梓「それに、私の魔眼は騙せないです!」


唯「そう…まぁ良いや」


唯「正体もバレてんなら、この姿でいる必要も無いよねー」グチャベトッグニャグニャ


グロリアン「えへへ~」


梓「本当にグロいですね…」


グロリアン「あれ~?僕の事知ってるの?」


梓「若い女性の命を吸い取って宇宙を荒らし回る特凶指定のアリエナイザー…グロリアン!」


グロリアン「えへへ~有名になったもんだぁ」


梓「スタール星人グロリアン!女性強姦及び13の惑星破壊の罪で…ジャッジメントです!」

×○×○×○×○…×!


梓「デリート許可!」


梓「さぁ、お縄を頂戴しやがれです!」


グロリアン「えへへ~僕もそう簡単にはやられないよぅ」


グロリアン「君も僕の命の糧にしてあげるよぅ…」


裏不無…“戸羅中座無(トランザム)”


梓「…!」


裏不無…“駆路津駆亜津婦(クロックアップ)”


澪「う…うーん」


グロリアン「えへへ~トランザムの限界時間だぁ~」


梓「(こっちも丁度クロックオーバーでした…危なかった…)」


がしっ ぼかっ スイーツ(笑)


澪「…」


澪「うーん」ガクッ



二時間後


澪「う…うーん…」


グロリアン「はぁ…はぁ…」


梓「はぁ…はぁ…」


澪「…」


澪「うーん」ガクッ


梓「はぁ…はぁ…(不味い、早く倒さないと先輩達が起きてしまう…)」


梓「この一撃で決める!」

ズルッ

梓「あ…」ドサッ


グロリアン「えへへ~アタックチャーンス!!」ドゴッ


梓「しまっ…がはっ」ボタボタ


グロリアン「功を焦ったねぇ~その命、私に返しなさい」


裏不無…“絶対捕縛”


梓「な…何ですかこれは!」


グロリアン「えへへ~それから絶対に逃げられないよぅ」ガシッ

梓「ぐっ」


グロリアン「おおぅ…素晴らしさ味だよぅ…これ程の命があったとは」キュイイイン


梓「んー!!」

グロリアン「暴れても無駄だよぅ…絶対に逃げられないから」


梓「(力が…出ない…)」

グロリアン「じゃあ、そろそろ仕上げと…」

ガシッ

グロリアン「ん?」


ドゴォォォン

グロリアン「ぐはぁぁぁぁ!!」


グロリアン「な…なんだよぅ誰だよぅ!?」


梓「澪…先輩?」


ミオ「へっ…可愛い後輩が随分お世話になったようで…」


ミオ「たっぷりお礼をしてやるぜぇぇ!」
ズガァァァァン


グロリアン「がぼっ!」


梓「速い!」


ミオ「おらおら!チンタラしてんじゃねぇよ!」


澪『う…うーん…』


澪『あれ?何だこれ…体が勝手に動いてる!?』


ミオ「よう、お目覚めか」


澪『誰!?』


ミオ「恥ずかしがり屋のおめぇが無意識のうちに作り出していた、もう一人の澪だよ!」

澪『もう一人の…』


梓「澪先…輩?」


グロリアン「???」


ミオ「あらよっと」ブチブチ


グロリアン「あ…あの捕縛を片手で千切った!?」


梓「澪先輩って…二重人格者だったんですね!」


ミオ「何で嬉しそうなんだよ…」


梓「恥ずかしがり屋の澪先輩も可愛いですけど…こっちの澪先輩も格好良くて好きです」キラキラ


澪『凄いキラキラした目…』


グロリアン「む…無視するなぁ!」ガォォ


ミオ「来るぞ」


梓「任せて下さい!」


裏不無…“むったんアックス”


梓「はっ!」ズバァ


グロリアン「ぎゃぁぁぁぁ!左腕がぁ!」

ミオ「ヒュ~やるじゃん」


梓「澪先輩の前で!」ズバァ


梓「格好悪い姿は!」ズバァ


梓「見せられませんからね!」ズバァァァァ


グロリアン「Nooooooo!」


梓「さぁトドメと…」


グロリアン「貴様らぁ…」ズォォォォ


梓「」ビクッ


梓「(な…何この恐ろしいまでの威圧感は…)」


ミオ「…奴の本気が来るようだ」


グロリアン「これだけは使いたくなかったが…」

究極変化裏不無…“素戔嗚尊(スサノオ)”

グロリアン「ギャォォォォォォ!」


梓「ぐっ…凄い気当たり」ビリビリ


ミオ「おぅおぅ、六本腕になって益々醜くなったなぁ」ケケケ


グロリアン「今の俺は愛を越え憎しみを超越し、阿修羅すらも凌駕する存在となったわぁぁぁぁぁぁ!」


ミオ「ブシドー乙」


梓「何呑気に構えてるんですか!あれは本気で危険ですよ!」


ミオ「冷静になれよ梓…熱くなったら負けだぜ」


グロリアン「くたばれぇぇぇ!」


裏不無…“藻字稼羅大団円”


梓「きゃぁぁぁぁ!」


ミオ「……」


ズガァァァァン

グロリアン「ふっ…」


グロリアン「全て消し飛ばしてやったぜ…」


ミオ「おーおー、危なかったな」

グロリアン「何!?」


梓「こ、ここは?」


大虐殺(オーバーキル)…“眼蛇空間(メタフィールド)”


ミオ「俺の大虐殺“メタフィールド”で作り出した位相空間だ」

ミオ「ここなら、周りを気にせず好きなだけ暴れられるぜぇ!」


グロリアン「おのれぇ!」

ミオ「へっ」ガシッ


グロリアン「何…」


梓「片手で止めた!!」

ミオ「零距離だぜ」ニヤ

大虐殺…“眼謬無騎士州賭(メビュームナイトシュート)”


グロリアン「ぎゃぁぁぁぁ!」


ミオ「トドメだ…」


大虐殺…“究極魔弾斬”

ズバァァァァァ


梓「やった!」


グロリアン「ぐ…ぁぁ…」ドガァァァン


ミオ「爆沈…完了」


梓「(まさに圧倒的…しかも、大虐殺は裏不無を超える究極の力!)」


梓「澪先輩…やっぱり素敵です!」


ミオ「何ジロジロ見てんだ?」


梓「あ…いえ…///」


グロリアン(破片)「まだ終わらん…終わらせんぞ!」


グロリアン(破片)「何か良いものは…あ、あれだ!」

最終裏不無…“胚羽亜合体(ハイパー合体)”


グロカエン「ギャォォォォォォ!」

梓「あ!澪先輩!!」


グロカエン「今度こそ命を奪ってやる!」

ミオ「後は任せたぜぇ…平沢姉妹」

梓「え?」


憂「お姉ちゃん!」
サイクロン!

唯「うん!」
ジョーカー!


唯・憂「変身!!」
サイクロン! ジョーカー!


梓「唯先輩に憂…どうしてここに?」


W・CJ「憂が凄いからだよ!」ふんす


グロカエン「貴様は…確か山奥にさらって命を吸い取った筈…」


憂「お姉ちゃんは不死身なんだから!」


グロカエン「あ…そう(突っ込む気も起きん)」


ミオ「俺は早く休みたいんでね…早く終わらせてもらえるか?」

W・CJ「任されよ!」


グロカエン「もう良い…全員纏めて消えされぇ!」

W・CJ「そうは行かないよ!」
ヒート! トリガー!

W・HT「憂!ツインマキシマムだよ!」

憂「うん!」

マキシマムドライブマキシマムドライブマキシマムドライブマキシマムドライブマキシマムドライブ


裏不無…“気羅亜婆洲賭”

グロカエン「消えされぇぇぇ!」


W・HT「ツインマキシマム・トリガーエクスプロージョン!」

ズガァァァァァン

グロカエン「ぐぅぅぅぅ!」

W・HT「はぁぁぁぁぁ!」

裏不無…“むったんストリーム”

梓「援護しますよ唯先輩!」

W・HT「うん!」


W・HT「ライダー!」


梓「ツインマキシマム!」


グロカエン「ぬぉぉぉぉ…」ガガガガガ


グロカエン「ぐぁぁぁぁ!」ドガーン


ミオ「今度こそ、爆沈完了…だな」


唯「やったねあずにゃん!」ギュー

梓「あっ…ちょっ、唯先輩」


憂「お姉ちゃーん…何してんのかなぁ…?」ニコニコ

唯・梓「」ビクッ

ミオ「やれやれ、俺は寝るから後は任せたぜ澪」

澪『あ…ちょっ』

澪「と…」


澪「ミオ…か」

唯「澪ちゃーん!」

澪「うわっ!」


梓「大丈夫ですよ澪先輩…正真正銘の唯先輩ですから」


澪「う…うん」


唯「?」


梓「あ、唯先輩は気にしないで下さい」


ワイワイガヤガヤ


梓「その後、私達は既に起きていた律先輩にどこに言っていたのかしつこく追求されました」


澪「しかしあの事など言える訳もなく、私達は苦しい言い訳で何とか信じ込ませたのだった」


唯「その後、澪ちゃんは私達が所属する宇宙警備隊に入隊し、日夜犯罪者達と戦う日々を送っています!」


梓「まぁ、ミオ先輩が半ば強制的にやらせてるんですけどね…」


律「なぁ…さっきから誰に向かって話してるんだ?」


唯「それは…」

唯・澪・梓「気にしたら負けだよ!」


律「お前ら~」

ワイワイガヤガヤ


  • 第一部・完-


紬「……」



※リズムの作者ではないそうです。




最終更新:2010年04月10日 00:32