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唯「へ?」
憂「お姉ちゃん!」
唯「えーと、つまり…」
唯「……どういうこと?」
憂「私お姉ちゃんが好きなの!!」
唯「私も大好きだよ~」
憂「ち、違うの!そういう好きじゃなくって…」
唯「うっ憂…私のこと嫌いなの!?」ウルウル
憂「えっ!?そ、そういうことでもなくて…」
唯「じゃあ好き?」
憂「もちろん大好きだよっ!!」
唯「ほっ…よかったぁ」
憂「うう…」
唯「安心したらお腹すいちゃったぁ、早くごはんにしようよ~」
憂「うん…すぐに作るね…」
―――
憂「はぁ…」
憂(今日も伝わらなかった…)
憂(なんて言えばうまく伝わるんだろ)
憂(結構勇気出して言ったのにな…)
憂「はぁ…」
憂(お姉ちゃん…)
憂「もう寝よ…」
―翌日―
憂「はぁ」
憂(結局あんまり眠れなかった…)
?「あら、憂ちゃんおはよう」
憂「え?あ、紬さん…おはようございます」
紬「どうしたの?元気ないみたいだけど…」
憂「ええと…その」
憂(この際紬さんに相談にのってもらった方がいいのかも…)
憂「あ!あの!ちょっとご相談したいことが…」
―――
紬「なるほど…唯ちゃんに愛の告白を…」
憂「はい、でもうまく伝わらなくて…」
憂「こんなこと相談できるの紬さんくらいなんです」
憂「お願いします!」
紬「…憂ちゃん、どこまで力になれるかわからないけど」
紬「私でよかったら協力するわ」
憂「紬さん…ありがとうございます!」
紬「それで憂ちゃんはどんなふうに告白したの?」
※>>27
唯「へ?」
憂「お姉ちゃん!」
唯「えーと、つまり…」
唯「……どういうこと?」
憂「私お姉ちゃんが好きなの!!」
唯「私も大好きだよ~」
憂「ち、違うの!そういう好きじゃなくって…」
憂「えっと>>27みたいな感じで…」
紬「う~ん……ちょっと押しが足りないのかも」
憂「押し…ですか?」
紬「ええ…そういうのはね」
紬「押して!」
紬「押して!!」
紬「押しまくるの!!!」
憂「…でっ、でも、そういうのって大丈夫なんですか?」
憂「相手が嫌がったりとか…」
紬「大丈夫!私もそうやってさわ子先生と恋人同士になれたから!」
憂「へ~そうなんですか…」
憂「って、ええっ!!?さわ子先生ってあのさわ子先生ですか!!!?」
紬「ええ、そのさわ子先生よ」
憂「なっ…ええ?え??」
―――
紬「落ち着いた?」
憂「は、はい…すいません」
憂「…あの、それで紬さんはどんな感じで告白を」
紬「うふふ、私の時はね…誰もいない教室にさわ子先生を呼び出して」
紬「そこで『好きです!付き合ってください!』って…」
憂「…それだけですか?」
紬「ううん、その後一度は断られたんだけどね」
紬「懐から札束を取り出して、こう…パシーン!って」
憂「…」
憂「えっ?」
紬「三往復した頃にはさわ子先生の方から付き合ってくださいって…」
憂「えっ?」
紬「それで今では…」
憂「ちょ!ちょっと待ってください!」
紬「え?どうしたの、憂ちゃん?」
憂「い、今札束がどうのって…」
紬「ええ」
憂「い、いいんですか?その…そういうのって…」
紬「憂ちゃん!」
憂「は、はい!」
紬「恋はね…戦いなの…!」
憂「はぁ…」
紬「相手を仕留めるには手段を選んじゃだめ」
紬「もたもたしてる間に誰かにとられたらたまらないでしょう?」
憂「!」
紬「どんな手段使っても勝てばいいの」
紬「勝てば官軍!」
憂「はい!」
憂(すごい…!これが…オトナの恋愛…!!)
憂「あの!紬さん!」
紬「何?憂ちゃん」
憂「お金…貸してもらえませんかっ!?」
―――
唯「ただいまー」
憂「お、おかえりっ!お姉ちゃんっ!」
唯「あ、憂ー、今日の晩御飯…」
憂「おっお姉ちゃんっ!!」
唯「!?」
憂「大好きっ!!」
唯「う、憂?」
憂「これ見て!」バッ
唯「お、お金…!?」
唯「ど、どうしたの憂!…こんな大きn」
憂「えいっ」パシーン
唯「きゃふっ」
唯「…え?」
憂「えいっ」パシーン
唯「あうっ」
唯「うっ憂!?」
憂「えいっ!えいっ!!えいっ!!!」パシンパシンパシーン!
憂「はぁ…はぁ…はぁ…」
憂(これで…お姉ちゃんと…!)
唯「うぅ…ひどいよぉ…ういぃ…」グスッ
憂「えっ」
唯「わっ、わらひっ…ういがっ…うう…うわあああああああああん!!!」
憂「」
―――
唯「ぐすっ、ぐすっ…」
憂「ごめんね!ごめんねお姉ちゃん!!」
憂「わたしお姉ちゃんを泣かせたくてこんなことしたわけじゃなくてっ」
唯「うい…わたしのこと嫌いになったわけじゃないの…?」グスッ
憂「なってない!なってないよ!」
憂「…大好きだよ、お姉ちゃん!」ギュ
唯「うん…」
―翌日―
憂(結局伝わらなかった上にお姉ちゃんのこと泣かせちゃった…)
憂「はぁ…」
?「おっ憂ちゃんじゃん」
?「なんか元気ないみたいだけど…」
憂「律さん…澪さん」
律「なんか暗いけど、大丈夫?」
憂「…」
憂「あの!ちょっといいですか?」
律澪「?」
―――
澪「好きな人になんて告白したらいいか、か…」
律「てか憂ちゃん好きな人いたんだ!?誰?私知ってる?」
憂「え、えっと//」
澪「律!あんまりそういうこと聞くなよな!デリケートなことなんだから…」
律「そんな事言ってぇ…ホントは澪も気になってるんだろ?」
澪「なっ!?//…わっ私は別に…そんなこと…」
律「ほらほらぁ…素直になりなよぉ、澪ちゅわ~ん」
澪「しっ!しつこいぞっ!!」
憂「あの~私の相談は…」
律「へっ?あ~ごめんごめん」
律「告白か~、それなら澪の得意分野だな!!」
澪「なっなんでだよっ!?//」
律「え~だってそういうポエミーな感じの得意だろ?」
澪(ポエミー…)
澪「私帰る…」
律「えっ、ちょ!待てって!私が悪かったから!…憂ちゃんがせっかく私たちのこと頼ってくれたんだからさぁ…澪ぉ」
憂(人選間違えたかも…)
―――
律「告白かぁ…う~ん」
律「澪はなんか無いのか?こんな告白されたらうれしいなぁっていうのとかさ」
澪「別に…」
律(まだへそ曲げてんのかよ…)
律「そういや昔ドラマで―――ってのがあったよなぁ」
憂「!」
澪「…それはないだろ、第一危ないし」
律「ええ~じゃあ澪はなんか…」
憂「…いえ、私やってみます!律さん、澪さん!ありがとうございます!!」
律「へ?あ、ちょっと!!憂ちゃん!?」
―――
憂(よし!まずはお姉ちゃんを誘って…)
憂「お姉ちゃん!アイス買いに行こ!!」
唯「アイス!?行く行く!!」
――
唯「アイスっ♪アイスっ♪」
憂「ふふ」
憂(お姉ちゃんかわいいなぁ//)
ブロロー
憂(!)
憂(来た!)ダッ
唯「うっ憂!!?」
キキィー!!!
唯「うい…?」
憂「はぁ、はぁ…わっ私はっ!」
憂「死にましぇ…!」
運ちゃん「バーロー!!!死にてぇのか!!!!」
憂「はひっ!?」
憂「すっすいません!!」
運ちゃん「気ぃつけろ!!!」ブロロー
憂「…」
唯「うい…?」
憂「!え、ええと…その、これはね…」
唯「ういーっ!!!」ギュー
憂「おっおねえちゃっ//」
唯「よかったよぉ…ういが…死んじゃうんじゃないかって…」
憂「!ごめんね…お姉ちゃん…」
―――
憂「…」
唯「…」
憂(うう…なんか気まずい…)
唯「…よね」
憂「えっ?」
唯「私のせいだよね…」
憂「え、えと…何が?」
唯「私が嫌だから…だから憂っ…自殺なんてっ」グスッ
憂「ちっ違うよお姉ちゃん!そもそもあれは自殺じゃなくて…!」
唯「私と付き合うのが嫌になったから…」グスッグスッ
憂「そうじゃなくてっ…って、え?」
唯「私が恋人なのが嫌だから…」グスッ
憂「」
憂「お、おねえちゃん?」
唯「うっ…ううっ」
憂(どういうことなの…)
唯「うっ…うっ」
憂「お姉ちゃん…ちょっといい?」
唯「……なに?」
憂「私たちって…付き合ってたの?」
唯「!うい…ひどいよ…」
唯「ういがっ、先にっ…大好きって…」
唯「妹じゃ…なくてっ、女の子と…してってっ…いっ言った、のに」
憂「なん…だと…?」
憂(つまり…ちゃんと伝わってた?)
憂「お姉ちゃんっ!!」
憂「大丈夫!!私お姉ちゃんが大好きだよ!!愛してるよ!!!」
唯「憂…」
唯「ほんと?」
憂「本当だよ!」
唯「でも…」
憂「えーと……えいっ///」チュ
唯「…/////」
唯「憂…///」
憂「これで…信じてくれた?//」
唯「うん///」
えーと、なんだか私とお姉ちゃんはいつの間にか付き合っていたみたいです
いままでの苦労は一体…
唯「ね、憂…もういっかい///」
憂「え…う、うん///」
でも…まあいっか♪
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r'´:/:::::::,イ:::::::::: |::jハ;:::::::::ヽ:::::::::::\
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!:l:::::::/ ̄|::::::::::// ̄|:::从:: |:::::|::::::::::rヘ
ノ:|::::/ ___レヘ:::::/ ___V ';::|:::::|::::::::::|:::::.i
. !:::{从rテ示 ∨ rテ示7 V::::::|::::::::/::::: | 私の出番なしですか…
/:::::::::リ ヒソ ヒソ /::::::/::::::/:::::::::|
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|:::::::小、 /::::::::::r'´ |:::::::::::::|
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おわり
最終更新:2010年04月29日 11:38