• 数時間後

ジャジャーン♪

澪「うん!今のはかなり良かったな」

梓「はい、唯先輩もいい感じでしたよ」

唯「えへへ~」

紬「じゃあそろそろキリもいいし…」

律「そうだな、今日はここまでにするか」

澪「ほら、ギー太しまってやるよ」

唯「ありがと~」

律「じゃあ帰りますか」

澪「では…まいりますか」

律「うむ」

律「せーのっ!」

澪・律・紬・梓「さーいしょはグー!」

唯「?」


ピンポーン
憂「…あっ」

梓「つきましたよ先輩」

唯「憂~ ただいまー!」

憂「お姉ちゃん… おかえりなさい!梓ちゃんわざわざありがとう」ニコッ

梓「ううん。ちょっと寄り道するくらいだから。それに唯先輩と帰るのは楽しいから」

唯「わたしもあずにゃんと帰れてたのしかったよ~」

憂「…」

梓「…? それじゃあそろそろ。 唯先輩、憂、また明日」

唯「また明日~」 憂「うん」

憂「それじゃあ…ご飯にしよっか」

唯「…?うん」

憂「はい、お姉ちゃん。 あーん」

唯「あ~ん」モグモグ

唯「あのね、今日はみんなが私のために部室に連れて行ってくれたりお菓子食べさせてくれたりいろいろしてくれたんだよ!」

憂「うん…そっ…か…」

唯「憂…?」

憂「うっ…うっ…」グスッ

唯「どうしたの?泣いてるの?」

憂「…ごめんね…グスッ…実は…お姉ちゃんに話さなきゃいけないことが…あるの」

唯「どうしたの?」

憂「今日ね…お医者さんから電話があって…それで…」

唯「…」

憂「お姉ちゃんの…グスッ…目が見えない理由がわかったの…」

憂「神経○○病っで…言っで…もう…おねえ゛ぢゃんの…グスッ…目は…いっじょう…見えないのっ…!」


唯「…そっか」ニコッ

唯「私は大丈夫だよ。だから泣かないで」

憂「でも…」

唯「大丈夫!私には憂も和も律も澪も紬もあずにゃんもいるから。私は大丈夫! あっ!ギー太もいる♪」

憂「うん…うん…そうだよね…お姉ちゃんなら大丈夫だよね。ごめんね、お姉ちゃんのほうが辛いのに…」

唯「ううん!だって私はお姉ちゃんだもの! あっはっは!」

憂「ふふっ」

唯「じゃあ憂!ごはん食べたら一緒にお風呂はいろ~」

憂「うんっ」



  • 翌日
律「今日昼休み部室前に集合だ…っと」ピッ

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……
………

  • 昼休み
律「もう…みんなは憂から聞いたか?」

澪・紬・梓「…」

律「なぁ?」

紬・澪「コクッ」


律「…確かにつらいよ…でも唯は?あいつはもっともっとつらいんだ」

律「唯は…唯はそれでも明るく振る舞ってたなのに私たちがこんなんじゃだめだろ!」

澪・紬・梓「…」

律「私たちが唯を支えていかなきゃいけないんだよ!そうだろ!?」


澪「そう…だよな…」

紬「ええ、たとえ目が見えなくても唯ちゃんは唯ちゃんですもの」

梓「そうです!唯先輩は先輩のままです!それでいいんです」

律「おうよっ!それじゃあ放課後、みんなで迎えに行こうぜ」

律・紬・梓「おー!」


……
………

  • 1ヶ月後

澪「私たちもこの生活に結構慣れてきたな」

律「まーなー! 今じゃ私、唯が何考えてるか分かるんだぜ~」

梓「なっ!私だってわかりますっ!むしろ律先輩よりも!」

律「なんだとー 私のほうが上だー! ウリャウリャウリャー」

梓「あはは!痛いですよ~」

唯「あはは~また始まった~」

紬「うふふ」


生徒1「あっ、見て。あの子よ」ヒソヒソ

生徒2「あ~あのへんな歩き方してる?」ヒソヒソ

生徒3「目が見えないんだって?私あーなりたくはないわー」ヒソヒソ

律「っ!おい!聞こえたぞ!! お前ら唯の気持も知らないで!!ふっざけんじゃねーぞ!!!」

澪「律っ…!」


梓「…律先輩の言うとおりです!!あなたたちに何が分かるんですか!?」

生徒2「…なによ」

紬「大丈夫よ唯ちゃん」ナデナデ

澪「大丈夫か?唯?」

唯「うん…ありがとう…」

律「ふん…行くぞ」

……

澪「部室、ついたぞ」

唯「うん…」

律「あんな奴らの言うことなんて気にすることないって」

梓「そうです。きっとあの人たちはチチンプイプイな人たちなんです」

唯「…」

紬「唯ちゃん…?」

澪「どうした?何か言いたいことでもあるのか?」

唯「コクッ」

律「なんだー?いってみろよー」

唯「あっ…あのね…私軽音部やめようと思うの…」

梓「なっ!」

律「なんでだよ、あいつらに意味分かんないこと言われたからか?あんなんきにするんじゃねーよ!」

澪「そうだ唯周りの奴らなんてきにするなよ」

唯「私は大丈夫だよ…でも…私のせいで…グスッ…私…みんなに迷惑かけちゃって…」

紬「!!!迷惑なんてかかってないわ!!」

梓「そうです!私たちはいつも通りです!」

唯「いつも通りじゃないよ!!」
 「知ってるよ!私たちが学校で変な風に見られてることも私のせいで練習が遅れてることも」
 「みんな私がかわいそうだからそれでも付き合ってくれてるんでしょ?」
「私がここにいちゃダメなの!もうみんなに迷惑かけたくないよ!だから辞めさせてよ!」

律「…言いたいことはそれだけか?」

唯「コクッ」

律「はぁ… いいか唯?私たちはな唯のためにこんなことしてるんじゃないんだぜ?」
 「唯が好きだから。唯と一緒に過ごしたいからこうしてるんだ。なぁ?」

澪「そうだ唯。私たちは同情なんかで唯を助けてるわけじゃない」

梓「そうです!私は唯先輩と一緒じゃなきゃ嫌です!」

紬「私もよ。私は唯ちゃんが大好きだもの」


唯「ほ…ほんとにぃ?」ウルウル

律「あったりまえだ!」澪「ああ」梓「はい!」紬「うん」

唯「うっ…うっ…」グスッ
 「あ…あ…ありがどう゛~」

律「よしよし」ナデナデ

澪「よっし!じゃあ文化祭に向けて練習始めるぞっ!」

一同「おー!」


……
………

  • 文化祭当日
律「どうした?緊張してるか?」

澪「まっさかーもう慣れたわよ」ガタガタ

唯「あっ、澪ちゃんふるえてる~」

澪「うっ…うるさい///」

紬「ふふっ」

梓「あっ…ま…幕上がりますよ…」


ガー ガシャン


唯「こんにちは!放課後ティータイムです!」

唯「えっと…知っている人もいると思いますが。実は私目が見えません」
 「それでもみんなの支えのおかげで今日、この舞台に立てました」
 「私は目が見えないけど。でも、軽音部のみんな、クラスのみんな、妹の憂、いろんな人の優しさや愛情が私には見えます」
 「その感謝の気持も込めて歌います。『ふわふわタイム』!」

チャチャラチャチャ~♪


……
………

あ~あ~神様おね~がい♪

チャチャラチャチャ~♪


……
………

あ~あ~神様おね~がい♪


……
………

ジャジャ~ン♪

生徒一同「わっー!!!!!!」ドッ

キャー! ユイチャーン! カワイー! ミオーチャーン! アーズニャーン!

唯「っ!!??」

梓「ふぅ… うまくいきましたね! ゆい先輩!」

唯「あっ…あっ…」

澪「…どうした?唯?」


唯「見えたぁ!!!!」

律「見えたって目がか?」


唯「うん。一瞬だけど見えた気がするの!みんが…みんなが…笑ってで…グスッ…グスッ…」

律「そうかっ…!」

澪「うん…うん…グスッ」

梓「…よかった…です」

唯「私、みんなと軽音やってて本当によかった!!本当にありがとう!!!」

紬「うん。私たちも唯ちゃんと軽音やってこれて本当によかったわよ?」

梓「そうです!今までもこれからも私たちはずーっと一緒です!」

澪「そうだな!」

律「いよぉ~し!!!乗ってきたところで次の曲いくぜー!!!」

唯・澪・律・紬・梓「おー!!!!!」


チャーチャーチャラチャラーチャチャーン♪

……
………
愛をこめてスラスラとね~字が舞い踊る~♪



終わり



最終更新:2010年03月27日 00:56