3月31日

律「明日は遂にエイプリルフールか…!」

律「…よしっ」

今までずっと澪の事が好きでした。

律「送信!!」

律「さて、寝るかな」




4月1日

律「ふぁあ…」

律「お、メール来てる」


何の冗談だ?

律「冗談じゃないよ。本気なんだ。で、送信、と」


律「次は唯だな」


唯って何だかほっておけないよな。

律「そうしーん」


律「お、唯からメール」

なんで~?
私って母性本能くすぐちゃうタイプなのかな!?(笑


律「可愛いなコイツ」

そうかも
守ってあげたくなるっていうか

律「送信!」


律「ムギにも送ろう」

ムギって女の子同士の恋愛とかどう思う?

律「これでいっか。そうし~ん!」


本気、って。
私はどうすれば良いんだよ


律「澪からか…。何か意外と冷静だな」

律「私と付き合ってみるとか、どう?で送るか」

律「ムギからだ」

本人同士が良ければ、素晴らしい事だと思う!

律「ふむふむ」


実は私女の子の事好きになっちゃったみたい、なんだよね

律「こんな感じか。ムギに届け~」

律「やべ、梓にも送らなきゃ」

律「梓にはストレートにいってみるか」

梓、大好きだ~!!

律「反応が楽しみだな」


律「唯のメール…」

んん?
りっちゃん、もしかして私に遠回しに告白してる!?
キャー、どうしよ!なんてね~(笑

律「…可愛い」

うん、告白。
唯、どうかな?私と付き合ってみない?

律「こんなもんか。お?梓返信早いな」

はいはい、ありがとうございます。

律「つ…つまんねぇ反応…」

律「どう返信したもんかな」

律「とりあえず本気な感じを出したいから…」

いや、マジ、本気と書いてマジで好きなんだよ!
だから梓!私と結婚しよう!

律「あんま本気な感じ出てな…うわっ!」

ピリリリリリ…
ピリリリリリ…

律「拒否、と。あ、焦った。澪の奴、まさか電話かけてくるとは」

律「とりあえずさっきので梓に返信…と」



え、そうなの!?相手は誰!?
澪ちゃん?もしかして唯ちゃん?それとも梓ちゃん!?

律「ムギ、すげぇ食いつくな…」


その中の誰でもない。さわちゃんでも無いし、もちろん和や憂ちゃんも違うよ。
もう分かる、かな?

律「これで気付くかな~」

何で電話出ないんだよ馬鹿律!

律「澪しゃん、なんか怒ってるな…」


律「いや、電話だと何か恥ずかしくて…、と」

律「唯から中々返信来ないな~…」

もうちょっと練習真面目にやってくれたら、考えない事も無いです

律「梓か…何て冷静な」

律「でもこれ。考えない事もないって事は、脈無い訳じゃないのか」

梓、恥ずかしいからふざけた感じで告白したけど、ホントにマジなんだ!
練習もちゃんと真面目にやる。
梓が望む事なら、何でも私はする!
だから、その、私と…

律「いよし、これで梓も私が本気だと思うだろ」


律「唯からやっと返信が!」

え、あの、りっちゃん、本気で言ってるの?

律「時間掛かった割に短いな…」

律「もしかして、それだけ本気に取ってくれたということなのか」

冗談じゃ、こんな事言わないよ
私、唯の事が好きなんだ

律「…うん。迷うな!行け、律!送信!」


ええっ?
今挙げた人以外だと…、あ!もしかして、生徒会長さん!?

律「わざとなのか、ムギ」

律「ここは強引に行くか!」

わざとやってるのか、ムギ?
私が好きなのはお前だよ!黙って私と付き合え、幸せにしてやる!

律「なんて男らしい文章だ…。送信!」



律「唯からのメール、こ、これは…」

と、突然で混乱しちゃってる
嬉しいんだけど、何て言うか、まだ良く分かんなくて
あ、でもでも、りっちゃんが嫌いとかじゃないんだよ!

律「もう一押しか…」

返事はいつでも良いんだ。
私が唯を好きって気持ちは変わらないから!

律「…罪悪感が凄いな、これ…。けどもう後には退けない!」

律「…送信しちゃった」


律「メールきた!梓から…か」

意味、分かんないです。
何でいきなりそんな事、そんな大事な事、メールで言うんですか。
ばか

律「…あ、梓!今私は猛烈に梓を抱きしめたくなったぞ!」

なんかごめん
でも、梓、じゃあおっけーて事で良いのかな?

律「…澪からのメールはまだ来ない、か」


り、りっちゃん…
何だか私、夢を見ているみたい
あの、こんな私で良ければお願いします!

律「ムギ攻略!よっしゃあ!」

律「…うん」

律「…はぁ、ごめんムギ」

律「唯から…」


りっちゃん、私今からりっちゃんの家に行くね

律「!」


律「梓から…、ムギも!」

先輩の口からはっきり聞きたいので、今から律先輩の家に行きます


私今とってもりっちゃんに会いたい!!
今からりっちゃんのお家に行っても良い!?


ピンポーンピンポーン


澪「おい律!降りて来い!」

律「澪!?」


律「み、澪しゃん。おはよー…」

澪「一体どういう事か説明してもらおうか!?」

律「な、何が?」

澪「メール!律がその、私のこと、す…き…って…」

律「ああ、あの」

唯「りっちゃん!」

律「うぉ~、唯…」

澪「唯?」


唯「あれ?どうして澪ちゃんが居るの?」

澪「それは…こっちの台詞だよ、唯」

唯「え、だって私はりっちゃんからメールが…」

澪「…おい、律?」

律「あ~、あのですね~…」

紬「りっちゃん!来ちゃった!大好きっ!!」

唯「えっ」

澪「えっ」

律「あぁ…」


澪「…」

唯「…りっちゃん」

紬「あ、澪ちゃん、唯ちゃん!」

紬「聞いて、私とりっちゃん付き合う事になったの!」

澪「へぇ…」

唯「ふぅん…」

律「あ、あはは」

梓「律先輩…、ちゃんとした言葉で聞きにきまし…た…?」

律「あー、や、あずさ」

唯「あずにゃん…」

澪「さて…」

紬「えっ?えっ?」


……

律「ほっぺいてぇぇぇ…」

澪「自業自得だろ、バカ」

律「うう…」

澪「むしろ一人一発ずつビンタで済んだだけマシだと思いなよ」

律「澪~、慰めて~」

澪「全く…」


澪「それにしても、今日はエイプリルフールか。まんまと騙されたよ…」

律「なぁ澪」

澪「唯もムギも梓もみんな…」

律「澪!」

澪「な、何?」


律「お前に送った最初のメール、日付確認してみろ」

澪「…え?」



おしまい



最終更新:2010年03月30日 01:52