梓「……」

唯(またおちんちん挿れるの?痛いのやだな……)

グイッ

唯(指で開いてる……?)

梓「……」

唯「何するの……?」

梓「精液です」

唯(精液を……入れるんだ)

唯(……えっ!?)




唯「精液って……え?え?」

梓「……」

唯「嘘だよね?ねぇ?ねぇ……」

グイッ

梓「……」

唯「ひ……いやあああああ!!!」バタバタ

梓「っ!」ガシッ

唯「いや!いやいやっ!お願い!許してっ!」

唯「怖いっ怖いよ!入れないでぇ!」バタバタ

紬「やっぱりやめ……」

梓「邪魔しないでくださいっ!」ドンッ

紬「きゃあ!」

梓「唯先輩、怖いでしょう?怖いですよね!?精液入れられるんですから!」

唯「ひぃぃぃぃ!」

梓「運が悪ければ即妊娠です!赤ちゃんできるんですよ!?」

唯「うあああああ!」バタバタ

梓「唯先輩はこんな事をしてきたんです!女の子がどれだけ怖いか考えなかったでしょう!」

唯「やだ!やだぁ!ママに……なりたくないっ!いやああああ!」

梓「……っ!」

ドロッ…

唯「ひ、ひぃぃぃ!?」

ピチャッ…

唯「!?入った……?いやあああ!」

梓「全部……入れますっ」

ピチャ… ドロッ…

唯「う、うあ……あ……」

梓「入ってますよ。唯先輩の中に……精液が。赤ちゃんの素が」

ドロッ… ツー…

唯「あ……あ……」

梓「……」

梓「指で広げただけなので……あまり入りませんでした」

梓「でも……妊娠には十分の量です。安心してください」


梓「あとは運次第です。頑張って祈ってくださいね」

唯「あ……」

唯「あか……が……でき……」ブツブツ

梓「……」



梓(ふぅー……)

紬「……」

梓(ムギ先輩は泣いてるし)

和「……」

梓(真鍋先輩も顔色悪いし)

唯「うっ……うっ」ポロポロ

梓(……もういいかな)

梓「唯先輩。安心してください」

唯「……あ」

梓「その精液じゃ妊娠しません」

唯「え……?」

梓「それと……その精液は、唯先輩の物です」

唯「え……」

梓「唯先輩が手術する直前に、採取してもらって保管していたものです」

梓「そして、少なくとも今入れた分には……精子は含まれていません」

唯「え……じゃあ」

梓「だから、妊娠はありえません。それに自分の体で作ったものですから、先輩が汚れたわけでもありません」

唯「ほん……と?」

紬「……」コクリ

唯「う……うぅぅー!よかった……よかったよぉ」ポロポロ


梓「怖かったでしょう?」

唯「うん……」

梓「痛かったでしょう?」

唯「うん……」グスッ

梓「先輩、こういうことしてたんですよ?ダメですよ……」

唯「うっ……うぅぅ……」

唯「ごべんなざい……。ごべんなざいいいいいー!」

唯「うわあああああん!」ポロポロ



―――――――――――――――


律「……おい、何だよアレ」

梓「ちゃんと謝ってましたか?」

律「謝ったも何も……びっくりするだろ!あんなの見たら!」

澪「涙と鼻水で顔ぐちゃぐちゃだったもんな」

律「そんでごめんなさいいいい!って絶叫しながら縋ってきたんだぞ?もう言葉が出なかった」

澪「電話の時は反省してないとか言ってけど、信じられないよ」

紬「よかった……。唯ちゃんの気持ち伝わったのね」

律「ああ、もうウザイくらいにね。うっとうしいからもう謝らなくていいよ」

梓「だめですよ。もう少しは厳しい態度でいないと、唯先輩の事だからすぐ忘れちゃいます!」


澪「あれ?唯は?」

紬「先に部室に行ってるみたい」

律「なんで?」

梓「律先輩のドラムでも磨いてるんじゃないですか?」

律「げ……マジ?何やってんだよあいつ。ズレてるなぁ……」

澪「律、もう怒ってないって言ってやれよ」

律「言ったじゃん!それでも唯の気がすまないんだろ?」

紬「じゃあ唯ちゃんの好きにさせておく?」

律「……そうだな。このまま私の舎弟としてコキ使うか。それくらい許されるだろ!」

澪「あまり調子にのるなよ……」

律「そのくらい私は傷ついたんだよー!澪ちゅわん、慰めて~!んー……」

澪「ば、バカっ!ふざけるな!///」ベシッ

紬「よかった……」

梓「?」

紬「皆で演奏することがなくなっちゃうのかと思ってたけど……安心しちゃった」

梓「……そうですね。とりあえず一件落着……ん?」


梓「そういえば……私とムギ先輩ってどうなったんですか?」

紬「何が?」

梓「いえ、私たち唯先輩と付き合ってますよね?」

紬「え……そうね」

梓「澪先輩は……律先輩とくっついたからいいとして」

律「いや、それはない」ビシッ

澪「……」ゲシッ

律「いてっ!」

梓「真鍋先輩はどうなるんです?まだ付き合って……ますよね」

紬「そうかも……」

梓「憂は?唯先輩、憂にも手を出してましたよね?憂はどういう扱いなんです?」

律「……ほんとアホだな、唯」

澪「なんか大変だな、お前達も」

梓「なんだかムカムカしてきました。唯先輩を問い詰めましょう」

紬「うん!」


ガチャッ


梓「唯先……輩……」


唯「……」ピタッ

紬「きゃ……///」

澪「……パンツで……何やってるんだ?」

唯「あ……その」

律「ん……あ!それ私のスティックじゃん!」バシッ

唯「あっ!こ、これは」

ツーッ…

律「おい……何か糸引いてるぞ……」

梓「なんでパンツが濡れ……まさか、それって」


唯「あ……あいえk」

律「うわああああ!何やってるんだよお前!私の澪命スティックが……!」

紬「あ……」

梓「え?」

紬「私のキーボードが……ヌルヌルしてる」

梓「……」

澪「あ、梓……私たちのも……」

梓「濡れてます……ね」

唯「あ……あのぅ」

律澪紬梓「……」

唯「部室にいたらぁ、急に皆の匂いがしてきた気がして……」

唯「なんだか胸がドキドキしちゃってぇ……」

律澪紬梓「……」

唯「皆の事が好きだから……」

律澪紬梓「……」

唯「我慢できなくなっちゃったの……えへへ」




律「さてと……今日も4人で部活頑張るかー」

澪「そうだな。文化祭に向けて張り切っていこう」

紬「え……えっ?」

梓「じゃあ悪いですけど、紬先輩は病院の手配をお願いします」

澪「そうだな。まずは唯を送り届けるか」ガシッ

律「わかった。唯、行こう」ガシッ

梓「早く帰ってきてくださいね。待ってます」ガシッ

唯「え?ちょっと皆?待ってよ……。さっきのは魔が差しただけなんだよ……」ズルズル

唯「ねえ!ねえってば!冗談だよ!さっきのは冗談!だから……離してよぉぉ!」

紬「……」



END



最終更新:2010年06月10日 01:21