律「そこまでだっムギ!!」ガチャッ

梓「ムギ先輩!目を覚ましてくださいです!」

澪「」

紬「・・・あらァ?りっちゃん達いきなりレディの浴室に飛び込んでくるなんて」

紬「ちょっと礼儀を知らなすぎるんじゃないかしら?」

梓「うう・・・ムギ先輩、目が座ってて怖いです」ガクガク

唯「りっちゃんあずにゃん澪ちゃん・・・みんな来てくれたんだ・・・」ポロポロ

律「仲間にそんな乱暴する奴に礼儀を説かれる筋合いはない!」

紬「仲間?いいえ違うわ。唯ちゃんは私の可愛いひとり娘よ」

梓「かわいいひとり娘の唯先輩にそんな、うらやまし・・・違った」アセアセ

梓「そんな性的虐待まがいの暴行を加えるんですか!?」

紬「性的虐待?いいえ違うわ。これは躾。教育の一環よ」

律「ちぃっ・・・ダメだ。何を言っても聞く耳もたねー・・・」

紬「話は終わり?娘と入浴中だから出て行ってもらえるかしら?」

澪「・・・いや、まだ話は終わらないぞ。唯を解放してもらうまではな」

律「うお!?ってか澪起きてたのかよ!なら早く降りろよ!」

澪「ムギ。おまえは唯の母親なんだよな?」

紬「ええ、そうよ。」

律(シカトかよ。マジで早く降りてくんないかなコイツ重いし)

梓(やっべw私しばらく空気になりそうな悪寒)


澪「ムギが唯の母親だっていうなら思い出せるはずだぞ」

紬「思い出す?」

澪「ムギが母親になってやるって言った時、唯はどんな風に喜んだんだろうな?」

紬「・・・・・・」

(唯「ムギちゃん優しくてふわふわでお母さんみたい・・・」スリスリ)

(唯「私の家いつも両親居ないからお母さんに甘えられないんだ・・・」シュン)

(紬「唯ちゃん・・・今日から私のことママだと思っていいわよ?」ナデナデ)

(唯「え!?本当!?やった~~!ムギママ~ムギママ~」グリグリ)


紬「・・・・・・」

澪「きっと唯のことだから無邪気に大喜びしたんだろうな」

澪「大好きな、おっとりぽわぽわムギちゃんに甘えられると思ってさ」

紬「・・・・・・」

澪「今、そこで倒れて泣いてる唯を見てみろよ」

紬「・・・・・・」チラ

唯「・・・・・・・」グスン

紬(ああ・・・唯ちゃん?なにをそんなに泣いてるの?)

紬(誰か悪い子にイジめられたの?お願いだからもう泣かないで)

紬(ママが良い子良い子してあげるから。ナデナデしてあげるから)

紬(どうかもう泣かないで・・・私の可愛い唯ちゃん・・・)

澪「・・・・・・・」

律「・・・ムギ」

梓「・・・ムギ先輩」


紬「ううう・・・」ガク

唯「・・・ムギママ」

紬「ごめんなさい・・・ごめんなさい唯ちゃん。私・・・私・・・」ポロポロ

紬「最初は本当に何の下心も無かったの。ただ純粋に唯ちゃんが可愛くて・・・」

紬「守ってあげなきゃって・・・でもすぐにその感情は・・・」グスグス

澪「・・・独占欲に変わっていったんだな。唯を何でも思い通りにしたくて」

律「暴力をふるったりしたのも全部・・・」

梓「唯先輩は自分のものだということを自分自身に誇示するため・・・?」

紬「・・・泣いてても仕方ないわよね」

紬「唯ちゃんの背中の傷や火傷は一流の医師に頼んで必ず治してもらうわ」

紬「私はもう軽音部には居られない。本当にゴメンなさい」ペコリ

紬「さよなら、みんな。さよなら・・・唯ちゃん」トボトボ

唯「・・・待ってムギちゃん!」ガシッ

紬「え!?ゆ、唯ちゃん・・・?」

唯「私、ムギちゃんのこと恨んでなんかないよ?」

紬「・・・え?」

唯「確かにムギちゃん怖かったし叩かれたりして痛かったけど・・・」

唯「でもでも憂が入院して私が困ってた時、真っ先に助けてくれた!」

唯「私が寂しそうにしてたら優しく笑ってママになってくれた・・・!」

唯「そんな優しいムギちゃんが大好きだから!どごにもいがないでぇぇぇ!」グスン

紬「うううう・・・ごべんねぇ唯じゃんごべんねぇぇぇぇ!」グスングスン


澪「・・・一件落着、だな」

律「なんか澪、すっかり主人公の立ち位置じゃね?」

梓「前半ほとんど活躍しなかったくせにズルイです」

澪「う、うるさい!ヒーローは遅れて現れるんだ!」ポカッ

律「いて!おんぶしてやってる人間の頭叩くか普通!?てかいい加減降りろよ!」

唯「おーい、みんなー!ムギちゃんがみんなでお風呂入りたいんだってー!」

紬「わ、私みんなと自分の家のお風呂に入るのが夢だったの~///」テレテレ

紬(さよなら・・・私だけの唯ちゃん・・・)



つぎのひ!

律「いやー!それにしても昨日は凄かったなー!」

澪「憂ちゃんは決局また入院しちゃったもんな・・・」

梓「点滴の針、無駄に血管ごと引き抜いたら当然です。むしろ死にます」

澪「ひぃ~~~!ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」ガクブル

唯「でも斉藤さんは憂より重体で今いしきふめーなんでしょ?」

紬「斉藤は素手で二メートル越えの熊を倒したこともある達人だったのに・・・」

梓「にしても、それじゃまた唯先輩の居候先を考えないとですね」

唯「でへへ~。かたじけない」

律「ムギみたいに変な気を起こさない奴の家にしないとな~」

紬「・・・ご、ごめんなさい。反省してます」ションボリ

澪「こら律!ムギが気にするようなこと言うな!」ゴッツン

梓「そ、その~もし良かったら私の家なんてどうでしょうか?」ハアハア

律「いや、ダメだな。梓はムギより危険な気がする」

梓「・・・チッ」イラッ

澪「私は何も見てない私は舌打ちなんて聞いてない」ガクブル

律「な~んか、どいつもこいつも怪しいんだよな。よし!私の家でどうだ!?」デコピカ

唯「いいのでありますか、りっちゃん隊員!?」ビシッ

律「おうよ!みんなも異論は無いな?」

紬「りっちゃんなら安心だわ~」ポワワン

律「だろ~?家にはエネファームを名乗る弟が居るけど平気だよな?」

唯「えねふぁーむ?よく分かんないけど大丈夫だよ~」

律「よっしゃー!んじゃ決まりな~!」

梓「・・・クソデコが余計なことしやがって」イライラ

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」ガクブル


律「んじゃ今日はこれで解散な~!唯、行こうぜー」

紬「・・・でも、りっちゃん油断しないでね」

律「へ?なにが?」

紬「唯ちゃんの母性本能と独占欲くすぐりっぷりは異常よ。どうか取り込まれないで・・・」

律「アハハ!じぇんじぇん大丈夫だって~!唯なんてただの女友達じゃん」

梓「・・・チッ!くそったれがぁぁぁ!」イラ壁

澪{無表情で号泣}



りつんち!

律「うちは狭いからさ~他の部屋の整理つくまで私の部屋に布団敷くぞ?」

唯「とおーーーー!」ドサッ

律「うわっコラ布団敷いてる途中で飛び込むな!」

唯「でへへへへ、この布団りっちゃんの匂いがしますな~」ゴロゴロ

律「バ、バカ///なに恥ずかしいこと言ってんだ///」アセアセ

唯「りっちゃーん、ゲームしよ~ゲームー」ゴロゴロ

律「・・・・・・・」(キュン)

唯「アイス食べたいな~ア~イ~ス~」ゴロゴロ

律「・・・・・・・」(キュルルルルン)

唯「あ、太鼓の達人がある!うんたん♪うんたん♪」ドンドコドコドコ

律「・・・モエモエーキュン」

唯「ふぇ?りっちゃん、どうしてそんな怖い顔して笑ってるの?」


おわり



最終更新:2010年07月10日 21:07