。あいつから話してこない限り私も口出ししないよ」

紬「本当、素敵な関係ね」

澪「そんなこと・・・あ、唯」

唯「ふぇ?」パッ

梓「ぷはっ!やっと離れた」

澪「律からの伝言。『今日一日、唯のポジションになってみてトラックに轢かれる辛さがわかった。今まで馬鹿にしてごめん』
  だってさ」

唯「えへへ。りっちゃんにわかってもらえて嬉しいよ!ね!あずにゃん!」ギュー

梓「で、なんで私に抱きついてくるんですか!」

唯「だってかわいいんだも~ん」ギュー

梓「もう!」

澪「なんか唯、素に戻ってないか?」

紬「そういえば・・・下ネタも言わなくなったし」

唯「ま、まあいいじゃん!えへへ」

澪「まったく・・・」


あずさのいえ!

ザパア

純「ふー気持よかった♪」

純「さて・・・あれ?」

純「ない。ないないないない!私の服がない!」

純「下着も何もかも全部消えてる・・・どういうこと?」

純「あ、澪先輩が洗濯しちゃったとか・・・澪せんぱーい!」

シーン

純「いない・・・」

純「とにかく何か着ないと・・・裸のままじゃあやばい」

ゴソゴソ

純「くそ・・・更衣室の中には何もない。バスタオルも・・・濡れてるし」

純「しかも携帯も無くなってるし・・・」



つむぎのいえ!

澪「そういえば梓の家すごかったな。レコードとかいろいろあって
  それに家の中も凄く綺麗だったし」

梓「そんなこと無いですよ・・・あ、家の中が綺麗だったっていうのはあれです。
  今は両親がしばらく出かけてるタイミングでいろいろクリーニングに出してるからですよ」

澪「へー。服とかも?」

梓「はい。今、私の家には衣類は一切残ってません。ついでにタオルも1枚しか残ってません」

澪「じゃあ私が使ったタオルが最後だったのかー。あれ、何か忘れてるような」

梓「しかも誰も使わないので固定電話もありません」

澪「へー。じゃあつまり今の梓の家は外界との連絡手段が遮断されてる上に衣類が一切残ってないのか」

梓「そういうことです」

憂「おじゃましまーす」

紬「いらっしゃい憂ちゃん♪」

唯「うい~久しぶり~会いたかったよお」

紬「みんな今日はどうだった?」

憂「澪さんが薦めてくれた2ちゃんねる楽しかったです!」

澪「そっか。よかった」

唯「私も豪華な暮らしができて楽しかったよ~」

梓「私も・・・何もやらなかった気がしますけど楽しかったです」

澪「もちろん私も梓の家を満喫したから楽しかったよ」

唯「じゃあそろそろ寝ようか!澪ちゃん!」

澪「え?」

唯「もう!寝ると言ったらあの掛け声でしょ!」

澪「あ、あああれか。ゴホン・・・ああもういいや!寝ちゃおう寝ちゃおう寝ちゃお~!」

唯紬梓憂「そう寝ちゃお~!!」


 この日、軽音部の絆はより一層深まりました。


                            おわり




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  ∨:/  ゝ  W Y::.ir'ハ `      ´,ィ=ミ、  从: /iヽ{
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    ヽ 、       `¨´       弋゚ソ/ イ:/
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  { _ \ 〉 レ' /  ././ /| | i.', ',    ハ
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最終更新:2010年03月25日 20:58