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【後日談】

私はみんなを憂のお墓に連れて来た。

梓「ひぐっ…憂……」ポロポロ

唯「泣かないで…憂のお墓に来たんだから笑顔!笑顔!」

梓「は…はい…」

澪「唯ごめんな…憂ちゃんの葬式に来れなくて」

律「……本当にごめん」

唯「仕方ないよ…」

和「ごめんなさい」

紬「唯ちゃんごめんなさいね」

さわ子「ごめんね…」

唯「みんな謝ってばかりだね…ほら、憂と私に聞かせてよ今までみんな何してたか凄く楽しみなんだ」


唯「りっちゃんは今何してるの?」

律「あぁ…私は主婦だよ」

唯「りっちゃんが主婦って事は…結婚してるの?」

律「そうだよ…ほらあの大学の時に出来た彼氏が今の私の夫」

唯「りっちゃんが家事やってる姿が想像出来無い」

律「な、なにおー!!ちゃんとやってるんだぞ」

唯「アハハ変わって無いねりっちゃん」

律「唯も…変わって無いよ」

唯「えへへ……」



唯「和ちゃんは…キャリアウーマンとか」

和「よく分かったわね」

唯「だってスーツ姿似合いそうなんだもん」

和「それ良く言われる」

唯「結婚は?」

和「仕事に打ち込み過ぎてね…まだしてないの」

唯「そ、そーなんだ…大変だね」

和「本当に大変よ…早く結婚したいわ」


唯「澪ちゃんは?」

澪「私も主婦よ子供が三人いる」

唯「澪ちゃんも結婚してるんだ!いいな~」

澪「バツイチだけどな」

唯「へ?一回離婚したの?」

澪「うん、でも今は幸せだよ…本当にいい人と巡り逢えた」

唯「私も結婚したいな…」

澪「頑張って結婚しろよ!応援してる」

唯「うん…分かった!」


唯「ムギちゃんは?」

紬「私は社長さんになったのよ」

唯「ほ、本当?」

紬「えぇ…」

唯「やっぱりお父さんの会社なの?」

紬「お父様とは喧嘩したから…今は小さい会社だけど精一杯頑張ってるわ」

唯「でも社長だよ凄いよ!…私も仕事しないと」

紬「うん!頑張ってね唯ちゃん」

唯「ありがとう!」


唯「あずにゃんは?」

梓「あずにゃん……」

唯「やっぱりおかしい?」

梓「いえ、久しぶりに呼ばれたので…」

唯「あずにゃんは何してるの?」

梓「私は保母さんになりました」

唯「似合ってる!似合ってる!」

梓「とっても面白いんですよ唯先輩」

唯「唯先輩…えへへ久しぶりに言われたよ」

梓「これからもお互いの呼び方は変えないようにしましょうね」

唯「うん!」


唯「えーと…さわちゃんはまだ教師なの?」

さわ子「もう辞めたわ」

唯「えと…結婚は?」

さわ子「聞かないで………」

唯「ご、ごめん…教師辞めて何してるの?」

さわ子「洋服屋よ結構有名なんだけどね」

唯「そーなんだ!さわちゃん洋服作るの好きだったもんね!」

さわ子「唯ちゃんが着ている上着それ私がデザインしたのよ」

唯「えぇ!これ!?さわちゃん凄い」

さわ子「まぁね!」



唯「今日はみんなと会えて本当に嬉しいよ」

澪「まぁ奇跡みたいなもんだけどな私達全員が揃ってこれたのは」

律「だよなー」

唯「詳しく聞かせてよ!」

律「……私を呼び掛けたのはムギだったんだ」

唯「ムギちゃん?」

紬「えぇ…探すのに苦労したわ」



紬「私達全員もうこの街にいないから本当に探すのに一苦労だったの」

唯「そうなんだ…」

紬「みんなの家族も引越しして居場所を聞こうにも駄目だったのよ」

唯「りっちゃんを探そうとしたのは何年前なの?」

紬「一年前よ…もうちょっと早く探せばよかったわね」

唯「ううん…会えただけでも嬉しいよ」



紬「でもね…私が家に帰る途中にりっちゃんと会ったの」

唯「偶然だね」

紬「そうよ本当に偶然」

律「びっくりしたよなー」

紬「えぇ…本当に嬉しかったわ」

唯「よかったねムギちゃん」

紬「ありがとう…」



律「そこから私が澪にの家に言ってな唯の所に行こうって」

澪「私も律と会うのは五年後ぐらいだったからなびっくりしたよ」

唯「会ってなかったの?」

澪「うん…子育てで忙しかったからな」

紬「でも二人共、全然変わって無くて安心したわ」

唯「私も安心したよ…あずにゃんはどうやって見付たの?」



澪「梓はすぐに見つかったよな」

梓「はい……」

律「ムギのお父さんに尋ねて来たんだっけ?」

梓「はい…探す宛がこれしかなかったから」

唯「あずにゃんも…みんなを探してたんだね」

梓「はい…それで紬先輩のお父さんから紬先輩の会社を聞いて行って見たんです」



梓「そしたら紬先輩がいて安心しました」

紬「泣いて抱き着いて来たもんね♪」

梓「な、泣いてません!」

唯「アハハあずにゃんらしいね…和ちゃんとさわちゃんは?」


律「さわちゃんもすぐに見つかったよ」

さわ子「尋ねて来たからねびっくりしたわ」

律「さわちゃんの洋服って雑誌に名前が乗るぐらい有名なんだぞ」

唯「さわちゃん凄いね」

さわ子「当たり前よ!」


唯「じゃあ和ちゃんはどうしたの?」

澪「あぁ…和は私の夫の同僚なんだよ」

唯「凄い…偶然だね」

和「澪と会ったのは一ヶ月前だけどね」

唯「やっぱり私達は繋がってるんだよ!」

律「こんなに偶然が続く事も無いしな…唯の言う通りだよ」

唯「うん…憂も喜んでるよ!」



澪「憂ちゃんに線香あげようか…」

梓「はい…」

唯「ありがとうみんな」

律「私がお礼を言いたい気分だよ」

紬「ありがとう唯ちゃん…」

和「本当にありがとう」

唯「照れるよぉ…」

さわ子「今度持って来るわね私が作った洋服」



唯「それじゃあみんなバイバイ」

澪「ごめんな…もうちょっと色々話たいけど…」

唯「ううん…一ヶ月後に再結成するんだよね放課後ティータイム」

律「一ヶ月の第一日曜日に校門の前で待ってろよな!」

紬「楽しみだわぁ」

梓「ギターも弾くのは久しぶりですけど…楽しみにしてます」

唯「うん!」

さわ子「私も来るわね」

和「お客さんとしてね」

唯「うん…ありがとう…また一ヶ月後会おうね」

律「あぁ…」

唯「バイバイみんな」


唯「………はぁ行っちゃった」

唯「私も帰るね…バイバイ憂」

唯「一ヶ月後かぁ……楽しみだなぁ」

唯「ギターの練習しなきゃね!」

唯「はぁ…ふわふわ時間の歌詞なんだっけ?」

唯「確か…君を見てるといつもハートドキドキだっけ?」

唯「ズキズキ…バクバク?アハハわかんないや澪ちゃんに聞かないと」

歌詞を思い出すのに夢中で私は気付か無かった。

唯「うおっ眩しい!」

これはトラックのヘッドライトだ。

体に衝撃が走った。



運転手「気をつけろやあああああ」

唯「痛ててっ……あれ?弾かれて無い……」

運転手「聞いてんのか!!!」

唯「す、すみません…」

運転手「チッ……」ブロロロロロ

唯「弾かれて無い…ダメかと思ったのに」


唯「トラックが通り過ぎる前に誰かから背中を押されたんだよ…多分」

唯「後ろには誰もいない………」

唯「気のせいじゃ無いよね…今も背中に手の感触があるし」

憂『お姉ちゃん気をつけてね歩かないとダメだよ!』

唯「………憂だ!憂が私を守ってくれたんだ」


唯「何処にいるか分から無いけどありがとう憂」

憂『どういたしまして』

唯「えへへ……私には憂も着いてる…」

憂『これからずっとお姉ちゃんを守って見せるからね…守護霊として』

唯「帰ってから憂の仏壇にポッキー置かなきゃ!」


唯「ふわぁ~帰って来たら何だか眠くなって来ちゃった……寝よっーと」

憂『おやすみお姉ちゃん一ヶ月後が楽しみだね』

唯「すー…すー…」

憂『お姉ちゃんの寝顔かわいいなぁ…えへへ』

唯「憂ぃ…大好き……」

憂『…私も大好きだよお姉ちゃん』



それから一ヶ月後の第一日曜日。

唯「みんな…来てたんだ!」

澪「遅いぞ唯」

さわ子「今日は…体育館を特別に借りたわよ!」

唯「流石さわちゃん!」

和「さぁ…早く行きましょう」

紬「機材や私達の楽器はもう体育館に置いてあるわよ」

律「よーし今日は頑張るぞー」

梓「私も今日は頑張ります!」


唯「体育館…変わってないね!」

澪「よし…アンプは繋ぎ終わったな…ふわふわ時間の歌詞は全部覚えてるな?」

唯「うん!全部思い出したよ」

律「さーて…やるか」

紬「えぇ……」

梓「…………緊張しますね」


さわ子「なんだか久しぶりね…」

和「はい…そうですよね…」

憂『お姉ちゃん頑張ってね…』

唯「……それでは聞いて下さいふわふわ時間!」




【後日談END】



最終更新:2010年05月11日 23:22