唯「あずにゃ~ん♪」ダキッ

梓「わぷっ」

唯「今日もあずにゃんは可愛いね~」ナデナデ

梓「……」

唯「あずにゃんにゃん♪」スリスリ

梓「……」

唯「む~~~。ねえあずにゃん」

梓「何ですか?」

唯「何で今日は反応悪いの?つまんないよ~」ブー

梓「いや、毎日毎日顔を合わせる度に抱きつかれてたら……そりゃなれちゃいますよ」

唯「え、私もしかして飽きられてる!?」ガーン

唯「む~~~。ねえあずにゃん」

梓「何ですか?」

唯「何で今日は反応悪いの?つまんないよ~」ブー

梓「いや、毎日毎日顔を合わせる度に抱きつかれてたら……そりゃなれちゃいますよ」

唯「え、私もしかして飽きられてる!?」ガーン

梓「で、ですからその……。ゆ、唯先輩を抱きしめさせてください!」

唯「え?そ、それってまさかあずにゃんが私をギュ~ってしてくれるってこと!?」

梓「そ、そういうことです!」

唯「ぜひ!ぜひお願いします!」

梓「な、何でそんなに嬉しそうなんですか……。というか、そんなにウェルカム状態だとかえってやりにくいです」

唯「だっていつも受け身なあずにゃんが私を抱きしめてくれるんだよ?興奮せずにはいられないよ~!」フンス!

梓「も、もう……。それじゃ、行きますよ」ギュウッ

唯「ふわっ」

梓「……///」スリスリ

唯「あずにゃん、あったかい……♪」

梓(唯先輩のほうがあったかいですよ。それに柔らかくて気持ちよくて、何だか良い匂いもして……」

唯「えへへ、そんなに誉められたら照れちゃうよ~///」

梓「っ!?と、途中から声に出……!?」アタフタ

唯「もう、あずにゃんは可愛いなあ~」

梓「……うっさいです」ギュウ

唯「う~ん……」

梓「唯先輩?どうかしましたか?」

唯「えいっ!」ギュッ

梓「にゃっ!?ちょ、唯先輩、今は私が抱きしめてるんだから大人しくしてください!」

唯「あずにゃんに抱きしめられるのもいいけど、やっぱり私も抱きしめたいんだよ~」

唯「それにほら……抱きしめ合ったほうが、お互いあったかくて気持ちよくない?」

梓「う、んっ……。た、たしかにそうですね」

唯「でしょでしょ?」

梓「唯先輩……」ギュッ

唯「えへへ~」ギュウ



律「まったくあいつら……。ちょっと二人っきりにするとすぐいちゃつきやがって……」

澪「まあまあ、もう少し待ってやろうよ」

紬「私は大歓迎です♪」



唯「あずにゃんあずにゃん、アイス食べに行こう!」

梓「またアイスですか……。よく飽きませんね」

唯「え~、アイス美味しいじゃん!飽きるわけないよ~」

梓「はあ、そうですか」

唯「……あずにゃん、一緒に来てくれないの?」

梓「……誰がそんなこと言いましたか」




アイス屋

唯「今日はこれ!アイスモナカ!」

梓「じゃあ私は……しろくまバーで」

唯「あれ、たいやきアイスじゃないの?」

梓「あんなの邪道ですよ!たいやきは焼かないとたいやきじゃないです!」クワッ!

唯「あ、あずにゃん……?」ガクブル

梓「あ……す、すみません///」

唯「う~ん、モナカおいひい~♪」

梓「よかったですね」

唯「……」ジー

梓「……?何ですか?」

唯「しろくまバーも美味しそうだね……」

梓「まあ美味しいですよ」


唯「よし、とっかえっこしよう!」

梓「え、とっかえっこ?」

唯「そうそう。私のモナカ一口あげるから、あずにゃんのしろくまバーも少しちょーだい♪」

梓「で、でもそんなことしたら……」

梓(間接キス……///)

唯「……?何かダメなの?」

梓「い、いえ別に……」


唯「わ~い、じゃあいただきま~す♪」

梓(うう、唯先輩と間接キス……///)

唯「ぺろぺろ、ちゅ~……うん、さっぱりして美味しい!」

梓「って唯先輩!?なんて食べ方してるんですか!」

唯「え、何か変?私こういうの食べる時っていつもこうやって、ぺろぺろって舐めてちゅ~って吸うんだけど……」

梓「へ、変っていうか……」

梓(何だかえっちっぽいんですよ!///)

唯「こうやって食べると、一口で二度美味しいんだよ~」

梓「そ、そうですか……」

唯「ぺろぺろ、ちゅ~♪」

梓「はうう……」

唯「ぺろぺ……って、あーーーっ!あずにゃん!」

梓「ふえっ?」

唯「ずる~い!私のモナカ、ほとんど食べちゃってるじゃん!」

梓「へ……あっ!?す、すみません、つい無意識に……」

唯「も~、あずにゃんてば意外とくいしんぼなんだから……あれ?」

梓(唯先輩の食べる姿に見惚れちゃってた……)

唯「あずにゃん、動かないでね?」ガシッ

梓「え?え?何をするんですk」

唯「ぺろっ♪」

梓「にゃっ!?」

唯「あずにゃんの口元にまだちょっと残ってるから、これだけでもいただくよ~。ん、ぺろぺろ」

梓「ちょ、唯せんぱ―んっ!?」

唯(ありゃ、唇舐めちゃった……ま、あずにゃんだしいっか///)

唯「ふうっ、ごちそうさま!甘くて美味しかったよ~」

梓「……」


唯「あずにゃん?」

梓「……ふううぅ~///」プシュー

唯「あずにゃん!?あずにゃーーーんっ!?」


律「あいつら、一般の方々もいるのに何であんなにいちゃついてんだ!?見てるこっちが恥ずかしいっつーの!///」

澪「ま、まあまあ律。迷惑かけてるわけじゃないし、見逃してやれって///」

紬「さすが唯ちゃん……やるわね」



練習中

唯「いたっ」

梓「どうしたんですか、唯先輩」

唯「あう~、弦で指を切っちゃったみたい……」

梓「た…大変です!」

唯「え?な、なにを……」

ちゅぱっ

唯「!?」

唯「ちょ、あずにゃん!?」

梓「ひっほひへへくらはい、おーひゅーひょひです」チュー

唯「そ、そうじゃなくてぇ……」

唯(あ、あずにゃんが私の指を舐めてる……何だか変な気分になっちゃうよお///)

梓「……ん、終わりです。さあ保健室に行きましょう!」


唯「あ、あずにゃん、そんなに引っ張らないで~」

梓「ほらほら急いで!雑菌が入っちゃったらどうするんですか!」

唯「大げさだってば~」

ガチャッバタン



律「あいつらには一緒に練習していた私たちが見えてないのか……?」

澪「絆創膏も消毒液もあるのに……」

紬「唯ちゃんは舐められたりするのは慣れてないみたいね♪」ウフフ



梓「唯先輩、ポッキー食べません?」

唯「おお、あずにゃんいいもの持ってるね~。食べる食べる~」

梓「律先輩たちはまだ来てませんし、二人で食べちゃいましょう。はい、どうぞ」

唯「ありがと~!ポッキーポッキー、ぽおっき♪」

梓「何ですかそれ……」

唯「美味しい~♪」モグモグ

梓「そうですね」カリカリ

唯「あ!あずにゃんリスさんみたいに食べてる!」

梓「ひ、人の食べ方にケチつけないでください」

唯「違うよ~、可愛いんだよ~」ダキッ

梓「にゃっ!?た、食べてる時に抱きついて来ないでください!」

唯「あずにゃん可愛い♪」ナデナデ

梓「も、もう……」

唯「あ、そうだ!ねえあずにゃん、ポッキーゲームやってみない?」

梓「お断りします」

唯「はやっ!?

梓「何でそんなことしなくちゃいけないんですか」

唯「え~、やろうよ~ねえねえ~。こうポッキーの端と端を咥え合って……」

梓「それくらい知ってますし、やりません!」

唯「あずにゃんのけち~!」ブー

梓(結局押し切られてしまった……)

唯「じゃあ行くよ~♪……んっ、ほりゃあひゅにゃん、ひょっひをふわえへ~」

梓「はいはい、分かりましたよ。……んっ」パクッ

唯「~♪」カリカリ

梓「……」カリカリ

梓(……うわ、唯先輩の顔がどんどん近づいてくる。これ想像以上に恥ずかしいよ///)


唯「~~♪」カリカリ

梓(あ、あともうちょっとで……唯先輩と……///)カリカリ

ポキッ

唯「はい、おしまい!」

梓「あ……(もうちょっと、だったのに)」ショボン

唯「あずにゃん、もう一回やる?」

梓「……!や、やってやるです!」


唯「~~~♪」カリカリ

梓(こ、今度こそ唯先輩と……)カリカリ

ポキッ

唯「あ~、折れちゃったね~」

梓「あう……」

唯「……もう一回?」

梓「……!」コクコク


唯「~~~~♪」カリカリ

梓(慎重に、慎重に……)カリ、カリ

梓(あ、あとちょっと……もう少し進めば……///」カリカリ

ポキッ

梓「ッ!?」

唯「今のがこれまでで一番長かったね~」

梓「も、もう一回お願いします!」

唯「うん、いいよ~♪」


梓(失敗は許されない……さっきは慎重すぎたんだ、今度は大丈夫!)カリカリ

唯「~~~~~♪」カリカリ

梓(怖いくらい順調だ……あと少しで、今度こそ唯先輩と……///)カリカリ

唯「……」

ポキッ

梓「なっ!?」

唯「ありゃりゃ、また折れちゃったね~」

梓「唯先輩……わざとやってますよね……?」

唯「え~、何のこと~?」ニコニコ

梓「くっ……も、もう一回やるです!」

唯「あずにゃんやる気満々だね~♪」


律「梓のやつ、思いっきり唯に遊ばれてんな~……」

澪「折れた瞬間めちゃくちゃ残念そうな顔になるから、バレバレだしな」

紬「遊ぶ唯ちゃんと遊ばれる梓ちゃん……いいわあ」ウットリ


最終更新:2010年05月08日 22:45