澪の部屋
律「………。」
澪「………。」
律「エアコンつけるよ」
澪「どーぞ」
澪「麦茶でいいよね?」
澪「ちょっと待ってて」
律「お構いなく」
律「…。(なんだかなー。)」
律「なんだかなー。」
澪「阿藤快か」
律「へへ」
律「どーも」
澪「うん」
律「ごきゅごきゅ。ぷはーっ。」
律「やっぱし澪ママ特製麦茶は上手いぜー」
律「ご家族は、」
澪「ああ、今日ホントは家族で外食の予定だったの」
澪「だから遅くまで家には誰もいないんだ」
律「ほほう それでそれで?」
澪「ばか律」
律「ばかとはなんだー」
澪「ばかばかばか」
澪「ばか律」
律「むぅ」
澪「………………」
律「………………」
澪「あはは」
律「わはは」
澪「ばか律~」
律「ばかって言ったほうがばかなんだぞ、」
澪「小3かっ」
律「あいたっ」
律「ったくもう…澪は手加減しらないなぁホント」
澪「いいのよ、律にはこれくらいが丁度いい」
律「愛ゆえに?」
澪「何言ってんだか」
律「お」
律「筋少のライブDVDだ」
澪「借す?」
律「おう」
律「イワンの~?」
澪「ばかぁーっ」
澪「ハッ」
律「ぷくく」
澪「…ばか律、」
律「私の澪はやっぱり可愛いなぁ」
澪「お前のモノになった覚えはない」
律「なでなで」
澪「……ばか///」
律「なでなで」
澪「………」
律「なでなで」
澪「………しつこい」
澪「なんか、誤魔化そうとしてないか」
律「んなこたぁない」
律「んなこたぁないけど……、」
律「そろそろ意地張るのやめたら」
澪「はぁ…?」
律「乗りかかった船、みたいな」
澪「あぁ」
律「もう引き返せなくなってるんだろ」
律「手に取るように分かるぞ、澪のことなら」
澪「そうかもね」
律「やめる?」
澪「嫌」
律「ええー……」
澪「だって、」
律「なにさ、」
澪「私の……見たでしょ」
律「ゆうてもね、ほんのちょっとだけですやぁん」
澪「まぁそうなんだけど」
律「なら何で」
澪「勘違いしてる」
律「ん?」
澪「だから、勘違いしてるんだって、」
律「私が?」
澪「うん」
律「いやいや」
律「澪は、私にその……アレを見られて、」
律「もうどうしようもなく恥ずかしくって、」
律「それで、私にも同じ目に合ってもらうことで、」
澪「そうだけど」
律「要は」
澪「うるさい、」
律「えええ」
澪「…さっきは、分かった、なんて言ってたくせに」
律「いやぁ~まさかね、」
律「本気の本気だとは」
律「おい………」
澪「……ぅっ……ひっく…ぅぇ…」
律「おいおい、澪?」
澪「………ひっく……ぅぅっ…」
律「どうした?急に」
澪「…っう…、……だっで、」
澪「…………、」
律「澪………」
律「よしよし」
澪「……律の、見たい」
律「あー………よしよし」
澪「おい」
律「よしよし」
澪「ホントは聞こえてたんでしょ、」
律「えっ、ええ?」
澪「律、って私が言いながら、」
律「……」
律「いい。言わなくて。」
澪「あの時、私が………律で”シ”てたの、感付いてたんでしょ、」
律「あー………もう」
澪「好きなの………。」
律「………」
澪「好き、律、好き、律、す…、あっ」
ギュッ
律「分かったから」
澪「律………?」
律「まぁ………なんだ、」
律「安心しなさい」
澪「どういうことよ」
律「だから、安心しなさい、」
澪「何がよ」
律「そんな哀しい顔私に見せないで」
澪「そんなにひどい顔してたの」
律「うん」
澪「………そう」
澪「律………」
律「何」
澪「律は、私のこと、好き?」
律「ふへ」
澪「何だよ」
律「聞きますかねそれを」
澪「いいじゃんか」
律「ま、いいけど、」
澪「で」
律「もちろん、何たって、私の澪だからな、澪は」
澪「意味分かんない」
律「で、だ」
律「やっぱりその…私のも見せた方いいのかなぁ~」
澪「見たい」
澪「律の、見たい…」
律「ううっ…」
澪「早く」
律「むむ…」
律「…じゃあさ、」
律「澪、脱いで」
澪「脱ぐ?!私が?!」
律「そうそう」
澪「な、なんで律が、す、するのに、私が脱がなきゃなんないのよ!」
律「いやぁ~、ははは」
律「実はさ、」
律「私もね、澪でシたことあるんだ」
澪「ばっ・・・ななななに、何言ってんのよ」
律「てゆか、最近は毎回澪。」
澪「~~~~~~っ」
律「なんかさ、2年生なってから、澪と和すごく仲良くなったじゃん?」
澪「まぁ、うん…」
律「それ見ててさ、澪の保護者の私としては安心するものがあって」
澪「いつからお前は私の保護者になったんだよ」
律「でもさ、反面、嫉妬しちゃってた」
律「子どもみたいでしょ?」
澪「べ、別にっ。いいんじゃない」
律「それから妙に澪を意識するようになって、」
律「気付いたら…澪で、シてた」
澪「…………………っ!」
律「ん~、それまではいつも隣にいたから、分かんなかったのかも」
澪「えっ……、」
澪「それ、って、」
律「好きってことさ」
澪「………ばか律」
律「へいへい」
澪「…脱げばいいのね?」
律「うんうん」
律「って、澪?!」
ぬぎぬぎ
澪「お前が脱げって言ったんだろ///」
律「………うは」
ぬぎぬぎ
律「下も?!」
澪「え、あっ、あっ、上だけだった?!///」
律「私は構わない」
澪「ふぅ」
律「手が止まってますよ、澪さん」
澪「し、下着は絶対ダメーっ!!」
律「なにゅー」
澪「当然でしょ!ばか!変態律!」
律「あうう………」
律「よっし」
ぬぎぬぎ
澪「お前は脱がなくていいだろ!」
律「へ?するときって脱ぐもんじゃないの……?」
澪「ん?そうなのか?」
律「んー……、」
律「まぁ、他人の事情なんて分かんないもんね」
澪「うん……、って変なこと言わすな」
律「あはは」
律「そういえば昨日の澪は脱いでなかったもんなぁ」
澪「うっ……///」
ぬぎぬぎ
澪「で、脱ぐのな」
律「ここまできたら、っていうか、」
澪「お前もお前でいっぱいいっぱいなんだな」
律「誰のせーで、」
律「あいたっ」
律「ブツなぁ……」
澪「脱ぐんなら脱ぎなさいよ」
律「はいはい」
ぬぎぬぎ
ぬぎぬぎ
澪「おい」
最終更新:2010年01月14日 21:13