廊下
さわ子(ふふっ…愛してるだって~…)ニヤニヤ
さわ子「ふふっ…ふふふ…」ニヤニヤ
唯「さ~わちゃんっ」
さわ子「!ゆ…唯ちゃん…」
唯「なにニヤニヤしてんの?」
さわ子「え…べっべつに…」アセアセ
唯「…和ちゃんのこと?」
さわ子「!」ドキッ
唯「当たりだ!」にこー
さわ子「え…えっと…(どうしよう気まずい…)」
唯「さわちゃん今日は部活来れる?」
さわ子「えっ…あ~…(唯ちゃんと顔合わせづらくて顔だしてなかったのよね…)」
唯「今日はムギちゃんがマカロン持ってきてくれたらしいよ?」
さわ子「行きます」キリッ
唯「じゃあ放課後待ってるね~」ノシノシ
さわ子(きゃ~♪私マカロン大好きなのよね!)
さわ子(……………ってまんまと乗せられた!?)
さわ子(どうしよう…あれは遠まわしに放課後呼び出しくらったってことよね…)
~~
唯『返して…私の和ちゃん返してぇ!!!!!』グサッ
さわ子『うっ…』ドサッ
律『ゆ…唯!?お前何してんだよ!!?』
梓『あ…』ガクガク
澪『見えない聞こえない見えない聞こえない…』ガクガクブルブル
唯『さわちゃんが悪いんだよ?和ちゃん盗るから…悪いことした人はおしおきされなきゃダメなの…』
コンコンッ
和『ごめんちょっとい………え?』
さわ子『』
和『さわ子さん…?さわ子さん!しっかりして!ねぇ!!』ユサユサ
さわ子『』
和『さわ子…さん……』グスッ
和『…誰?誰なの?誰がこんな事っ!!!!』
唯『ち…違う…私悪くないもん…さわちゃんが悪いんだもん…さわちゃんが和ちゃん盗るから…』ブルブル カランッ
和『唯…そう…あんたが…』スッ
唯『あっ…』
和『これでさわ子さんを刺したのね…?』
唯『ちっ違う!私悪くないもん!私…』ボロボロ
紬『!和ちゃんだめっ!』
和『……』グサッ
唯『……え?』
和『……っ』ガクッ
律『のっ和あああ!』
唯『和ちゃん…?和ちゃん!どうして…』
和『さわ子さんっ…』
唯『!』
和『愛してます…さわ子…さん……』ガクンッ
~~
さわ子「…」ニヤニヤ
さわ子(もうやだ和ちゃんったらそんなに私が好きなのねっ…!)くねくね
ざわ… ざわ…
律「おいあれ止めた方がよくないか」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない…」ガクブル
紬「」パシャパシャ
律「ムギやめてやれ。あれ本当可哀想だから」
キーンコーンカーンコーン
さわ子「!」ハッ
さわ子「あ…あら…?」キョロキョロ
「あっ…私教室行かないと~…」そそくさっ
「わ…私も…」そそくさっ
さわ子「?」
律「知らぬが仏…だな」
教室
さわ子「はーい。みんな席ついてね」
「はーい」
さわ子「それじゃ出席を…」チラッ
和「…」ニコッ
さわ子(あぁん!かわいい!)にへー
律「…さわちゃーん?出席はー?」
さわ子「え?あ…はいはい(いけないいけない)」
律・澪「?」
紬(これは…なにかあるわね…)←乙女電波受信中
昼休み
律「なぁ今日のさわちゃんおかしくないか?」
唯「…」もぐもぐ
紬「なんだか乙女感じがします」ぽわーん
澪「ちょっと怖いけどな…」
律「もしかして彼氏かっ!?とうとうさわちゃんにも春がっ!?」
紬「まぁ!(彼女でもいいけど!)」
澪「さわ子先生に彼氏ねぇ…」ぱくっ
律「ぜぇーったいそうだって!なぁ唯!」
唯「んー…?どうかなぁ?」もぐもぐ
紬(唯ちゃん…?)
律「んー?なんだ唯もしかしてまた和がいないから拗ねてんのか?」
唯「ううん。それはもう平気だから」
律「?そっか」
唯「うん」ぱく
紬(もしかしてなにか関係あるのかしら…?)
律「唯には私がいるもんなー」ぎゅっ
唯「りっちゃんくるしー」あははっ
澪「…」ムッ
律「愛は苦しくもあるもんなんだぜ?」キリッ
唯「…おぉー!りっちゃん大人!」
律「だろー?」ふふん
澪(……!)ハッ
澪(Bitter Love…苦くても苦しくても私はあなたに恋してる…Bitter Love………うん次の曲にいいかもっ!)
紬(とってもステキよ!澪ちゃん!)
さわ子(和ちゃんまだかな~♪)ソワソワ
コンコンッ
さわ子「!…はーい!」
和「失礼しm」
さわ子「おかえりなさーい!お風呂にする?ご飯にする?それともわ・た・し?(はぁと)」
和「……えーっとご飯で」
さわ子「はぁい!じゃあご飯出してー?」
和「そういうのって普通出迎えた方がするんじゃ…」
さわ子「あぁん!和ちゃんの意地悪~!」スリスリ
和「ちょっ…」カァッ
さわ子「ふふ~」スリスリ にこにこ
和「せっせんせいお弁当です」サッ
さわ子「わーい!いっただきまーす!」
和「……ふぅ」ドキドキ
さわ子「今日も~♪美味しい和ちゃん印のお弁当~♪」もぐもぐ
和「…なんですかその歌」ぱくっ
さわ子「頭の中に舞い降りてきたの」もぐもぐ
和「…そうですか(こういう所は本当に唯みたいね)」もぐもぐ
さわ子『ふふ~』スリスリ にこにこ
和(あー…もう…!)
和(大人の人なのに妙に子供っぽかったり…でもちゃんと大人としての魅力もきちんとあったり…)
和(困るわ本当…)カァッ
さわ子「~~~♪」もぐもぐ
和(昨日…愛してるなんて言っちゃったから来るの恥ずかしかったんだけど…)チラッ
さわ子「~~~~~♪」ぱくぱく
和(あんまり気にしてないみたいね)ぱく
和(…まぁ愛してる、だなんて言われなれてるわよね)もぐもぐ
和(………私はそんなこと言ったの初めてだったけど)
和(…その辺は仕方ないわよね。歳も違うし…)ぱくっ
さわ子「和ちゃん家の玉子焼きって甘いわよね」もぐもぐ
和「あ、はい。…嫌でした?」
さわ子「ううん。私の家は醤油派だからあんまり食べた事なかったんだけど和ちゃんの食べて甘いのも美味しいなぁって」
和「本当ですか?」
さわ子「うん」
和「よかった」ニコ
さわ子「…」にへー
さわ子「……こうやって」
和「?」
さわ子「こうやって二人の共通のものが増えてくのって嬉しいわね」ニコッ
和「…」ドキッ
さわ子「CD好きになれそうって言ってくれたときも嬉しかった」
和「…」かぁ
さわ子「ふふっ(照れてる…可愛い)」なでなで
和「あ…」カァァァァァ
さわ子(あら…?)なでなで
和「あっ…あの…」
さわ子「ん?」なでなで
和「その…頭撫でられるのなんて…慣れてないから…」カァァァァァ
さわ子「…!」きゅーん
さわ子「かわいいっ!」がばっ
和「きゃっ…」
さわ子「ふふー」スリスリ
和「……」ドキドキ
さわ子「ちゅー」チュッ
和「!」カァッ
さわ子「ふふっ…真っ赤ー」ぷにぷに
和(……恥ずかしい…)カァァァ
和「あの…」
さわ子「なーに?」
和「…好きです」
さわ子「私も好きよ」
和「…」ぎゅっ
さわ子「…」ぎゅううう
和(いい匂い…)
さわ子(かわいい…)
さわ子「あ…そういえば…」
和「はい?」
さわ子「唯ちゃんに…呼び出された…」
和「唯に?」
さわ子「今日は部活来るのって…」
和「軽音部行ってなかったんですか?」
さわ子「ちょっと…顔合わせづらくて…」
和「…大丈夫ですよ。唯とはちゃんと話し合ったし」
和「きっと唯は先生のことも好きなんですよ。だから先生とも今の微妙な関係でいたくないんだと思います」
さわ子「そう…かしら」
和「多分ですけど」
さわ子「…………」
和「大丈夫ですよ。唯は私の親友ですから」
さわ子「…そうよね」
和「はい」にこ
放課後 部室前
さわ子「…はぁ」
さわ子(だ…大丈夫よね…うん)ドキドキ
さわ子(……泥棒猫とか言われるのかしら)
さわ子(猫耳は私より梓ちゃんのが似合うわよ…)
さわ子(………いや…和ちゃんにも似合うんじゃない?)
さわ子(そうよ!きっと似合うわ!最初は嫌がるんだけど頼み込めばきっとつけてくれる…)
さわ子(ふふっ和ちゃんの猫耳…)
さわ子『お願いっ!これつけてにゃあって言って!お願い!!!!』
和『いっ嫌ですよ…』カァッ
さわ子『お願いお願いお願いお願いお願いお願いっ!!!!!!!!!』
和『ちょっ…もう分かりましたよ』
和『…………』スチャッ
和『……………にゃあ』
さわ子「はぁぁぁぁぁぁん!!!!」ハァハァッ
……
澪「おい練習…」
律「んー?まぁいいじゃん今日は久しぶりにさわちゃんも来るみたいだし」
梓「そんなこと言って昨日も少ししか練習しなかったじゃないですか!」
紬「まぁまぁ。はい、あーん」
梓「…」アーン
紬「おいしい?」
梓「はいっ」
澪(完全に毒されてる…)
唯「………」
『はぁぁぁぁぁぁん!!!!』
唯・律・澪・紬・梓「!?」ビクッ
律「なっなんだ今の発情期のメスネコみたいな声はっ!?」キョロキョロ
紬「梓ちゃんかしら?」
梓「なっ…ちっ違います!」キー
澪「怖くない怖くない怖くない…」ガクガクブルブル
唯「…さわちゃん?」
律「え?」
唯「あのドアのところにいるの」
律「あ、本当だ」
紬「私開けてくるわね」ててっ
律「ほら澪さわちゃんだから大丈夫だよ」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない…」ガクブル
律「お前そればっかだな」
唯(…来てくれたんだ)
さわ子(いい!いいわぁ!猫耳和ちゃん!最っ高!!!)ハァハァ
ガチャ
さわ子「!」ビクッ
紬「先生?」
さわ子「あ…あらムギちゃん(びっくりした~…)」ドッキドッキ
紬「入らないんですか?」
さわ子「はっ入るわよ。うん。だって私今来たんだもの」
紬「え?」
さわ子「ムギちゃんはあれかしらおトイレかしら」ほほほ
紬「…えーと先生のき…声が聞こえたから見にきたんですけど」
さわ子「え?私声出してた?」
紬「はい」
さわ子「な…なんて?」
紬「……あ、マカロンちゃんと残してありますよ?」ニコッ
さわ子「ほんと?わーい!」
律「さわちゃんなんだよ今の奇声~?」ニヤニヤ
さわ子「えっ…」
紬(あぁっ…言わないでおいたのに…)
澪「びっくりしましたよ」
梓(あ、復活してる)
律「そうだぞ、澪なんてびっくりしすぎておしっこもr」
澪「…」ゴンッ
律「オゥ!」
さわ子(天罰ね)プークスクス
唯「………」
さわ子「あっ…(唯ちゃん…)」
唯「…」ニコッ
唯「さわちゃん遅いよ~」
さわ子「あー…ごめんねちょっと…ね(言えないわ和ちゃんの猫耳想像してはぁはぁしてたなんて言えないわ)」
紬「どーぞ」コトッ
さわ子「あっありがとう」コクッ
さわ子「ん、おいしい」
唯「さわちゃんマカロンもあるよ?」
さわ子「ん…ありがとう」ニコッ
律「それムギが持ってきたんだろー」
紬「ふふっいいのよ」
唯「ムギちゃんはりっちゃんと違って細かいこと言わないもんねー」
律「むっ…あ、それよりさわちゃんさ!なにかいいことあっただろ!?」
さわ子「ブッ!」
律「汚っ」
梓(マカロンもったいない)
紬(あらあら!この反応は!)キラキラ
最終更新:2010年05月23日 22:02