律「(よかったバレてないみたいだな…唯のこと考えてたら濡れてきたなんてバレたら恥ずかしくて死んじゃうよ…)」

唯「りっちゃん!りっちゃんってば!」

律「えっ!?なっなんだよ…」

唯「早く部活いこうよ!今日は私練習する気満々だよ!」

律「なんだよ張り切って。珍しいな」


唯「私昨日ギー太の弦初めて自分で取り替えたんだ!」

律「へぇ~じゃあ新生ギー太ってわけだ、私はギターよくわかんないけど難しかったのか?」

唯「うん!憂にも手伝って貰ったんだけど1時間もかかっちゃったぁ」

律「ふぅーん。大変なんだな」

唯「…りっちゃん興味ないでしょ?」

律「えっ、そ、そんなことないって!(むしろ興味あるのはお前の体の方なんだけど…)」

唯「ホントに~?」

律「ホントだって!ならギー太弾かせてくれよ!」


唯「え~りっちゃん雑に扱うからギー太怒っちゃうよ~」

律「おいおい…失礼だな」

唯「ウソウソ、貸してあげる!どうぞ!」

律「サンキュー、うわっギターって意外と重たいんだな」ポローン

唯「りっちゃんはなんか弾けるの?」

律「全然!コードも3つくらいしか知らないし」

唯「なんだぁ~じゃありっちゃんもギター始めたら?」

律「えっ?いや私はドラムで精一杯だし」

唯「いいじゃん!ギターできたら楽しいよ!?」

律「うーんそうだな!いっちょやってみるか!」

唯「じゃあみんな誘って日曜日にでも楽器屋さん行こうよ!」

律「いや、私は唯と行きたいな」

唯「みんなでいこうよ~そっちの方が楽しいし」

律「ううん。唯と行きたいんだ。唯がどんな音楽聞いてどんな演奏するのかもすごく興味あるし」

唯「わかった!じゃあ二人で行こっか!これは二人だけの秘密ね!」

律「私が急にギター始めてたらみんな驚くかな~」

唯「きっとびっくりするよ!」


日曜日――

唯「りっちゃーん!」

律「おー唯!おはよ!」

唯「おはよ~お金いくら持ってきた?」

律「一応3万円!私は初心者用のやつ買うからこれくらいで充分だろ?」

唯「うん!どんなのが欲しいのー?」

律「やっぱ黄色いギターかな!私のイメージカラーだし」

唯「りっちゃん黄色好きだね~カチューシャもいっつも黄色だし」

律「まぁな!私ゴレンジャーとかでもキレンジャー派だし!」

唯「…?」


楽器店――

唯「りっちゃん決まった~?」

律「うーんもう少し…」

唯「もう2時間もそこに座ったままだよ?」

律「こっちとこっちで迷うんだよなぁ…唯はどっちがいいと思う?」

唯「それだけ悩んでるのに私が決めちゃ悪いよ~」

律「よし決めた!こっちにする!」

唯「やっと決まったかぁ…」


喫茶店――

律「ごめんな長々と」

唯「ううん!今日はギター買うためにきたんだから!全然気にしてないよ!」

律「これが私のギター…なんか感動だなぁ。一国一城の主って感じ」

唯「これでりっちゃんもギタリストの仲間入りだね!」

律「よっしゃあー!今日から弾きまくるぞ~!」

唯「その意気だよりっちゃん!」



夜、田井中家――

律「ん?こうか?こうかな?」
ジャーン

律「音出たよ…!かっこいい~!!とりあえずコード覚えた方がいいのかな」

1時間後

律「ダメだ…やっぱ私才能ねーや…もう寝よう…」
……
律「あーっ!!ダメだこんなんじゃ!せっかく唯に付き合ってもらったのに!今日は徹夜だ!」

さらに1時間後

律「………できないとこは明日唯に聞けばいいよね…寝よう…」


朝――

唯「おはよーりっちゃん!昨日はどーだっ…」
律「唯!!私にギター教えてくれ!!本じゃわかりづらくて…」

唯「私も教えられるほどうまくは…」

律「大丈夫!基礎だけ教えてくれればいいから!」

唯「うーん…あずにゃんに教えてもらった方が…」

律「唯…私のこと嫌いか?」

唯「う…わかったよりっちゃん!!じゃあ今日から部活終わったら二人で秘密の特訓だ!!」
律「おー!!」


音楽室――

澪「じゃあ今日はこの辺にしとくか!」

律「よっしゃあ!唯!帰ろうぜ~!」

唯「うん!」

澪「おい、お前らもう帰るのか?」

律「うん、ちょっと用事あってさ」

澪「そう…」

唯「バイバイ!」

紬「また明日ね二人とも」

梓「お疲れ様でした!」


田井中家――

律「ただいま~」

唯「お邪魔しま~す。りっちゃんち来るの初めてだね!」

律「そうだっけ?じゃあ飲み物持っていくから先2階上がってて」

唯「は~い」トントントントン


唯「ここがりっちゃんの部屋かぁ…普通だなぁ」

律「お~い、飲み物持ってきたよ~」

唯「じゃあさっそく始めますか!」


唯「どのくらいできてるの?」

律「いや…実は全然」

唯「そっかぁ…でもギターに触れてればそれだけうまくなるよ!」

律「そうかなぁ…」

唯「まずはギターに名前つけよう!」

律「な、名前…?恥ずかしいなぁ」

唯「りっちゃんが育ての親なんだから!名前つけないと!」


律「じゃあ…ギー太と恋人のギー子ってのはどう!?」

唯「ギー子…いい名前だね!ギー太!彼女ができたよぉ!」

律「ふふふ…じゃあ練習しよっか」


唯「あっそこはこうじゃなくて…こうだよ!」

律「こ、こうかな?」

唯「そうそう!りっちゃんうまいよ!」

律「へへ…唯にでも誉められると嬉しいな」

唯「う~…失礼だよりっちゃん!」

律「ごめんごめん」

律「うわっ、もう真っ暗だ。今日はこの辺にしとこうか」

唯「そうだね…あんまり遅くなると憂が心配するし…」

律「ありがとな!なんか一歩進んだ気がするよ!」

唯「どういたしまして」

律「唯は好きな曲とかないの?」

唯「好きな曲?うーん…私あんまり音楽とか聞かないから」

律「そ、そっか。わかった!今日はありがとな!」

唯「じゃあ明日学校でね!」


土曜日――
唯「ごめんくださーい」

律「おー唯!来たか!」

唯「どう、りっちゃん?上手くなった?」

律「とりあえず上がれよ」


律の部屋にあがっていく二人


唯「でどうなの?」

律「へへーん!そうとう上手くなったよ!」

唯「お~!さすがりっちゃん!もう曲の練習はしてるの?」

律「えっ、し、してないよ」

唯「じゃあ今日からは曲の練習もしなよ!一曲弾けるようになると嬉しいよ!」

唯「なんの曲にする!?うちのバンドの曲にする?」

律「うーん、じゃあふわふわ時間にしよっかな」

唯「私ちょうど楽譜持ってるからあげるよ!」

律「あ、ありがと」

唯「はい!じゃあさっそく練習だね!」


律「よーし!一日で弾いてやる!」


午後5時――
唯「じゃあまた月曜日にね!」

律「おう!じゃあな」




律「よし。練習するか」

しかし律が練習していたのはふわふわ時間とは違う曲だった。



月曜日、音楽室――

澪「おい律、なんかドラム下手になってないか?」

律「そ、そう?」

澪「うん。みんなもそう思わない?」

梓「言いづらいんですけど…私も思ってました…」

紬「そうねぇ。言われてみればタイミングも遅れてた気が…」

律「マ、マジかよ!(最近ギターしかやってなかったもんなぁ…)」

唯「そうかなぁ?私はそんな風には感じなかったけど」

澪「うーん…まぁいいか。叩いてればそのうちリズムもあってくるだろ」

律「そ、そだね」


唯・律「おつかれー」

澪「(…また2人で帰るのか)

澪「…律」


ー田井中家ー

唯「りっちゃん…もう秘密の特訓は今日で終わりにしよ?」

律「…それは…どういう意味だ?」

唯「もうすぐ文化祭の公演でしょ?…だから今はドラムに専念しなきゃ…」

律「……」

唯「…りっちゃん」

律「(もう2人きりで会えなくなるのか…)」

唯「…りっちゃん?」

律「…わかった」

唯「…りっちゃん」

律「でも最後に唯に教えてほしいことがあるんだ…」

唯「うんいいよぉ!何でも聞いて!」

律「じゃぁまず…このヒモで目隠ししてくれないか」

唯「うん?いいよぉそれくらい♪」

律「あ…唯じゃなくて、私の目を隠してほしいんだ」

唯「えっ…うんわかった♪(今日のりっちゃん何か変なのぉ…)」

キュッ

律「ん…で次にこのヒモで私の腕を後ろで縛って欲しいんだ」

唯「おっけー♪」

キュッ

律「ん…っ…ハァ…ハァ…」

唯「大丈夫りっちゃん?なんか息荒いよ?」

律「あはは…大丈夫大丈夫!で次に口を少し開けて、私の唇の数センチ手前まで近づけてみてよ」


唯「りっちゃん…これってギター教えるのと何か関係あるの?」

律「これをすると私の集中力が上がってギターもドラムも一気に上達するんだ!前に澪にこれしてもらった時のドラムは最高に良かったんだぜ」

唯「そうなんだ!!じゃぁ、んー…はい♪」

律「(嘘だけどな…じゃいただきまーす!)」

チュッ

唯「ん…っ!」

チュッ…クチュ…ペロッ

唯「ふぐぅ…っ…りっ…ひゃ…んっ!」

律「ん…ッ…ひゃべるな…よぉ…んむ…っ」

チュパッ…チュパッ…ジュルルルル…ッ

唯「ごっごめ…んは…ッ…はぅ…ん…ッ…」

律「ん…ぷはっ…へ…へへっ」

唯「ぷはっ…はにゃぁ…りっちゃん…」

律「何だ?」

唯「りっちゃんの口の中…柔らかくて気持ちよかったよ…」

律「ッ…お前そんな恥ずかしいことよく言えるな…(天然なのか?)」

唯「へへー♪…次はどうすればいいの?」

律「そこの机の上にハサミあるよな…」

唯「どこー?あっ…あったよぉ♪」

律「私の制服を好きな様に切ってくれ」

唯「えっ…ええーっ!?できないよぉ、そんなひどいこと!」

律「替えの制服はまだたくさんあるから大丈夫!ドラムのためだ、唯」

唯「…わかったよぉ…りっちゃん」

チョキッ


律「ん…っ…(そんなとこから切るのか…こいつ…本当に天然か…?)」

チョキッチョキッ

唯「りっちゃんのパンツ、シマシマだー♪」

律「(唯に見られてる…)ハァハァ」

唯「あれ…りっちゃん…パンツのココ濡れてるよ…?どうしたの?」
ツンツン

律「あ…ッ!!…唯ぃ!まだ…だめ…っ」

律「さ…先にブラウスを切って…くれないか…?」

唯「うん、いいよぉ♪」

チョキッチョキッ

唯「りっちゃんて結構胸ないよねー仲間ー♪」

律「ほっとけ…!」

唯「ふふふーりっちゃんの胸、かわいーっ♪」

モミモミ

律「ひゃぁ…っ!い…いきなり触るな!」

唯「えー…揉んでほしかったくせにぃー」

律「えっ…」

唯「ギターなんか最初からどうでもよかったんだよね?」

律「唯…?」

唯「私に触ってほしかったんでしょ?りっちゃん♪」


律「…最初から気づいてたのか?」
唯「特訓の時、ギターじゃなくて私ばっかり見てたよね…りっちゃん」

律「いや…決してそんなことは…」オドオド

唯「それで…今日はナニを教えればいいのかなぁっ?♪」

律「ぇっと…その…ゴニョゴニョ」

律「(あれっ…なんか立場代わってもないか…?!)」

唯「聞こえないよぉりっちゃん?」

律「ウゥッ…え…ぇっちな事…おしえてください…」

唯「ねぇねぇ、教えてください唯さま…って言ってみて…♪」

律「ぇっちな事教えてください唯さまぁぁー(泣)」

唯「ふふふーしょうがないなぁ♪」


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最終更新:2010年01月15日 02:53