ガス○

純「梓注文決まった~?」

梓「ん、ちょっと待って」

唯「あずにゃんこれがいいんじゃない?美味しそうだよ~」

梓「そんな事言って自分が食べたいだけなんじゃないですか?」

唯「う…」

憂「じゃあ私がそれ頼むよ、半分こづつにして食べよ?」

唯「本当!?」

憂「うん!」

唯「ありがと憂~♪」ギュウ

憂「お、お姉ちゃん…///」

純(店内なんですが…)


店員「…以上でよろしいですか?」

純「あ、あとドリンクバー4人分」

店員「はいドリンクバー4つですね?それではご注文を繰り返させていただきます、ドリンクバー4つ…」

店員「ではドリンクバーのカップはあちらの…」

憂「私ドリンクバーとってくるね、お姉ちゃん何がいい?」

唯「ファンタカルピス!」

純「私オレンジカルピスソーダ」

憂「梓ちゃんは?」

梓「あ~私は……実際見て決めるよ、自分で取ってくる」

憂「そう?じゃあ一緒に行こっか」

梓「うん(また水持ってこられたらあれだしね…)」



店員「以上で注文の品はすべてお揃いでしょうか?」

憂「はい」

唯「はーい♪」

店員「それではごゆっくりどうぞ」

純「憂ーフォークとってー」

憂「はい」

純「どもー」

梓「私にも…」

唯「あずにゃんには私が取ってあげるよー」

梓「あ、すいません」

唯「おいひー」モグモグ

唯「あずにゃ~んこれ美味しいよ~」

梓「はぁ」

唯「はい、あ~ん」

梓「え!?」

憂「!」ピク

唯「あ~ん」

梓「う、うう…あ、あ~ん///」パクッ

唯「美味しい?」

梓「は、はい、まぁ///」

憂(平常心平常心…)


唯「はい純ちゃんも、あ~ん」

純「え、私もですか!?」

憂「!!」ピクッ

唯「そうだよ~、あ~ん」

純「え、ええと///梓ぁ…」

梓「諦めた方がいいよ、言い出したら聞かない人だから」

唯「あ~ん」

純「うう…あ、あ~ん///」パクッ

唯「美味しいでしょー?」

純「はい、まぁ///」

憂(平常心平常心平常心平常心…)

憂(落ち着いて私!このままいけば次は私のはず…!)


唯「…」チラ

憂「!」ドキ

憂(キター!!)ドキドキ

唯「じゃあ憂~」

憂「う、うん!//あ、あ~…」

唯「料理交換しよっ!」

憂「ん……って、え?え?」

唯「憂、半分こにしよっていったよね?ちょうど半分くらい食べたし…」

憂「あ…うん」

唯「あ!こっちもおいしー!」

唯「あずにゃんも食べてみてよ~、あ~ん」

梓「またですか?//…あ~ん//」パクッ

唯「はい、純ちゃんも、あ~ん」

純「…あ~ん//」パクッ

憂「お、お姉ちゃん私も…!」

唯「え~元は憂のなんだから食べる必要ないじゃん」

憂「ぅ…うん…そうだね」シュン

唯(落ち込んでる憂可愛すぎるよぉ…、もっといじめたくなっちゃうね!)キリッ


唯「あずにゃんのも美味しそうだね~」

梓「…そうですか?」

唯「美味しそうだね~」

梓「えーと…」

唯「美味しそうだね~」

梓「…」

梓「食べてみます?」

唯「え!?いいの~!?」

梓「一口だけですよ?」

唯「じゃ、あ~ん」

梓「えっ、私もそれやるんですか!?//」

唯「はやふー」アーン

梓「……はぁ…あ~ん///」

パクッ

唯「ん、おいひい!」

唯「純ちゃんのも一口ちょーだい♪」

純「え」

純(まぁ抵抗しても無駄か…)

純「どうぞ、あ~ん」

唯「あ~ん」パクッ

憂(いいなぁ…私もあ~んしたい…)


唯「うん、こっちも美味しい!」

憂「お、お姉ちゃん私のも!」

唯「え~…憂のは元々私のじゃん、いらないよ~」

憂「………ぅん、……そうだよね」ウル

唯(あぁ~憂が泣きそうになってる…!泣いちゃうの憂??
  お店の中で他のお客さんもいるのに高校生にもなってお姉ちゃんにあ~んしたりされたりできなかったからって泣いちゃうの???)

唯(あああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!可愛いよ憂いいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!
  憂のほっぺたペロペロしたいよおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!)ハァハァハァハァ

梓「うっ、憂!私は食べたいなー」

純「わ、私もー」

憂「梓ちゃん…純ちゃん……」

憂「ぐすっ…うん、ありがとう…」

唯(なん…だと…?)

唯(余計なことを…あずにゃんェ…純ェ…)

唯「…」

唯(こうなれば…!)

唯「でもあずにゃんも純ちゃんもホントいい子だよね~」

梓「へ?…な、なんですか急に//」

唯「おまけにと~ってもかわいいし」ギュゥゥ

梓「ちょ、ちょっと唯先輩!?///」

唯「あーあ、私こんな妹が欲しかったなぁ」チラ

憂「!」

憂「…」プルプル

唯(うへへ~もうひと押しですなぁ)


梓「もう、何言ってるんですか、唯先輩には憂がいるじゃないですか」

唯「まぁ…それはね……そうなんだけどねぇ」チラ

憂「…っ」プルプル

唯「やっぱりあずにゃんや純ちゃんが妹だったらよかったなぁ…」チラ

憂「っ!」

梓「ちょ!唯先輩!!そんな言い方…」

ガタッ!!

憂「…」

純「う、憂?」

唯(憂!憂!泣いちゃうの憂!!?)ハァハァ

憂「…めんね」

憂「ごめんね…お姉ちゃん…」

唯「うい…?」

ダッ

梓「あっ、憂!!」

梓「唯先輩!!なんてこと言うんですか!!!あれじゃ憂が…!憂が…!」

唯「わ、わたし…」

純「え?え?」

唯「っ…待って憂!」ダッ

梓「あっ、唯先輩っ!?」


純「…行っちゃった」

梓「追いかけないと!!!」

店員「ちょっとよろしいですかっ!」

純「はひっ!?」

店員「失礼ですがお客様…、他のお客様のご迷惑となりますので…!もう少しお静かにしていただけますか…!?」

梓「あ…す、すいません…」

梓「…」

純「…」

純「どうしよ?」

梓「…憂達を追いかけないと!」


純「…追いかけるのはいいけどさぁ」

純「梓……お金持ってる?」

梓「へ?えっと……」

梓「…………1000円しか無い」

純「えええ、それじゃ代金払えないじゃん!」

梓「じ、自分の分くらいは払えると思ったから…」

梓「だいたい…純はお金もってないの?」

純「……………………………200円だけ」

梓「おい」

純「いや、その…憂か梓に借りようかなーっと」

梓「……はぁ、取り敢えず電話かけてみよっか…」


憂(やっぱり私お姉ちゃんに嫌われてたんだ…)

憂(でも…考えてみれば当然だよね…)

憂(梓ちゃんに嫉妬して…意地悪して…)

憂(こんな子、嫌われるに決まってるよ…)

憂「…」

憂(私これからどうすればいいんだろ…)

憂(ずっと…ずっとお姉ちゃんと一緒って…そう思ってたから…)

憂「お姉ちゃん…」

憂「うっ…うあ、っう…」グスッグスッ


唯「憂っ!憂っ!」

唯「!」

唯「ういーっ!!!」

憂「…!」

憂「…おねえ、ちゃん…?」グスッ

唯(あああああ!!!憂泣いてる!!!泣いてる憂可愛いよおおおおおおおおお!!!!)ハァハァ

唯「ういーっ!!!!」ぎゅうぅぅー

憂「おねぇ…ちゃん…」ギュ


唯「憂…」

憂「…っ、離してぇっ…!」グッ

唯「憂っ!?」

憂「おねえちゃん、私のこと…嫌いなんでしょ?」

憂「私…おねえちゃんに嫌な思いさせてまで…」

唯「違うよ憂!嫌いなんかじゃないよ!!」

憂「…だって!だって…!」グス

唯「っ………ごめんね憂…いっぱいいじわるしちゃったもんね」ギュ

唯「でもね…あれは憂のこと大好きだから…だから…」

憂「……わかんないよ、そんなの…わかんないよ…」

唯「えーと、つまりね…」

唯「なんていうか…う~ん……」

唯「…」

唯「だって……だって憂の泣きそうな顔が可愛すぎるんだもん!!」

憂「…」

憂「え?」

唯「それに憂が私のことでヤキモチ焼いたり落ち込んだりすると私のことホントに大好きなんだって実感できて嬉しいし」

唯「ただでさえ可愛い憂が泣きそうになるともっと可愛くなって無敵すぎて一杯ちゅっちゅしたくなっちゃうし」

唯「今日だって泣いてる憂見てたらスパークしちゃったし興奮しすぎて窓突き破って2階からダイビングしちゃいそうだったもん!」

唯「とにかく…憂が可愛すぎて好き過ぎてついあんなことしちゃうんだよ!愛だよ!!憂可愛い!!!」

憂「え?え?」ポカーン

唯「はぁ…はぁ…」


憂「お、お姉ちゃん?」

唯「…」ギュ

唯「憂…ごめんね…私自分勝手だよね…憂を傷つけて」

憂「お姉ちゃん…」

唯「…憂」

憂「…何?」

チュ

唯「うーい、大好きだよ」

憂「あ…///」カァァ

唯(泣きそうな憂も可愛いけど恥ずかしがってる憂も可愛い…)

唯「…これで憂のこと大好きだってわかってくれた?」

憂「……うん///」

唯「えへへ、よかった…」



翌日

唯「ふわぁぁ~」

唯「う~寝不足だよ~」

憂「うん、そうだね///」

唯「でも憂のかわいいとこ一杯見れたから後悔はしてないけどね!」

憂「もう///…でも毎日あんなにいじめられたら私の体持たないよぉ」

唯「ええ~!?憂毎日するつもりなの!?」

憂「えっ、あ、ちがっ///違うよ!///」

唯(う~ん、かわうい…!)


唯「お、あれは!」

唯「あずにゃんおはよ~!」

梓「…」ピクッ

梓「 唯 先 輩 ! ! ! !」

唯「!?」ビクッ

唯「ど、どうしたのあずにゃん?なんかこわいよぉ」

梓「どうしたのじゃありません!!!」

梓「あの後大変だったんですよ!!携帯に電話しても出ないし!お金ないからファミレスからも出れないし!結局親呼んで払ってもらったんですよ!?」

梓「おかげで2時間説教された上に向こう3ヶ月お小遣い無しです!!!」

唯「う、うぅ~ごめんねあずにゃん…」

憂「梓ちゃんごめんなさい…」

梓「憂は悪くないから黙ってて」

梓「だいたいなんで昨日あんなこと言ったんですか!!?仲直りはできたみたいで安心しましたけど…」

唯「え、えっとね~それは…」



梓「…つまりそんなくだらない理由であんなことしたわけですか」

唯「くだらなくなんかないよぉ!憂の泣きそうな顔ってほんと可愛いんだよ!」

唯「まぁでも恥ずかしそうにしてる憂も可愛いんだけどね~…昨日ちゅーした時なんかそりゃもう可愛いくって…」

憂「お、お姉ちゃんっ!///」

唯「あ~憂赤くなってる~」ダキッ

イチャイチャ

梓「…」

梓「ふ」

梓「ふざけんなああああああああああああああああああああ!!!!!!!」



あの後お姉ちゃんは梓ちゃんにいっぱい叱られてげんこつもされちゃいました
可哀想だったけど昨日やったことを考えるとこのくらいは仕方ないのかな?


唯「うぅ~痛いようい~…」タンコブ

憂「よしよし」ナデナデ

唯「うーいー」ウルウル


泣きそうになってるお姉ちゃんもやっぱり可愛くて…
そういう顔が見たいっていうお姉ちゃんの気持ちもちょっとわかった気がします


憂「元気出してお姉ちゃん!今日は特別にアイス2つ食べていいから!」

唯「え!ほんと!?」パアァァ

憂「うん!」

唯「やった~憂大好き~!!」ギュウッ


でも…やっぱり私はお姉ちゃんの笑った顔が一番大好きです




                      おわり



最終更新:2010年06月04日 21:27