バイト1日目
律「というわけで、今回は3ヶ所!2人ずつで担当だ!」

唯「どうやって分けようか?」

大阪「はーい!背の順なんてのはどうですか~?」

律「おお!なかなか面白そうだな!」

澪「それだと、私と梓は絶対に別になるな」

紬「そういえば、大阪ちゃんは身長いくつなのかしら?」

大阪「私は156cmやで~」

唯「わお!じゃあ私と同じだね!」

澪「じゃあ唯と大阪は一緒でやったらどうだ?」

梓「ものすごく不安です…」

唯「あずにゃん安心して!あずにゃんも大切だからね!」

梓「は、はい…いやそうじゃなくて!!」

紬(ここ最近…とってもいいものを見せてもらってるわぁ~)


澪「というわけで」

Aグループ:唯、大阪
Bグループ:澪、紬
Cグループ:律、梓

律「おっし!早速始めるか~!行くぞ梓!!」

梓「あっ律先輩待ってくださいよー!」タタッ

紬「じゃあ私達も行きましょう♪」

澪「そうだな じゃあ唯、大阪…くれぐれもサボるなよ?」

大阪「大丈夫!ちゃんと秘策があるのです!」

唯「さすが大阪ちゃん!頼りにしてるよ!」

大阪「任せといてやー!」



~C班~

律「」ほげ~

梓「」カチッカチッ

律「疲れた…」

梓「もー律先輩、真面目にしてくださいよ」

律「だってここ全然車通らないんだもん!」

梓「確かにこの1時間で12台っていうのは…」

律「あ、唯だ」

梓「えっ!どこですか?」キョロキョロ

律「うそうそ、ジョークだよ~ん」

梓「もう!変な冗談はやめてください!///」

律「どーした~梓?顔がトマトみたいになってるぞ?」ニヤニヤ

梓「なってないもん!!」



~A班~

大阪「」ほげー

唯「」ほげー

大阪「痔ってな~」

唯「痔?そういえば痔って『ぢ』って書くよね~!」

大阪「そうやねん!私も同じこと考えてたんよ」

唯「でもそれだと変換できないんだよねぇ…なんでだろう?」

大阪「ふっふっふ…なんと私は調べてきたのです!」

唯「な、なんだってー!!」

大阪「辞書では『じ』なんやで~」

唯「そうなの!?じゃあ一体『ぢ』は何なんだろう?」

大阪「それが問題や…」

唯「何かの暗号が…?」

大阪「ハッ!なるほど・・・さすがは唯ちゃんや!」

唯のカウンター :0000
大阪のカウンター:0000



~B班~

カチッカチッ

澪「唯と大阪ってなんだか似てない?」

紬「ふふ、そうね 2人とも可愛らしいもんね」ニコニコ

澪「それもあるけど…2人とも抜けてるっていうか」

紬「それも唯ちゃん達のよさじゃないかしら?」

澪「…それもそうだな!」

紬「ただ、これから澪ちゃんや梓ちゃんは大変かもしれないわね♪」

澪「う・・・それもそうだな・・・」

紬「ふふ、どんどん曲が浮かんでくるわぁ~」フンフン♪

澪「楽しみにしてるよ、ムギ」

澪「それにしても」


澪「あいつら、ちゃんとやってるのかなぁ・・・」



~休憩~

唯「ふぅ~疲れたぁ!」

大阪「そやなー、よーさんお喋りしたからなぁ」

律「おいおい、ちゃんとカウントしてたのかぁ?」

唯「?」

大阪「?」

梓「律先輩も人のこと言えないじゃないですか!」

澪「…どうした、唯、大阪」

紬「まさか・・・」

大阪「やってもうた」

梓(予想はしてたけど…ホントに忘れてた!!)

唯「大阪ちゃん!今から数えてこよう!!」

大阪「そうやね!行こう!」

澪「待て待て」


澪「…はい、ありがとうございます。では失礼します。」ピッ

澪「午前中の分は免除してもらったから」

大阪「澪ちゃん、おおきに~!」

唯「ありがとう澪ちゃん~!」ギュッ

澪「うっ…///つ、次から気をつけろよ?」

大阪「唯ちゃんはすごい能力の持ち主やなぁ」

紬「ふふ、そうね♪」

律「確かに…あれは他の奴には真似できないだろうな」

律「な?梓?」

梓「さ、さぁ…?」

律「梓ったら照れちゃって~」ツンツン

梓「て、照れてなんかいません!」

大阪「梓ちゃんは可愛いな~」ナデナデ

梓「うっ…!?///」

紬(大阪ちゃんにもこんな能力が…!)




~夕方~

律「終わった終わった~!」

唯「働いたねぇ!」

澪「午後はちゃんと数えたんだろうな?」

唯「もっちろん!バッチグーだよ!」

大阪「そうやで澪ちゃん!ピッタリ150台だったで~」

唯「え?私は148台だったよ?」

梓「どっちも信用できない…」

澪「おそらくどっちも合ってないだろうな…」

紬「じゃあ、間を取って149台っていうのはどうかしら?」

律「それが一番無難そうだな!」

唯「むむ!私達信用されてないよ、大阪ちゃん」

大阪「あかんでーみんな、私達をバカにする者は私達に泣くんやで!」

唯「そうだそうだー!」

律「あーはいはい」



2日目

澪「今日はカウントする場所が2ヶ所!つまり3人ずつだな」

梓「よかった…昨日みたいな心配はしなくて済む」

律「待て梓、私と唯と大阪が組んだらどうなると思う?」

梓「ハッ!その組み合わせがあった…!」

澪「少しは自覚してるんだな」

紬「私はその組み合わせでもいい気がするけど…」ウフフ

梓「さすがにダメですって、ムギ先輩」

律「で、さっきからお前らは何で黙ってんだ?」

唯「」

大阪「」

澪「立ったまま寝てる…」



澪「じゃあ今日はこれで!」

A班:唯、大阪、梓
B班:澪、律、紬

梓「うん、妥当ですね!」

澪「梓、2人を任せて悪いな」

梓「い、いえ大丈夫です!」

唯「任せてよ澪ちゃん、私達がしっかりあずにゃんの面倒をみるからね!」

大阪「そうや、おねーちゃんたちに任しとき!」

澪「お前らだけどな」

紬「この組み合わせ…楽しみだわ~♪」

律「おっし、んじゃそろそろ始めるとすっか!」



~A班~

梓「今日はしっかりカウントしてもらいますからね!」

大阪「はーい」

唯「了解しましたあずにゃん隊員!」

カチッカチッ


大阪「…」コックリコックリ

~~~~~~~

大阪「なぁ、梓ちゃんってどうして触覚があるん?」

梓「もちろん周りを探るためですよ!」ピョコン

大阪「へぇ~そうなんやー」チョンチョン

梓「ひゃんっ!やめてください!触覚は敏感なんですからぁ…///」

大阪「ちょっと引っ張ってみよう」ピンッ

プツン

大阪「あ」

梓「」フラッ

パタン

大阪「梓ちゃん!梓ちゃーん!!」

大阪「どうしよう…梓ちゃんを殺してもうた…」

大阪「私なんかどっか行ってまえ!」カチッ

カサカサカサカサ

触覚「ねぇねぇどこ行くの~?」

~~~~~~~

梓「大阪さん!大阪さんってば~!」

大阪「ふぇ…?梓ちゃん、生きとる…?」

梓「生きてますよ、何言ってるんですか?」

唯「大阪ちゃん寝ぼけてる~!」

大阪「梓ちゃん…」チョンチョン

梓「??どうしたんです?」

大阪「ちゃんとついとる~…よかった」

梓「???」


大阪「ごめんな梓ちゃん…」ナデナデ

梓「なっ…!///」

唯「あずにゃんたら赤くなってるよ~、可愛いなぁ」ギュッ

大阪「へへー」ナデナデ

梓「」プシュー

大阪「梓ちゃん?」

唯「あずにゃんがショートしちゃった!!」

大阪「大変や!!」



~B班~

律「♪」カチッカチカチカチカチッ

澪「だからドラム代わりにするな!」ゴチン

律「あだ!ちぇーわかったよ~」

紬「りっちゃんったら…」キラキラ

紬(この2人も鉄板だけど…やっぱり向こうも気になるわぁ~)

~~~~~~~~~

大阪「梓ちゃんって可愛いなぁ」

梓「そんな…大阪さんも可愛いですよ///」

唯「あずにゃん…」ウルウル

梓「あ…///!え、えっと唯先輩も可愛いですよ」

唯「ホントに?」ウルウル

梓「はい!とっても可愛いです!」

唯「あずにゃん大好き!」ギュー

梓「私もだいs…あ」

大阪「梓ちゃん…私のことは嫌いなん?」グスッ

梓「そ、そんな事ないです!!(可愛い…///)」

大阪「梓ちゃん見捨てないでや~」ギュー

梓「/////(ハーレムだ…)」

唯「大阪ちゃんも可愛いなぁ…」チラ

大阪「唯ちゃん…」チラ

紬「こうして三角関係(トゥライアンゴゥラヴ)が始まるのね!!」

~~~~~~~~


律「ムギ~!ム~ギ!」

紬「はっ!な、なに?りっちゃん」

澪「何じゃないぞムギ、そんなに鼻血出して大丈夫か?」

紬「まあまあまあまあ私ったら♪」ボトボト

律(ムギビジョン発動してたな、こりゃ…)

律「よし!バイト終了だぜ!」

大阪「みんなほんとにありがとな~、私なんかのために…」

澪「何言ってんだ、大阪は私達の立派な仲間だろ!」

紬「そうよ大阪ちゃん!みんな大事なお友達だもの!(色々な意味で☆)」

唯「やっぱりこのお金は使えない、はナシだからね!」

梓「頑張って一緒に練習しましょうね!大阪さん!」

律「うっし!まだ時間もあるし、ベース見に行こうぜ!!」

大阪「…」グスッ

唯「大阪ちゃん?泣いてるの~?」

大阪「ちゃ、ちゃうよ?目にゴミが入ったんや!」ズズッ

律「またまた~!らしくないぞぉ、大阪ぁ」

紬「さあさあお店に行こう、大阪ちゃん?」

大阪「うん!」ゴシゴシ



10GIA

大阪「おおー…楽器がこんなにたくさん…」キョロキョロ

澪「レフティは…今日は置いてないな…」

律「さあ大阪!どれでも好きなのを選べ~!!」

澪「いやいや」

紬「値切りは任せて!」ふんすっ

唯「ムギちゃんの値切りは国宝級だよ~!」

紬「うふふ、照れちゃうわ♪」

梓「そんなにすごいんですか?ムギ先輩の値切り」

澪「まあ…25万くらいの楽器なら5万になるからな(ほんとは良くないけど)」

律「5万くらいならタダになっちゃうかもな!」

大阪「!!ムギちゃんがいればあんな楽器やこんな楽器も…」

紬「???」ニコニコ


大阪「これ、いい感じやなぁ」

澪「フェンダーか、中々いいチョイスだな!」

律「確か澪のベースもフェンダーだったよな?」

唯「フェンダーだって!名前が変だー…ふふ…あはははっ!」

大阪「ふぇんだ・・・へんだ・・・あははははは!」

律「なんだなんだ?」

澪「唯のダジャレがツボに入ったみたいだな」

梓「やっぱりこの2人、似てるなぁ」

紬「ふぇん・・・へ・・・ふふ・・ふっ・・・ふふふ」

唯「色はどうするの~?」

大阪「そうやなぁ~、白か水色がええかなぁ?」

澪「確かに大阪のイメージに合ってるな」

律「じゃあこんなのはどうだ?」



唯「いいねぇ!大阪ちゃんこれにしなよ~!」

大阪「ほんとや~これにしようかなぁ」

澪「値段も妥当だな、か、可愛いし」

大阪「うん、決めた!これにする!」

紬「私、値切ってくるわ!」タタッ

梓「一体いくらにまで値切るんだろう…」ドキドキ


紬「値切ってきた~♪」

澪「ど、どれくらいになった?」

律「唯のギターが5万だから…」

紬「お店の方は500円でいいって言ってくれたわ♪」

大阪「たこちゅー!?」

梓「すごいです!でもそれは流石にまずいんじゃ…?」

澪「確かに…このお店に申し訳ないな」

唯「そうだね、ギー太の件もあるし…」

律「そうだな…じゃあ半額って事にしてもらうか!」

大阪「ありがたい話やなぁ~!ムギちゃん、おおきにー」

紬「いいえ~」ニコッ



帰り道

大阪「これで私もミュージシャンの仲間入りや~!」

律「まだ何も弾けないだろ~?」ペシ

大阪「あはは、せやなぁ」

澪「わからないことがあったら何でも聞いてきなよ!」

唯「そうだよ!私が何でも教えてあげるからね!」

梓「まずは私が唯先輩に教えますけどね」

唯「ひえー、あずにゃんはスパルタだなぁ~」

大阪「私も負けてられへんなー!」

紬「おいしいお菓子もたくさん持ってくるわ~♪」




大阪「みんな、ほんとにありがとうね」




~数ヵ月後~

和「みんな、もうすぐ時間よ」

唯「ついに6人の初ライブだね!」

澪「うう…緊張するよぉ」

紬「どんなライブになるかしら?楽しみだわ♪」

梓「大阪さん、準備はいいですか?」

大阪「うん!」


大阪「実はな、前の高校の友達もよんであるんや~」

律「ほう!私のライバルも来るのか!」

大阪「もちろん来るで!」

澪「澪ちゃん2号も…」ドキドキ

唯「じゃあみんなにかっこいい大阪ちゃんを見せてあげようよ!」

大阪「へへー、かっこええかなぁ?」

澪「うん、すごくかっこいいと思うぞ!」

梓「みなさん、時間です!行きましょう」

大阪「よーし!」

律「おっしゃー!いっちょやってくるか!!」

『おー!!!』



おしまい



最終更新:2010年05月28日 01:47