教室

憂「っていう事なんだよ」

純「私も行って良いの?」

梓「良いんじゃない? ムギ先輩なら許してくれるよ」

純「じゃあお邪魔しちゃおう」

憂「うん!」


三年の教室

律「私らも良いのか?」

紬「ええ、是非来て」

唯「和ちゃんもいこうよー!」

和「わ、私はそういうの興味無いし」

澪「観てみるくらいなら良いんじゃないか?」

和「ま、まぁ観るくらいならね」


翌日

唯「いやー、休みの日は最高だねー」ゴロゴロ

憂「そろそろ約束の時間だよ」

唯「あと3ゴロゴロしたらね」ゴロゴロ

憂「もう」

唯「焦らない焦らない」ゴロゴロ

憂「置いてくよー」

唯「それは困る」ゴロゴロ

憂「モチロンになっちゃうよー」

唯「もっちもちー」


道路

唯「暑いよぉ」トボトボ

憂「夏だからねー」

唯「かといってクーラーも嫌だ」

憂「体質的にね」

子ども1「あれ? 憂姉ちゃんが二人いる?」

子ども2「バカ、蜃気楼だよ、暑いからな」

憂「あ」

唯「誰?」

子ども1「こっちの憂姉ちゃんはなんかふわふわしてるぞ」

子ども2「ふにゃふにゃもしてそうだ」

唯「むー、失礼な子達だ」

憂「あはは……私の友達」

子ども2「冗談だって、この前も見かけたし」

子ども1「憂姉ちゃんの妹さんだよね?」

唯「……」

憂「お、お姉ちゃんね! 唯お姉ちゃん!」

子ども2(マジかよ)

憂「どこか遊びに行くの?」

子ども1「いや、暇だから適当にウロウロしてるだけだよ」

憂「そうなんだ」

憂「……ねえ、お姉ちゃん、この子達も紬さんの家に招待しちゃダメかな?」

唯「んー、私じゃ決められないからメールするね」カチカチ

唯「『憂ちゃんのお友達なら変な人じゃないわよね。歓迎するわ』って」

憂「良かったね!」

子ども1,2「?」



琴吹家

紬「いらっしゃーい」

律「ホームシアターっていうか」

澪「もはや小さな映画館だな」

和「音響設備も随分立派よこれ」

子ども1「……」ポカーン

子ども2「……」ポケー

純「どう? 世の中広いでしょ?」

梓「純が威張る事じゃないけどね」

紬「私、お友達をいっぱい呼んで映画観るのが夢だったの」

唯「……」

紬「本当よ」

憂「じゃあこれ、ディスクです」

斎藤「かしこまりました」

紬「皆、座って座って」

和「……」ストン

澪(何気に一番良い場所取ったな)

子ども2「お前これ観た?」

子ども1「いんや、実は観てない」

律「静かにしろよー」

子ども1「はーい」

梓「さすが弟さんで慣れてますね」

憂「始まるよ!」

斎藤『映画館での録画、録音は……』ドゥケドゥケ

純「この前振りいります?」

メビウス『セアッ!』

ベムラー『……』

憂「ベムラーだ!」

子ども1「おお、おお!」

子ども2「かっけー」

紬「微笑ましいわね」

和「静かに」

唯「和ちゃんがマジだ」

ナレーター『覚えているだろうか? かつて地球を救った戦士達を……』

憂「フンスフンス!」

梓(あ、タロウだ)

ナレーター『いま、人類とウルトラマンの新たなる伝説が始まろうとしていた』

澪「格好良い曲だな」

和「マイケル・バーターって人が楽曲を担当してるのよ」

マン『あいつを呼び戻すか?』

セブン『いや、まだ早い』

律「あいつ?」

子ども1「ゼ……」

和「ネタバレはダメよ」

ウルトラの父『プラズマスパークが揺らいでいる……何も起きなければいいが』

唯「光の国ってこんなだったんだー」

ニセウルトラマン『フン!』

モブトラマン『ぐわぁーー!!』

梓「あらー」


ザラブ星人『最強最悪のウルトラマン、ベリアルよ! ギガバトルナイザーで共に宇宙を制するのだ!』

ベリアル『確かに本物だ……』

紬「ウルトラマンなのに悪人なのね」

純「何だか聞いた事のある声ですね」

タロウ『ベリアル! 牢獄に戻れ!』

梓「タロウ!」

ベリアル『真面目にやれ……つまらんぞ!』

タロウ『ベリアル! 許さんぞ!』

ベリアル『貴様は楽しめそうだな!』

律「ベリアルつえー」

梓「ああ! タロウが!」

唯「あ、マックスだ! ……やられちゃった」

憂「光の国がメチャクチャだ……ゾフィー兄さん達まで……」


ハヤタ『ミライ、地球のレイオニクスに力を借りるのだ』

憂「さすがマン兄さんとセブン兄さんは無事だったんだ」

唯「レイオニクス?」

子ども2「怪獣使いの事だよ」

和「レイブラッド星人に仕組まれた戦いを乗り越えた戦士よ」

澪(和は突っ込み待ちなのか?)

レイ『いけ! ゴモラ!』

紬「まぁ! 凄いペットね!」

純「ちょっと違うと思います」

ミライ『お願いします! 僕達と一緒に戦ってください!』

レイ『レイブラッド星人は滅びたはずだ』

ミライ『お見せしましょう、光の国の歴史を』

憂「……」

子ども1(夢中になってる……)

ミライ『かつては僕達の祖先も地球人達と変わらぬ姿でした』

ミライ『希望の光、プラズマスパーク……それを奪われたままでは、銀河は滅びてしまいます』

レイ『行こう……仲間の為、宇宙を救うために!』

ミライ『はい!』

唯「二人だけで大丈夫なのかなぁ? あのベリアルってメチャクチャ強いのに」

レオ『いくぞ!』

ギアゼロ『ちっ! こいつを外せ!』

レオ『それも修行の内だ』

キング『……』

律「誰?」

憂「まさか……」

レイ『ここが光の国……』

ミライ『行きましょう』

べムスター『ピー!』

梓「変身しないとやられちゃう!」

子ども1「メビウスブレスが壊されたから無理なんだ!」

澪「バトルナイザーも谷間に……」

ダン『ミクラス! ウィンダム! アギラ! いけ!』

唯「おお! ミクラス可愛い! 強い!」

和「昔は弱かったんだけどね」

ハヤタ『ミライ、よく戻ったな』

レイ『ウルトラマン……ウルトラセブン!』

ハヤタ『あいつがいれば……』

レイ『あいつ?』

ミライ『まだ若いけれど、無限の力を秘めた戦士がいるんです』

ミライ『力に溺れかけて……今は……』

ダン『バカな奴だ』

ミライ『正義無き力は危険なんです』

レイ『正義無き……力……』

憂(そうか、レイもよく暴走してたもんね)

タロウ『後は……頼んだぞ』

梓「タロウ……」

純「タロウ気に入り過ぎでしょ……勝てば元気になるわよきっと」

ハヤタ『これはプラズマスパークを取り戻す、最後のチャンスだ』

ミライ『メビウース!』

律「おおおお!!」

紬「満身創痍でも敵地に乗り込む……それが戦士なのね」

ベリアル『甦れ……怪獣どもよ!!』

澪「いや……多過ぎるだろ」

クマ『怪獣墓場までどれくらいかかると思ってるんだ!』

澪「援軍も期待できないし」


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最終更新:2010年07月10日 14:29