唯「澪ちゃん、ファンデは実際につけてみて自分に合った色を探すんだよ」
澪「なるほど」
紬「よく手の甲でやる人がいるけど、顔の色と手の色って結構違うからあんまり意味ないねよ」
唯「ええっ!?」
律「知らんかったんかいっ」

律「次はこれだな!」
澪「…ハサミ?」
梓「澪先輩、ビューラーです、ビューラー」

澪「ビューラー?」
律「ほらこうやって」ぎゆっ
澪「いやああああっ!!!何してんだよ律ぅっ!」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん挟んでるのはまつげだから」
澪「ほ、ほんと…?」
律「でもミスったらまぶたがミチッと…」

澪「きゃーーーっ!!」

梓「律先輩!!」
律「やー、ごめんごめん」

律「ほら、やってみろよ澪」
澪「う、うん…」
プルプル

梓「澪先輩そんなにギュッと目つむっちゃ駄目です」
唯「澪ちゃんこう!こう!半目!」
律「こうだぞ澪!半目!」
紬「わ、私も半目!」

梓「何やってんですか…」

澪「」プルプル

律「だーっもうじれったい!あたしがやってやる!!」
澪「頼む…」
律「はい半目~」
澪「…」プルプル
律「おーい、つむってるぞー」
澪「あ、ごめん」

律「はいそのままそのまま~」
澪「」ギユッ…プルプル

律「おい」

なんとかできました
澪「お~…くりんってなってる」
律「つかれた…」
紬「りっちゃんお疲れ様」

梓「つぎはアイラインです」
澪「私それ苦手…」
梓「慣れですよ慣れ」

唯「澪ちゃんがんばれ~」

梓「澪先輩は元々目が大きいからあまりガッツリ引かなくても大丈夫です」
澪「う…うう…」

梓「こう、指で押さえて引いてください!」
澪「」スーッ
梓「そうですそうです!」

律「楽しそうだなお前ら…」

梓「次は下ですね」
澪「上のときと同じでいいのか?」
梓「そうですね」

紬「下の方は粘膜の中にも線を引くといいらしいわ」
唯律梓「ええっ!?」

澪「」バターン

律「失神した…」

紬「大丈夫よ澪ちゃん、粘膜といってもちょこっとだし痛くもないから」
唯「私初めて知ったよ~」
梓「私もです」
律「ムギはなんでも知ってるな」

紬「なんでもは知らないわよ、知ってることだけ」



澪「」ブクブク

澪「ははは、私としたことが」
梓「顔ひきつってますよ」
紬「まあまだ難しいかも…今日は普通に引きましょう」
澪「ああ」


律「次はマスカラだな!」
澪「あれ?あれはいいのか?」
唯「あれって?」
澪「つけまつげだよ」

律「あ~澪は元からまつげ長いし量多いからやらなくてもいいんだよ、やりたいならやればいいけど」
澪「でも雑誌には…」
唯「澪ちゃん、雑誌はあくまで参考だから、全部その通りにしなくてもいいんだよ~」

梓「唯先輩がまともなことを…」
唯「…って憂が言ってた」
梓「そんなことだろうと思いました」

ジュポ
澪「やっぱり虫みたいで怖い…」
律「あたしはお前の想像力が怖いよ」
律「マスカラはなんとなくつけかた分かりだろ?こう…シュッて」
澪「?」
律「だから~…こう…グッくりっシュッ!だ」
澪「分かるか!」ボカッ
律「あいてっ」

唯「澪ちゃんこうだよ~」シュッ
澪「なるほど」
澪「これも結構怖いな、目に近くて…」プルプル


律「まあ最初はな」
梓「たんこぶができてますよ」


紬「最後にチークね」
唯「澪ちゃんのチークすごかったよね~りんごみたいだった!」」

澪「いや…ははは/////」律「おっ!チークいらないじゃん!」

ボカッ

梓「たんこぶの二段重ね…」
律「」


紬「完成~」
梓「わあー」
唯「澪ちゃん可愛い~!」
澪「そ、そうかな…/////」
律「馬にも衣装だな!」
澪「馬子にもだろ」

紬「はい澪ちゃん鏡」


澪「これが…化粧…」ボーッ
律「自分の美しさに見取れちゃってるの?澪ちゅわ~ん」

澪「」
律「聞いていないコイツ」


こうして化粧の楽しさに目覚めた澪
けいおん!!EDババア澪の誕生である



最終更新:2010年05月05日 00:45