ドア「ガチャ」

憂「お姉ちゃーんはかどってるー?」

唯「あ!憂~!」

憂「澪さんと一緒だから勉強になると思って…ここに飲み物置いておくね」

唯「ありがとう。憂~!」

憂「それでは。おやすみなさい。澪さん。お姉ちゃん」

ドア「バタン」

唯「澪ちゃ~ん!」ユッサユッサ

澪「ハッ…今まで私は一体…」


唯「も~澪ちゃんってば~気を失うんだもん~びっくりしたよ~!」

澪「う…ご、ごめん…///」

唯「いいよ~いいよ~!それよりもここについつ教えてよ~!」ニヘ~

澪「……///」

澪「う…うん…///」



澪「ここがこうなってこうなるんだ…」

唯「へえ~そうなんだぁ~」

澪「生殖についてわかった?」

澪(うぅ…生物の生殖について教えれば良かったのか…勘違いしてた…///)

唯「すっご~い!澪ちゃん生殖マスターだね!」

澪「わー!誤解を招く言い方するなー!///」


唯「ふわぁ…もう疲れたよ…」

澪「ん…もうこんな時間か…」

唯「一緒に寝ようよ!澪ちゃん」

澪「うん…良いけど…ベッド狭くなっても良いの?」

唯「大丈夫!大丈夫!」

ガサゴソ

唯「澪ちゃん顔が近ーい」

澪「狭いよね…やっぱり私床で寝るよ…」

唯「!こーすればいーじゃん!」

ギュッ

澪「ちょっ…ゆ…唯…///」

唯「えへへ~こうしたほうがあったかいでしょ~?///」

澪「……///」

澪「う…うん…///」


唯「………」

澪「……///」

唯「澪ちゃん…あったか~い」スリスリ

澪「……///」

澪「なぁ…唯…///」

唯「なあに?澪ちゃん」

澪「私…火事で家も服がなくなったし、家族も今どうなっているか分からない…」

唯「うん……」

澪「もし…私の家族が…ママとパパが戻って来なかったら…グスッ…グスッ…」

唯「澪ちゃん……」

ギュッ

澪「グスッ…え…?」

唯「大丈夫だよ!澪ちゃん。澪ちゃんが一人になっても私達が絶対についているから!」

澪「グスッ…グスッ…ありがとう…唯…」

唯「澪ちゃん…」




チュンチュン

澪「ん……」

唯「スースースー…」

澪「……///」

澪(そういえば唯の家に泊まっていたんだ…)

唯「ん~…澪ちゃ~ん…スー…」

澪「……///」

澪「ありがとう…唯…///」


唯「ん~…」ゴロン

澪「!!///」

唯「わぁ~…大きなアイスだぁ~…」

澪「私はアイスじゃないっつーの!///」

唯「アイス~アイス~」

レロレロレロレロレロ

澪「ひゃうっ!!///」


唯「このアイス…澪ちゃんの味がする…」

レロレロレロレロ

澪「ひゃうっ!ゆ…唯!起きろって!それはアイスじゃなくて私だ!///」

レロレロレロレロ

澪「んんっ…んっ…///」

澪(わ…私…首が弱いんだ…///)

レロレロレロレロ


唯「はむ…はむ…」

澪「んっ…ふむっ…く…首が…///」

唯「はむ…はむ…おいひい~…」

澪「い…いい加減に…んんっ…しろっ…!あっ…///」



ドア「ガチャ。オハヨーゴゼーヤース」

憂「お姉ちゃーん、澪さーん、ご飯だよー」

憂「って、あ……」

唯「はむ…はむ…」

澪「う…憂ちゃん…助けて……///」

憂「気がすんだら来てくださいね~!」

ドア「バタン」

澪「う…憂ちゃん…///」

唯「はむ…はむ……」


澪「いただきます」

唯「うぅ…頭痛いよ…」ズキズキ

澪「寝ぼけていたお前が悪いんだろ…」

唯「澪ちゃんだってすぐ止めなかったくせに~」

澪「!うぐっ…///」

唯「朝から澪ちゃん分、ご馳走様です…」

澪「あ…朝っぱらから何言っているんだよっ!///」

唯「憂~!澪ちゃんってね甘いんだよ~!」

憂「そうなんだぁ~!」ニコニコ

澪「わっー!わっー!///」

憂「あ…もう学校に行かないと…」

澪「あ…本当だ…」

唯「そういえば澪ちゃんと一緒の通学になるんだね~!」

澪「そうか…そうなるな…」

唯「えへへ…」ニヘ~

澪「……///」



唯「ねぇ、三人手をつないで通学しようよ~!」

澪「な…何で…?///」

憂「記念ですよ。澪さん」

澪「え…?///」

唯「澪ちゃんと一緒に家から通学したんだもん!その一時の思い出を温もりで残したいの!」

澪「ぬ…温もりで…?///」

唯「澪ちゃん真ん中ー!私は澪ちゃんの左手を、憂は澪ちゃんの右手を持ってねー」

憂「あ…澪さんの手あったかい…」

唯「でしょ?でしょ?でしょ?」

澪「か…感想はいいからっ…!///」

唯「えへへ~」

憂「あったか~い」

澪「……///」


ガラッ

紬「あら、唯ちゃん、澪ちゃんおはよう」

唯「やっほームギちゃん」

紬「!…む…むむむむ…!」

澪「ど…どうしたの…ムギ…?」

紬「唯ちゃんと澪ちゃん…手をつないでる…」ガタガタ

唯「んー?これは記念なんだぁ~!」

紬「き…記念!?何したのっ?何したのっ?///」フンス

唯「ムギちゃん…?」

澪(そういえばムギはこういう奴だったな…)

紬「なぁ~んだぁ~!そういうことだったの~!」

唯「そうなんだぁ~!澪ちゃんと一緒にお風呂入ったり、一緒のベッドに寝たり…」

紬「そして?そして?///」ワクワク

唯「あー!そうそう!澪ちゃんの背中と首って甘いんだよ~!」

紬「え…?甘い…?」キョトン

唯「うん!」

澪「わっー!わっー!ナンデモナイナンデモナイー!///」


和「あら、唯」

唯「あ、和ちゃん!」

和「澪もムギもおはよう」

紬「おはよう。和ちゃん」

和「澪…家族から連絡は…?」

澪「……」フル…フル…

和「そう…辛いかもしれないけど…まだ待ってみよう…困ったことがあれば…私に言ってね」

澪「うん…ありがとう…和…グスンッ」

紬「………」

紬「私も澪ちゃんのために何かしたいわぁ」

唯「ん~…私は…」

澪「唯はいいよ…グスッ…」

唯「へ…?」

澪「もう…いっぱい励ましてくれたから…///」

唯「?」

紬「あらあらまあまあ///」ニコニコ


キンコンカンコーン

唯「やったー!放課後だー!」

紬「ふふ♪今日はケーキを持ってきたのー!」

澪「………」

唯「澪ちゃんどれが良いー?」

澪「………」

唯「澪ちゃん?」

澪「え…ああ…ごめん…ちょっと考え事を…」

紬「大丈夫よ…」

澪「え…?」

唯「うん!澪ちゃんには私とムギちゃん、和ちゃんがついているから!」

澪「………」

澪「……そうだな…」ニコッ


ジャジャ~ン

唯「………」

澪「………」

紬「………」

唯「何か…物足りないね…」

紬「そうね…」

澪「なんだろう…」

唯「もう帰ろっか…」

紬「そうね…」

澪「うん……」

紬「今日は澪ちゃんどうするの?」

澪「う~ん…」

唯「澪ちゃん!今日も私の家にしようよ~!」

澪「2日続けたら憂ちゃんにに悪いよ…」

唯「え~!憂は嬉しそうだったよ~!」

澪「う~ん…」

紬「澪ちゃん…明日ぐらいなら私の家でもかまわないわよ?」

澪「分かった…今日も唯のところにお世話になるよ…」

唯「えへへ~」



唯「今日も澪ちゃんと一緒♪澪ちゃんと一緒~♪」

紬「ふふ♪唯ちゃんったら嬉しそう…」

澪「小学生か……」

澪(でも…嬉しい……)




未完



最終更新:2010年06月15日 23:04