梓「それは律先輩の願い事なんじゃないですか?」

律「んま! この子ったら生意気な口を聞いて!」

唯「でも、澪ちゃんと入れ替われたらいいなぁーって思うよ!」

澪「みんな……」

梓「私は今成長期なんです! 大きくなったら澪先輩みたいになるんです!」

律「澪は中学生の頃からおっぱい大きかったぞ!」

澪「おぉい律ぅ! 変なこと言うなよ!」

梓「……なん……だと?」

紬「(イイハナシデスワー)」


梓「でも、澪先輩」

澪「何、梓、なんか目付きが怖いよ?」

梓「その……私は小さいのであれなのですが、おっぱいってやっぱり重いですか?」

澪「ぶっ!」

唯「私も気になるよー、憂のおっぱいって結構おもたいしー」

紬「唯ちゃん、その話kwsk」

律「ああ、梓の頭くらい重いぞ!」

澪「私はその発言を聞いて怒ればいいのか悲しめばいいのか分からないよ……」

梓「私の頭はそんなに軽くないです♪」

澪「(あ、怒って良かったんだな)」


梓「唯先輩は澪先輩と入れ替わったら何をしたいですか?」

唯「あれだよ! セクシーポーズとりたい! うっふーんってやつ!」

澪「私がそんなポーズとったっていやらしくないぞ?」

律「澪はおっぱい大きくても色気ないからな」

紬「りっちゃん、その話kwsk」

梓「でも、唯先輩が澪先輩と入れ替わっても色気なさそうですけど」

澪「そうだな」

唯「ぶーぶー!」

律「その子供っぽい反応のせいだぞ、唯」


澪「でも、何で急に入れ替わりの話を?」

律「いや、梓と澪って似てるじゃん? だから、入れ替わりとしたら面白いかなーって」

梓「単純ですね」

律「なんだよー、ざ・ちぇんじみたいな話あこがれるだろー」

唯「りっちゃんは乙女ですなぁー」

紬「りっちゃんは乙女乙女連呼しなくても十分に可愛いのは確定的に明らか」

澪「ムギェ……」


律「まあ、それは置いておいても、ほら、ちょっとおでこごっつんしてみろって」

澪「律とはいつもやってんだろ」

律「ばか、あれとはもっとソフトにだよ!」

澪「だ、だよな、あれをやるのは律にだけだからな」

律「分かってんじゃん」

紬「二人とも、その話kwsk」

唯「じゃあ、あずにゃん、私とおでことおでこでちゅーしよ?」

梓「お、おでこだけですか……?」

紬「(くすん)」


律「って、話が進まないだろ、ほれ、こうだよ!」

澪「わっ、離せよ律!」

唯「ほらほら、あずにゃんも!」

梓「ヤルッツェブラッキン!」

紬「あ、みんなお茶、入れるわね?」

ごちーん♪

澪「(あ、唇触れた)」

梓「(……!? ここに触れていいのは唯先輩だけなのに!)」

律「やり過ぎたな」

唯「ウィームシュー」

紬「(見逃した……)」


律「当たり前だけど入れ替わらないな」

唯「りっちゃん、こういうのは時間が経過してから起こる物なんだよ」

澪「そんなわけあるか!」

梓「そうですよ!」

澪「……梓、怒ってる?」

梓「当たり前です! 澪先輩の唇は非処女じゃないですか! もう、律先輩のテクでガバガバになっちゃってるんでしょう!」

澪「くっ、上の口ではそうかもしれないが、まだ下の口では……!」

律「どうしてこうなった」

唯「あずにゃんは下のお口もがばがばだけどね」

紬「唯ちゃん、そのお話kwsk」

唯「ムギちゃん、お茶おかわり!」

紬「これ入れたら、話してくれる?」

唯「はやくはやく!」

紬「やぁーってやるわっ!」


澪「って、もうこんな時間じゃないか、くだらないこと話してないでさっさと練習するぞ!」

律「えぇー」

唯「ごきゅごきゅ」

梓「あ、この愛と勇気の柏餅美味しいですよ」

唯「えへへー、あずにゃん、半分ちょーだい?」

梓「私が食べたやつなんてあげません!」

唯「あずにゃんが食べたやつを食べたいんだよ」

澪「……律、その飲みかけのお茶くれ」

律「えぇ!?」

紬「負けない……! だって私、女の子だもん! でも、涙が出ちゃう……」


澪「ふぅー、今日は気持ちよく練習できたな!」

律「何がだよ、澪と梓がハイテンション過ぎてこちとらついて行くだけで精一杯だよ」

澪「だって……精力ついたし、発散しないとどうにかなりそうだったんだよ!」

律「はいはい、そんなんで精力使い果たしてどうするんだよ?」

澪「え?」

律「今夜、部屋の窓の鍵開けておくよーに!」

澪「……律ぅ」

梓「あぁーっ! 気持ちよかったですねー」

唯「そうだね、でも、あずにゃん」

梓「なんですか?」

唯「あずにゃんのギター走りすぎてたよ!」

梓「う……」

唯「気分が高ぶっちゃった悪い子は今日はお仕置きだね……!」

紬「……あ、キー坊? 私今日暇なの、付き合ってくれる?」



……

唯「憂ー!」

憂「お姉ちゃん、それに梓ちゃんも」

梓「お、お世話になります!」

憂「今日は精力のつく料理作ってあげるね!」

唯「今日は違うよ! お仕置きできたの!」

憂「え? じゃあ、私も梓ちゃんにお仕置きしていいの?」

梓「だめっ! 私、唯先輩以外に痛くされても気持ちよくならないもん!」

憂「ふふ、わかってるよぉ」

梓「だよねぇ」

憂「嫌じゃなきゃお仕置きにならないもんね」

梓「ういぃぃぃ!?」



律「澪ーっ! 来たぞー!」

澪「……まだ私おふろ入ってないんだけど」

律「それがいいんだろ?」

澪「だって、今日はちゃんと練習して汗もかいたし……」

律「澪の汗は美味しいんだけどな?」

澪「私が気になるんだよ!」

律「ほーれほれー! そんなに怒ると汗かいちゃうぞー」

澪「くっ、とにかくお風呂に入ってくるからな!」

律「ごゆっくりー」

澪「……あんまり人の部屋いじくるなよー」

律「オナニーして待ってるから大丈夫!」

澪「そこはいじらないで待ってろ!」



紬「……と、本当に面白いわね」

紬「この紬は友達が少ない、略してはがない」

紬「今度部室に持って行ったら少しはみんな会話してくれるかしら?」

紬「でも」

紬「でも、ほっとかれるとやっぱり感じる……」

紬「唯ちゃんに抱きつかれるよりも、澪ちゃんに頼られるよりも、りっちゃんに呼ばれるよりも、梓ちゃんに変態を見るような目で蔑まれるよりも……」

紬「みんなに放っておかれるだけでやっぱり感じちゃうのね……」

紬「……感じちゃうからこんなに涙が止まらないのよ……気持ちいいから……気持ち……」




唯「あーずにゃーん♪」

梓「……どうしたんですか急に指摘されたからって呼び名を変えて」

唯「実は梓ちゃんという呼び名はお仕置きの一環だったのです!」

梓「説得力ないですよ?」

憂「あずにゃん」

梓「その壮絶にヤンデレた目で呼ばないでよ……」

憂「何? 私のあずにゃんという呼び名ががこんなに可愛いわけがないってそういうこと?」

梓「意味分からないし」

唯「まあ、それはとにかくお仕置きだよ! おしり出して!」

憂「はいお姉ちゃん、塩酸浣腸の準備は整ってるよ?」

梓「死んじゃう! 私不老不死じゃないから死んじゃう!」

唯「お尻から塩酸出すあずにゃんもすっごく可愛いよぉ……」

憂「肉って感じだよね」

梓「唯先輩かえって来てぇー!」

唯「でも、お尻を差し出しちゃうあずにゃん可愛い!」

梓「あ、こ、これは癖で……塩酸ってどれくらい痛いのか考えるとぬれて来ちゃうって言うか」

憂「死ぬと思うけどね」

梓「唯先輩なら、塩酸浣腸で逝かされてもいいかなーって」

唯「あずにゃんのばかっ!」

梓「はぅ!? 気持ちいいです!」

唯「逝っちゃうなんて簡単にいっちゃだめ! イっていいのは鈴木家の次男だけだよ!」

梓「もっとぉ! もっとぶって下さい!」

憂「ふんっ!」

梓「はん! 唯先輩の足下にも及ばない!」

唯「けんかしないの!」

梓「はぁん! ゆいせんぱぁい!」

憂「(どうしてこうなった)」




律「はぁはぁ……やっぱ澪の匂いがするベッドは最高だな」

律「今日はノリで入れ替わりネタなんて言ったけど、澪が誰かと入れ替わるなんて考えただけで……」

律「……」

律「ちょっと、イった」


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最終更新:2010年07月11日 18:39