唯「……」ぺろぺろぴちゃ

律「くふぅ、ん」

唯「…………」ぺろぴちゃぺろ

律「くっ……ふぁあっ」

思ったよりも乳首が敏感で意外で、無言で攻め続ける。

耐えようとしているのに思わず声が漏れる様子がとても可愛くて、もっともっと快楽を与えたくなる。
どこまでいけるのだろうか。

律「やめ、ろよ……なぁ唯」

唯「やめないよ」


まだもう片方をいじってあげることはしない。
もしかして、というある一つの仮定があるからだ。

律「やめろ……って、ば……」びくっ

唯「…………」ちゅうう

律「あっ……ん……!!」カァア

唯「こういうのが好いみたいだねぇ」ちゅうちゅう

律「いい加減に……っ!ひぁん!」

どうやらりっちゃんは少し強めに吸われるのがいいみたいだ。
ただちに路線を変更。
舌先でくすぐるより、唇で吸い上げる方向へ。

唯「もっとよくしてあげるね!」

律「唯、それ以上はマジでやめろ……」

こんなに乳首を硬くして涙目で言われましても~。

律「だ、だめだってばぁ……!」

唯「どこがダメなの?」くりり

律「うぁっ!!」びくっ

唯「待ち遠しかったでしょ?」

暇をしてたもう片方の乳首にも刺激を与えてあげる。
同時に、というのはさすがに耐えられなかったのか、途端に喘ぐりっちゃん。
シャツの生地がほどよくこすれるように、つねる。

律「やぁあ……!こす、れる……」

唯「…………」ちゅるるる

いきなり強く手と唇で攻めた。
すると、りっちゃんの背筋がぴんとのびる。

唯「りっちゃん!遠慮しなくていいんだよ!」

律「ひああ……あぁん!」びくびく


ひときわ強くしたとき、りっちゃんはイってしまったようだ。
私の仮定が正しかったことを知り、感動で涙が出そうになった。

律「うぅっ……」ぐったり

唯「りっちゃん!素晴らしいよ!」

律「え……」

唯「りっちゃんはおっぱいだけでイける子だったんだね!最高だよ!」

りっちゃんは意味がわからなそうにぐったりしてるけど、この感動を伝えずにはいられなかった。
だって憂は長年かけておっぱいを開発したけどやっぱり下でイくほうが好きみたいだし、
あずにゃんはこの間のとおりだ。


唯「でも……おかしいよね」

りっちゃんは最初、ただ肌を撫でただけじゃ全然反応しなかったのに。
おっぱいだけあんなに反応するなんて……
作為を感じる。

喜んだり考え込んだりしてると、りっちゃんがじっとこっちを見ていた。
ごめんごめん、忘れてないよ。


唯「だいじょうぶ?りっちゃん」

律「……」


無言の涙目で睨まれる。
可愛いなぁもう。

唯「可愛かったよ、りっちゃん」

律「は、はぁ?何いってんだよ……」


慈しみを込めて頭を撫でると、顔を赤くしながらそっぽを向いた。
普段のキャラのせいか、優しくされ慣れてないのかもしれない。初々しい反応だった。


律「どうせ今あんま動く気しないしさ……これとってくれないか」

唯「いいよ。逃げようとしたら追いかけるだけだし……っと」

いささか強く巻いてしまったためか、テープがはがれにくい。
予定していたとおり、舐めながらはがすとやりやすかった。

律「な、何してるんだよ!」

唯「え、だってばりばり剥がしたら痛いじゃん。そんなのりっちゃんが可哀想だよ」

律「意味わかんね……そんなの今更だし……」

唯「りっちゃんはまだわかってないみたいだね」

さっきのは全然可哀想じゃないよ。だってあんなに気持ちよがってたじゃない。
そう言うとりっちゃんはかちんときたのか、ムッとする。でも言い返さない。言い返せないようだ。

唯「これでよし……と。りっちゃんはもうちょっと休んでてよ。ちょっと跡あるけど、スカートと靴下で隠れると思うから。」

律「あ、ああ」

唯「ところでりっちゃん、澪ちゃんとお泊りとかしたことある?」

律「あるけど……それがどうかしたか?」

やっぱり。

唯「それで、澪ちゃんとお泊りしてると変わったこととかあったりしない?」

律「何だそりゃ……別に何も…………あ」

唯「なに?なにかあったの?」

律「いや……別に」

唯「答えようか、りっちゃん」

律「…………なんだか、澪が泊まりにきたときだけ、その……変な夢を見るんだよ」

唯「変?えっちな?」

律「ばっ……」


赤くなってうろたえる。図星らしい。

唯「それ、どんな内容!」

律「そこまで言う必要ないだろ!」

唯「もしかしておっぱいいじられたりしてた!?」

律「!!なんでお前が」

確信した。りっちゃん、それ夢じゃないよ……現実だよ!
どんだけ鈍いんだ!

それにしても澪ちゃん……恐ろしい子。
りっちゃんすら気づかない間に、りっちゃんを開発するなんて!

唯「たなぼたに感謝」

律「は?」

唯「何でもないよ。それよりりっちゃん、ここ結構濡れちゃってるよねぇ」

律「わっ!いきなりそんなとこ触るなっ」

唯「いまさらだよ、りっちゃん~」

律「だからってそこはシャレにならないだろぉっ」


スカートの中に手を滑り込ませると、必死で押し返してくる。
よしきた、こっちはおそらく未開だ。

唯「りっちゃん」

唯「好きだよ」

律「!!」

唯「りっちゃんも好きだよ」

律「なんだそりゃ……」

唯「りっちゃんも私の恋人の一人になってよ……大切にするよ?」

律「ばか!そんなのいいわけないだろ!」

りっちゃんは基本的に普通の人だったからなぁ……考えが堅い。

唯「気持ちよければいいと思わない?」

律「いや、なんかおかしいだろ……」

唯「りっちゃんは真面目だなぁ」

律「ふぐっ」

もう唇を塞ぐことにした。
今度は丁寧に、私が表せる愛のすべてを込めて。
これで伝わらなきゃ……ばかだ。そう思えるほど愛を込めた。

舌をぴちゃぴちゃと絡ませながら、ふとももの内側を撫でる。

律「んんん!」ぞくぞく

唯「中途半端に濡れてるままじゃあれだし、歩けなくなるくらいにやっちゃおうか」

唇を離し、口を伝う唾液を舌でぬぐう。
ちなみに今言った言葉は自分でもどういう理屈かよくわかってない。
りっちゃんから反論があるかとも思ったが、どうやら聞く余裕がなかったようだ。

唯「未開でもこれくらいは濡れるんだね」

律「やだ、そこ、変だ……よ……」

唯「あはは、りっちゃんもノってきた?最初が嘘みたいだよ!」

強気なりっちゃんに弱々しくそう言われると、がぜんやる気がでてくる。

よし、目的だったおっぱいは堪能したし、今度こそ愛に満ちた私のプレイの本領発揮だ!
そう意気込み、指がたどり着こうとしたときだった。


ガチャ



澪「…………」

律「…………」

唯「…………」

律「…………」

唯「…………」

澪「…………何してるんだ?」

うわぁ……一瞬現実逃避しかけてしまった。
何で澪ちゃんがここに?
今からいいところだったのに……

律「みみみみ澪!これはだな、その、プロレスごっk」

澪「唯」

唯「なーにー?澪ちゃん」

澪「何を、してるんだ?」

唯「何って……えっち?」

律「唯いー!」

澪「おい律、なんだそれは」

律「え……?」

澪ちゃんが不快そうに目を向けるのは、乱れたスカートからのぞくテープの跡。
目ざといなぁ。私が思ったとおり、澪ちゃんのりっちゃんに対する観察力は軒並み以上だ。

律「え、いや、これは……」

澪「唯にやられたんだな?」

律「あ……その……」

澪「そ う な ん だ な ?」

律「う……ん……」

りっちゃんはおずおずと肯定しながらも、泣き喚いたり澪ちゃんに助けを求めたりはしなかった。
行為を始めた頃を思い出せば、違いは一目瞭然。
にたりと勝ち誇った笑みが浮かぶのを、誰が止められよう。

澪「律!行くぞ!」

律「わ、ちょ、待っ!」

唯「ばいばい、二人とも」

澪ちゃんがりっちゃんを引っ張って部室を後にする。
りっちゃんはまだこっちを見ていたので、また明日ねと声をかけてウインクしておいた。

澪ちゃん、必死で可愛かったなぁ。でも、まさか自分がじっくりと手塩にかけて開発してきた子を、
出会ってまだちょっとしかたってない私に奪われるなんてね。きっと想像してなかっただろう。
まぁやることはやった。
あとはりっちゃんを信じるのみ……って、あずにゃんのときにもこんなこと言ってたかな私。


―――――――――――――――――――――――
澪と律!

澪「…………」

律「…………」

澪「…………」

律「…………み、澪はなんでここにいるんだ?」

澪「ここにいちゃ悪いのか?」

律「い、いやそういうんじゃなくてさ……梓と居たはずだろ?」

澪「梓がちょっと不自然だったからさ。途中で抜け出してお前の家に行ったらまだ帰ってないって言うし」

律「そうなんだ」

澪「なぁ、律」

律「ん?」

澪「さっきの……このままじゃよくないよ」

律「え?」

澪「これは、ちゃんと先生に言ったほうがいいと思うんだ」

澪「また同じようなことになるかもしれないし、唯には家が知られてる。学校側と連携して、守ってもらおうよ」

律「な、何言ってんだよ、そんなことしたら唯は……」

澪「律こそ何言ってるんだ?無理やりしたんだから当然の報いだろ」

律「だからって、なにもそこまで……」

澪「こういうのははっきりさせておいた方がいいんだ」

律「……それが、通報ってこと……?」

澪「大丈夫、その後のことはずっと私が面倒見るよ」

澪「2人だけになってから、ずっとね」

律「澪、なんかおかしいぞ……?」

澪「安心して。律が怖がらないように、ゆっくりと時間をかけて、私だけしか見えないようにしてあげる」

律「…………!」びくっ

律(同じセリフなのに、唯に言われたのとは全然違う……!なんだか今日の澪は怖い)

律「い、色々ありがとな。とりあえず色々あったし今日は帰って寝るよ!」

澪「ふぅん?まぁそうだね」

律「じゃあ、また明日な」ダダダ

澪「うん、また」







澪「……今夜に」



―――――――――――――――――――――――
唯と梓!

憂「お帰り、お姉ちゃん」

唯「ただいま憂~。あずにゃんもただいま」

梓「せんぱ……ごめんなさい、失敗……しちゃ」

唯「そんなこといいんだよ、あずにゃん。それに失敗じゃないしね」

梓「でも、最後までちゃんとできなかっ……」

唯「私はあずにゃんが頑張ってくれただけで嬉しいよぉ」

梓「先輩……」


帰ったら案の定あずにゃんがいて、憂の前で泣きじゃくっていた。
失敗して私に嫌われると思ったのだろうか……そんな事あるわけないのに。

憂はそっとあずにゃんの側について、なぐさめていたらしい。
可愛い恋人二人がこうして寄り添っていると、とても和む。


唯「あとはりっちゃん次第。やれることはやったよ」

梓「そうですね……早く憂と律先輩と4人で遊びたいです」

憂「大丈夫だよ、お姉ちゃんだもん。きっと律さんも好きになるよ」

唯「そうだね、私も早く3人を可愛がりたいなぁ。ってことでまずは……」

梓「わっ、先輩!いきなりすぎますよ」

唯「私のために頑張ってくれたあずにゃん可愛いよぉ~」ぺろぺろ

憂「いいな、梓ちゃん……」じゅん

唯「憂は私がしなくてももう濡れてるでしょ~?ふふ、私なしで頑張ってみてよ」にこっ

憂「わかったよぉ……」くちゅくちゅ

ああ幸せすぎる。が、あと1人足りない。

問題はやっぱり澪ちゃん。


その慎重で臆病な性格が本物か偽者かはわからないけど、
りっちゃん本人にも気づかれないようにそーっと自分のものにしようとしていた。


でも、私がこういう行動に出た今、同じように慎重でいられるのだろうか。
私だったら……是が非でも奪い返したいと思うよ。
だから今夜はきっと一波乱おこるだろうね。

どっちに転ぶのかはわからないけど。
選ぶのはりっちゃんだから、文句なしだよ。澪ちゃん。


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最終更新:2010年09月21日 00:08