アットウィキロゴ
シンオウ地方

ミオシティ 船着き場



唯「着いた~!!」

律「よっと……しっかし凄いところまで来たな……」

澪「船長さん、どうもありがとうございました」

船長「あぁ…」

梓「あれ? 澪先輩降りないんですか?」

澪「ああ、私はこの船でもう一回カントーへ戻るよ」

唯「えぇ!? なんで!?」


澪「まだカントーにはロケット団員達がいるから……彼らを放っておく訳にはいかないんだ」

澪「私がいない間に何か悪さを仕出かすかもしれないだろ?」

律「澪…」

唯「で、でも…」

澪「唯、心配しなくても大丈夫だ。ちゃんと会えるさ」

律「澪………」

澪「律、唯と梓を頼む」

律「あぁ…わかってるよ」

唯「りっちゃん!?」


律「唯、澪の言うとおりちゃんとどこかで会えるさ」

唯「………でも」

澪「唯、ムギがもしかしたらこのシンオウ地方のどこかにいるかもしれないんだ」

澪「ムギだけじゃない、和や憂ちゃんもこの世界にいるかもしれない」

唯「!!」

澪「私もただカントーに帰るだけじゃない。 もう一度探してみるよ」

唯「……わかった」

梓「唯先輩…」

唯「澪ちゃん! 絶対だからね!! 絶対どこかで会おうね!! 約束だよ!!」

澪「ああ、約束する」

澪「それじゃあ船長さん、もう一度カントーへ」

船長「…わかった」


ボオォォォォ……

唯「行っちゃったね……」

律「そうだな……」

梓「………」スッ

律「それじゃあ、ぼちぼち行くとしようぜ」

唯「うん…りっちゃん…」

梓「ぴーたん!!」

ボン!!

唯律「!!」

梓「あの船を追いかけて!!」ガシッ!

ぴーたん「ぴー!!」


律「おい梓! どこに行くんだ!?」

梓「すいません! 唯先輩、律先輩!! 私、澪先輩と一緒にカントーへ帰ります!!」

唯「えええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

律「お、おい! 梓!!」


バサッバサッ


律「……行っちゃった」

唯「あずにゃん、どうしたんだろう……」

律「さぁね……追いかけるか? 今なら私のジョーカーで……」

唯「………いや、いい」

律「……そうか」


唯「理由聞いたりしないんだね、りっちゃん」

律「まぁ、追いかけたらここまで連れてきてくれた船長さんが可哀想だしな」

唯「それもそうだね」

律「さてと……唯」

唯「何?」

律「何じゃねぇよ、ここにいつまでもいる訳にはいかないだろ?」

唯「そっか!」

律「やれやれ……」


……………

律「…ってことでとにかくあんまり人が多いところには行かないことだ!!」

唯「そうだね…私達指名手配されてるもんね」

律「そうだ! あんまり目立つ行動はしないでくれよ」

唯「大丈夫だよ!!」フンス!

律(不安だ……)

???「君達、ちょっといいかな」

律「ん?」

唯「はい?」

???「君達はポケモントレーナーかい?」

唯「? そうですけど……」


???「君達のポケモン、ちょっと見せてもらっていいかな?」

唯「いいよー♪」スッ

律「お、おい! 唯!!」

唯「大丈夫だよりっちゃん、この人悪い人じゃなさそうだもん」

律「そうじゃなくてだな……」

???「ありがとう、返すよ」スッ

唯「どうもー♪」

???「君もいいかな?」

律「あぁ……わかったよ……ほら」

???「ありがとう」

律(なんだこいつ……)

唯(なんだろう……)


???「ありがとう、返すよ」スッ

律「はぁ……」

唯「あの……」

???「なんだい?」

唯「私達のポケモン見てどうするんですか?」

???「知りたいかい?」

律「まぁ人のポケモンジロジロ見て何もしない訳が無いですからね」

???「そうだね」

???「君達から不思議な波動を感じたものでね。 ちょっとした好奇心だ」

唯「はどう……?」

律(何言ってんだこいつ……)


ゲン「私の名前はゲン。 君達と同じポケモントレーナーだ」

律「……で? そのゲンさんが私達のポケモン見て何を企んでるんです?」

ゲン「別に企んではいないさ。 ちょっと君達のポケモンに修行させてあげようかと思ってね」

唯「しゅぎょう?」

ゲン「そうだ。 君達にも悪い話では無いと思うが……」

律「いえ、別n」

唯「はーいはーい! 私修行したーい!!」

律「おい! 唯!!」

唯「何?」

律「何じゃねぇよ! ちょっと来い!!」グイッ

唯「あぁん!」


律「なんで修行やろうとするんだよ! あんな怪しい奴に!!」ヒソヒソ

唯「でもりっちゃん」

律「なんだよ!」

唯「いつサカキみたいな悪くて強い人が出てくるかわからないよ?」

律「で、でも……」

唯「私達がサカキと戦った時はりっちゃんと澪ちゃんとあずにゃんがいたからなんだよ?」

律「そうだけど……」

唯「あの時、一人でも誰かいなかったら私たちはサカキに負けてたかもしれないんだよ?」

律「………」

唯「お願いりっちゃん! 私もっと強くなりたいの!!」パン!

律「………はぁ」


律「わかったよ…」

唯「りっちゃん?」

律「そこまで言うなら私も付き合ってやるよ。ゲンさんの修行」

唯「ありがとー! りっちゃーん!!」

律「でも、その代わり!!」

唯「?」

律「唯より私の方が強くなってやるからな!!」

唯「むっ!? 私だって負けないよ!!」

律「さぁどうかな?」

唯「むー!!」プンプン


……………

ゲン「話はついたかな?」

律「えぇ」

ゲン「答えは?」

唯「やりまーす!!」

ゲン「いい返事だ」

律「期待していいんですか?」

ゲン「もちろん君達を今より強くしてみせるさ」

唯「よろしくお願いしまーす!!」

ゲン「それじゃあ早速行くとしようか」

律「行くってどこへ?」

ゲン「『こうてつじま』へ行くんだ。 このボートに乗ってくれ」


ゲン「そういえば君達の名前を聞くのがまだだったね」

唯「平沢唯です」

律「田井中律です」

ゲン「そうか、なら唯、律と呼ばせてもらおう」

唯「はい! よろしくお願いします師匠!!」

ゲン「ハハハ、師匠だなんて堅苦しいな。 さっきの通りゲンで構わないよ」

唯「よろしくお願いしますゲンさん!!」

ゲン「うん、よろしく」

律(ん……あれ……)


……………


こうてつじま



ゲン「着いたぞ」

唯「おぉ……ここが……」

律「こうてつじま……か……」

ゲン「ここはなかなか強い野生ポケモンが出てくる。 修行しにくるトレーナーも多いんだ」

唯「じゃあ修行にピッタリですね!」

ゲン「そういうことだ……さて、まずは……」

律「何するんですか?」

ゲン「君達のポケモンがどれだけ強いのか僕と君達で勝負だ」

唯「え? 私達とゲンさんで?」

ゲン「そうだ。 1対2のポケモンバトルだ」


律「いや……でも……1対2って不公平じゃないですか?」

ゲン「そうか? だったら1対4でも構わないぞ?」

律「」カチーン

唯「りっちゃん?」

律「舐めてんのかコラァ!!」

ゲン「自分のポケモンの強さに自信があるなら1対2でいいが?」

律「あぁやってやるよコンチクショー!!」

唯「りっちゃん落ち着いて!」

ゲン(単純だ……)


……………

ゲン「準備はいいかい?」

唯「オッケーです!」

律「返り討ちにしてやるぜ!」

ゲン「ルールはポケモンの入れ替えはなし。 君達のポケモンが一匹ずつ戦闘不能になれば僕の勝ち。 そして僕のポケモンを倒せば君達の勝ちだ」

ゲン「僕はこのポケモンで戦おう」

ボン!

ルカリオ「ガウッ!」

唯「おぉ! かっこいい!」

律「見たこと無いポケモンだな」

ゲン「さぁ! 君達はどのポケモンで来るんだ?」


律「唯、遠慮なくやっちゃおうぜ!」

唯「もちろんだよりっちゃん!」

唯「いけっ! カメ太!!」シュッ 律「頼むぜ! サイクロン!!」シュッ

ボン!

カメ太「カメェー!!」 サイクロン「グオォー!!」

ゲン「ふむ、カメックスにサイドンか……」

律「先手必勝だぜサイクロン! "ストーンエッジ"!!」

唯「カメ太! "ハイドロポンプ"!!」

カメ太「カメッ!!」ガチャン ドン!

サイクロン「グオォォォォ!!」シュッシュッ


ゲン「ルカリオ、カメックスに"はどうだん"!」

ルカリオ「オオオォォォォ!!」ドン!

バシュン

唯「あぁ……ハイドロポンプが……」

律「ハイドロポンプを打ち消すなんて……」

ゲン「まぁこれぐらい容易いさ」

律「そうかな? まだサイクロンの"ストーンエッジ"が残ってるぜ!!」

ルカリオ「!!」


ガガガガガガ


ルカリオ「………」ニヤ

律「えっ!? 全然効いてない……?」


ゲン「ルカリオは岩タイプの技にはかなり強いからね。 急所に当たったりしなければどうってことはない」

律「くそっ……!」

ゲン「ルカリオ! "しんそく"」

ルカリオ「ガウッ!」シュッ

唯「消えた!?」

律「唯! 前だ!!」

唯「えっ?」

ドカッ!

カメ太「ギャウ!」

唯「カメ太!!」



ゲン「そのまま"かわらわり"だ!!」

ルカリオ「グオッ!」シュッ

唯「カメ太! "かみつく"!!」

カメ太「ギャウ!!」ガブッ

ルカリオ「!?」


ルカリオはひるんだ!


律「ナイス唯! サイクロンいっけー!!」

サイクロン「グオォォォー!!」ドスドス

ゲン「!?」

律「"とっしん"!!」

ルカリオ「!?」


ドン!


ルカリオ「……」グググ

サイクロン「……!」グググ

律「受け止めた!?」

ゲン「思った以上に手強かったがこれで決めさせてもらおう」

ゲン「ルカリオ! "はどうだん"!!」

ドン!

サイクロン「グオォ……」バタ

サイクロンは倒れた!


2
最終更新:2012年09月27日 00:12