律「何かあったのか?」

紬「分からない。いきなりなの」

澪「まぁ誰にでもそういう時期はあるよ」

律「うんうん。気楽にやってりゃそのうち戻るさ」

紬「……うん」

唯「何言ってるの!!!!!」

紬「!?」

唯「そんなのスランプじゃない!スランプを馬鹿にしてるの!?」

澪「ちょっと唯!言い過ぎだぞ!」

紬「…いいえ、澪ちゃん。私が間違ってた」

澪「ムギ…」

紬「スランプだなんて簡単に口に出してみっともないわ。甘えていたのよ」

唯「そうだそうだ!!」

紬「唯ちゃんごめんなさい」

唯「分かってくれればいいんだよ」ニコッ

紬「私頑張るわ!」

唯「私も協力するよ!今日から私の家で特訓しない?」

紬「ありがとう。よろしくね」



……

律「あれから一週間か」

梓「今日も唯先輩とムギ先輩はお休みなんでしょうか…」

澪「たぶんな。特訓って何してるんだろうな」

律「ティータイムが…あの華やかなティータイムが…」

澪「私がお菓子持ってきてあげてるだろ」

律「やだやだ!かっぱえびせんなんて庶民の食べ物だよー!」


澪「なんだと!止められない止まらないあのかっぱえびせんを侮辱するな!」

梓「律先輩さっきからずっと食べてるじゃないですか」

律「だって止められない止まらない」

澪「ほら見ろ」


律「だけどムギの持ってくるケーキが恋しい…」

梓「かっぱえびせんとは比べモノになりませんよね…」

澪「お前らもう食うな」


唯「皆!久しぶりー!」ガチャ

律「唯!」

澪「特訓は終わったのか?」

唯「ばっちりだよ~」

梓「あれムギ先輩は?」


唯「今くるよ~。お~いムギちゃん!!」

紬「キーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」ダダダダッ

律「まさか!」

澪「この飛行機のようなポーズは!」


紬「んちゃ!」

律澪「「スランプ!!!!」」

唯「これが本当のスランプだよね」

紬「んちゃ!」

唯「ムギちゃんスランプ知らないっていうから、一から教えなくちゃいけなくて苦労したよ~」

律「特訓ってこれかよ」


紬「がっちゃんおやつだよ」

唯「わ~い」

律「唯ががっちゃん…」

澪「何でも食べるところが似てると言えば似てる…のか?」

律「ってゆうか!私にもおやつ!」ダッ

紬「これはあかねちんのおやつじゃないよ」

律「あ、あかねちん?」

澪「がさつで男っぽいところか…」

律「なんだと!失礼な!」

澪「そうだな。あかねちんに失礼だ。ごめん」

律「私に謝れよ」


紬「あかねちん。なんで怒ってるの?」

律「ムギ、お前な…」

紬「ケーキあげたら元気出る?」

律「出る出る!」

紬「あかねちん単純~キャハハ」


澪「唯がガッチャン、律があかね」

澪「そうすると私は…?」

澪「みどり先生?」

澪「容姿端麗、みんなをまとめる先生役。間違いない」

澪「ねぇムギ…」

さわ子「今日はケーキある?」ガチャ

紬「みどり先生!」

澪「何だと…!」

さわ子「みどり先生?」

律「ムギは今スランプ中だから」

さわ子「スランプ!懐かしいわね~」

唯「よかった~。さわちゃんはスランプ知ってたんだね?」

さわ子「当たり前じゃない!皆もよく知ってるわねぇ」


律「再放送で見たんだ」

唯「さわちゃんはリアルタイムで見てそうだよね」

さわ子「どういう意味かしら」

律「さわちゃんって何歳なの?」

さわ子「21歳よ」

律「ちょっと待て」


澪「たしかにさわ子先生はみどり先生そのものだ」

澪「悔しいがヒロインの座は譲ってやろう」

澪「そうすると私はなんだ?」

澪「他に美少女はいたか?」

紬「博士~。何ぶつぶつ言ってるの?」

澪「…」キョロキョロ

紬「博士ってば~」

澪「…」キョロキョロ

澪「……私?」

律「ぶわっはははっ」

澪「……」ゴツン

律「なんで私が…」

紬「博士はいつも怒ってばっかり」

唯『こらっ練習の時間だぞ!』キリッ

律「似てる似てる!もう博士にしか見えない!」

澪「律さん?」

律「ひっ…ごめん!もうぶたないで!」

紬「博士はどうして手をあげるの?」

澪「だって律が!」

紬「暴力はダメだぞって博士が言ったんだよ」

澪「ムギ…」

紬「つおい者はよわい者を守ってあげなきゃいけないんだよ」

澪「……」

紬「だからあかねちんをぶたないで」

澪「分かったよ。ごめん」

紬「あかねちん、よかったね!」

律「こんなスレでまさかの泣ける話」



紬「つんつん」

さわ子「ケーキで遊んじゃ駄目よ?」

紬「ほーい!」


唯「がぶがぶ」

さわ子「私のケーキを食べちゃだめよ?」

唯「ぴくぴ?」

紬「がっちゃんお腹すいてるんだよ」

さわ子「じゃあこのお皿を食べなさい」

唯「ぴ…」


律「あっ!」

澪「どうした?」

律「梓がまだ呼ばれてない」

澪「梓か…なんだろ?ピースケかな?」


律「ムギ~。ちょっとおいで」

紬「ほよよ?」

律「この子の名前なんだ?」

梓「……」

紬「……」

梓「……」

紬「ニコチャン大王!」



澪「梓がニコチャン大王だと…!」

律「なるほど。ツインテールが大王の耳の部分と似ている…」

さわ子「あれは耳ではなく、鼻よ」

澪「いやでも女の子にニコチャン大王は酷い」

さわ子「あれは耳ではなく、鼻よ」

律「そうだな。怒ってもいいんだぞ梓」

さわ子「大事なことなので二回言いました☆テヘッ」

唯「さわちゃんうるさい」


梓「……」

澪「梓…?」

梓「あの…ニコチャン大王ってなんですか?」

律「知らないのか!?」

澪「ほら、あの緑色の顔に手足の生えた宇宙人だよ」

梓「…?」


澪「本当に知らないのか?」

澪『あれは宇宙船だがや!』

澪『ちたまの連中は頭が悪いだがや!』

澪『ひぼしひぼし!』

澪『そこはお尻だがや!』

澪『そこは鼻だがや!』


澪『足の裏が耳言うとるやろが!』

澪『足の裏が耳言うとるやろが!』

さわ子「大事なことなので」


澪『アルバイトして稼ぐがや!』

澪『たこやきいもはいらんが?』

澪『焼き芋の中にたこがはいってるがや』

澪『買ってくれないと帰れないがや!』

澪『妻も子供も待ってるだがや!』

律「…澪。もういいよ」

澪「ハッ!!私は今まで何を!?」

律「なかなか似てたぞ」


梓「ところでさっきから先輩方は何の話で盛り上がってるんですか?」

律「まさか…梓、スランプを知らないのか?」

梓「スランプ?」

さわ子「知らない世代が現れた!」

澪「一つの歳の差でジェネレーションギャップだと!」


唯「あずにゃんスランプ知らないんだ~」

梓「はい」

唯「よし!今日から私の家で特訓しよう!」

梓「それは結構です」



紬「ばいちゃ!」

おわり



最終更新:2010年07月03日 16:25