グリにゃん「汚い手で先輩に触らないで下さい!」

唯ヘッド「あずにゃん……!」

MSM-03C「ちっ、邪魔くせえ」

グリにゃん「唯先輩、今の内に」

唯ヘッド「う、うん、ありがとうあずにゃん!」



唯ヘッド「はやく元の体に戻らないと!」



MSM-03C「くそ……てめえただで済むと思うなよ!」

MSM-03C「こっちにはビーム・カノンがあるんだぞ!」

グリにゃん「……」

MSM-03C「それにその体は壊れてるって知ってるんだぜゲヘヘ」

グリにゃん「く……」

MSM-03C「オラッ! ビーム・カノンをくらえっ!!」

ピャッピャッピャッ!



グリにゃん「うぐ……!」


MSM-03C「ヒャッヒャッヒャ! その腕では最早勝ち目はあるまい」

グリにゃん(まずい!)

MSM-03C「さっさと始末して続きを……ん?」

グリにゃん「?」

MSM-03C「この際お前でいいや」

グリにゃん「は?」

MSM-03C「お前がオ○ホールだ!」

グリにゃん「え゛っ?」



唯「やめてっっ!!」


グリにゃん「唯先輩っ!」

唯「あずにゃん逃げて!」

グリにゃん「でもっ」

唯「早く!」

グリにゃん「……わかりました」

MSM-03C「またかよめんどくせえ」

MSM-03C「丸腰で俺に勝てると思ってんのかああン!?」

唯「…………あっ私武器持ってない」

MSM-03C「ヒャァ!! ビーム・カノンをくらえ!」

ピャッピャッピャッ!

唯「やっべ」




グリにゃん「考えなしだったんですね……」

グリにゃん「また何とかしないと……」

MSM-03C「オラオラァ!!」

唯「うわわっ! あずにゃん助けてぇ!」

グリにゃん「……」

唯「あずにゃんってばぁ!」

グリにゃん「わかってます! 少しの間踏ん張ってて下さい!」

唯「いやぁぁぁ~……」

グリにゃん「ああもう……ん?」




MSM-03C「手間かけさせやがって……ミンチにしてやる」

唯「あ、あ、あわ……」

グリにゃん「唯先輩、これを使ってくださいっ!」

唯「ふえ?」

MSM-03C「いねやァァ!」

ピャッピャッピャッ!

MSM-03C「何っ!?」


唯「……ふぅ、あずにゃんありがと! 危機一髪だったよ」

MSM-03C「こしゃくな!」

グリにゃん「唯先輩これも!」

唯「おおう! ビーム・サーベルだね!」




唯「よし、かかってきなさい!」

MSM-03C「頭にきたぜ……爪で直接ミンチにしてやる」

唯「すぅ……はぁ……」

MSM-03C「……」


グリにゃん「ゴクリ……」



唯「今だ!」

MSM-03C「オラァ!」


唯「…………手ごたえアリ!」

グリにゃん「やった! 唯先輩かっこいいです!」

唯「え~そうかな? へへ~」

グリにゃん「ほんとにかっこいいで――」

MSM-03C「いてえなゴラァ」

グリにゃん「い゛っ!?」

唯「えっ!?」



グリにゃん「そんな……思いっきりヒットしたのに……」

MSM-03C「塗装されてたらアウトだったぜ」

グリにゃん「そうか! 塗装してない所為で出力が落ちてたんだ!」

唯「ええっ~! あずにゃんちゃんと塗装してよお!」

グリにゃん「無茶言わないで下さい!」

MSM-03C「……」

唯「あ、えっと……な、仲良くしませんか? テヘ」




グリにゃん「まずい、今度こそやられ……あ、これなら!」

MSM-03C「その身体メチャクチャにしてやるぜ……!」

唯「まずは話し合おう、ねっ?」

グリにゃん「唯先輩これ使って!!」

唯「おっ?」


唯「おふぉ~! これは凄いね!」

MSM-03C「うおっ」

唯「ふっふっふ」

MSM-03C「まて、話し合えば――」

唯「もんどう むよう!」

ビシューン! ビシューン!




唯「……ミンチよりひどいや」

グリにゃん「唯先輩っ」

唯「あずにゃん! 私やったよ!」

グリにゃん「はい!」

唯「これで一先ず落ち着けるね」

グリにゃん「そうですね」

唯「そうだ、あずにゃんの腕直してあげなきゃ」


グリにゃん「ありがとうございます」


唯「できたっ」

グリにゃん「完璧です」



グリにゃん「これからどうしましょうか」

唯「うーん……みんなに会いたいけど今のままじゃ無理だね」

唯「とりあえず旅の準備をしないと」

グリにゃん「でもそんなことしてる間にみんながいなくなっちゃう!」

唯「準備は大事だよ。外は危険なんだよあずにゃん」

グリにゃん「先輩に言われたくないです……でもまあ、わかりました」

唯「ふふ、いいこいいこ」

グリにゃん「またみんなに会えるかな……」

唯「会えるよきっと!」

グリにゃん「そう……ですよね」

唯「そうだよっ!」

梓「はいっ」



それから数ヶ月私達は楽しくすごしました。
新しい友達が増えたりあずにゃんが誘拐されたりしたけどそれはまた別のお話。
今日はいよいよ旅立ちの日です。
みんなと会えるあてはないけれど、それでも旅立ちます。

唯「……よし。あずにゃん準備できた?」

梓「はい」

唯「それじゃ行こうか…………I CAN FLY!」


梓「´ω`」

唯「うそうそ! あずにゃんおいでっ」

梓「まったくもう」

唯「ごめんごめん、それじゃあ今度こそレッツゴー!」

梓「おー」





唯「といすと!!」

END



最終更新:2011年12月23日 20:07