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部室

澪「あのさ、私思ったんだけど」

律「ん?」

澪「ムギってダイエットしてるんじゃないか?」

唯「ダイエット!」

梓「ああ、確かに最近お菓子全然食べませんよね。そのせいだったんでしょうか」

律「そういえば水泳の授業も全然出ないよな。後で補習受けるとか言ってるし」

澪「お昼もほとんど食べてないし」

唯「でもでもどうして?なんで急にそんなことするの?」


梓「もしかして、この前のを聞かれてたとか……」

律「そういえば、あの時はムギ遅れてきたよな。実は聞かれてた?」

唯「この前のってなにー?」

澪「なんで唯が忘れてるんだ。ほら、ムギが……ぽっちゃりって言ってたやつ」

唯「おお!あれかぁ」

梓「おおじゃないですよ。もしかしたらそのせいで傷ついたのかもしれないんですよ」

唯「うう、どうしよう……」

澪「うーん、まさかムギに太ってないから心配するな!なんて言うわけにいかないし」

梓「ですねぇ……」

唯「あっ、わかった。じゃあ私に任せて!」

律「任せてって、元はといえば唯のせいなんだぞ?」

ガチャ

唯「あ、きた!ムギちゃんやっほー」トテトテ

紬「やっほー♪うふふ」

唯「うんうん」ジロジロ

紬「?」

唯「ムギちゃんはいいなー」

梓(?)

唯「実は私、最近太っちゃって……体重が50kgもあるんだよ!おでぶさんだよー。ぶひぃ」

紬「!(私と背はほとんど同じなのにずっと軽い)

唯「私156cmしかないのにこれじゃ困るよ。恥ずかしいよ」

唯(えへへ。私が自分の事をデブって言ってからムギちゃんを褒めればいいんだよ)

唯「ムギちゃんは?体重いくつ?」

紬「あ……えっと」

唯「うんうん、教えて!」

梓「唯先輩、体重を聞くのは失礼ですよ?やめましょう」

紬「……さん……」

唯「ええっ!?ムギちゃん43kgなの!すごーい!」パチパチ

紬「……ごじゅう……さん」

澪(終わった……)


唯「えっ、53kg?」

紬「うん……」

梓(どうするんですか唯先輩)

唯「ええーっ信じられないよ!まさかそんなに体重があるなんて!」

律「」

唯「ムギちゃんはてっきり40kg台かと思ってたよ。すごく着やせするんだね。羨ましいよー」

梓「唯先輩、もう黙ってて……」

唯「え?なんで?」

紬「……」グスッ

澪「あっ……」

紬「ぅ……」グスグス

律(泣いちゃった……)

澪「ムギ、そのくらいの体重普通だよ。気にしなくても大丈夫だから」

紬「……澪ちゃんは、スタイルがいいから」

澪「えっ……そ、そんなことないって///」

律「何真に受けてるんだよ。澪はちょっと胸が大きいだけだろ」

澪「ふんっ!」

バキッ

律「ぐわっ……」

唯「そうだよ。ちょっとくらい重くたって、胸についてればいいじゃん!」

紬「でもこの前、胸もそんなにないって……」グスッ

唯「えっ!聞いてたの!?」

梓(だからさっきからそう言ってるじゃん!)

唯「わわっ、どうしよう。じゃあアレも……?」チラチラ

律「何モジモジしてるんだよ」

唯「ムギちゃん、あれはちょっと口が滑った……じゃなくて、本当なんだけど、あうう」

紬「!」

梓「ちょっ唯先輩!いい加減にしてください!」

澪「そうだぞ唯、ちゃんとムギに謝るんだ!」

紬「み、みんな。もういいの……。全部本当のことだから……」グスッ

唯「あうぅ……。わかったよ。恥ずかしいけど言うよ」

律「恥ずかしいってお前な」

唯「ムギちゃん、変な目でみてごめん……」

紬「……」

澪「……」

梓「変な目?」

唯「私、ムギちゃんに見とれちゃっただけなんだよお」

紬「私に……見とれた?」

唯「ムギちゃんは可愛くて、キレイだから……つい目で追っちゃったんだよ」

紬「え……じゃあプールの時、水着の私を見てたのは?」

唯「それはぁ……ムギちゃん色白くてキレイだなって思って……///」

紬「で、でもあの時私を見て笑ってたもの」

唯「うー……ニヤニヤしちゃってごめん。気持ち悪かったよね……」

紬「……」ポカーン

梓「あのー、話についていけないんですが」

律「突然見とれただのなんだの、何言ってるんだ?」

唯「え?だって私がムギちゃんの事……す、好きって言うの、バレちゃったんでしょ?」

澪「はぁ?」


唯「だって、この前私がムギちゃんのこと可愛いって言ったの聞かれちゃったんだよ?」

紬「え……?私、そんなの聞いてない」

澪「それ、この前のムギが意外とぽっちゃりって言った時のことだよね」

唯「うん」

梓「そう言われれば、あの時ムギ先輩の事羨ましいとか可愛いとか言ってたような」

紬「……私、そのとき部屋の前で話を聞いてたの」

律「やっぱりそうだったか」

紬「でも、途中まで聞いたところで部屋から離れたから……)

唯「えっ……。じゃあ最後に私が可愛いって言ったのは、聞かれてない……?」

紬「……」コクリ

唯「……うわあああああっ!//」バタバタ

律「え、どういうこと?つまり唯はムギのことが……?」

梓「好k……むぐっ」

唯「ああああああ!あずにゃん言わないでっ!///」

紬「えっ、えっ?///」オロオロ

澪「私達はムギに失礼な事を言ったのを謝れっていったんだぞ?それを唯は」

律「可愛いって言ったのを聞かれたと思い込んで、途中からパニクって」

梓「ぷはっ。自分がムギ先輩のこと好きなのがバレたと勘違いして不要なことまで暴露したと」

唯「もうやめてよ!みんなさっきのは忘れて!」

紬「……///」ドキドキ

律「いやーもうここまできたら、なぁ?」

澪「うん、ちゃんと言うべきだぞ?」

唯「ううー……///」

唯「ム、ムギちゃん」

紬「は、はいっ」

唯「前から、ムギちゃんの事いいなって思ってて」

唯「えっと……その……」

紬「……」

唯「すっ、好きでしたっ。好きです!///」

紬「……///」

唯「えへへ……///」

律「……ってそれで終わりかよ!続きは!?」

唯「えっ、でもちゃんと伝えたよ?」

梓「」ガクッ

澪「まだ一番重要な事を言ってないだろ!」

唯「重要?」

梓「ああもう、付き合ってくださいって言わなきゃだめじゃないですか!」

唯「えっ……ええーっ!?///」

澪「ええーっじゃない。ムギ待ってるだろ?」

紬「唯ちゃん……///」

唯「すーはー。すーはー。よ、よーしっ」

唯「ムギちゃん、私と付き合ってください!」

梓「……」ゴクリ

紬「……はいっ///」

唯澪律「「「やったー!!!」」」

梓「ムギ先輩、本当によかったんですか?」

紬「うん。唯ちゃんがそんな風に思ってくれてたなんて、すごく嬉しかった///」

唯「そうだよあずにゃん、せっかくのムードに水を差さないで!」プンプン

梓「」イラッ


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その後

唯「えへへ、ムギちゃーん♪」ギュー

紬「きゃっ♪」

唯「ムギちゃんの体柔らかくて気持ち良いよー♪」プニプニ

紬「やんっ♪唯ちゃんってば///」

イチャイチャ

梓「」イライラ

律「何イライラしてんの?構ってもらえなくなったから?」

梓「違います!見境無くベタベタしてるからうるさいだけです!」

唯「あれれ?ムギちゃん、なんだか前よりぷにぷにしてるよ?確かめなきゃ!」ズボッ

紬「きゃっ!?唯ちゃん、こんなところでダメよ……んっ///」

澪「唯、服に手を入れるな!そういうのは家でやれ!///」

唯「ムギちゃん大好きだよー♪」

紬「……///」




最終更新:2010年06月24日 22:44