~部室~

唯「ふふふふんふんふん♪ふふふふふふん♪」

梓「あ、なんか聞いたことありますね、そのフレーズ」

澪「ホームラン競争だろ?パワプロの」

唯「正解ー!昨日りっちゃんに借りて憂と勝負したの!」

澪(中学時代にアイツにずっと付き合わされたからな…100本出るまで聞いてたらそりゃ耳に残るよ)

梓「でもホームラン競争って一人用ですよね?」

唯「え?あっ、それはね…えっと…」

梓(ああ…憂はパワプロも強いんだろうなぁ…)

梓「しかし懐かしいですね、パワプロ。 私も中学のころやってたんですよ」

澪「ほう?律に鍛え上げられた私もなかなか手強いぞー」

唯「2人とも経験者だったの?なんか乗り遅れた気分…」

梓「まあ初心者はちょっと厳しいですかね…ロックオンつければなんとかなるかな…」

澪「課題は守備だろ、オートはつまらないしセミオートもあまり意味ないし」

唯「えーっ…みんなと対戦したかったなあ…」

梓「しょうがないですよね…」

澪「ところで2人はどのチーム使うんだ?」

澪「2005年あたりの松坂は強かったな…禁止令が出るとこもあったくらいだぞ」

梓「野手も充実してましたよね! 中島、カブレラ、和田!」

唯「2人とも詳しくてついていけないよぉ…」

澪「唯はどんなチーム使うんだ?」

唯「えーと…いろいろ使うよ! 近鉄とかダイエーとか!」フンス

澪「いつのパワプロだよ!」

唯「えっと…5か6?」

梓「律先輩どんだけマニアなんですか…64の時代ですよねそれ…」

ガチャ

律「私がなんだって、梓?」

梓「あ、今パワプロの話してたところなんですけど」

律「パワプロかー、懐かしいな!」

澪「先週もやってたくせに…」

律「な!…あれはパワポタだからいいんだよー」

梓(ごまかした…)

澪(屁理屈でごまかした…)

唯「ぱわぽた?なにそれ?」

梓「PSP版のパワプロですよ、携帯ゲームのわりになかなか面白いって話題なんです」

唯「そうなんだ、私PSPは持ってないからできないね…」

律「なに、わざわざPSPでやる必要もないさ!それよりさ、どうせだし皆でパワプロ大会しないか?」

唯「でも私初心者だよ?最近始めたばかりだし…」

律「大丈夫だよ!パワプロはそれなりにハンデもつけられるしな」

澪「そうだなぁ…大会やるのはいいんだが、場所は?あとムギはどうしたんだ?」

梓「そういえば先輩、今日は来てないですね」

唯「場所なら今週末に私の家で遊べるよ!」

律「場所は決まりだなー、ムギには後で連絡しておくか…」



しゅうまつ!

澪律梓紬「おじゃましまーす」

唯「いらっしゃい!」

律「あれ、憂ちゃんは?」

唯「買い物なんだってさー、それより大会ってどのパワプロでやるの?」

律「唯の家にはGCがあるって聞いたから今回は12にしたんだ」

梓「12の対戦はバランスいいですよね」

澪「ああ…松坂が…」


紬「この間はごめんねー」

澪「緊急で入ったバイトなんだから、仕方ないよ」

澪(ムギもパワプロやったことあるのかな…)

律「まあとりあえず対戦カード決めようぜー」

梓「トーナメント形式なんですよね?」

律「そうだな、つまり1人だけ準決勝からのシードになれる…」

唯(シードがいいなー…)

律「よーし、じゃあくじ引きで決めるぞー!」

結果


澪┓
  ┣━┓
律┛  ┃
.     . ┣
梓┓  ┃
  ┣┳┛
唯┛┃
    ┃
紬━┛

梓(初心者の唯先輩…一回戦はもらいましたね)

澪「私は日ハム…」

律(やっぱり日ハムか…小笠原、新庄あたりの一発を警戒しとくかな)

律「まあやっぱりパワプロは弱いチームを使ってこそだよなー!」

澪(12の横浜は別に弱くもないじゃないか…多村とかは厄介だ)

梓「お互い投手陣も極めて優秀ってわけでもないですし、乱打戦って感じですかね」

唯「なんか手加減してるみたいで不思議だねー」

澪「ポリシーがあるんだよ、ポリシーが」

紬「2人とも頑張れー!」



♪~(試合早送りの音楽)

日ハム 3 - 5 横浜

澪「そんな…万年最下位球団に…」

律「確かこの年は三位だったぞ」

梓「やっぱり、後半の粘りが足りなかったかと…」

唯「いい試合だったねー!」

梓「さて、次は私達ですよ」

唯「どのチームにしようかなー?」

律「巨人でいいんじゃないか、強いし使いやすいし」

唯「じゃあ巨人でいいや」

梓「私は西武でいきます、唯先輩と言えど手加減はできませんから」

澪(正直梓に当たらなくてよかった…松坂の相手するなんて負けるよりストレス溜まるよ…)

律「日本シリーズによくあるチーム合わせだな」

紬「次かぁ、私はどれにしようかしら…」



♪~

西武 8 - 7 巨人

梓(危なかった…憂との練習だけでこんなにも上達してたなんて…)

唯「あちゃー、負けちゃったよー」

澪(梓途中からマジだったな…)

律(目が血走ってたよ…)

紬「あらあら」

梓「まあ、いい試合できました。 まさか豊田まで出すことになろうとは思いませんでしたが」

紬「さあ、次は私の番ね!」

梓(二連戦は疲れるなあ…ムギ先輩の実力は未知数だし油断はできない…)

梓「それより先輩はどのチームを?」

紬「よく聞く名前だから、ここにしたの」

梓「へー…え!?」

梓(勝った…!たしかこの年の楽天は断トツで最下位だ…!)

紬「どうかしたの?」

梓「いえ…では始めましょうか」



♪~

西武 1 - 7 楽天

梓「嘘…?なんでHスラにあんなにぴったり合わせてくるの?なんで打てないの?」

紬「うふふ」

律(うわぁ…ムギ絶対上級者だよ…配球とか明らかに一般人のレベルじゃないよ…)

唯「すごーい!ムギちゃん強いんだね!」

澪「」



♪~

横浜 0 - 4 楽天

律「ありがとうございました…」

紬「ございましたー♪」

唯「ムギちゃんが優勝だよ!」

梓「なんであそこでカーブ待ち…あそこは守備が…ブツブツ」

澪「」



紬「はああ…」ポワポワ

唯「どしたの?」

紬「私、一度みんなとパワプロするの、夢だったの!」

おしまい



最終更新:2010年07月07日 04:36