唯「あれって…」
子供「早く渡れよ!」
唯「川で遊ぶ子供…」
唯「そして8時15分にはあの車が…」
ブォォォォン
唯「………繰り返してる予知夢じゃない4月16日を繰り返してる」
唯「でも…最初憂は泣かなよね?」
唯「昨日はあずにゃん来なかったし」
唯「少しづつ違ってる…ほとんど同じだけど…所々少しづつ違う」
唯「何でかな?」
唯「とりあえず学校に行こう」
唯「そういえば鞄もギターも忘れちゃった…」
唯「…………怖いよぅ」
唯「早く学校に行こう行ったら澪ちゃん達がいるから…」タッタッタッタッ
唯「はぁはぁはぁはぁ着いた」
紬「あら?唯ちゃん?」
唯「ムギちゃん…ねぇ果物を持って来てる?」
紬「何でわかったの!?」
唯「そんな気がしたから(やっぱりループしてる…)」
紬「あと…唯ちゃんコレ可愛いお花でしょう?あげるわ」
唯「お花を私に?」
紬「ええ!」
唯「でも何でいきなり……お花なの(この場面も違う…)」
紬「あら、いきなりじゃないわ…お花いるかなと思って」
唯「そ、そうなんだ…ありがとうムギちゃん」
唯「…先に行ってるね」
紬「えぇ…(また明日も持ってこないと)」
和「おはよう唯」
唯「う、うん」
和「どうしたの?顔色が悪いわよ?」
唯「な、何でも無い(4月16日を繰り返してるなんて言っても信じて貰えないよ…)」
和「そうなの?あ…コレあげるわ」
唯「え?またお花?」
和「またって…誰かから貰ったの?」
唯「ムギちゃんから貰った…」
和「そうなの?ほら受け取って唯」
唯「…ありがとう」
律「よ!唯」
唯「りっちゃん…」
澪「どうしたんだ?」
唯「ううん…何でも無いよ…」
律「あ…そうだコレ私達から」
澪「あぁ…二人でお金を出し合って花をかったんだ…」
唯「お花…ムギちゃんと和ちゃんからも貰った」
律「私達も唯に花あげるよ」
唯「あ…ありがとう…」
唯「でも…皆同じ花だね」
和「うん…マリーゴールドとペンタスって花よ」
唯「そうなんだ…」
澪「綺麗だろ」
唯「匂いもいい匂いだよ!」
律「アハハそっかぁ…」
和「そろそろ…授業始まるよ席に付きなさい」
キーンコーンカーンコーン
唯「終わった…」
澪「なぁ…唯いい忘れてたんだけどさ」
唯「今日の部活遅れるんでしょ?」
律「何で知ってるんだ?誰かから聞いたのか?」
唯「そんな気がしただけだよ、先に行ってるね」
律「お、おう」
律「すまん!待たせた」
唯「全然いいよ、でもギー太忘れちゃったんだ…だから練習は出来ないからごめんね」
ムギ「いいのよ…でも唯ちゃんなんか元気無いわね?」
唯「そ、そんな事無いよ!私は何時も元気だよ!」
澪「そうか…」
唯「あれ?またあずにゃんいないね…」
澪「体調が悪いらしくてな学校に来て無いんだ…」
唯「そ、そっか…」
律「それじゃあなー」
澪「みんなさようなら!」
紬「また明日~」
唯「う、うん(本当に明日が来たらいいんだけどね…)」
唯「………帰ろう」
唯「ただいま…」ガチャ
唯「憂?うーいー?まだ帰って来て無いのかな?」
唯「………アイス食べよっと」
唯「その前にお花を飾らなくちゃ」
唯「わぁ!可愛い!」
唯「部屋中いい匂いだよぉ~」
唯「憂の部屋にも飾ってあげなくちゃ」
唯「おじゃましまー……………」
唯「……………憂?あれ何で…何で…いやああああああああああああ」
―――私は憂の部屋を開けた瞬間、時が止まったように感じた。
この4月16日を三日程ループしたけど…今日で少しづつ変わってる事に気が付いた。
あずにゃんが部活に来ない事、皆から花を渡された事。
そして、憂の部屋を開けた時、今日の夜にループした日の中で1番変わってる事に私は驚愕した。
憂が…私の妹が天井から首を吊って死んでいた―――
唯「はぁはぁはぁはぁ」ガバッ
唯「夢?……夢?」
唯「憂!?うーいー!!」
憂「どうしたの?お姉ちゃん!!!」
唯「よかった…よかったよ憂よかった…よかった本当によかった」ポロポロ
憂「どうしたの?」
唯「夢を見たのぉ…憂が死ぬ夢ひっぐ…うぇぇぇぇん」
憂「大丈夫だから…私は大丈夫だから」ナデナデ
憂「落ち着いた?」
唯「う…うん」
憂「…………お姉ちゃん!ちょっとお姉ちゃん!!アレ見て!ギー太が!お姉ちゃんギー太が!」
唯「えっ………嘘だよこんな何で…」
唯「……ギー太がぐちゃぐちゃだよ…何で…何で!!!!」
唯「何で…ギー太私何もしてないよ…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「ギー太……憂、今日は何日?」
憂「……4月16日だよ」
唯「また…もう嫌だよ……」
憂「ねぇ…とりあえずギー太を紬さんに…」
唯「でもぐちゃぐちゃだよ…こんなの直ら無いよ…」
憂「ダメだよ希望を捨てたらダメだよ!!!」
憂「見せてみようよ紬さんに」
唯「わかった…」
憂「きっと直るから…私は先に行ってるね」
唯「え…一緒に行こうよ!」
唯「私、怖いんだ最近外に出るのがだから…一緒に行こうよ!」
憂「ごめんねそれだけは出来ないの…ごめんね」
唯「……なんで?」
憂「ごめんねお姉ちゃん…バイバイ」バタンッ
唯「あ…待って!!早く制服に着替えなきゃ…」
唯「……よしっギー太今からムギちゃんに見せるから待っててね」バタンッ
唯「憂!?うーいーいない…先に行ったのかな!?」
男「お嬢さん」
唯「………また」
男「まだこっちに来ないのか?」
唯「……え?あの!す、すいません急いでるんでごめんなさい!」タッタッタッ
唯「はぁはぁはぁはぁ」
タッタッタッ
子供「早く渡れよ!」
唯「はぁはぁはぁ」タッタッタッタッタッ
子供2「嫌だ…怖いよ…」
唯「うーいー!!!!何処ぉ!?」
子供「違うよお前に言ってるんじゃ無いよ」
唯「何処なの…」タッタッタッ
子供2「じゃあ誰に言ってるの?」
唯「はぁはぁはぁ」タッタッタッタッ
子供「あのお姉ちゃんに言ってるみたいだけど…聞こえて無いみたいなんだ」
唯「先に行ったのかな…」タッタッタッタッ
プォォォォォン
キィィィィ
唯「うわぁっ」
若い男「本当にすみませんでしたぁ!」
ブォォォォン
唯「行っちゃった…何で謝ってたんだろ?それに何か車が凹んでた…」
唯「はぁはぁはぁ着いた…やっと…」
唯「ムギちゃんは?ムギちゃあああん!」
紬「…どうしたの?」
唯「ギー太がぐちゃぐちゃになったの!あと憂を見なかった!?」
紬「ねぇ…唯ちゃん?」
唯「ギー太は直るの!?」
紬「私は希望をまだ捨てて無いわ」
唯「………え?」
澪「私も捨てて無いぞ」
唯「み…澪ちゃん?」
律「私もだ唯」
唯「りっちゃんまで…」
唯「何で…皆どうしたの?」
和「憂ちゃんの事は残念だったわね…」
唯「和ちゃん!憂がどうかしたの?」
澪「憂ちゃんはな…唯お前がどうしても助から無いと医者から聞かされて…」
律「死んだんだ首を吊って…な」
唯「憂が死んだ?私が医者から助から無いって言われた」
唯「ど…どういう事?」
律「4月19日の夜に首を吊ってな憂ちゃんは死んだ」
唯「死んだ死んだ言わないでよ!憂はさっきまでいたもん!本当だもんそれに、今日は16日だよ!」
紬「思い出すのよ」
澪「ほら、頑張れ」
律「お前なら出来る」
和「思い出して…ほら」
唯「やめて!みんなやめてよ!!!!」
~~
憂「お姉ちゃん起きて朝よ~」
唯「ふわぁ~もう朝?」
憂「うん、ほら早く着替え無いと」
唯「ふぁ~わかったぁ~」
憂「それじゃあ私はご飯の用意してるね!」
唯「うん!何時もありがとう」
憂「今日のご飯も美味しいよ!」
唯「わぁ!楽しみだなぁギー太おはよう!」
唯「今日もいい朝だぁ!」
唯「よーし着替え終わったぁ」
憂「お姉ちゃんまだー?」
唯「もう行くから待っててーよいしょ」
唯「ギー太も一緒に行こうね」
憂&唯「ごちそうさまでしたぁー」
唯「じゃあ学校に行こうか憂」
憂「うん!そうだねお姉ちゃん!」
唯&憂「それじゃあ…行ってきまーーす!」
唯「今日のムギちゃんのお菓子何かなぁ?」
憂「あ…梓が言ってたわよ今日は梓の手作りのお菓子を持ってくるから紬さんは持って来ないって」
唯「あずにゃんの手作りお菓子!!すごく楽しみ!」
唯「だんだん暖かくなって来たね憂」
憂「そうだね!あっ!」
唯「どうしたの?」
憂「私、忘れ物しちゃったから取りに行くね」
唯「待ってようか?」
憂「いいよいいよ先に行ってて」
唯「うん、わかった!」
―――思い出した全て思い出したこの後、私は車に轢かれたんだ。
8時15分…私は車に轢かれたんだ。
そっか…全て思い出したよ皆―――
澪「お前は今、夢を見てるんだ」
律「お前が全て繰り返してた4月16日は全て夢」
唯「これは…夢何かじゃないもん!分かるもん…」
和「唯はね…今とっても危ない状態なの」
紬「だから私達は出来る限りの事をしたわ果物を持って行ったり」
澪「花を持って行ったりしてなだけど唯は目を覚まさない」
唯「夢じゃないもん!」
唯「皆の花もちゃんと貰ったし…今もこうして話してる何処が夢なの?」
澪「唯………」
律「お前がいなかったら軽音部は楽しくねぇだろ!」
紬「唯ちゃん耐えて…お願いだから生きて!」
和「神様お願い唯を助けて…」
唯「…皆どうしたの急に?」
唯「うわぁっ!」
唯「あれ?みんなぁ!澪ちゃん!ムギちゃん!和ちゃん!りっちゃん!」
唯「いなくなっちゃった…いなくなっちゃったよ…」ポロポロ
唯「……………」
唯「一人にしないでよ!みんな何処ぉ?」
唯「………答えてよ」ポロポロ
男「ねぇお嬢さん」
唯「ひっぐ………何ですか?」ポロポロ
男「憂ちゃんがいる所知ってるよついてきなさい」
唯「……本当に?」ポロポロ
男「あぁ本当さこっちだよ」テクテクテクテク
唯「憂はまだ生きてるんだ…死んで無いんだよきっとそうだよ!」
男「ほら、この川の向こう側を見てごらん」
憂「お姉ちゃーーーーーん」
唯「う、ういー!!」
憂「まだこっちにいなかったの?お姉ちゃん」
唯「こっち?」
憂「ずっと待ってたんだよ早くこの川を渡って来てよ」
唯「うん!今すぐそっちに行くからね!」バシャバシャ
憂「えへへ…お疲れ様!ねぇ…お姉ちゃんこれからも一緒だよね?」
唯「うん!当たり前でしょ!」
憂「あと、お姉ちゃんに謝りたかった事があるの」
唯「なーに?」
憂「あの時、私が忘れ物をしなければお姉ちゃんは…」
唯「誤ら無くていいよ!憂は悪く無いんだからね!」
憂「ねぇ…お姉ちゃん」
唯「まだ何かあるの?」
憂「大好きだよ」ギュッ
唯「えへへ…照れるよ…でも私も大好きだからね!」
……
澪「行ってきます」
唯が死んでから一年経った。
今日は4月20日、唯と憂ちゃんが眠っているお墓で皆と落ち合うつもりだ。
唯が死んでから私達は色々と変わった本当に変わった。
律「あ!澪こっちだこっち!」
紬「こんにちは澪ちゃん」
澪「あぁ…皆来てたのか早いな」
和「アナタは珍しく遅かったわね」
澪「あぁ…これをマリーゴールドだよ」
梓「あ…あの…」
澪「梓…体調の方は大丈夫か?」
梓「はい…私もあの時、唯先輩に渡せ無かったから持って来ましたマリーゴールド」
和「きっと唯と憂ちゃん喜ぶわ」
律「まぁ!私達が来ただけでもアイツはきっとピョンピョン跳ねて喜ぶぜ」
梓「はい…私も唯先輩が抱き着いてくるような気がします」
紬「ねぇ…梓ちゃんマリーゴールドとペンタス皆はこの二つの花言葉知ってる?」
梓「いえ…」
紬「生きると願うよ二つ組み合わせれば生きる事を願う」
澪「私達は唯が生きる事を願ってこの花を渡したんだ」
律「でもマリーゴールドはまた別の意味があるんだよな」
和「えぇ…そうよ今にぴったりの花言葉」
梓「それは…何ですか?」
澪「…悲しい別れだよ」
END
最終更新:2010年04月19日 00:11