純「おはよー」

憂「おはよー純ちゃん」

梓「・・・」ポチポチ

純「梓おはー」

梓「・・・にゃ?ああ、純おはよ」

純「朝っぱらから誰にメールしてんのよ」

梓「え?別に?」ポチポチ

梓(今日はお弁当作ってきたよ、と・・・)

梓「送信」



唯「ムギちゃんおはよー」

紬「おはよう、唯ちゃん」

唯「澪ちゃんおはよー」

澪「おはよ、唯」

唯「おいっすりっちゃん!!」

律「・・・」ポチポチ

唯「ほえ?りっちゃん隊員?」

律「・・・んあ?おお、平沢氏おはよう!」

唯「朝から誰とメールしてるのー?」

律「ん?んー」ポチポチ

律(まじで?やったー!、と)

律「送信!」

唯「よいやさ!」


律(お腹へったよ梓ー。お弁当の中身は何?)ポチポチ

梓(開けてからのお楽しみだよ。でも、りつの好きなものいっぱい入れたよ)ポチポチ

律(楽しみだなー。昼休みまで後20分かー。梓は今何の授業?)

梓(数学だよ。りつは?)

律(私も数学。全然わかんなーい。梓教えてー)

梓「・・・ふふ」

純「何授業中にニヤニヤしてんの?」

梓「え?ああ、別に普通だよ」

梓「・・・へへ」

純「おい」


キーンコーン

唯「お弁当たべよーみんなー」

律「悪い、ちょっと今日は別のクラスの友達と食べる約束してるんだわ」

和「あら、そうなの?」

律「ごめんなー。じゃあ行ってくる!」

紬「いってらっしゃーい」

唯「頼んだぞ!田井中外務大臣!」

澪「今日もママのお弁当は美味しそうだなー」



律「~♪」

梓「失礼しまーす・・・」ガチャ

律「遅いぞ梓ー」

梓「ごめんごめん」

律「私も今来たところだよっ」

梓「良かった、はい、お弁当」

律「わーい♪お腹すいたぞー梓ー」

梓「味に自信ないんだけど…」

律「梓が作ったんならきっと美味しいよ!開けてもいい?」

梓「ふふ、どうぞ」

律「ほわー!綺麗なおべんとー」

梓「やだな、恥ずかしいよ」

律「どれも美味しそう・・・食べて良い?」

梓「どうぞ」

律「いただきます!じゃあ、玉子焼きから・・・あ、おいし!」

梓「りつ、玉子焼きが好きだって澪先輩から聞いたんだよ」

律「うますぎるよ・・・アンタ天才や・・・じゃあこの唐揚げも・・・うま!!」

梓「えへへ・・・」

律「梓ーかわええのー」ナデナデ

梓「えへへ。りつー。」


……

梓「お疲れ様でーす」ガチャ

唯「あずにゃーん」

梓「ちょっと、いきなりひっつかないで下さい!」

澪「よう梓」

紬「梓ちゃん、お茶は何にする?」

梓「あ、じゃあミルクティーを」

律「・・・」

梓「トンちゃーん」

律「・・・」

律「・・・いきなり唯とイチャイチャしやがってー」ボソボソ

梓「! ちょっとりつ!」ボソボソ



律「軽音部第一回チキチキ大会議を始めます!」

澪「いきなりだな」

紬「おおー」

唯「なになに?なにやるの?」ワクワク

律「議題はー、同性愛についてです!」

梓「ブー!!!!」

澪「わっぷ、ちょ、梓何してんだ!」

梓「わ、わ、ごめんなさい澪先輩」

紬「本人達が幸せならいいと思います!!!!」

澪「のりのりだ!」

唯「女の子は可愛いから、しょうがないです!!!」

澪「何が!?」


律「ほー。どうですか、後輩として、梓さん」

梓「にゃ!?ど、どうですかって・・・」

律「・・・」ニヤニヤ

梓(もー!りつのばか!!)

梓「・・・べ、べ別に良いんじゃないんですかねー?」

紬唯「おおおー!!!」

澪「・・・はいはい。さ、練習するぞー」

律「ほーい」

唯「ほーい」

紬「ほーい」

梓「・・・」ドキドキ


……

律(今日はお弁当ありがとうね。今度お礼に先輩がどっか連れてってあげよう、と)ポチポチ

律(送信)

律(あー。あずさまじかわええ・・・)

prr

律(お、電話)

律「もしもし?」

梓「りつー」

律「はいよー」

梓「何してるの?」

律「お風呂入って、ゴロゴロしてた。梓は?」

梓「私もゴロゴロしてた」

律「暇じーん」

梓「りつも同じじゃん」

梓「今日部活でいじめられた!」

律「あはは、ごめんごめん」

梓「もー。勘付かれたらどうするの?」

律「梓が動揺しすぎなんだよー」

梓「それに私は同姓愛者じゃないのに」

梓「女が好きなんじゃなくて、りつが好きなんだよ」

律「・・・」

梓「えへへ」

律「お、おま、年上をからかうのは良くないと思う!」

梓「部活のおかえしだよー」

律「このー」


律「でもまあそうかもね」

梓「何が?」

律「私だって別に女が好きとかじゃないよ」

律「唯とか紬、それこそ澪となんてずっと一緒にいるけどさ」

律「恋愛対象として見た事ないし、そもそもそんな発想浮かばねー」

梓「うん。そうだよね」

律「今だって普通にテレビ見てて、あ、この俳優イケメンとか思うけど」

梓「うん」

律「やっぱ私は梓じゃなきゃ駄目なんだよなー、みたいな」

梓「ちょっと・・・」

律「あはは。おかえし」

梓「もー、りつー」

梓「会いたくなった」

律「うん」

梓「明日の放課後が待ち遠しいな」

律「梓」

梓「ん?」

律「呼んだだけ」

梓「りつ」

律「ん?」

梓「すきだよー」

律「な、またお前は・・・!」

梓「えへへ・・・じゃあ、また明日ね」

律「うん!じゃあおやすみ」


……

純「おはーあずさん」

梓「おはよっす純さん」

憂「おはよー」

純「あづい・・・」

梓「あづい・・・」

憂「もうすっかり夏だねー」

純「夏・・・夏といえば・・・プール!」

梓「おお」

純「プールに行きませんか?今週末!」

憂「いいかも!」

梓「いいね、行こう行こう」


梓(プール・・・新しい水着欲しいな!)

梓(あ、そうだ)

梓(今週末、憂と純とプールに行くんだ、と)ポチポチ

梓(新しい水着欲しいんだけど、りつが一緒に選んでくれたら嬉しいな、と)ポチポチ

梓(今日、部活の後付き合って、はぁと、と)ポチポチ

純「ねえ梓」

梓「何純」ポチポチ

純「彼氏でもできた?」

梓「全然」キッパリ

純「すっげー断言したなー」



唯「あづい・・・もうだめ・・・」

澪「朝からだらけきってるな」

紬「あぢゅい・・・」

律「お前もかい!」

prr

律「お、メール」

律(プールかー楽しそうだなー)

律(水着・・・だと・・・)

律(あの小娘、私に張り合おうっていうのか・・・ククク)

律(いいよー。私も丁度新しいのほしかったんだー、と)ポチポチ



……

梓「お疲れ様でーす」ガチャ

唯「あずにゃーん」

梓「ふんっ」

紬「避けた!!あの距離で」

律「中野・・・成長したな・・・」

唯「うう、あずにゃーん・・・」

梓「・・・」ドヤ

澪「さ、練習するぞー」

唯「ほーい」

紬「ほーい」


梓「りつ」ボソボソ

律「ん?」

梓「いちゃいちゃしなかったよ」ボソボソ

律「ば、別に本気で妬いてねーし!」


梓「~♪」

律「んー?ご機嫌だな、梓」

梓「放課後に好きな人と寄り道なんて、そりゃご機嫌にもなるよっ」

律「あはは、私も。」

律「水着見た後どうする?ご飯一緒に食べれる?」

梓「うん。お母さんに外で食べるってメールした」

律「そっか、じゃあちょっと遅くまで一緒にいられるな」

梓「えへへ」

律「手、繋ぐ?」

梓「うん」


律「おー、可愛いのいっぱいあるなー」

梓「おおお」

律「さて、梓」

梓「何?」

律「お前、私を水着選びに誘うとはいい根性してるよなあ?」

梓「ああ、胸?」

律「私より少し大きくなった位で偉そうにこのー!」

梓「あ、これりつに似合いそうだよ」

律「ん、いいかも」

梓「んー、色気にかけるかな?」

律「こら梓」



律「結局、何か似たようなの買っちゃったな」

梓「体型が似てるからね」

律「でも、可愛いかったよ。梓に似合ってた」

梓「りつのも似合ってた」

律「あ、じゃあさ、今度は私ともプールに行こうよ」

梓「行く!絶対行く!」

律「梓は今年の夏もまっくろだな」

梓「うう・・・嫌?」

律「可愛いからいいけどね」

梓「手繋ご」

律「はいはい」


律「晩御飯にはちょっと早いかな」

梓「あ、ゲームセンターがあるよ、入らない?」

律「プリクラ撮っちゃう?携帯に貼っちゃう?」

梓「あはは、カップルっぽいね」

律「あはは」

梓「りつって、変なところで女子高生っぽいよね」

律「な、なにをー」

梓「かわいいなあ、りつ」

律「じゃあもう撮らないからいいよっ」

梓「うそうそ、撮ろ」

律「えへへ、うん」



律「もう10時だ」

梓「そろそろ帰らなきゃ」

律「楽しい時間はあっという間ですなあ」

梓「そうだね」

律「家まで送るよ?」

梓「じゃあ、お言葉に甘えて」


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最終更新:2010年07月10日 01:56