87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:01:57.28 ID:410VHizqP


唯「おまかせ!」

平沢唯は超駄目人間。自発的に何かをやることが苦手で、必ず誰かの後をついていくのが
大得意である。「ん~おまかせでいいよ~。あ、でも嫌なものは嫌だけど」が彼女の口癖。
対照的に秋山澪は自発的なしっかり者であり、二人の間でいざこざが起きるのはしょっち
ゅうのことであった。話し合いの結果、唯の後釜であるギターメンバーを決めて追い出そ
うということに。しかし、どこから情報が漏れたのかその面接に唯が姿を現して……。





88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:07:28.09 ID:410VHizqP


律「野球しようぜ!」

日常アニメには必ず皆で野球やる回があるだろ? 超メタ発言と共に軽音部対女子ソフト
ボール部の試合が始まった。当たり前にボコボコ打たれ大量失点する軽音部。そこで、実
力の差を埋めるべく次々に助っ人を呼んでいくのだが……。助っ人が助っ人を呼び、次の
助っ人がまた別の助っ人を呼び、気がつくとグラウンドに立っているのは軽音部とは全く
関係のない人たちばかりだった。もはや部対抗でも何でもなくなってしまった試合の結末
やいかに。





89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:11:29.15 ID:410VHizqP


唯「おっぱい!」

おっぱいマイスター――人は彼女をそう呼ぶ。桜が丘高校全ての生徒のおっぱいを吟味し
尽くした平沢唯。目を瞑って誰かのおっぱいを触れば、5秒でその人物を当てることがで
きるほどの力量だった。ある日、『転校生』を紹介するということで唯に目隠しをしてお
っぱいを触らせたところ……全く知らない人物であったのに名前をピタリと当ててしまっ
た。その日からおっぱいマイスターはおっぱい探偵と名を変えて、校内で起きる様々な事
件を全ておっぱいで解決していくのだった。





90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:15:54.01 ID:410VHizqP


律「放課後ティータイムを解散しますん」

律は部長として悩んでいた。放課後ティータイムを解散させるか、それとも継続させるか。
理由は、無かった。理由もないのに頭痛がするほど激しく悩んでいたのだ――少なくとも
周りの人間からはそう見えていた。助言もアドバイスも聞かず、ついには床に伏せってし
まう律。彼女の願いを叶えるべく一度解散するものの全く良くならず、再結成するも効果
は現れなかった。ついに律は臨終し、残された遺書にはこう書かれていた。「私の人生を
かけた懇親のギャグ、面白かった?」





91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:20:45.39 ID:410VHizqP


純「あれは幻のゴールデンチョコパン!」

桜が丘高校の購買には一日三個限定で販売される幻のチョコパンが存在する。鈴木純は前
々からそのパンを買いたいと思っていたのだが、教室が購買と最も離れていることからす
っかり諦め切っていた。しかし、梓と憂はそんな純を応援し、一日だけ本気でチョコパン
を獲得する計画を立てる。決行の日、授業が終わる一分前に教室を飛び出した純は全速力
で購買を目指すのだが……何故か行く道には罠が仕掛けられていた。命からがら罠をかい
くぐり、ついに購買部が見えたところで目の前の階段から飛び降りてきたのは田井中律
った。純は確信した――全ては軽音部にハメられたのだと。





92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:26:26.93 ID:410VHizqP


純「オイ、ちょっと軽音部冷かしに行ってこい」

二年に進級すると同時にジャズ研の部長となった純。その年の新入生は大量も大量で、校
内でも一二を争う派閥になるほどだった。権力と部下を手に入れた純は、ライバルである
軽音部に次々と後輩たちを刺客としてさし向かせる。しかしことごとく取り込まれ、次々
に新入部員を奪われるのであった。次第にエスカレートしていく嫌がらせに、残っていた
ジャズ研部員たちも反発し出して……いつしか自分一人になった純は、最後に捨て身のア
イデアを思いつく。





93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 13:32:28.71 ID:410VHizqP


純「天然パーマって辛いんだから!」

梅雨。それは一年で最も雨の降る季節であり、五月病が満盈する季節でもある。純の天然
パーマ具合は、それはそれはかなりの天然度であって、梅雨の季節ともなれば毎朝のセッ
トに一時間を要するほどであった。「こうなったらストパーかけてやるし!」生まれ変わ
った純は、生まれ変わり過ぎて誰からも鈴木純だと言っても信じてもらえなくなってしま
った。落ち込むもののすぐに発起し、新入生を装いに軽音部に潜入するのだが、一人だけ
は見破っている人物がいて……。





99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:31:32.75 ID:410VHizqP

唯「おしりかじりむし~」

唯におしりかじり虫が乗り移った! 生徒の豊満なヒップを見や、猪突猛進な勢いで豪快
にお尻に噛み付く唯。いつしか学内中で恐れられる存在になった彼女は次のターゲットを
探そうとして……ふと鏡に映った自分の姿に「自分のお尻をかじりたい!」なんて無理な
思いを抱いてしまって。




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:36:46.10 ID:410VHizqP

澪「サイコパスやってみないか?」

サイコパスとは連続殺人犯や重度のストーカーなどに稀にみられる精神病質の一種である。
澪が持ってきた本はサイコパスの診断本で、放課後のティータイムに早速やってみようと
いう運びとなった。怖いものみたさもあってかどんどんと問題を消化していく部員たち、
しかし律だけは一人気がかりを覚えていた「澪からこんな怖い話を持ち出すとは思えない
……」質問の中身は次第に、身近な条件に絞られていって、部員たちの名前が質問に出た
ところで、ようやく彼女たちは澪のおかしさに気づいて。





102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:40:10.67 ID:410VHizqP

澪「私は恥ずかしがり屋なんだからな! えっへん!」

授業で先生に当てられた。掃除の当番を変わってくれと頼まれた。そんな時に彼女は決ま
ってこう切り返す。「私は恥ずかしがり屋なんだぞ! そんな人に何かを押し付けていい
と思ってるのか?」傍若無人甚だしい態度である。そんな彼女にも一応親友――でなく友
達の律がいるのだが、見るにどうにも痛々しい付き合いだった。「アイツ、また私に押し
付けようとしたんだぞ。こんなにも恥ずかしがり屋さんなのに……」嫌々ながら幼馴染と
して付き合ってきた律がついにキレた。「お前が恥ず貸しがり屋だったら、私は恥ず借り
がり屋になってやる!」その言葉の意味とは一体?





103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:42:13.33 ID:410VHizqP

唯「サウ?」ジグソウ「違うよ唯ちゃん。ソウだよ」

「やぁ唯ちゃん。ゲームをしよう」「やだ!」「えー、そんな冷たいこと言わずにさぁ」
唯が目を覚ますと見知らぬ倉庫にいた。「君はいつも我がままばかり。そのツケを誠意で
もって払う時が来たのだ」「誠意を持ってない場合はどうなるの?」「それは……払えな
くても仕方がないね」どこかズレた誘拐犯の残虐なゲームをクリアして、果たして唯は軽
音部の仲間たちを救うことができるのか。「一分で鍵を見つけないと高圧電線が彼女に」
「だったらブレーカー落とせばいいよね」「それは卑怯すぎるってば」な具合に。





104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:43:51.09 ID:410VHizqP

澪「オーッホッホッホ! あたくしの娘が一番でござんしょ」

あれから二十年、放課後ティータイムの面々はいずれも結婚し幸せな家庭を築いていた。
結局プロデビューできなかった彼女たちは、その夢を自らの娘に託していた。毎週あるお
稽古に習い事――澪はその中でも人一倍娘をプロミュージシャンに仕立て上げようと工作
していた。「あーら。平沢さんの娘さんって、顔にだけ才能取られすぎたんじゃないかし
ら?」挑発に見事に乗ってしまった唯はじめ奥様ティータイムは、誰の娘が一番早くデビ
ューできるか競い合うことになって。





106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:46:49.87 ID:410VHizqP

紬「マリア様がガン見してる……」

琴吹家の一族には特殊な血が流れていた。それは『聖母マリアが見える』という特殊な能
力であり、その力を持ってして一族は栄えていた。「見えるけど、そんなに良いものとい
う訳ではないのよ……」紬に見えるマリアは、神話に出てくるようなマリアとはかけ離れ
ていて――言うなれば我がままな貴婦人そのままであった。ある日、実家の倉庫を整理し
ていた紬は、幽霊が人間に憑依する方法が書かれた本を見つけてしまって……。その日か
ら、軽音部で楽しく過ごしていた彼女の日常は、憑依してくるマリアによって滅茶苦茶に
されそうになるが……?





107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:49:11.43 ID:410VHizqP

唯「スタンド・バイ・ミー」

一年目の合宿でちょっとした山の中に来ていた軽音部。遊び抜こうとするものの、別荘が
山の中にありすぎせいか、すぐに遊びネタが尽きてしまう。別荘の中を探索していた唯は
『宝の地図』なるものを見つけ、皆でそこに行ってみることに。錆びた鉄道のレールに沿
ってひたすら目的地へと歩いていく四人。ようやく辿りついた場所には一つの死体が横た
わっていて……。





108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:51:52.19 ID:410VHizqP

唯「はいはいはーい。私は生徒会長に澪ちゃんを推薦したいと思いまーす」和「……」

唯は天然具合は、多少変なこと言っても許されるまでに認知されていたが、それでも今の
発言には誰もが耳を疑った。生徒会長は誰かの推薦が無ければ立候補できないのであり、
てっきり唯は真鍋和を推すと誰もが思っていたからだ。なのに和をきっぱり無視して澪を
生徒会長に仕立て上げようと張り切りだす唯。「ねぇ和。喧嘩でもしたの?」「いや全然。
私にもさっぱり」今までにない位活発になる唯。そこには隠された独占欲と嫉妬心が渦巻
いていた。





110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:54:26.67 ID:410VHizqP

紬「澪ちゃんのベース、ネックを八目鰻に改造しておいたから」

ぬるぬる滑って演奏などできなかった。次の日には、アンプが提灯暗光に変えられていた。
また次の日には、ピックが帆立の貝柱に変えられていた。日毎に澪の周囲のものが魚介類
へと取り替えられていく奇妙な現象――いや、犯人は紬だった。一切の動機が掴めないま
ま、行為はどんどんとエスカレートしていく。怒りが有頂天に達した澪は、最初の抵抗と
して、授業中の紬の座る椅子の背もたれに、どれだけ沢庵を並べられるかという行為を始
めるようになって。





111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:58:25.45 ID:410VHizqP

唯「おとまり!」

憂ちゃんが倒れた! 症状は大したことないのだけれど、一週間は入院しておくことを医
師に強制されてしまった。唯は憂がいないと一人で生活できない。しかも、両親は海外赴
任から帰ってくることはできないという。そこで唯は、軽音部の皆の家にお泊りにいくこ
とを思いついた。各々の家で、一緒にご飯を食べたり、登校したり――一緒にお風呂にも
入っちゃったりしちゃったりして。そんな唯ちゃんのちょっと物珍しい体験で送る一週間。





112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:00:12.51 ID:410VHizqP

唯「ぶらくら!」

唯「そいつを信じられたのも、血の繋がった妹に半殺しにされた夜までだ」澪「生き様な
んぞくだらん思い込みだ」律「そいつはクールだな」紬「ねぇ坊や、とりあえずそこに膝
まずきなさいな」梓「誰かがほんのすこし優しければ、あの子たちは学校に通い――」
「楽器弾け」とうとうさわ子が突っ込まないと収集がつかない状況になっていた。桜高を
『ロアナプラ』に見立てたブラックラグーンごっこは、絶賛公開中の黒歴史だった。






113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:01:14.05 ID:410VHizqP

梓「先輩たちが男になってる!?」

中野梓には人には言えない趣味が存在する。それは美少年ゲームであり、二次元でイケメ
ンたちにチヤホヤされることが彼女の生き甲斐であった。ある日の夜、猛烈な頭痛に悩ま
された梓は気を失うようにベッドに倒れ込んで……朝起きたら桜高が共学になっていて、
よく知った軽音部の先輩たちが男になっていたのだ――しかも超イケメンで。現実となっ
た理想を手に入れ、夢のような学園生活を送る梓。そんなある日、部屋の掃除をしている
と、昔やっていた美少年ゲームを発見して試しにつけてみて……何とそこには女の姿のま
まの先輩たちがうつっていて……。





114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:02:18.70 ID:410VHizqP

唯「私のお墓の前で泣かないで下さい」

平沢唯が死んだ。それはもう遠い昔のことだった。彼女のせいで、と言うのは酷なことだ
が、実際に唯が亡くなったことで軽音部は離れ離れになってしまった。プロミュージシャ
ンとして成功した梓は、現役を引退して唯の墓がある街に移り住む。「私はいつも、暗が
りの客席に唯先輩の姿があると信じて演奏していましたよ」梓は涙を飲み、その代わりに
赤が冴えるレスポールで懐かしの曲をいつまでも弾きつづける。その音色は、力強くあり
ながら涙をようであった。





116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:04:52.62 ID:410VHizqP

唯「私は音楽を“食べちゃいたい”くらい愛している、ただの音楽少女です」

中野梓は元天才ギタリストである。中学の頃、気まぐれでオーディションに参加して、覆
面天才ギタリストとしてデビューした……が、それは一刻の事であった。すっかり忘れた
ように普通に高校生に戻った梓は、たった一人の音楽室で“音楽少女”こと平沢唯に出会
う。音楽を食べる奇妙な先輩と学校の不思議を解決する梓の成長物語。





117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:06:10.76 ID:410VHizqP


けいおんSSのプロットをひたすら垂れ流すだけである。
たまたま書き溜めているネタと被ってしまったなら、
ご愁傷さまとしか言いようがない。

  100ネタ了! おわる。




最終更新:2010年05月13日 02:26