日曜日

律「暇だなー」

律「みんなにメールするかー…暇な人遊ぼうぜ、一斉送信っと」カチカチ

チャララ~♪

澪『親戚の家に行くって言っただろ』

律「そーいえばそんなこと言ってたなあ」

梓『すいません友達と約束してるので遠慮します』

律「もーなんだよー」

紬『遊びたいでーす♪』

律「おっムギは行けるのか!やりぃー!唯は…まだ寝てそうだな」カチカチ

律『じゃあ12時に駅前に集合な!』

紬「斎藤、今日の予定は全部キャンセルね」

斎藤「かしこまりました」



駅前

紬「楽しみすぎて30分も早く来ちゃったわ…」

紬「りっちゃん早く来ないかな」

~~~~~~~~~~~~~

律「おーっすムギー!」

紬「りっちゃん!」パァ

律「わりぃ待ったか?」

紬「ううん、私も今来た所よ」

律「カップルかよ!」ゲラゲラ

紬「りっちゃんったら…///」

律「取りあえず昼ご飯食べようぜ、なんか食べたいもんあるか?」

紬「あっ私タコ焼き食べたい!タコ焼き!」

律「なんかムギって夏祭りで売ってそうなもんが好きなんだな」

紬「そうかしら♪」

紬「あっりっちゃんタコ焼き屋さんあった!」

律「ん~~~?あーあそこは駄目駄目!ちっちゃくて高いから!」

紬「でも6個で400円よ?」

律「これがカルチャーショックってやつか…」

紬「?」

律「よーしムギ!あたしに続けー!」

紬「おーっ♪」

律「ほらムギ見ろ!ここの店は大きくて6個100円だ!」

紬「りっちゃん詳しいのね」

律「まあな!おっちゃーんタコ焼き二つー!」

紬「二つー♪」

~~~~~~~~~~~~~

律「あーっ!おっちゃんそのでかいの入れて!違う違うその隣!あっそれタコ入ってなかったぞ!」

おっちゃん「うるせーよ!」

紬「ふふふっ♪」

律「ほら、ムギ食おうぜ」

紬「ええ♪」

紬「はふっはふっ…おいし~い」

律「久々に食べると美味いなー」もぐもぐ

紬「外はカリッとしてるのに中はトロトロ…」

律「うーまーいーぞー!!」

紬「なにそれ?」

律「ミスター味っこ」

紬「りっちゃん口の周りに青ノリついてる」クスクス

律「え?どこ?」

紬「りっちゃんったら…」フキフキ

律「あ、ありがと…ってなんだその柔らかく包み込まれるようなハンカチ!しかもめっちゃレースついてる!」

紬「へ、変?」

律「あたしの知ってるハンカチと違う…」

紬「じゃありっちゃんの言うハンカチってどんなの?」

律「えーと…なんか小学生の時に買ったやつだから…ゴワゴワしててポケモンてかの絵が描いてる」

紬「私もそのハンカチほしい」

律「いや今ムギが持ってるやつの方がいいだろ」

紬「ううん、りっちゃんの言うハンカチが欲しいの」

律「んーじゃあ買いに行くか」

紬「ええ♪」

律「まーあたしが言うハンカチはこの辺かなー」

紬「ポケモン…ポケモン…」

律「別にポケモンばっかり持ってた訳じゃないからな」

紬「りっちゃん」

律「ん?」

紬「ポケモンって何?」

律「なんですとぉ!?」

律「えっちょ、あっポケモン…えっポケモン知らないのか!?えっ!?」

紬「ええ…」

律「ほらピカチュウとか…」

紬「?」

律「ムギって違う星から来たのか?」

紬「そ、そんなに有名なの?」

律「ああ、めちゃくちゃ有名だぞ!え~と、あっほらこれこれ!」ピラッ

紬「へぇ~これりっちゃんが持ってるのと同じ柄?」

律「違うよ、てかあたしのは古すぎてもう売ってないんじゃないかなぁ…」

紬「そうなの…」ショボーン

律「あっじゃあおそろいで買おうぜ!」

紬「ほんと!?」

律「うん、そろそろ新しいハンカチ買わないとやばいからな…女として」

紬「りっちゃんはどのポケモンが好きなの?」

律「ミュウツー」

紬「じゃあそれにしましょ♪」

律「まだミュウツーってあるのかな」

紬「うふふ♪」

律「そんなにあたしとお揃いは嬉しいか~?にひひ」

紬「ええ!とっても嬉しい!」

律「え、あぅ、そんなハッキリ言われたら照れるだろ!」

紬「だって嬉しいから♪」

律「もーっ!」

紬「もー♪」



次の日部室

唯「りっちゃーん!何で昨日私も誘ってくれなかったの~」プンプン

律「いやお前返事しなかっただろ」

唯「寝てました☆」

律「このやろう☆」

澪「律とムギが二人だけで遊ぶって珍しいな」

律「そうかー?」

紬「楽しかったわ~♪」

律「あ、そういえば昨日ムギとお揃いでハンカチ買ったんだー」

唯「へーどんなのどんなの~?」

律「じゃーん!」

梓「ぽ、ポケモン…」

唯「わあ~懐かしい!」

澪「高校生にもなって…」

律「あれれ~?澪ちゃん羨ましいのかな~?うりうり」

澪「なっ…違う!馬鹿!」

律「澪ちゃんもあたしとお揃いしたいのかなー?」

澪「別に!!」プイッ

紬「…」

紬(…あれ?)

紬(おかしい…明らかに律澪フラグが立ってるのに…)

律「つれないなぁー澪ちゃわーん!」

澪「やめろ!くっつくな暑い!!」

紬(律澪に萌えられない…)

唯「誰が生んでくれと頼んだ…!」

梓「えっ急にどうしたんですか」

紬(むしろ…ちょっと嫌、なような…)

紬「みんな、お茶のおかわりいかが?」

唯「あ、欲しい~」

律「あたしも~」パッ

紬「はいは~い」ホッ

紬(あ…今私りっちゃんが澪ちゃんから離れてホッてした…)

梓「私もお願いします」

紬「は~い♪」

~~~~~~~~~~~~~

律「よーっし帰るかー!」

唯「疲れた~」

梓「全然練習してなかったじゃないですか…」

唯「なんか食べて行こうよ~」

律「おっいいなー!」

澪「何食べるんだ?」

唯「ん~どうしよっか~」

律「暑いからアイスかなー」

梓「かき氷もいいですねー」

律「ムギは何食べたい?」

紬「う~ん…アイス♪」

唯「じゃあアイスにしよっか~」

~~~~~~~~~~~~~~

律「う~~~~ん」

ムギ「どうしたの?」

律「いや、クッキーチョコにするかチョコミントにするかで…」

紬「あっじゃあ私がチョコミント買うから、半分こしましょ」

律「えっ!いいのか!?」

紬「うん♪」


澪(なんかあの二人仲いいな…)


律「うめー!」

紬「美味しいわね~」

唯「あずにゃん一口ちょうだ~い」

梓「唯先輩の一口大きいから嫌です」プイッ

唯「え~小さく食べるから~」

梓「嫌です」

澪「唯、私のあげるよ」

唯「えっほんと~!?」


紬「りっちゃん、また今度誘ってね」

律「おー!今度は全員集まるといいな!」

紬「う…うん、そうね」


澪「そろそろ帰るか」

唯紬「ばいば~い」

律「じゃあなー」

梓「お疲れ様です」

~~~~~~~~~~~~~

紬「斎藤、頼んでたもの用意してくれた?」

斎藤「もちろんです」


ポケモン、ゲットだぜ!

紬「これがポケモンね」

~~~~~~~~~~~~~

唯「ムギちゃんどうしたの?クマできてるよ~」

紬「ふふ、ちょっとね♪」



日曜日

ポケモン、ゲットだぜ!

紬(今日はりっちゃんからメール来ないかしら)

紬(また二人で遊びたいなあ)

紬(それにしてもミュウツーはまだ出ないのかな)


ちゃらら~♪

紬「!!」

唯『みんな暇だったら遊ぼうよ!』

紬「皆…ってことはりっちゃんも来るわよね」

紬「行きたいです、っと…」

~~~~~~~~~~~~~

唯「遅れてごめ~ん」

澪「全く…言い出しっぺが遅刻してどうするんだ」

唯「でへへ~」

梓「とりあえずマ○クにいきましょうか」

唯「あずにゃん何でマックって言わないの?」

梓「ああもう!折角伏せたのに…」

律「あっそういえばこの前聞いたんだけどー、ポテトにバニラシェイクつけたら芋けんぴ味になるらしいぜ」

唯「えーうそー!?やりたいやりた~い!」

梓「でも誰もシェイク買ってないですよ」

紬「バニラシェイク一つ下さい」

梓「って早!」

律「よーっしやるぞー!」

唯紬「おーっ!」

澪「わ、私はやめとくよ」

梓「私も遠慮します…」

唯律紬「いざ!」ズボッ

パクッ

唯「…」

律「…」

紬「…」

澪「…」

梓「…どうですか?」

律「まずくはないな…」

紬「ええ、まずくはないわ」

唯「うん、まずくはないね…」

唯「…あずにゃんも食べる?」

梓「いりません」

唯「なんで~まずくはないよ~」

梓「美味しくないならいらないです」

律「澪食うか?」

澪「いらん!」ボカッ

律「ひでぶっ」

律「ちぇーなんだよなんだよ!おい!三人で食っちまおうぜ!」もぐもぐ

唯「あとで欲しいって言ってもあげないからね!」もぐもぐ

紬「今ならあげるわよ~」もぐもぐ

澪梓「いやいらない」

唯律紬「まずくはない」もぐもぐ


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最終更新:2010年07月18日 23:39