放課後

憂「ふあぁ……やっと終わった」

梓「夜更かしもほどほどにしなよー」

純「梓って憂に甘いよね」

梓「日頃の行いじゃない?」

純「いや私に厳しいだけか」

梓「軽音部に入れば優しくしてあげるよ?」

純「梓の愛は入部届け一枚あれば手に入るのか」

梓「え、ちゃんと、真剣に検討するのやめて」

純「するか!」

憂「あははー」



帰り道

憂「梓ちゃんの言うように、平日は早く寝ないとね」

憂「マックスは一話完結らしから、途中で切りやすくて安心」

憂「それにしても眠い……歩きながら寝そう」

憂「あ……」

子ども1「あ」

憂「こんにちは」ニッコリ

子ども1「こ、こんちは」

憂「学校の帰り?」

子ども1「ううん、お使い頼まれてさ」

憂「そうだ、私も夕飯の材料買って帰らなきゃ……一緒に行っていい?」

子ども1「別に……良いけど」ドキドキ



スーパー

憂「卵とにんじん、ピーマンと」ブツブツ

子ども1「……」

子ども1(超良い匂いする)

憂「そう言えば1くんのお家は夕飯なんなの?」

子ども1「は、ハンバーグ」

憂「おお、良いねぇ」

子ども1「でも母さん、ちょっと料理苦手なんだよ」

憂「こらこら、作ってくれてるお母さんにそんな事言わないの。めっ!」

子ども1「は、はい」ドキドキ

憂「ごめん、財布出すからちょっとカバン持って」

子ども1「いいよ」

子ども1(うおお!手が当たった!)

憂「またねー」

子ども1「はーい……」ポケー

子ども1(手、洗わないで寝よう)


平沢家

唯「お腹空いた~」ゴロゴロ

憂「もう、子どもでもお使いに行ってるのに」

唯「未成年だから子どもだもーん」ゴロゴロ

憂(でもゴロゴロしてるお姉ちゃん可愛いから許しちゃう)

平沢父「うちの娘可愛い過ぎて生きてるのが辛い」




憂「さぁてマックス観るぞ」

ガチャン

唯「うーいー」

憂「お姉ちゃん?」

唯「えへへ……宿題教えて」

憂「良いけど……」チラリ

唯「あ、憂はウルトラマン観ながらで良いよ」

憂「むしろお姉ちゃんが釘付けにならないか心配なんだけど」

唯「むぅ、大丈夫だよー」

憂「ほんとかなぁ」

~~~~~

マックスマックスマックス!マックスマックスマックス!

唯「ウルトラマンマーックス♪」

憂「案の定……」

唯「そこはかとなく漂う昭和の香り」

憂「ネクサスと違って明るく楽しい感じだ……お姉ちゃん、手が止まってる」

唯「ふえぇ……あ、レッドキングだ!知ってるよ!」

憂「有名だよね。その問題はこの公式ね」

ショーン『ショーン特性のバズーカさ!』

コバ『俺の射撃からは逃げられないぜ!』

エリー『分析します』

唯「面白ーい」

憂「もう、お姉ちゃん宿題……あ、終わってる」

憂(餌で釣った方が良いのかな?)


トミオカ『DASH、出動!』
ヒジカタ『了解!』

憂(この長官、ハヤタさんだ)

唯「色んな話があって面白いねー」ワクワク

憂「うん、バラエティ豊かだね」

カイト『マックスは人間が最大まで努力した時に、その力を貸してくれるんだ』

憂「こういうさりげないメッセージが良いよね」

唯「……」

憂「どうしたの?」

唯「最強最速なのに、いつもカラータイマーが鳴るよね」

憂「それは言わないお約束だよ」

唯「もっと分身とか巨大化とかしないのー?」

憂「あはは、それじゃ敵の方が大変だよ」

ゼットン『ゼッ……トォン』ピロロロロ

憂(こいつは昔ウルトラマンを倒した……)

唯「ゼッ……トォン」

マックス『ジュワッチ!』

ゼットン『……』

憂「マクシウムカノンが効かない!?」

唯「もう駄目だぁ!」

ゼノン『ヘアッ!』

唯「……どちらさま?」

憂「き、きっと助けに来てくれたんだよ!」

ゼノン『ダアッ!』

ゼットン『……』ピロロロロ

唯「あれ?危ないよ?」

憂「やっぱりゼットンには勝てないの……?」


ゼノン『シュワ!』

マックス『デアッ!』

唯「新しい武器!」

憂「……」フンスフンス

マックス『ジュワッチ!』

ゼットン『ゼッ……ト……』ドカーン


憂「ゼットンに勝った!」

唯「凄い凄い!やっぱり最強最速だ!」

マックス『デアッ!』

キングジョー『……』チュドーン!

唯「キングジョーも粉砕した!」

憂「マックス格好良い……」ウットリ

唯「ゼットンもキングジョーも倒すなんて、もう無敵だよ!」

憂「うんうん!」

イフ『……』

カイト『攻撃が効かない……違う、攻撃を受けるたびにパワーアップしている』

憂「え?」

カイト『こうなったら……』

マックス『シュワッチ!』

憂「……」ドキドキ

イフ『……』

マックス『ヘアッ』

ヒジカタ『マクシウムカノンまでコピーされたのか!』

唯「た、倒せないじゃんそんなの!」

憂「ギャラクシーカノンなら……」

唯「街が壊滅だ……」

憂「もう一回戦えば勝てるよ!」

唯「待って!」

憂「えっ」

アッコ『♪♪♪』

憂「演奏してる?」

唯「見て、怪獣が」

イフ『♪♪♪』

憂「大人しく……それに……楽器みたいに」

マックス『シュワッチ!』

イフ『♪♪♪』

アッコ『♪♪♪』

唯「戦うだけじゃ、ないんだね」

憂「うん……コスモスが教えてくれたのに、忘れてたよ」


憂「そろそろ寝よっか」

唯「待って、あと一話だけ」

憂「それズルズルいくパターンだよ」

唯「宇宙あずにゃんが出るんだよ」

タマミケクロ『……』チリン

憂「梓ちゃんが聞いたら怒るよ」

マックス『ヘア?』

唯「必殺技が出せなくなってる」

憂「凄い展開だ」

エリー『あなたは、ウルトラマンマックス!』

マックス『……シュワッチ!』

タマミケクロ『……』チュドーン

唯「ああ!宇宙あずにゃんが……飼いたかったのに」

憂「地球が滅ぶからいけません」

唯「ふぁー、眠い」

憂「もう深夜だからね、明日も学校だし、ちゃんと寝よう」

唯「だね……おやすみ」

憂「おやすみ」

ガチャン

憂「……」

憂「……ちょっとだけ遊ぼう」

憂「ウルトラアクトはいつ触っても楽しいなぁ、怪獣と同じサイズなのが良いよね」

憂「ヘアッ! シュワッチ!」

憂「今日は枕元に置いて一緒に寝ちゃうかな」

憂「おやすみマン兄さん」



翌日、教室

唯「ふぁー」ウトウト

澪「ずいぶん眠そうだな」

唯「憂と夜更かししてたからね」

律「憂ちゃんにも真仮面ライダー見せなきゃなー」

唯「あれ怖くて最後まで観れなかったよ……もっと可愛いのがいいな、剣とか」

澪「すっかり律は影響されて……」

唯「えへー」

ワイワイ

紬(何話してるのか解らないわ……)ショボン



ヨドバシ

純「みてみて、ウルトラの母って梓と同じ髪型」

梓「あんまり嬉しくない」

子ども2「お姉ちゃん達、暇なの?」

純「たまたま部活の休みが一緒だったの……あんたらのが暇でしょ」

子ども1「子どもなりに忙しいしー」

純「腹立つー」

梓「……」

憂「タロウが気に入った?」

梓「タロウが私を気に入ってる気がする、そんな気がする」

憂「へ?」

ワイワイガヤガヤ

店員(なんなの? 今女子高生の間でウルトラマンがきてるの?)




憂「ごちそうさまでした」

唯「でしたー」

平沢母「唯、後片付け手伝いなさい」

唯「えー、憂はー?」

平沢母「いつもは憂がしてるでしょ」

唯「ちぇー」

憂「頑張ってお姉ちゃん」

平沢父「ちゃんと出来たらハーゲンダッツ買ってやるぞ」

唯「やったー!お父さん大好き!」

平沢父「ははは」

憂「298円で釣られるお姉ちゃん可愛い」



憂の部屋

憂「早くマックスの続き観なきゃ」

マックスマックスマックス! マックスマックスマックス!

憂「この歌は元気が出るなぁ」

憂「あ!ゴモラだ!私でも知ってる怪獣が出てくると嬉しい」

憂「胡蝶の夢……」

憂「……」

憂「うーん……不思議な話だ」

憂「ティガのうたかたの……みたいだね」

メトロン『私はかつて君とは違うウルトラ戦士と戦った』

カイト『……』

憂(セブンの事?)

メトロン『地球はもう、奪う価値のない星になってしまった』

メトロン『さらばだ』

憂「なんだか考えさせられる話が多くなってきた」

憂「味のあるウルトラマンだ」

カイト『ルガノーガーを倒す!』

憂「かといって油断してたら直球ヒーローになるから油断出来ないよ!」

コンコン

平沢父「憂ー、抹茶とバニラ、どっちが……」

憂「わ、わ!急に開けないでー!」

平沢父(やっぱりストロベリーのが良かったか)

憂「怪獣は何故現れるのか……タブーへの挑戦だ」フンス

ラゴラスエヴォ『ガオオオン!!』

憂「ぎゃ、ギャラクシーカノンより強い!?」

マックス『シュワッチ!』

憂「勇気を胸に!」フンス

モエタランガ『燃え尽きるがいい!』

トミオカ『私達の情熱は……枯れることはない!』

憂「ハヤタさん素敵」ポー

憂「怪獣や星人も強くなってきたけど、マックスは最強最速だから大丈夫だよね」

ダークバルタン『フォッフォッフォッ……』

ダークバルタン『地球人は危険だ、排除しなくてはいけない』

憂「むぅ、そっちのが危険だよ」ムカムカ

タイニーバルタン『バルタンの科学の前では、マックスも……』

カイト『人類を滅ぼさせはしない!』

マックス『シュワッチ!』

憂「頑張れマックス!」

ダークバルタン『バルタンの科学はウルトラの星以上だ!』

憂「分身……巨大化……でもマックスだって負けてない!」フンス

憂「ギャラクシーカノンが返された!?」ハラハラ

マックス『ヘアッ……』

ダークバルタン『どうした地球人、いつもの様に言わないのか』

ダークバルタン『ようこそ地球へ、と』

ダークバルタン『フォッフォッフォッフォッフォッフォッ』


憂「マックスが……負けた……カイトさんも傷だらけで……」

憂「あんなの反則だよぉ」

タイニーバルタン『バルタンの科学で、マックスにエネルギーを与えられるかもしれない』

憂「そ、そうだよ!パワーアップすれば!」

マックス『シュワッチ!』

ダークバルタン『フォッフォッフォッ……』

憂「パワーアップしても互角なんて……」

タイニーバルタン『古代のバルタン星人が残した銅鐸……バルルン♪』

ダークバルタン『……』

ダークバルタン『どうやら間違っていたのは私のようだ』

マックス『……』

憂「帰ってった……勝ったの……?」


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最終更新:2010年07月10日 14:25