2月7日 ワンダーフェスティバル会場 けいおん!fimgaブース

展示fimga唯「うわぁ~すごいねえ人がいっぱいだよ!」

展示fimga梓「そうですね」

展示fimga澪「おい唯、動いちゃダメだからな」

展示fimga唯「だいじょうぶだよ~」

展示fimga紬「りっちゃんのドラムすごいね」

展示fimga律「へへーいいだろー」


客1「……」

展示fimga唯「暇だなあ……」

展示fimga梓「飽きるの早いですね……」

展示fimga唯「ん? この感じ……あのお客さんのバッグの中に……私がいる!」

展示fimga唯(そこのお客さんもっと近づいて~!)

展示fimga唯「よし、今だ! みんなあのお客さんのバッグ見てて!」

展示figma律「どした?」

展示figma唯「ちぇーんじ!」※

展示figma梓「ちょっ、何してるんですか唯せん……ぱ……」

Figma唯「バッグの中からやっほー!」

展示figma律「ぶっ」

展示figma澪「何してるんだ唯!」



※ボディチェンジ……半径1メートル以内のフィギュアに憑依できる


展示figma梓「先輩! 早く戻って下さい!」

figma唯「あずにゃんは心配性だなぁ……今戻るよ~ちぇんじ!」

figma唯「……あれ?」

展示figma澪「やばい! 半径1メートルを超えてる!」

展示figma紬「いけない! あのお客さんが歩き出してるわ!」

figma唯「たすけて~!」

展示figma律「おバカーーーー!!」

展示figma梓「あああああ……!! ゆいせんぱいいいいいいい!!!!」

展示figma澪「おっおちつけ梓! 動いちゃってるから!!」

展示figma梓「これが落ち着いていられますか!!」

客2「おお……ああ……」

客3「フィギュアも動く時代になったのか……」


展示figma梓「ああもう台座が邪魔ッ!」

展示figma梓「こうなったら……チェンジ!!」

展示figma澪「梓!? ……どこいった?」

figma憂in梓「よし、これで追いかけられる」

展示figma澪「うおおおおい!」

Figma憂in梓「皆さん待っててください、すぐに唯先輩を連れて戻りますから! とうっ!」

展示figma紬「あっ! お客さんが買った憂ちゃんのfigmaなのに……」

展示figma律「バッグから飛び降りやがった……」

展示figma憂「」

展示figma澪「ああっ憂ちゃん! おおおおちついて……」

展示figma律「おちつけ澪、今日憂ちゃんは別行動だろ」

展示figma紬「ここに展示されてる憂ちゃんは外身だけよ」



転売厨1「あれ、箱が空いてる……中身は?」


figma憂in梓「くっ、関節が硬くて体が動かしにくい」

figma憂in梓「お湯に浸かりたいなあ……ってそんなこと言ってる場合じゃなかった」

figma憂in梓「それにこの歩幅じゃあどのみち追いつけない……!」

figma唯「あっ憂!」

figma憂in梓「憂じゃなくて私です!」

figma唯「あずにゃん!!」

figma憂in梓「今助けますか――ごふぁっ!?」

転売厨2「あれ、なんか蹴った?」

figma唯「あずにゃーーーーん!!」

figma憂in梓「くっ……こうなったら、チェンジ!!」

figma憂2in梓「よし! ……お客さんごめんなさい」



転売厨1「おい! 俺の商品蹴っただろ!? お前のやつをよこせ!」

転売厨2「いや、違……あれ、俺のやつ中身が入ってないぞ!?」


figma唯「お~た~す~け~」

figma憂2in梓「追いつけない……!」

figma憂2in梓「こうなったら」

figma憂2in梓「唯先輩! そっちに憑依できるものありますか!?」

figma唯「えっ? えっと~……あ、あるよあずにゃん!」

figma憂2in梓「わかりました! 今行きます!」

figma憂2in梓「チェンジ!」

ねんどろin梓「チェンジ!」

リボルテックin梓「チェンジ!」

コナミin梓「チェンジ!」

なのはin梓「チェンジ!」

SW in梓「チェンジ!」

企業ブースin梓「チェンジ!」

個人ディーラーin梓「よし、射程距離に入れた! チェンジ!!」


figma唯「あずにゃ~ん会いたかったよ~」

figma唯「……あずにゃん?」

のっぺら梓「……なんですか、これ」

figma唯「わたしの顔、かな」

のっぺら梓「……」

figma唯「だ、だってこれしかなかったんだもん」

のっぺら梓「まあいいですけど」

figma唯「あずにゃん」

のっぺら梓「はい?」

figma唯「ありがとね」

のっぺら梓「い、いえ……」

figma唯「あ、あずにゃん照れてる」

のっぺら梓「照れてません!」

figma唯「あはは――」


figma唯「――話しこんでたらお客さんの家まで来ちゃったね」

figma唯「あずにゃんて意外とおっちょこちょいだよね」

のっぺら梓「唯先輩には言われたくないです」

figma唯「とりあえずこれからどうするか考えなきゃ」

のっぺら梓「私は何か他のものにチェンジしたいです」

figma唯「じゃああずにゃんの身体を求めてしゅっぱーつ」





figma唯「これなんてどうかな」

のっぺら梓「ええ……」

figma唯「かわいいと思うよ?」

のっぺら梓「でも……」

figma唯「あ! あっちのゲル状のやつすっごくかわいいよ! あずにゃんはあれで決て――」

のっぺら梓「あー! 私あの猫気に入りました! チェンジ!」




figma唯「にゃ~んって言って!!」

猫梓「いやです」


最終更新:2010年05月10日 23:47