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                        {_\        / 八 丶 ゚        /〉//ノ
                         ∨\  ___. イ} {\        /} ̄
                               \_匸「  |_广| ヽ/ヽ∧____/|/
                            ヽー{  ̄   V{   |`ト、_|__,,L.ィ´ }
                            Vハ、     {__) ノ‐{       ト''7
                             `く_)      'ー′    ノ゙7
                                           └'




律「今日は私ら二人だけだな」

唯「そーだね、りっちゃん」

律「……」

唯「……」


律「なんかさ」

唯「ん?」

律「まったりだな」

唯「そーだね」

律「……」

唯「……」


律「……」

律「まったりしてるとさ」

唯「うん?」

律「私、溶けちゃうんだ」

唯「なんだって!」


律「ゆーいー、とーけーるーよぉー」

唯「りっちゃん隊員!しっかりするんだりっちゃん隊員!」

律「あーばーばー」

唯「りっちゃんが!りっちゃんが味噌みたいになっちゃった!」

律「……」


唯「……」

律「……」

律「唯?」

唯「なに、りっちゃん?」

律「味噌ってどうなの?」

唯「それは私も思った」

律「自覚はあったのか」


唯「でも味噌しか思いつかなくて」

律「じゃあしょうがないな」

唯「醤油ことっ!」

律「味噌だけに?」

唯「醤油ことっ!」

律「……」

唯「……」


律「……」

律「おい」

唯「ん?」

律「どういうこと?」

唯「なにが?」

律「普通っ!」

唯「私は普通だよ。おかしいのはりっちゃんだよ」

律「貴様っ!ハメたな!」


唯「ハッハッハッ!今ごろ気付いたか!」

律「くそっ!乙女のハートを弄びよって!」

唯「だってー、私だけスベるのイヤだったんだもん」

律「この野郎!」

唯「でもこれで一緒だね」

律「まぁ、そーだな」

唯「私たちはスベ友だね」

律「なんだそりゃ」


唯「共に戦場でスベった仲間ってことだよ」

律「よけいにややこしくなってないか?」

唯「なんでもいーの、りっちゃんと一緒なら」

律「そっか」

唯「そうとも」

律「……」

唯「……」


律「……」

律「唯は」

唯「ん?」

律「私と一緒がいいの?」

唯「……」

唯「うん」

律「そっか」

唯「うん」

律「……」

唯「……」


律「唯ー」

唯「なにー?」

律「3限の現国の授業聞いてた?」

唯「んー、なんとなく聞いてたよ」

律「なんとなくかよ」

唯「でへへ」

律「いや、褒めてないから」


唯「でもなんで?」

律「なんとなくだよ」

唯「りっちゃんもなんとなく星人か」

律「なんだそりゃ」


唯「銀河の果てになんとなくある星に、なんとなく住んでる人たちのことだよ」

律「唯の故郷か?」

唯「違うよ!」

律「ホントか?」

唯「もー、りっちゃん嫌い!」

律「冗談だよ。怒んなって」

唯「……」

律「……」


唯「……」

律「唯?」

唯「……」

律「怒んなよー」

唯「……」

律「唯?」

唯「……」

律「あのさ」

唯「……」


律「……」

律「月が、きれいだね」

唯「へ?」

律「……」

唯「……」

唯「まだ15時だよ?」

律「えっ」

唯「えっ」


律「……」

唯「……」

律「……はぁ」

律「やっぱり、現国の授業聞いてなかったんだな」

唯「え?今の授業と関係あるの?」

律「知ーらない」

唯「教えてよー」


律「やーだね」

唯「りっちゃんのいじわる!」

律「意地悪ですよー」

唯「いいもん!和ちゃんに教えてもらうから!」

律「勝手にすれば」

唯「勝手にするもん!」カチャカチャ


律「……」

唯「……」カチャカチャ

律「……」

律「唯」

唯「なにー?」カチャカチャ

律「やっぱり和には聞かないで」

唯「え?」

唯「今メール送っちゃった」

律「なっ!」


律「メール打つの早くないか?」

唯「そうかな?」

律「女子高生みたいなやつだな」

唯「女子高生だよ!」


2
最終更新:2010年06月04日 22:15