唯「ムギちゃん、ありがとう」

紬「たくさんあるからね」

唯「わーい」
唯「ところでみんなあのCMみた?」

律「あれ怖いよな」

紬「……」

澪「なんだっけ…」

紬「公共広告機構の悪口……?」

唯「へ?」

梓「……」

梓(紬先輩は公共広告機構の鬼…… 唯先輩終わった…)

紬「ちょっとあなた達正座……」

唯「む…ムギちゃん?」

紬「正座しなさい、あんたらも……」

律「ちょ…… ムギ?」

澪「どうしたn」

紬「はやく正座しんさい!!!!」

律「……」


澪「はい…」


紬「あなた達、コマーシャルのなにも知らないでしょ?」

唯「CMの…?」

紬「コマーシャルっていいなさい」

唯「あ… うん……」

紬「いい? ただ単にコマーシャルは流れてるわけじゃないの」

紬「さて、どんな影響を及ぼしますか。 そこのカチューシャ」

律「あ… えっと… せんでn」

紬「ボツ、はい次はそこのチョン」

律(ちょ…)


紬「そう、一つは宣伝」

澪(ほっ……)

紬「でもこれは当たり前の回答」

紬「じゃあ、池沼。 その宣伝効果をより効果的にするものは?」

唯「私……?」

紬「お前以外いねぇだろwwwww」

唯「えっ…っと……」


紬「じゃあ、今の時間帯はどんなコマーシャルが流れてる?」

唯「今? 3時?」

紬「お前ずっと家いうからわかるだろ」

唯「……」

紬「はやくして、ほら」

唯「……」

唯「えっ…と…」

唯「通販……とか?」

紬「お」

唯「テレフォンショッピング?」

紬「おお、やるねぇ。当たり」

紬「そう! 今の時間帯はテレフォンショッピングや、保険のコマーシャルが多いの」

紬「なんで? カチューシャ」

律「……えっと」

律「そn」

紬「くそ、はい次つりめ」

律「……」

澪「ええと…」

澪「今の時間帯は年配の方の視聴率が高いから…かな」

紬「おお秀才wwww ほらよビスケットww」

澪「どうも…」

紬「そう! 今の時間帯は死にかけの老人がただ漠然とテレビをみてるの」


紬「わかる!? コマーシャルはただ単に流れてないのよっ!」

唯「へぇ~」

紬「すべてプログラムを組んであるの」

紬「帰ってゴールデンとよばれる時間のコマーシャルをみなさい」

紬「オールジャンルのコマーシャルが流れてるはずだから」

唯「へぇ~」

紬「地方によっては深夜にパチンコのコマーシャルを流すところもあるの」

紬「教育に悪影響を及ぼすらしいから」

唯「へ~」


唯「コマーシャルって深いね~」

紬「あたんめーだろ」

紬「一つのコマーシャルにつき、15秒。 それらがだいたい4つね」

紬「そのなかに沢山情報が隠されてんの」

紬「ひとつでもぬけたら放送事故」

紬「大変なことになるわ」

唯「え? どうなるの?」

紬「砂嵐がザーッてなる」

唯「あのザーッって奴?」

紬「そう、0.1秒でも間があいたらザーッって映るはず」

唯「0.1秒でも?」

紬「あなたみたことある? 一瞬でもザーッって」

唯「みたことないよ」

紬「でしょ? それだけテレビ局はパーフェクトなの」

紬「テレビ局を敬え」

唯「テレビ局万歳」

紬「でも、コマーシャルを変更せざるを得ない場合もあるの」

唯「え? どんなとき?」

紬「例えばニュースで」

紬「赤ちゃんが殺害されたニュースが入ったとする」

紬「そしてそれを報道した後のコマーシャルに赤ちゃんのコマーシャルが組まれていたとする」

唯「うん」

紬「テレビ局はそのコマーシャルを即外します」

唯「なんで?」

紬「殺害されたという報道の後にマミーポコパンツなんて流せるかよ」

唯「あー」

澪「でもそれじゃ間ができるじゃないか」

紬「そう、間ができちゃう」

紬「でも替え玉なんてそう簡単に選んではいけないの」

紬「コマーシャルは一回の放送に200万かかってるから」

唯「砂嵐がおきちゃうよ」


紬「そう、その替え玉に使うのよ」

唯「あっ」






公  共  広  告  機  構  ッッッ!!!!!!!!!







紬「公共広告機構のコマーシャルはすべて替え玉よ」

紬「コマーシャルに変更があった時にしか流れないの」

唯「そうだったんだ……」

紬「お前らが馬鹿にした公共広告機構は大切な存在なんだよ」

唯「私たち間違ってたんだね」


紬「公共広告機構と6万回音読しろ」

唯「はいっ!」

唯「私、公共広告機構の制作スタッフになります!!!!」

紬「その意気よ!!」




きみもレッツAC!!!!!!!!!!



※公共広告機構を怖いだのなんだの言うな



最終更新:2012年02月21日 02:54