唯「ムギちゃ~ん、部室行こ~」

澪「いいか、今日こそ練習するんだぞ!?」

律「分かってるよ澪ちゃ~ん、ティータイムの後にちゃんとやるって♪」

紬「あ、みんな。申し訳ないんだけど、私少し用事があるから後から行くね」

唯「え~、そうなの?」

律「珍しいな~、何の用事?」

紬「ちょっと職員室に呼ばれてて……」

唯「えっ、もしかして赤点取っちゃったからお説教とか!?」アワアワ

律「そんなわけないだろ」ペシッ

澪「唯と一緒にしたらムギが可哀想だぞー」コツンッ

唯「あいたっ!?うう、二人ともひどい……」

紬「うふふ、大したことじゃないわ。すぐに行くから、先に行ってて」

律「りょ~かい!」ビシッ

唯「ムギちゃんのお茶、楽しみに待ってます!」ビシッ

澪「じゃあ先行ってるな」

紬「ええ、また後で♪」


……

先生「それじゃあ琴吹さん、よろしくね」

紬「はい、分かりました♪それでは失礼します」ペコッ

先生「時間取らせて悪かったわね。部活頑張ってね?」

紬「はい、ありがとうございます♪」

ガラッ

紬「失礼しました~」

紬「……ふう、少し遅くなっちゃった。早く音楽室に行かないと」タタッ

紬(今日は美味しいケーキを持ってきたのよね……ふふ、みんな喜んでくれるかしら♪)

さわ子「ムギちゃん、廊下は走っちゃダメよ?」

紬「あ、先生!すみません、急いでて……」

さわ子「ふふ、今から部活?今日は会議があるから行けないけど、頑張ってね?」

紬「は~い!」タタッ

さわ子「あっ、コラ!……もう」



音楽室!

唯「……でさあ」

律「え~、そうか?私は…だと…けど」

梓「…先輩に…です」

澪「梓は……」


紬「あら、やっぱりみんなもう揃ってるのね」

紬「……」

紬「聞き耳立てちゃおっかな……♪」

紬「……」ピタッ

紬(うふふ、一度こういうのやってみたかったの~♪)

紬(盛り上がってるみたいだけど、何を話しているのかしら……?)ワクワク


澪「だから、クリロナは微妙だったろ?」

唯「え~、そんなことないよ~」

律「私も正直クリロナはどうかと思う」


紬「っ!?」

紬(く……クリオナですって……!?)

紬(みんなもしかして……えっちな話をしてるの?///)


唯「りっちゃんまで……。前半のミドルとか最高だったじゃん!」プー

律「まあ確かにあれは凄かったけど、見せ場はそこだけじゃなかったか?」

唯「それだけじゃないよ~!えっと……後半のフリーキックも惜しかったよ!」

澪「いくら惜しくてもゴール決めないとなあ……。というか試合自体コートジボワールが押してたし」

梓「私は唯先輩の言うことに賛成ですよ?」

唯「お~、さすがあずにゃん!分かってるね~!」

梓「やっぱりクリロナは存在感がありますし、ボール持っただけで華があると思います。それに……」

律「それに?」

紬(くっ、よく聞こえない……!)ググッ

梓「やっぱりクリロナのプレーは痺れますし」


紬(あ、梓ちゃん!?)

紬(た、たしかにクリをいじると電気が走ったみたいに感じちゃうけど……)

紬(あんなにはっきり言い切るなんて、あずにゃん意外と大胆!///)

律「あ~、それは分かるな」

紬(りっちゃんまで!?)


律「徹底マークに逢ってたけど、やっぱりクリロナは何かが違うよな~」

梓「今大会でも要注目選手の一人ですからね」

唯「な~んだ、りっちゃんもクリロナの魅力分かってるじゃん♪」

律「でもあの試合ではやっぱり不発だったと思うぞ」

梓「まあ見せ場が少なかったですしね……外から狙うシーンくらいですか?」

唯「う……それは確かに」

澪「だろ?私はもっとこう……中に抉り込んで行って欲しかったんだよな」


紬(!!!)

紬(な、中に抉り込むって……もしかして指を!?)

紬(澪ちゃんったら……クリだけじゃ満足できないのね///)

紬(中に抉り込んでイッて欲しいなんて///)



梓「ドリブル突破は見たかったですね」

唯「(ボールを)もっと中にねじ込んで行くべきだったのかな……」

紬(ゆ、唯ちゃん……指を中にねじ込むなんてそんな///)

紬(意外と荒っぽいのが好きなのかしら?///)ハアハア

唯「それにしても、さっきから澪ちゃんはクリロナに批判的だね?」

澪「別に批判的ってわけじゃないぞ?ただ、みんなクリロナ、クリロナって言ってるけど、他にいい選手もいただろってこと」

梓「澪先輩は誰が好きなんですか?」

澪「う~ん、そうだな……デコとか好きだな」


紬(デコ=りっちゃん!?)

紬(澪ちゃんはりっちゃんが好き……澪律キタコレ!!!)

紬(しかし何て唐突な告白……!りっちゃんはどう答えるの!?)

律「ははっ、澪は昔から好きだったからな~」

紬(そんなっ!?やはり二人は昔から相思相愛で付き合ってたの!?)

紬(今まで気付かなかったなんて……琴吹紬、一生の不覚……!)


唯「え~、デコ?何だか地味だよ~」

澪「何を言ってるんだ、中盤の要だぞ!それに今回のW杯を現役最後と決め、最後の花道を飾るために精一杯戦う……感動的じゃないか」

唯「そうかな~」

梓「私も好きですよ、デコ」

紬(!?)


紬(梓ちゃんもりっちゃん狙い!?)

紬(ま、まさかの梓律澪の三角関係!?)

澪「おお、さすが梓は分かってるな!」

唯「あずにゃんまで……」

梓「唯先輩の好きなクリロナも、デコのような選手がいてこそですよ?」

唯「それはそうだけど……」


澪「ははっ、そうそう!クリロナなんてデコがいないと何もできないからな!」

律「いや、それは言いすぎだろ……」

紬(クリオナはデコがいないと出来ない……!?)

紬(ま、まさかりっちゃんはクリオナマスターで、みんなのクリオナも手伝ったりしてるの!?)

紬(……わ、私も自信があるから、言ってくれれば手伝うのに……///)


澪「それにしても、ムギ遅いな……」

紬(っ!?)ビクッ

梓「本当ですね、話込んでたらけっこう時間経ってる……」

律「もうそろそろ来るんじゃないか?」

唯「あ、じゃあムギちゃんにも聞こうよ!絶対ムギちゃんもクリロナ好きだよ!」

紬(ゆ、唯ちゃん……///)


律「え~、そうか?」

梓「個人的にはムギ先輩はドロクバって感じがします」

澪「いや、ムギにどんなイメージを持ってるんだよ」

紬(確かにクリオナは気持ちいい)

紬(私だってもちろん好きだし、唯ちゃんの推測は当たっているわ)


紬「でもっ!」

ガラッ!

紬「みんな!」

澪「おっ、ムギ」

律「遅かったな~」

梓「何かあったんですか?」


紬「みんな、聞いて!」

紬「唯ちゃんたちがクリオナ中毒になっているのは、悪いけど聞かせてもらったわ!」

唯「クリロナ中毒?」

梓(クリロナのファンのことかな?斬新な言い方だ……)

紬「確かに私はクリをいじるのも好きだけど……」

紬「それだけじゃダメだと思うの!みんなも次のステップに進むべきよ!」

紬「やっぱり……」

紬「やっぱりオナニーは、中をクチュクチュかき回すのが一番気持ちいいと思う!」バーン!

唯「……え?」

律「む、ムギ……突然何を……///」

澪(お、オナ……///)

梓「ふっ不潔です!///」


紬「……」

紬「……あれ?」





おまけ

まあムギ突入前ってことで


唯「も~!みんなクリロナの凄さが分かってないよ!」プンプン

梓「う~ん……あ、唯先輩!私この前のDVD持ってきてます!」

唯「えっ、ホント!?見よう見よう!」

梓「あ、でも再生機器が……」

律「私小型DVDプレーヤー持ってるぞ」

唯「りっちゃんナイス!」

澪「何のDVDだ?」

梓「この前唯先輩と一緒に見たんですけど……」

唯「ふっふっふ~、クリロナの凄さが一目で分かるDVDだよ!」

紬(く、クリオナの凄さが一目で分かる!?)

紬(唯ちゃん、純真無垢なあなたがそんなものを見てるなんて///)

紬(しかも梓ちゃんと二人で見るなんて……やるわね!)

唯「じゃあスタート!」ポチッ

ワーワー

律「お、クラブリーグ戦か」

唯「どうでもいいとこは飛ばすよ~」キュルキュル

唯「ここ!」ピッ

澪「おお……!」

律「これは……!」

梓「クリロナの十八番、無回転ボールでのフリーキックですね。あれをコーナーに決められたら、まず取れませんよ」

律「確かにこれはさすがだな……」

澪「かなり高度なプレイだな、これは」

唯「やっぱり遠隔からも凄いでしょ!クリロナ最高!」

紬(遠隔からって……まさかローター!?)

紬(間違いないわ、遠隔からローターを操作してクリを刺激する……何て高度なプレイを///)

紬(しかも唯ちゃん、クリオナ最高ってそんな大声で……///)ハアハア

梓「はあ……でも直接行きたいですよね(サッカーを見に)」

唯「あ、私も~!」

紬(ち、直接イキたい……やっぱり遠隔ローターじゃ嫌なのね、二人とも///)ハアハア

紬(ん……やだ、濡れてきちゃった///)

紬「……」

紬「バレない、よね……?」

紬「んっ……」クチュ…

紬「ああっ、ふうぅ……ん!」クチュクチュ

紬(声、出ちゃう……指、止まんない……!)

紬(クリオナ……気持ちいい!)クリクリ

ガチャッ

唯「む、ムギ……ちゃん……?」

紬「あ……!」


寝るか



最終更新:2010年06月18日 22:09