スピンオフ【憂と憂】
憂「お姉ちゃーん寝てるのかぁ…」
憂「この漫画の続き借りたかったんだけどなぁ…」
憂『もー!お姉ちゃん鏡置きっぱなしだよ』
憂『寝てるの?元の所に戻して置くからね』
憂「何か声が聞こえる……」
憂「お姉ちゃんのベッドの下からだ…よいしょ」
憂「鏡?」
憂『わ、私?』
憂「は、はい!」
憂『こんばんは…』
憂「はい!」
憂「不思議な事ってあるんだねー」
憂『うん、そうだね!私も最初びっくりしたよ』
憂「だねーあ…そっちの憂ちゃんのお姉ちゃんってどんな感じ?」
憂『お姉ちゃんはほのぼのとしてて可愛いよ』
憂「私のお姉ちゃんは可愛いだけじゃなくてカッコイイよ~」
憂『わ、私のお姉ちゃんも演奏してる時カッコイイよ!』
憂「それに優しいんだぁ~」
憂『私のお姉ちゃんも優しいよ!』
憂「毎日お弁当作ってくれるんだ~美味しいんだよ!」
憂『私のお姉ちゃんもケーキの上にイチゴ乗せるの上手なんだよ!』
憂『でも…そっちのお姉ちゃんは私にお弁当作ってるんだね』
憂「うん!私もお姉ちゃんに作ってあげたいんだけど不器用だから無理なんだ~」
憂『私が教えてあげるよ!』
憂「本当に?」
憂『うん!』
憂『じゃあ…明日の5時に起こすからね』
憂「う、うん…あ!お姉ちゃんの目覚まし時計を切らなきゃ!」
憂『どーして?』
憂「だって明日はゆっくり寝て貰いたいから…」
憂『そうだね!』
唯「………………」
憂「よいしょ……これで明日はぐっすり休んでね」
唯「うい…大好き……」
憂「え!?」
憂『大きな声出したらダメだよ!』
憂「う、うん…ただの寝言みたい」
憂『じゃあ明日の5時に起こすからね』
憂「うん…おやすみ」
憂『おやすみ!私も寝ようかな』
憂「うん、明日は早いよ!」
憂『そうだね、おやすみなさい』
憂『起きてー!5時だよ」
憂「う…おはよう…」
憂『じゃあ…早速作ろうか!』
憂「うん……………」
憂『寝ないでよ!早く起きて』
憂「わかったぁ~…よいしょ」
憂『うん…えーとまずはウインナー焼こっか!』
憂「タコさんにしたい!」
憂『うん、わかったタコさんにする為の切り方は………』
憂「こうかな?」
憂『うん、上手!』
憂『卵焼きは油をよく引いて焼くんだよ』
憂「う、うん…これってひっくり返すの?」
憂『うん…えーと…出来る?』
憂「やってみる……ほいっ!」
憂『綺麗に出来たねー』
憂「うん!やった!」
憂「出来たー!」
憂『まだたよー最後はご飯にふりかけをかけて』
憂「うん…のりたまでいいかな?」
憂『お姉ちゃんが好きなふりかけをかけたらいいよ!』
憂「じゃあ、のりたまだね~」
憂「これで完成!」
憂『おめでとー!』
憂「じゃあお姉ちゃん起こさなきゃ!」
憂『あ…この事は二人だけの内緒だからね!』
憂「うん!」
憂「鏡をベッドの下に戻して…あ!バイバイ私、今日はありがとう」
憂『ううん!お姉ちゃんの為だもんバイバイ』
憂「うん!じゃあ鏡をベッドの下に戻して…」
憂「お姉ちゃん朝だよ起きて」
唯「ん………憂?」
憂「もう7時だよ」
唯「え!ご、ごめん目覚ましは…セットし忘れてる…」
憂「えへへ~今日は私の方が早起きだね」
唯「ごめん弁当作れなかった…」
憂「えへへ~じゃーん!」
唯「え?……まさか」
憂「うん!…お姉ちゃんのお弁当だよ作るのに2時間掛かっちゃった!」
唯「憂……うぅ……」
スピンオフ【憂と憂】
END
最終更新:2010年06月06日 23:12