5日後
律「唯のヤツどうしたんだろうな…5日も学校休むなんて」

梓「憂もずっと休んでるんです…風邪って言ってたけど」

澪「今日、これから二人のお見舞いに行かないか?」

紬「いいわねそれ!お菓子もっていってあげましょう」

律「大方唯のヤツ、もう直ってるのにだらだらしてるんだろ!叩き直してやらないとな!」

平沢家

ピンポーン

律「…変だな、誰も出ない…すいませーん!たのもー!」

澪「おい皆、これ…」

紬「新聞?こんなにたまって…」

梓「な、なにかあったんじゃないですか?」

律「マジかよ…おーい!唯!憂ちゃん!返事しろー!」

唯「は~い」

ガンッ

律「ぐべっ!」

澪「唯!お前今まで何やってたんだよ!」

唯「えへへ、今お風呂入ってて…上がってみんなー」

憂「…お姉ちゃん、誰?」

唯「あ、ういー!みんなが来てくれたよ?」

梓「な、なんで二人とも体濡れてるんですか?」

唯「え?だって一緒にお風呂入ってたから」

梓「え!?」

紬「まあ!」

唯「あれ?なんか変かな?」

律「へ、変っていうか…なあ?」

澪「う、うん…」

唯「姉妹でお風呂入るのって普通でしょ?それに私、憂大好きだし!」

律「…唯、どうしちゃったんだ?」

憂「…はい皆さん、お茶です」

律「あ、ありがと憂ちゃん」

澪「それで唯、お前いつまで学校休んでる気なんだよ?」

唯「うーん…なんか行く気しないんだよねえ」

梓「行く気しないって…軽音部はどうするんですか!最近全然合わせてないんですよ?」

唯「うーん…もうどうでもいいや…憂と一緒なら…」

梓「唯先輩…」

律「憂ちゃんも、学校行かなくていいのか?勉強だって大変だろ?」

憂「わかってますけど…お姉ちゃんと一緒にいれればそれでいいんです!」

澪「どうしちゃったんだ二人とも…」

紬「仲がよくっていいけど…学校も行かなきゃダメよ?会えないと寂しいわ」

律「それにギー太はどうするんだ?」

唯「うん…」

澪「ギー太はどこだ?唯も弾けばやる気出るだろ!」

律「私が持ってきてやる!唯の部屋だな?」

憂「待ってください!」

律「ど…どしたの憂ちゃん?急に大声出して…」

憂「お姉ちゃんが弾きたくないのに無理に強要しないでください!」

澪「え…そういうわけじゃ…」

律「そうだよ、私たちただ…」

憂「いいからもう帰ってください!」

梓「ど、どうしたの憂?なんか変だよ!」

憂「帰って!私たちの邪魔しないで!」

律「わ、わかったよ…それじゃあな…」

澪「…またな唯、早く学校来いよ?」

唯「うんまたね!」

紬「あら?まだ笹が……!」

憂「お姉ちゃん、みんな帰ったよ?」

唯「うん!憂、一緒にお昼寝しよう?」

憂「うん!」

憂(そうだ、このままでいいんだ…誰にも邪魔なんてさせない!)

―――――――

律「唯たち、どうしちゃったんだ…?」

澪「唯以上に憂ちゃんが変だったな…」

紬「まさか…いや、そんなことないわよね…」

梓「どうしたんですかムギ先輩?」

紬「実は…」


唯「憂、あ~ん♪」

憂「あ~ん♪おいしいねお姉ちゃん!」

唯「うん!」

憂「あれ?お姉ちゃん、指が…」

唯「ああ、なんか動かしてないと落ち着かないんだー…なんでだろ?」

憂(お姉ちゃん…)

憂(やめてよお姉ちゃん、なんでそんな寂しそうな顔するの…?)

憂「…お姉ちゃん、またちゅーして?」

唯「いいよ?ちゅー」

憂「ありがとう!今日も一緒に寝ようか!」

唯「うん!」

唯「さあ寝よう寝よう!」

憂「うん…ねえお姉ちゃん」

唯「なあに?」

憂「お姉ちゃん…私のこと好き?」

唯「なにいってるの?当たり前だよ!私、憂のこと大好きだよ!」

憂「そう…ありがとう」

憂(私たち…お互いのこと好きなんだよね…だったら…)


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最終更新:2010年07月03日 04:39